バラエティでの戦いかた

splash!! vol.2splash!! vol.2
(2009/10/31)
ブラックマヨネーズNON STYLE

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既に何人かの人が書いていますが、『Splash!! vol.2』が面白いです。いや、これがまた、尋常じゃなく面白い。前号(甲本ヒロトが表紙のヤツ)もかなり面白かったのですが、今号はそれよりもなお面白いです。まあ、M-1グランプリが特集されているから、という点が非常に大きいのですけれども。でも、ただ取り上げられているだけだったら、こんなに面白くはなかったでしょうね。

今号の『Splash!!』では、「M-1グランプリの先」が特集されています。日本一の漫才を決定するM-1グランプリを制してきた芸人たち、また現在進行形で挑戦し続ける芸人たちは、M-1グランプリという大会の先に、いったい何を見ているのか。或いは、何を見たのか。ただ単にM-1グランプリという賞レースを見つめるのではなく、その先にあるものをテーマとして取り上げているわけです。この時点で、ちょっと面白そうな雰囲気が漂っています。

それを調査するために、今号では過去のM-1王者四組(ブラックマヨネーズ、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、NON STYLE)と、過去にM-1決勝の舞台に立ったことのある漫才師三組(トータルテンボス、笑い飯、POISON GIRL BAND)にインタビューを行っています。今回、その中でも印象的だった、ブラックマヨネーズ吉田さんの熱い発言を切り取ってみました。これを見て、今号を購入しようと思い立ってくれる人がいれば、これ幸い。

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広島前夜祭

それぞれの秋を堪能しているだろう皆様、こんばんわ。来たるべき母校の大学祭に備え、前日から広島入りしている菅家です。とはいえ、別に朝から何かしなくてはならないことがあるわけではないので、明日の朝に出発しても良かったのではないかと、ちょっと後悔し始めています。ネカフェ宿泊費と朝食費の無駄遣い、プレイスレス……だったら良いのに。

大学祭は明日から明後日にかけて行われる予定です。今年も吉本の芸人さんを呼んでライブを行うということで、非常に楽しみにしております。我が母校こと広島経済大学は、毎年それなりに豪華なメンバーを呼び込んでいます。昨年などは、人気絶頂期のエド・はるみ、ニート漫談が少しずつ知られ始めたガリガリガリクソン、翌年のR-1ぐらんぷりで優勝を果たした中山功太、そして矢野・兵動と、実に豪華なメンバーでした。あと、ボールボーイ(広島吉本)。

そんな去年のメンバーに対して、今年はどのようなメンバーで来るのか。実は大学の公式サイトでメンバーが発表されているのですが、これがなかなかなメンツとなっております。まず、M-1グランプリ七年連続決勝進出コンビ、笑い飯。彼らがこの大学で漫才を披露している姿を見るのは、これで三度目になります。……広島が好きなんでしょうか。次に、キングオブコント二年連続決勝進出コンビ、天竺鼠。元来、コントを武器にしている彼らですが、当校は屋外ステージなので、おそらく漫才を披露してくれることでしょう。彼らの漫才はあまり観たことがないので、ちょっと楽しみです。それから、「ふくらむスクラム」のレギュラー出演者かまいたち。当初はそのアジア系外国人の様なキャラクターが評価されていた彼らですが、このところは漫才師として正当に評価され始めております。どのような漫才を見せてくれるのか、やはり期待です。「ふくらむスクラム」見たことないですが。

この三組に広島吉本のフロントラインを加えた、四組の芸人さんが出演するわけですが……はい? あ、一人忘れてる? そうでした、そうでした。あの人のことを忘れてはいけませんね。今回のライブには、実は、あの大金持ちピン芸人が出演するんですね。そのピン芸人とは、そう! たむらけんじ社長です! たむけん社長が、我々愚民のために、わざわざ光臨していただけるということなんですね。さすが社長! 心が広い! ご立派! 人間が出来てる! ……うん、このくらいでいいか。

と、まあ、この豪華な五組のメンバーのライブと、あと後輩との交流という飲み会に参加してくるので、この土日はブログの更新を中断することに……って、わざわざ報告するほどの期間ではありませんが。なんだったら、特に何も無いのに、結構な期間ブログ更新を中断していることもありますが。まあ、気にせず気にせず。

