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「でゑれ~祭」一日目に行ってきた!(岡山)

岡山県で開催された「でゑれ~祭」一日目に行ってきた。

「でゑれ~祭」とは、岡山県出身のラッパー・Bose(スチャダラパー)が実行委員長を務めるお祭りである。2001年に廃校となった内山下小学校の校舎、グラウンド、体育館を利用して、展示やワークショップ、イベントなどを行っている。体育館でのイベントに参加する際には入場券(有料)が必要となるが、校舎やグラウンドへの立ち入りは無料。ちなみに「でゑれ~」とは岡山弁で「すごい」という意味だそうだ。

体育館でのイベントにはBoseと縁のあるゲストたちが多数出演する。一日目のゲストは「奇妙礼太郎」「久住昌之」「藤井隆」「バカリズム」「原田郁子」、二日目のゲストは「レイザーラモンRG」「岡宗秀吾」「チャラン・ポ・ランタン」「井上三太」「夢眠ねむ」「水曜日のカンパネラ」。一日目と二日目、どちらのゲストもとても魅力的だ。とはいえ、二日連続で行くのはフトコロ的にも気力的にも難しいのではないかと思い、より私の心をくすぐるメンツが集まった一日目に行くことにした。

当日、私が会場に到着したのは、午後1時30分ごろだった。学校の開場が午前11時、体育館の開場が午後1時だということを考慮すると、些か遅めの到着になってしまった。午前中に着いて、体育館が開場されるまでの時間を校舎内で催されていたワークショップや展示会を見て回る予定だったのだが……どうも午後からのイベントにはついつい遅刻してしまう癖がついている。

真っ直ぐ体育館へ向かい、通路で待機していたもぎりに入場券を渡すと、手首にリストバンドを巻かれた。これを付けている間は出入りが自由になるという。体育館の玄関で靴からスリッパに履き替え、中へと入る。体育館と校舎は土足厳禁となっているので、スリッパなどの履物を持参する必要がある。私も家からスリッパを持ってきたが、一応、物販コーナーにイベントグッズとしてスリッパが売られているので、持ってくるのを忘れても問題はないようだ。ステージ上では最初のパフォーマンスのための機材準備が行われていた。椅子と譜面台とアコースティックギター。フロアには大量のパイプ椅子が並べられていて、多いとも少ないとも言い難い人数の観客たちが既に座っている。その光景を目にして、なんだか高校生の時の文化祭を思い出して、懐かしい気持ちになってしまった。入場券に書かれた席番を確認して、着席。冷たく固い感触にお尻がなんとも心もとない。

13時40分開演。特に仰々しい演出も無く、しれっとBoseが登場する。そして、挨拶もそこそこに、イベント開始を宣言するというでもなく、ゆるやかにはけていった。なんとも緊張感がない。要するに、肩肘張らずに、その程度の態度で楽しんでもらえれば……ということなのだろう。

最初のパフォーマーは奇妙礼太郎。「奇妙礼太郎トラベルスイング楽団」のセンターマンであり、ロックバンド「アニメーションズ」「天才バンド」のボーカル兼ギター担当であり、ソロアーティスト「奇妙礼太郎」でもある、ちょっと不思議なミュージシャンだ。今現在、毎日のように全国各地でライブを開催している真っ最中で、この前日にも大阪でライブを終えたところだったそうだ。奇妙氏といえば『オー・シャンゼリゼ』『渚のバルコニー』のカバーがテレビコマーシャルで使われていて、どうもボーカリストとしてのイメージが強かったのだが、オリジナル曲も非常にパンチが利いていて、その世界観にすっかり魅了されてしまった。ライブは『天王寺ガール』に始まり、天才バンド名義のアルバムに「某ミュージシャンの曲に似ているところがあるため」収録できなかった曲、数十年前の小学生たちが書いた詩集にメロディをつけた曲などを披露し(『猫柳』(先生の感想付き)と『富士山』が印象的だ)、最後は放送禁止用語を大量に盛り込んだラブソング『いいんだぜ』。やわらかな歌声とヘンテコで可笑しいMCとは裏腹に、狂気的なほどに力強いパフォーマンスの凄まじさ。素晴らしかった。パフォーマンス後はBoseと何かやりとりをしていたが、そちらはまったく記憶に残っていない。困ったもんだ。