とにかく、楽しんできまーす。ホイホイ。

『イッセー尾形のひとり芝居07-08 THE BEST vol.1』

『イッセー尾形のひとり芝居07-08 THE BEST vol.1』

ブログのコメント欄で、イッセー尾形の新作DVDがローソン限定でリリースされていると教えてもらう。以前は、amazon限定でDVDをリリースしていたイッセー氏。どんどん購入経路を狭めているのは、どういう意図があってのことなのだろうか。そうした方が、値段が安く済むのだろうか。実際、このDVDは1,500円という超安値で手に入れることが出来るという。コンビニで予約しなくてはならない手間が面倒臭いが、やはり1,500円という価格設定は魅力的だ。

しかも、単にネタを収録しているわけではない、らしい。なんと、イッセーの舞台演出を担当している森田雄三氏による、副音声解説を収録しているというのである。イッセーのネタだけでも嬉しいのに、そこへイッセーのネタの最大の理解者である森田氏のコメントが入るとなると、見逃さないわけにはいかない。思い立ったが吉日という言葉の通り、情報を頂いたその日のうちにローソンで予約してきた。そして、その一週間後、無事にDVDを手に入れるに至ったのである。ゴッドタンのDVDなどいらぬ! 私にはイッセー尾形のDVDがあるのだから!(キツネとブドウの話的な何か)

家に帰って、早速再生してみる。1,500円という値段に少なからず不安を覚えていたが、画質はかなり良い。一方、ちょっと音質は悪いが、聞き取れないほどではない。ところどころで音が割れていた気もするが、大して気にするほどではない。お笑いライブのDVDとしては、及第点といったところか。収録されている演目は、全部で七本。パッケージ裏には、その演目の初演時期も掲載されている。最も古いネタは2006年12月初演の『三茶』『ダーザイン治』の二本で、最も新しいネタは2008年5月初演の『再婚動物園』『幻の魚』の二本。どれも、クセモノの演目ばかりだ。

定年したサラリーマン、再婚相手の娘に翻弄される中年女性、哲学を歌うミュージシャンなど、今回の舞台でもイッセーは様々なキャラクターを演じている。中でも面白かったのが、『ホテルマン』という演目。見識の浅い高校生がホテルの面接を受けている様子を描いた『三茶』の続編で、この高校生がホテルマンとして接客している姿を描いた演目だ。この『三茶』もかなり面白いが、『ホテルマン』のストレートなバカバカしさには適わない。

ここで『ホテルマン』の粗筋を書いてみることにする。舞台に灯りが点ると、ホテルマンがキョロキョロしながら立っている。周りに人はいないらしく、一人でエアギターのフリなんかをしている。いわゆるプロフェッショナルという感じではなく、まだまだ職場に慣れていない雰囲気だ。と、そんな彼の前に、301号室のお客がやってくる。覚えたてのマニュアル口調で答えるホテルマン。名前はカサイというようだ。301号室の客は、部屋が寒いという。

寒いから、どうにかしてくれという客。戸惑いながらも、マニュアル通りの対応を取ろうとするカサイ。部屋には空調があるので、それで暖かくなる筈……と説明するが、客は暖房にならないという。「冷房を28℃にした」という客。それに対し、「あ、自分……28℃で冷房したことがないんで……ちょっと分からないんスけど、ハイッ」。客のボケた行動に対して、きちんと対応しきれていないあたりが、妙にリアルでおかしい。この後、話は「ストーブを準備する→カサイが家から持参する」「毛布が欲しい→睡眠中のホテルマンの先輩に毛布の確認をする→指令:トボけろ」と、なんともグダグダとした展開になっていく。これが面白い。こういうネタが1,500円で観られるというのは、やっぱり良い時代である。どの程度の儲けが出ているのかは知らないが、とにかく良い。需要者にとっては、実に良い。

今作は2009年11月現在も、ローソンのLoppiにて注文することが可能だ。しかし現時点で、今作の注文は2009年12月31日で終了するとのこと。イッセー尾形の一人舞台を体験してみたい人、イッセーの演目作りの裏話を聞いてみたい人、イッセーにはそれほど興味がないけどピン芸には興味があるという人は、急いでローソンで注文してきた方が良いと思う。なにせ、1,500円だもの。どうにもこうにも、1,500円だもの。……金の話ばっかりしてるネ、なんか。うーん。