続いて、「スチャダラパーにとってのビッグ3」の一人(ちなみに残りの二人はみうらじゅんと根本敬)だという久住昌之によるトークショウ。このコーナーでは、Boseが久住の相方となって進行していた。とりあえずドラマ『孤独のグルメ』にコーナー出演している件についてボヤいて(仕事中に酒を飲んで、仕事終わって酒を飲まないという不思議な仕事になっているらしい)、それからスライドショーへ。台湾でのバンド演奏が深夜のニュースに取り上げられたときの画像に始まり、台湾で見つけたヘンテコな日本語の看板や商品を紹介したり、『孤独のグルメ』的に見知らぬお店を“ジャケ食い(店の見た目だけで判断してメシを食らう行為)”のエピソードを写真とともにレポートしたり、とある飲食店のイチオシメニュー「田舎のカレー」のアピール方法の歴史の変遷を辿ったり(これはBoseのリクエストとのこと)……。恐らく、この一日を通して、最も大きな笑いが巻き起こった時間だった。最後は、ミュージシャンとしても活動している氏による、『孤独のグルメ』スタッフロールのあの曲のギター演奏と、オリジナルソング『ミュージック&まんが』を熱唱。ちょっと岡山のことをイジった歌詞で微妙な空気になってしまうも(笑)、とても充実した時間だった。直後、うっかりBoseが「後半もお楽しみください!」と言ってしまい、何人かの客が体育館を出て行ってしまう事態が。この段取りの甘さも、実に文化祭らしい。

スライドショーの機材が片付けられ、ステージ中央にDJブースが用意される。そこに滑り込むように登場したのは藤井隆だ。いきなり『ナンダカンダ』で観客の心を鷲掴みにしたかと思うと、『絶望グッドバイ』で少ししっとりとした雰囲気に。少しのトークを挟んで『OH MY JULIET!』『YOU OWE ME』をメドレーで歌い、『未確認飛行物体』を経て、最後は『ディスコの神様』で締める。けっこうな時間が経過した筈なのに、本当にあっという間に終わってしまったように感じた。なんという疾走感だろう。芸人としての側面はまったく見せず、ただただ純粋に歌手として魅了していた。パフォーマンス後はBoseから「目の奥が笑っていない」とツッコミを。とにかく正体がつかめないと。「本当は乙葉、家にいないんじゃないの?」には笑った。

ここで一旦、休憩。ライブの興奮冷めやらぬまま、グラウンド内にあるライブアーティストの物販コーナーで販売されている藤井隆のアルバムを購入し、サイン&握手会に参加する。「最高でした!」としか言えない私と「ありがとうございます!」と言いながら目の奥が笑っていない藤井氏。冷たい手がとても印象的だった。休憩の間、出店でタコライス(500円)と牛串(400円)を食べる。美味しかった。その後もグラウンド内を散策していたのだが、ふと先程の物販コーナーに立ち寄ると、大量に押し寄せていた観客たちの行列はすっかり途絶えているのに、まだ留まっている藤井氏が。所在なさそうにウロウロしている姿がなんとも面白かった。さっきまで凄いパフォーマンスを繰り広げていたのに! そろそろ体育館に戻ろうかと移動していると、通路の途中で二人の女性が校舎に向かって手を振っている場面に遭遇する。見ると、通路に面している教室に、これからステージに立つ予定のバカリズムの姿が。控室が通路から丸出しって、これは文化祭でもなかなかお目にかかれない。ハイテンションで手を振る二人に対して、そっと会釈するバカリズムがまたなんだか面白かった。

およそ一時間の休憩を終えて、ライブは再開。再びBoseがゆるめの挨拶をするのだが、この後に登場するバカリズムのことを「天才」と過剰に持ち上げ、どんどんハードルを上げていくという場面が。直後、バカリズムが登場。地方ではなかなか見られないホンモノのバカリズムに、ちょっと会場全体のテンションが上がる。ネタは、バカリズムがモニターを使って様々な提案をするライブ『バカリズム案』より、『僕と島根県』と『いろは問題』を。既にDVDで観たことのあるネタだったが、しっかりと練り上げられているからなのか、ちゃんと笑えたので安心した。『いろは問題』の終盤、自作のいろは歌を見守っている観客に「あまりにもちゃんと出来ていてウケねーんでやんの!」とツッコミを入れるアドリブが良かったな。ネタの後はBoseとトーク。ネタのチョイスを「攻め過ぎでしょ!」「頭おかしい!」とイジられていた。藤井隆からのバカリズムという流れにもちょっと言及が。確かに少し、クセの強い流れではある。

これはバカリズムとは関係無いが、パフォーマンス後、次の演者までの時間が30分以上空いていたので、少し対応に悩んだ。Bose曰く「バカリズムの後の余韻を消すため」とのことだったが、そういう説明があっても良かったような気がしないでもない。