・本編(75分)
『東京駅』『三茶』『ホテルマン』『再婚動物園』『砂丘』『幻の魚』『ダーザイン治』

・特典映像(23分)
「イッセー尾形×森田雄三「どうやってつくったっけ?」」
「着替えシーン(イッセーコメント付)」
・副音声:森田雄三「ネタの骨組み」

携帯番組がDVD化する時代

毎日どっきりvs出川 [DVD]毎日どっきりvs出川 [DVD]
(2010/02/05)
出川哲朗

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高田スザンヌ [DVD]高田スザンヌ [DVD]
(2010/02/05)
高田純次スザンヌ

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Bee TVとかいうのがあるらしいのですが……知ってますか、Bee TV。僕は知りません。コマーシャルでたまに見かけたこともありましたが。そもそもケータイで番組を見たことがないのですが、どうなんでしょうか。そういうの。ケータイで番組やったって、落ち着いて見られないと思うんですよね。

まあ、とにかく、そのBee TVの番組がDVD化されるということです。今回、DVD化されるのは『高田スザンヌ』と『毎日どっきりvs出川』の二本ということらしいですが……毎日どっきり? 出川さんが? ……なんか、面白そうですね。これはちょっとチェックしたいかもしれません。発売日は二月……二月!? 随分と先ですが、気になる人はチェックしても良いかもしれません。はい。

『天竺鼠2』

天竺鼠2 [DVD]天竺鼠2 [DVD]
(2009/10/07)
天竺鼠

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恐らく、多くの人にとって、天竺鼠というコンビからイメージされるコントは、彼らが「キングオブコント2008」で披露していた結婚式のコントや、「キングオブコント2009」で披露していた食堂とコンビニのコントなのではないかと思う。でも、実際のところ、彼らが生み出しているコントの多くは、それらのコントよりも幾分か、攻撃的だ。

天竺鼠のコントの多くは、ボケ役の川原克己が繰り広げる無茶苦茶な言動に対して、ツッコミ役の瀬下豊がひたすらに翻弄されるというものだ。まあ、コントとしては、よくあるスタイルだと言える。が、彼らの場合、この川原の振り回しっぷりが尋常ではない。

ツッコミ役をボケ役が突き放すコントの多くは、ボケ役の行動になにかしらかの理由が存在するものだが、天竺鼠のコントには、そういった理由がまったく存在しないのである。どうしてそういった行動に出るのか、どうしてそういった発言をするのか、その発端となるものがまったく見られない。そんな川原の言動を、瀬下はまったく止めない。止められない。その結果、川原の暴走は相方を無視した状態のまま、コントが終焉を迎えるまで独走し続けるのである。恐ろしい話だ。

そんな彼らのコントを、シュールだとか、ナンセンスだとかいう生易しい言葉で片付けることは出来ない。それはもはや、純粋な狂気だ。それも、野性爆弾の様に、独自性の世界観を切り開いている云々の狂気ではない。日常の中に潜り込んでいるかもしれない、リアルな狂気だ。でも、その狂気には、日常にある狂気に見られる欲望が感じられない。あくまでも、純粋にまっさらな狂気しか、そこには存在していないのだ。その、まったくの混じりっ気無い狂気が生み出す空気が、観客の笑いを誘う。

『天竺鼠2』は、そんな彼らの狂気を存分に詰め込んだ作品だ。キングオブコントでも披露された『結婚式』『食堂』を始めとして、彼らの代表的コント『家庭教師』『組長』『生き別れた母との感動の再会』などを映像化した作品や、コントそのままのキャラクターな川原を野に放ったロケ映像、既存のショートコントとしての体裁を一切無視した『ショートコント』などの作品を収録している。

天竺鼠のコントを敬愛している人にはたまらない一品だろうが、僕はちょっと途中で辛くなってしまった。彼らのコントは割と好きな方ではあるのだが、川原の攻撃的な狂気に満ちた笑いを150分もノンストップで見せつけられると、流石に辛いものがある。サービス精神旺盛と言えば聞こえは良いが、ちょっとやりすぎじゃないかという気もする。何事も、ほどほどが丁度良い。うん。

それにしても気になるのは、これまで攻撃的な狂気を生み出し続けてきた天竺鼠の今後。これからも攻撃的な狂気の笑いを生み続けていくのか、それとも「食堂」「コンビニ」の様にナンセンス度の強いコントへと移行していくのか。どちらに進んでも、そこそこ面白いことにはなりそうな気がするが、果たして。今後の彼らに期待したい。