結果、予定よりも10分ほど早めに、この日最後のパフォーマーである原田郁子が登場。原田氏はバンド「クラムボン」のボーカルで、ソロでも活動しているミュージシャンだ。この日は一人で登場。ステージ中央に配置されたピアノを弾きながら、その柔らかくて優しい歌声を披露していた。とはいえ、この時点で、体育館のパフォーマンスが始まってからおよそ六時間が経過しており、既に体調は限界ギリギリ。そんな状態で、彼女の優しすぎる歌声はとてもじゃないが受け止められず、私はもう完全にぐったりしてしまった。しかし、途中からBoseが参加し、観客と一緒に歌う流れになってから場の空気は一変。なにせ、チョイスされた楽曲が、ゴダイゴの『ガンダーラ』と石川さゆりの『津軽海峡冬景色』である。皆で合唱するのに適した選曲じゃなさすぎる! 原田が『ガンダーラ』のキーを見つけるまでの間、Boseがゴダイゴの素晴らしさについて説明して時間を繋いでいたのも笑った(しかも情報源はWikipedia)。この二曲を全員で歌って、なんともヘンテコな空気になってきたところで、「これを最後に唄いましょう」と発表された曲は、なんと『今夜はブギー・バック』。原田郁子×Bose×観客全員という一夜限りのコラボレーションに、会場のテンションは一気に急上昇。ラップ部分までしっかりと皆で歌い上げて、ライブは終了した。

来年は二日連続で行こうと思う。
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「RGが120分あるあるを歌い続け、岡山出身の浅越ゴエがひたすら解説する会」(2015年10月3日・岡山)

「RGが120分あるあるを歌い続け、岡山出身の浅越ゴエがひたすら解説する会」に参加してきた。

会場は2014年12月に開店したばかりのイオンモール岡山内になる“おかやま未来ホール”である。邦楽・洋楽の名曲に載せてあるあるネタを披露すると宣言しておきながら、歌うことに夢中になるあまりになかなかあるあるネタを聞かせてくれないという珍奇な芸風で売れっ子となったRG。とはいえ、全609席に対してどれほどの客を呼べるのかという不安を(勝手に)抱いていたのだが、いざ会場に突入してみると、かなりの客席が埋まっていたので(これまた勝手に)安心した。私の席は前から三列目。座ってみると、ステージがとても近くて驚いた。

開演までの時間、会場内にはプロレスの入場曲が延々と流されていた。途中、「アーシュラー!」という謎の掛け声が入った楽曲が流れ始めたので、「なんだこの曲は」と思わずTwitterで疑問を投げかけると、親切に「それは今年4月に亡くなった阿修羅・原の入場曲ですよ」と教えてもらった。


開演時刻の18時を過ぎると、まずは観客用入口の方向から浅越ゴエが登場。これから行われるライブについて「どういうライブなのか本当に分かって来ているのか?」と観客を煽りながら場を温めていく。それなりに盛り上がったところで、『ワールドプロレスリング』のテーマとともにレイザーラモンRGが舞台へ登場。舞台上の上手側と下手側に机が一台ずつ置かれていたので、てっきり片方にRGが、もう片方に浅越が着くものだと思っていたのだが、浅越はそのまま観客用入り口付近で鎮座。舞台に上がるのはRGだけで、浅越は観客の視点からその状況を解説するというわけだ。

早速、観客からリクエストを募るRG。このライブは観客からお題を頂戴し、それに対してRGがあるあるネタを披露するというシステムを取っているのである。最初のお題は「インスタグラム」。お題を受け取ったRGは舞台下手の机に向かい、設置されているカラオケ機材を操って、自ら楽曲を選出。舞台中央へ移動して、パフォーマンスの準備にかかる。選んだ曲は、確か布袋寅泰の『スリル』だったように記憶している。「♪インスタグラムはスーリールー!」と強引な替え歌を熱唱するRGに対し、「そんなことありませんよ」と冷静にツッコミを入れる浅越がまた面白い。インスタグラムあるあるは「猫の写真載せがち」。曲が終わると、今度は舞台上手の机へ向かい、机上に置かれた大量の色紙から一枚取って、そこにあるあるネタをしたため、リクエストした人へとプレゼントする……と、ここまでが一つの行程となっている。以降、基本的な流れは同じなので、印象に残った場面を箇条書き。

・二人目のお題が「FMW(大仁田厚が設立したプロレス団体)」だったことに対して、RG「早いよ!」
・観覧に来ていた地元アナに「浅越ゴエ」というお題を出され「イベントの時、関係者呼びがち」
・4歳の子どもから出たお題が「前髪」
・「ラバーダック」というお題に対していいあるあるが出てこず、ゆずの『栄光の架橋』をほぼフルで熱唱、歌詞のない後奏ギリギリでなんとか「黄色い」をひねり出す
・マイケル・ジャクソン『Black Or White』を熱唱した直後、会場内を駆けまわる子どもが表れ、浅越が「もうここは子どもの遊び場となったのでしょうか」とイジるとRG「ここはネバーランドだから」
・お題「掟ポルシェが口から出す緑の液体」に対してRGが軽めに注意。「お昼のライブに来ちゃダメ」。「こういうお題をあしらう曲がある」として布袋寅泰『バンビーナ』
・お題「大好き」。感情のあるあるに大苦戦
・お題「吉本興業」で撮影許可が。『We Are The World』を歌いながら、浅越とともに観客席をねり歩くパフォーマンス。「We are the 吉本チルドレン」と熱唱するも、肝心のあるあるは割とエグめの内容
・浅越「ホームではその時々の話題の人に扮した格好をすることが多いのですが、今日は原点に帰って和装に……初めての岡山が不安だったのでしょうか」
・最後は山崎まさよし『One more time,One more chance』に載せて「今日のお客さんあるある」「フィナーレあるある」「ツバクローあるある」を披露。


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沢山のあるあるネタを披露して、120分の公演時間を見事に完走。私も頑張って手を挙げていたのだが、残念ながら当てられなかった(私の隣の席に座っていらっしゃった方は当てられていた。羨ましかったなあ。お題は「天龍源一郎」だった)。客席の埋まり具合と盛況具合から、恐らく次回の開催もあるだろう。その時こそ、なんとかして当てられて、「東京03」あるあるをリクエストしたいと思った。いや、浅越がRGの地元である愛媛県での開催を示唆していたので、そちらが先か……いずれにしても、その日が来るのが楽しみである。

東京に行って帰ってきた話。

東京に行ってきた。

九月に大型連休があることを知って、東京に行きたいと思った。別段、何か理由があったわけではない。長い休みがなかなか取れない社会人という立場になると、こういう機会を見逃してはならないと本能的に反応してしまうのである。

今回の上京には飛行機を利用することにした。前回、飛行機で上京した折に、なかなかの快適さだったからだ。無論、リスクもある。高松から出航している格安航空の便は成田空港にしか到着しないため、そこから更に一時間かけなければ東京に着かない。逆もまた然り。東京から成田空港へ向かうためには一時間かけなければならないので、予定よりも大幅に余裕を取っておく必要性がある。つまり、その移動時間の分だけ、観光にかける時間も限られてくるわけだ。だが、それでも、体力の消耗著しい夜行バスや、格安航空よりも高い金銭が求められる新幹線に比べれば、様々な点から見て経済的である。

ホテルは上野のカプセルホテル「北欧」を予約した。過去に宿泊したカプセルホテルは、いずれもあまり納得のできるサービスを提供してもらえなかったので、新たな場所を開拓しようという魂胆であった。結果からいうと、それなりに良かったように思う。丁寧な従業員、それなりに広々とした大浴場(サウナに露天もある)、カプセル内のテレビでBS放送を見ることも出来る(私はホテルのテレビで『笑けずり』を見て、すっかりハマってしまった。Aマッソとザ・パーフェクトが素晴らしい)。アメニティグッズが充実しているのも良かった。アカスリタオルの存在の有難さたるや。……エレベーターの出入り口が喫煙所になっていること、ロッカールームが店の入り口からも大浴場からも離れているのですぐさま着替えられないことはマイナスだが、それらを差し引いてもまずまずの出来だったといえるだろう。

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いざゆけ、遥か絶望の日常を越えて(高知旅行記録)

逃避だ。いつだって逃避しかしていないんだ。

夏が来るたびに、いつも「今年の夏は暑いねえ」なんてことを口にしている気がするが、今年の夏は本当に暑かった。連日、30度を当たり前のように飛び越えてくる気温に、熱中症対策のための清涼飲料水はあっという間に空っぽになって、購入した翌日にはもう新しいペットボトルを補充しておかなくてはならなかった。それが分かっているのであれば、最初から多めに買っておけばいいではないかと思われるかもしれないが、どうもそういう考えには至らなかった。「明日こそ、きっと涼しくなってくれるだろう」という願いが、そうさせていた(もとい、そうさせなかった)のかもしれない。

この暑さにうんざりしていた私は、ある日「お盆の連休を利用して高知へ旅行に行こう」と決断した。香川県在住の私にとって、高知県は近くて遠い場所だった。香川から高知へ行くには、高速道路を経由して一時間程度。だが、その道程には、緑の暴力とでもいうような青々とした山々が待ち構えている。およそ一時間の間、延々と、山、山、山。そんな風景が、香川~高知の距離感をアイマイなものにする。だから、香川から高知へ行ってみると、なんだか物凄い旅を経験したような気分になるのだ。「あの山という山を乗り越えて、私はここまでやってきたのだ!」という謎の達成感が得られる点も含めて、この夏の暑さにゆっくりと首を絞められているような日常を脱するには、この手しかないと踏んだのである。私が愛して止まない【海洋堂ホビー館四万十】で「おどろけもののけ妖怪展」というイベントが開催されていたことも大きかった。香川から【海洋堂ホビー館四万十】がある四万十町までの距離となると、更に一時間上乗せの二時間は要することになってしまうが、日常から脱したかった私には、むしろ「臨む所だ!」だった。