・本編(150分)
『結婚式』「ショートコント」『食堂』「ナスビくん1」『家庭教師』「瀬下1」『組長』「ショートコント」「天竺鼠ロケ強化企画〜川原編〜」「ナスビくん2」「天竺鼠ロケ強化企画〜瀬下編〜」「瀬下2」『体操』「ショートコント」『生き別れた母との感動の再会』「ナスビくん3」『おもしろコント』「瀬下3」『転校生』「ショートコント」「ブロッコリーコント」「ナスビくん4」『実況』「瀬下4」

・特典映像(10分)
『漫才』「タマネギくん」「川原50音」「川原アニメ」

秋の夜長の久住昌之特集

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋……と、ほどほどに涼しくて過ごしやすい季節だからという理由で、なんだか色んなことを強制的に押し付けられている感じすら漂っている今日この頃を、皆さまは如何お過ごしでしょうか。菅家です。この季節になると、何かしらかのことをしなくてはならない、などという強迫概念めいたものを感じてしまうのは、僕だけなのでしょうか。

いや、きっと世の中には、この秋という季節を都合良く利用して、自分のやりたいことをやっている人の方が多いのでしょうね。普段から大食家な人も、秋には「食欲の秋だから」と言い訳が出来ます。休日になるとゴルフに出かけて、家族に白い目で見られるお父さんも、秋なら「スポーツの秋だから」と言うことが出来ます。アイドルの写真集を集めている某有野さんも、秋ということで「これは芸術やねんで!」と言って、祐子さんを呆れさせることが出来るわけです。ああ、秋万歳。その調子で、月に何枚もお笑いDVDを買い続けた結果、家族から白い目で見られている僕の様な人のために、「お笑いの秋」みたいなフレーズも加えてもらえないものでしょうか。無理ですか。そうですか。

と、まあ、とにかく秋というのは何かを始めるのに適した季節なわけですが、このブログを読んでいらっしゃる皆さんはどのような秋の過ごし方をなさっているのでしょうか。なんとなくですが、恐らく多くの方々は「読書の秋」を満喫しているのでは。いやいや、隠さなくても結構です。いくら無料で読めるとはいえ、素人が書いているブログの文章を読むほどの激暇活字中毒者な皆さまが、読書の秋をスルーするわけがありません。

というわけで、今回は読書の秋特集として、みんな大好き久住昌之作品を特集したいと思います。……え? 久住氏を知らない? そんな、まさか。暇を持て余すあまりにネット上の愚にもつかないテキストの数々をだらだら読んでいらっしゃるだろう皆さまが、久住氏を御存じでない? いやいや、それは勿体ないですね。久住昌之といえば、庶民的に堕落した人間の精神をコミカルかつ大胆に描く漫画原作者として、多くの人に知られ、また評価されている人物です。せっかくですので、これを機会に久住作品をお読みになられるのも、宜しいのではないかと思われますよ。

それでは、久住作品の中でも、僕がお薦めしたい作品の数々を取り上げていきたいと思います。どうぞ。

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『兵動・小藪 おしゃべり一本勝負 其の壱』

兵動・小籔のおしゃべり一本勝負 其の壱 [DVD]兵動・小籔のおしゃべり一本勝負 其の壱 [DVD]
(2009/10/21)
兵動大樹小籔千豊

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「人志松本のすべらない話」を、あまり見たことがない。話題になっているのは知っているし、僕も見るときは楽しく拝見しているのだけれど、それほど積極的に「見よう!」という気持ちにならないのである。これはやはり、僕が芸人のネタ至上主義者で、基本的に芸人のネタにしか興味を持っていないからなのだろう。まあまあ好きな方ではあるのだけれど、積極的に見ようとも思わない。僕にとっての「すべらない話」は、それくらいの重要度しかないのである。

しかし、僕はこの番組に足を向けて寝られない。いや、番組に足を向けて寝るっていう状況は、よく分からないのだけれども。とにかく頭が上がらない。というのも、この番組のおかげで、僕が今“フリートークの天才”として崇めている兵動大樹氏のことを知ることができたからだ。大半の芸人たちが物事を批判的に捉えた「すべらない話」を披露する中で、浪速のエビス顔芸人こと兵動さんが披露したトークは、緩やかかつ客観的で、とても面白かった。こんなオモローな芸人のことを教えてくれた「すべらない話」には、深く感謝しているのである。いやいや、本当に。ありがたい話で。