この旅行をより非日常的な体験へと変えるために、宿を取ることにした。通常、四万十への旅行くらいなら、日帰りでもなんとかなるのだが(事実、私は既に今年、なんでもない週末に一度【海洋堂ホビー館四万十】を訪れている。……どれだけ好きなんだよ)、ここは思い切って宿を取り、より日常を突き放してやろうと考えたのである。色々なホテルを探してみて、高知市内にある【ホテルタウン錦川】に泊まることにした。一泊3,300円(予約料金。駐車場代として別途500円)という値段もさることながら、高知市民が慣れ親しんでいる【ひろめ市場】からほど近い場所にあることが決め手となった。鰹のたたき、唐揚げ、餃子などの酒のつまみを売っている店が集中している屋台街として知られている【ひろめ市場】で一杯ひっかけて、その足でホテルに戻り、これでもかと惰眠を貪る。ここまで欲望を解放してこそ、正しい現実逃避である。

ホテルを予約してからの私は、とにかく毎日が過ぎていくのを待ち続けた。任された仕事はテキトーにこなし、家に帰れば高知の面白そうなお店をネットで調べ、その日に向かって真っすぐに日常を消化していった。ふと、書店で手に取った『四万十食堂』(安倍夜郎・左古文男)を読んでみると、【四万十食堂】と【道の駅ビオスおおがた ひなたや食堂】というお店が気になった。調べてみると、高速道の四万十インターチェンジを降りて、更に一時間ほど車を走らせないと辿り着けない場所にあるらしい。片道三時間。なんだか、けっこうな長旅になってきたが、言うまでもなく「臨む所だ!」。

そして8月13日。当日を迎えた。

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大阪文化体験記(2015年5月5日)

午前九時前起床。

午前九時半、ホテルを出て、近くの【コメダ珈琲店】に飛び込む。ウインナーコーヒーと、トーストとゆでたまごがついてくるというモーニングセットを注文する。なんでも、コメダ珈琲店の発祥の地は名古屋で、モーニングには多少のこだわりがあるらしい。事実、なかなか美味い。焼き立てのトーストが実に香ばしかった。三十分ほど寛いだところで「そういえば今日は在日ファンクのニューシングルの発売日ではなかったか?(厳密には発売日前日)」と思い出し、ボストンバッグをコインロッカーに預けて、十時から開店しているなんばのTSUTAYAへと足を運ぶ。ところが、いざ到着してみると、レンタル商品しか置いていない。なんという無駄骨。しかし、TSUTAYAと同じビルの中に入っているBOOK OFF(1階と2階がBOOK OFFで、3階がTSUTAYAだった)を覗いていると、以前から気になっていたHALCALIのアルバム『ハルカリノオカワリ』を発見。しばらく考えた後に購入する。

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店を出ると、午前十一時を回っていたので、タワーレコードへと移動する。在日ファンクのニューシングル『ぜいたく』はこちらでしっかり入手。ついでに落語のCDでも見てみようかしらんと棚を探して回るが、見つからず。撤去されているのか、それとも隅に追いやられているのか。まあ、見つからないものはしょうがない。その足で、なんばパークス内にある【&音】を訪れる。「落語のCDを購入するならここ!」というネットの評判を聞いていたのだが、まさか和風雑貨のお店だとは思わなかった。手ぬぐいや風呂敷が売られている店の一角で売られている落語CDというのは、よくよく考えてみると間違っていないのだろうが、妙に違和感を覚える。一部のCDは30%オフで売られていた。うーん、これは有難い。どのCDを買おうかな……と、棚を覗き込んでみると、以前から探していた『キング落語名人寄席 春風亭小柳枝』を発見する。「おーっ! おーっ!」と心の中で叫びながら、粛々と購入。先代の桂文治師匠や、先日亡くなった桂小金治師匠のCDも売られていたので、次の来阪の際にはそちらに手を出そうと思う。いやー、いい店だ……。

気が付けば正午。せっかくだから大阪名物を食べようと思い、なんばの商店街にある【自由軒】に向かう。お昼時とあって、それなりの行列が出来ていたが、時間には余裕があったので並ぶことにした。待っている間、隣のトルコアイス屋にいるトルコ人のお兄さんの接客を眺める。「ちょと待てちょと待ておにーさーん! このアイス食べないとモテないよー!」と言いながらアイスをこねくり回している姿に、ここが商人の街であることを無性に感じた。二十分近く待ったところで店に入る。狭い店内にこれでもかと椅子が並べられていたが、その殆どが埋まっていることに少し驚いた。注文したのは、ルーとライスがかき混ぜられた状態に生卵が割られた状態で出される名物カレー。店が推薦している食べ方の通りに、生卵とソースをかき混ぜて食べた。見た目はポップでキャッチーだが、味付けはピリ辛。たまに生卵のまろやかな風味が絡んで、なんともいえない味わいを生み出していた。

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食後、以前に大阪を訪れた際に食べた【みつ星製麺所】のつけ麺がどうしても食べたくなってしまい、思い切って向かうことに。なんばから御堂筋線で梅田駅、大阪駅からJRで福島駅へ。午後一時過ぎに到着し、店に入ったのは四十五分ごろ。けっこう待たされたが、それだけの味である。美味い。とにかく美味い。

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食後、梅田駅まで戻って、街中を散策。かっぱ横丁の古書街をウロウロしたり、楽器店を覗いたりしているうちに、午後三時を回ったので、御堂筋線でなんば駅まで戻る。コインロッカーに預けた荷物を回収し、【OCAT(大阪シティエアターミナル)】へ。中にあるジュンク堂書店で漫画本を買って、キオスクでお土産を購入。なんだか、日常へと帰るための準備をしているような感じだ。午後四時五十分ごろ、帰りのバスに乗り込んだ。老人が多い。皆で観光旅行に来ていたのだろうか。それとも、それぞれまったく無関係な人たちなのだろうか。もしも後者なら、なんともアクティブではないか。

午後十時、帰宅。お疲れ様でした。

大阪文化体験記(2015年5月4日)

午前八時起床。就寝時刻が遅かった割には、なかなか早く起きられた。アルコールのせいか、寝汗が酷かったので、朝風呂を浴びる。備え付けのT字カミソリで髭を剃り、歯を磨く。私がカプセルホテル【アムザ】を積極的に利用している理由の一つに、消耗品の豊富さが挙げられる。タオル、ボディタオル、シャンプー、リンス、ボディソープ……自動販売機でコーヒー牛乳が売られているのも嬉しいところだ。飲食店も備わっているのだが、私は利用したことがない。一度、試してみたいものだが。

午前十時、ホテルを出る。近くの【金龍ラーメン】に立ち寄り、ラーメンを食べる。早朝の涼しくて静かな時間に食べるラーメンというのは、実に風流だ……と、以前に来たときには感じたのだが、この日はゴールデンウィークの真っ只中ということもあって、街中には沢山の人たちが賑わっていて、静けさなど微塵も感じなかった。まったく、風流もへったくれもないではないか、と少し憤る。食後、近くのネットカフェに入り、昨日のレポートでブログを更新する。更新が終わったら、すぐに店を出るつもりだったのだが、気が付けば三時間パックをほぼ使い切ってしまっていた。ああ、根っからのネット中毒。

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午後一時半、Twitterでフォロワーさんに教えてもらった【三豊麺】で昼食を取る。食券を購入し、店に入ると、U字型になったカウンター席が目に入った。テーブル席は無かったように思う。アジア系の女性店員(恐らくは中国系だろう)に促され、空いている席に座る。隣の席に座っているカップルが、いわゆるホストとキャバ嬢の雰囲気を醸し出していて、ほのかに不安な気持ちを抱いたのだが、ホスト風の彼が「つけ麺のスープ割りをください」と店員に頼むも声が届いておらず、代わりにキャバ嬢風の彼女が伝えている姿を見て、なんだか和んだ。肝心のつけ麺は、ドロドロとした濃厚スープに太麺が絡んで、実に美味かった。あまりのドロドロさに、麺を食べ終える前にスープが無くなってしまって些か困ったのだが、どうやらアレはお代わりが出来るらしい。……知らなかった。

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午後二時、御堂筋線で動物園前駅へと移動する。まずは北上。ちょっと窮屈な商店街のアーケードを歩く。否、ちょっとどころではなく、窮屈だ。四人並べば肩を壁にこすりつけるのではないかというほどに狭い。そんな窮屈なアーケードの中を、これでもかと人が詰め込まれている。恐らく、半分は現地人で、もう半分は観光客だろう。その道をずんずん行くと、先に見えてくるのが【通天閣】だ。地元の人間でもなければ、東京の人間でもない私にとって、通天閣は大阪の東京タワーというイメージがあったのだが、実物を見ると、本当に東京タワーのそれに近い存在感があって、なんだかとても馴染んだ。展望台に上がろうと中に飛び込んだが、長い行列が出来ていたので断念した。