そんな「すべらない話」のスピンオフとして、CS放送でこっそり始まった番組が「兵動・小藪 おしゃべり一本勝負」だ。「すべらない話」のスピンオフといえば、「ジュニア千原のすべらない話」「大輔宮川のすべらない話」などのシリーズが有名なので、スピンオフで兵動さんが取り上げられるとしたら、やはり「大樹兵動のすべらない話」みたいな感じになるものだと思っていたのだが、まさか純粋なフリートーク番組がわざわざ準備されることになるとは。しかも、関西出身の芸人で、やはり兵動さんと同様に色濃く関西どやさ根性を滲み出している、小藪千豊氏と二人でトークを展開する番組を始めるとは思ってもみなかった。

今作『兵動・小藪 おしゃべり一本勝負 其の壱』は、そんなスピンオフ番組をDVD化した作品だ。兵動大樹氏と小藪千豊氏の二人が、交互に「すべらない話」を披露するという、ただそれだけの作品である。トークはほぼノーカットで進行し、前半は純粋に二人だけのフリートークが、後半は観客からの質問を受けてのフリートークが展開するという構成になっている。余計なもののない、非常にスマートな構成だ。CS放送だからこそ出来ることだなあ、とシミジミ思う。こんなにスマートな番組、きっと地上波じゃ出来ない。視聴率が取れないだろうから。

二人が繰り広げるトークは、言うまでもなく面白い。面白いので、あえて感想を書こうとも思えないのだが、やはりこのブログを読んでくれている人たちは、その内容が気になっているのではないかと思う。なので、今作を鑑賞して、ちょっと印象に残ったフリートークをピックアップして、紹介してみたいと思う。

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2009年11月の購入予定

04『ハイキングウォーキング単独ライブ 根斗百烈拳
06『東京03 単独ライブ 機微
18『アームストロングLIVE2009
20『快楽亭ブラック 不発弾
25『どぶろっく「ほっといてくれんさい」
26笑魂『いとうあさこ「天真爛漫〜一度おさわがせします〜」
26笑魂『ビーグル38「んな、アホな…」
26笑魂『ゆりありく 「私につっこんでくだサル?」
26笑魂『テンゲン「今日もキれてます!!」
26笑魂『ザ・ゴールデンゴールデン「GOLDEN A GO!GO!」
27『江頭2:50のピーピーピーするぞ!4 逆修正バージョン〜アウト・オブ・コントロール〜

十一月です。なんとなく地味な印象がある、十一月です。十二月の盛り上がりに負けて、完全に日陰者です。祝日が二度もあるのに、その両方とも文化の日・勤労感謝の日と、なんだかとっても地味な空気を漂わせている祝日という、十一月です。だからかどうか知りませんが、十一月にリリースされるメンバーもちょっと地味です。テレビ露出の多いハイキングウォーキング以外が、地味です。がんばれ、みんな。ちなみに、僕はチェックしませんが、響の初単独ライブDVDと、オードリー・サンドウィッチマン・鳥居みゆきがレギュラーを務めるコント番組『ぜんぶウソ』のファーストDVDもリリースされます。気になる方は、是非。

追記。どぶろっくを忘れてました。CCREからの発売です。

ハウスを出よう、シンカをしよう

加賀谷リボーン「JINRUI」へシンカ祭り! [DVD]加賀谷リボーン「JINRUI」へシンカ祭り! [DVD]
(2009/12/18)
JINRUI

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爆笑問題、ネプチューン、くりぃむしちゅー……今ではテレビで見かけることが当たり前の様になっている彼らにも、若手と呼ばれる時代があった。テレビに出演することなく、ただひたすらライブのために心身を削っていた時代があった。そんな彼らに、テレビに出演する機会を与えた番組が、「ボキャブラ天国」だ。殆ど知られていなかった若手を起用し、ネタではなく“ボキャブラ”と称したダジャレを披露させるというスタイルを取ったこの番組は、後に九十年代後半を代表するバラエティ番組として、テレビ史に名を残している。