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近くのドン・キホーテに飛び込んで、少しばかりトイレを拝借していたところ、先程の方とは別のTwitterのフォロワーさんから【千成屋コーヒー】を薦められたので、向かう。おばちゃんが三人でやっている喫茶店で、店内はやや狭い。クリームコーヒーなるものが上手そうだったので、注文する。クリームソーダのコーヒー版で、なかなか美味しかった。クリームからちょっとバターの香りがして、いい感じ。……後に、この店がミックスジュース発祥の地だということを知り、注文を間違えたなあと後悔することになろうとは、この時はまったく思ってもいなかったのであった。

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一息ついたところで、今度は南下する。動物園前駅から北は観光地として栄えているが、南は完全にダウンタウンの様相を呈している。人気はまばら。時折、妙な雰囲気を醸し出している人たちが、横を通り過ぎていく。立ち並んでいるお店の多くはスナックや居酒屋の類で、まだ明るいというのに絶賛営業中だ。この怪しげな商店街を抜けると、また妙な空気が漂う空間に飛び出す。小さな建物が幾つも並んでいて、それぞれの表には看板が掲げられている。店先には白い光を全身に浴びた若い女性と、「おにーさん、上がってかない?」と声をかけてくる中年女性。そう、大阪最深部と名高い【飛田新地】である。飛田新地とは、いわゆる遊郭の街で(以下略)ここもゴールデンウィークの最中とあってか、やたらと人で賑わっていた。情緒もへったくれもない。三十分ほどぶらぶらしたところで(以下略)

午後五時、御堂筋線で心斎橋へ。楽器店を中心にぶらぶらする。

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途中、大阪ではそれなりに人気があるという【金久右衛門】に立ち寄り、一杯いただく。透明なスープの真ん中に黒色の濃いスープが沈んでいる画のインパクトは強かったが、味はいまいち。たまに貝の味がしたけれど、個性というほど印象的ではなかった。

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食後、なんとなく物足りなさを覚えたので、日本橋にある【大阪大勝軒】へと移動。ボリュームの多さにばかり目がいくが、味も決して裏切らない感じで、非常に安心できる。とはいえ、流石に食べ過ぎだが。店への道中、中古CDショップに立ち寄り、桂文珍師匠のCDを購入する。演目は『はてなの茶碗』『星野屋』。既にレンタルで聴いたことのあるアルバムだったが、ちゃんと手元に欲しかった作品なので、ここで入手できて良かった。

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午後八時、ホテルに戻る。とっとと風呂に入り、そのまま就寝。疲れた。

……っていうか、食ってばっかだな!

大阪文化体験記(2015年5月3日)

午前四時起床。昨夜、早めに寝ようと午後八時には布団に潜り込んでいたにも関わらず、そのまま眠れずに午前一時過ぎまで起きていたため、身体がやたらとだるい。出来ることならもう一眠りといきたいところだったが、そうはいかない。午前六時発の高速バスに乗らなくてはならないのだ。まだまだ眠りたがっている身体を強引に目覚めさせ、準備を済ませる。少し胃腸の調子が良くない。朝の寒さにやられたしまったか。

午前五時出発。高速バスの発着所まで、自宅から車で三十分ほど。途中、コンビニで軽食を取ろうと考えていたので、余裕を見て、このくらいでいいだろうと考えた。ところが、信号待ちの間に、なんとなく手元のバスチケットを確認すると、午前六時半発と表記されている。まさかの勘違いである。ただでさえ余裕を見ているのに、そこへ更に三十分の隙間が出来てしまった。……だからといって、特に何か困るというわけではないのだが。早朝のドライブは他に車が少ないので、なかなか気持ちがいい。BGMは先日CDを購入したばかりのライムスター『人間交差点』。「急げ急げ急げ!」と煽る宇多丸のリリックに気持ちが盛り上がる。途中、セブンイレブンに立ち寄り、おにぎり三個と水を購入する。すぐさま食べ終え、胃腸薬とともに水を一気に飲み干す。

高速バスの発着所に到着すると、たくさんの人がいて驚いた。なにせ、普段はガラガラの待合室の椅子が、ほぼ全て埋まっているのである。午前六時に発着するバスは大阪行きのみ。いくらゴールデンウィークとはいえ、これだけの人が早朝から大阪に出かけるのかと驚いた……のだが、後で彼らは高速バスで旅行に出かける人たちではなく、ちょっとした日帰りツアーに参加している人たちだということが分かって、なんだか納得した。結局、大阪行きのバスに乗ったのは、十人そこそこだった。

午前六時半、バスが出発する。大阪までおよそ四時間。スマホで録音した『アルコ&ピースのオールナイトニッポン0』を聴きながら仮眠を取ろうとするも、振動で揺れまくったことと、時折Twitterの画面を眺めてしまっていたことが重なって、悪酔い。もしかしたらリバースするかもしれない。しかし、座席の網には袋が入っておらず、手元に適度なビニール袋もない。これでは、もし万が一にでもリバースするようなことがあったら、目の前にぶちまけてしまうではないか。どうにかこらえる。途中、サービスエリアでアイドルがコマーシャルに出演している某炭酸飲料を購入。爽やかな飲み物が欲しかったから買ったのだが、とてつもなく不味くてビックリした。カロリー控えめでも、不味かったら意味がないような気がする。