この「ボキャブラ天国」には、先に挙げた三組以外にも、数多くの個性的な芸人たちが出演していた。凸凹コンビというフレーズがこの上なく似合ったアリtoキリギリス、ギター片手に替え歌を熱唱していた金谷ヒデユキ、ボソボソと語る漫談によってムーブメントを巻き起こしたつぶやきシロー……それら個性的な面々の中でも、最も異彩を放っていたコンビが、松本ハウスだ。見た目に強烈なハウス加賀谷と、さらりと地味な松本キックによって結成されたこのコンビ。番組内でも高く評価されていたが、加賀谷の病気療養のために1999年、活動を休止してしまう。

それから十年後の、2009年。もう、多くの人たちにとって過去になってしまっていた彼らが、コンビ名を“JINRUI”に改名し、突然の復活を宣言。10月には復活ライブを行っている。今回、その復活ライブがDVD化することになった。当時の彼らを知る人はもちろんのこと、彼らのことを知らない近年のお笑いファンにも、必見の一枚になっていることは間違いないだろう。かつて番組で“汚れなき壊れ屋”と呼ばれた彼ら。今の時代に、彼らはどんな笑いを我々に見せつけてくれるのか。期待したい。

追記。どうも発売が延期になったか中止になったかで、amazonの予約予定から外されたみたいです。どうなるのかな。

UFOの軌道に乗り損ね


先日、真剣にネット上でエロ動画を探しまわっていて、うっかり『笑神降臨』を見逃してしまった菅家です。随分と情けない話ですが、事実なんだから仕方ない。そんなわけで、とりあえず再放送を待っているのですが。なかなか放送されませんね。ひょっとしたら、暮れ・正月あたりに放送するつもりなのでしょうか。……その頃には、もう忘れてしまっていそうです。むう。忘れないようにしなくては。

そんな僕の頭の中で、このところひっきりなしに流れている曲があります。その曲とは、スターボーの『ハートブレイク太陽族』です! ……まあ、おそらく皆さんご存じではないと思われますが。僕も知りませんでした。先日放送された『HEY! HEY! HEY!』で、マラソン中に心肺停止してしまったことで幸か不幸か再注目され始めている松村邦洋氏が、このスターボーについて語っているのを見るまでは。なんていうんですかね、この妙に心惹かれるサウンドに洗脳されてしまいまして。ディラン効果が止まらなくなってしまったわけですよ、ホント。

(ディラン効果:一日中そのメロディが頭から離れない。もう歌いたくないのに、気がつくとつい歌ってる。朝からずっと無意識の内に何度もハミングしてしまう。それがディラン効果(by川原泉『小人たちが騒ぐので』))

で、この曲。まったく売れなかったのですが、作り手はかなりガチンコです。作曲を担当されていたのは、あのYMOのメンバーだった細野晴臣氏。エセアニオタな僕としては、『銀河鉄道の夜』で音楽を担当されていた方、もしくははっぴいえんどの元メンバーというイメージが強いです。そして、作曲を担当されていたのは、あの松本隆氏。『君に、胸キュン。』『木綿のハンカチーフ』『冬のリヴィエラ』『星間飛行』などの名曲を作詞してきた、まさに日本歌謡界の巨匠とも言える方です。ちなみに、この方もはっぴいえんどの元メンバーです。

この豪華な二人の手によって産み落とされた『ハートブレイク太陽族』でしたが、先にも書いたように、まったく売れなかったそうです。Wikipediaによると、オリコン最高順位は98位だと……うーん。厳しいですね。この売り上げ不振を重く見たのか、スターボーは二枚目のシングル『たんぽぽ畑でつかまえて』でこれまでの「宇宙からやってきた性別不明のアイドル」という設定をかなぐり捨てて、普通のアイドル路線へと戻ってしまいます。なんとも根性の足りないスタッフです。その後、スターボーはすぐに解散を表明します。流れ星みたいに消えていったわけです。キラッ☆

でも、そんな彼女たちの曲が、こうして二十年以上が経過した今でも容易に聴けるというのは、なにやら凄いことの様に思えます。いや、むしろ今という時代だからこそ、聴けるのかもしれませんが。良い時代になったモンです。著作権とか完全無視ですけど。
プロフィール

Author:菅家
讃岐在住の社会人が、お笑いについて好き勝手に書き散らかしているブログ。主にコントを愛でる。好きな芸人多数。好きな映画監督は伊丹十三、三木聡、ウェス・アンダーソン等。

連絡先はこっち。
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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