午前十時、大阪駅に到着。駅のコインロッカーにボストンバッグを預けようと思うも、どこもかしこも使用中。ゴールデンウィークのせいか。スケジュール上、こんなところでもじもじしているわけにはいかず、預けずに移動することに。梅田駅から御堂筋線で千里中央駅へ。チケットを購入する際、千里中央駅までの金額が表示されずに少し戸惑った。駅員に確認したところ、千里中央駅までの金額は、北大阪急行電鉄と表記されたボタンを押さないと表示されないとのこと。うーむ、これが都会の洗礼というヤツだろうか、と思いながらポチッと購入する。千里中央駅に着くと、今度は大阪モノレールに乗り換え。万博記念公園駅を目指す。……どうでもいいけど、たった二駅分で250円って少し高い気がする。

午前十一時、万博記念公園に到着する。駅構内のコインロッカーに空きがあるのを見つけ、利用する。駅を降りて、万博記念公園へと向かう道の途中、早々にヤツの姿を目にする。一面に広がる木々の中から、ひょっこり顔を出しているヤツ。【太陽の塔】だ。今回の旅は、そもそも太陽の塔を目の当たりにしたいという気持ちから始まった。ありとあらゆる歴史的建造物の追随を許さない、なんともアヴァンギャルドで圧倒的な存在感を、どうしても生で見たかったのである。万博記念公園まで、とてつもない人の波をかき分ける。この日、万博記念公園ではフリーマーケットが開催されていて、それの伴うイベントやらなんやらを見に、大勢の人たちが押し寄せていたのである。でも、そんな人たちのことなど、関係ない。私には太陽の塔しか見えていなかった。250円の入園料を支払い、ゲートをくぐる。

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太陽の塔は、公園に入ってすぐのところにいた。あまりにも、巨大ではないか。こんなに巨大で、ヘンテコで、美しいモノを、私は見たことがなかった。しばらく魅了された後に、【EXPO'70パビリオン】へと移動。大阪万博の資料が展示されていて、当時の雰囲気を映像やアイテムなどで感じることのできる施設だ。本来なら、じっくりゆっくりと見たいところだったが、人と会う約束があったので、ちょっと急ぎ足。まあいい、どうせ来年も来る(太陽の塔の中身が公開されるらしいからな!) この後に行く予定だった梅田ロフトとのスタンプラリーが開催されていたので、参加する。ショップでタオルと扇子を購入する。万博記念公園オリジナルプリクラにも少し興味を惹かれたが、流石に一人で撮るものではないだろう。帰り際、改めて太陽の塔を眺める。やはり、美しい。

先ほどとは逆の手順で梅田駅に戻る。流石に荷物が鬱陶しくなってきたので、コインロッカー探しに奔走する。結局、東梅田駅のコインロッカーに預けることになった。そこから待ち合わせ場所であるかっぱ横丁へ移動。ところが、当人が何処にもいない。スマホでDMを確認すると、待ち合わせの後に行く予定だったラーメン屋の方で待っているとのこと。そこで、私もラーメン屋へと移動しようとしたのだが、肝心の店の場所が分からない。三十分ばかりウロウロした挙句、階数を間違えていたという根本的なズレが発覚。私が行こうと言い出したのに、なんともあんまりな話である。

午後二時、Twitterで知り合ったイシダドウロ氏と合流し、【煮干しらーめん大五郎】を食す。

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ギャラリークラフトの食レポ漫画を読んで、気になった店だったのだが、味との相性はそこそこ。とはいえ、煮干しの風味が強くて、そこにきちんと個性を見出している点は評価されるべきだろう(偉そうに) 食後、梅田ロフトに向かい、【みんなで太陽の塔展】へ。様々なアーティストたちによる太陽の塔をモチーフにした作品たちが展示されていて、なかなか楽しかった。展示会場内は自由に撮影してもよかったので、あっちこっちの作品をカメラに収めたのだが、ここに写真を表示するのはなにやら勿体無い気がするので、代わりに会場入り口にあった岡本太郎氏の蝋人形の写真をどうぞ。

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鑑賞後は、ロフト内をウロウロ。私は特に何も買わなかったのだが、ここ最近になって人気が再燃している『ぼのぼの』のコーナーに、何故かイシダ氏のテンションが大いに上がっていて、ストラップを買っていた。そんなに好きですか、『ぼのぼの』が。いや、私も好きだけど。ここでイシダ氏が私のスタンプラリーのことを思い出し、展示会場の受付の女性に「何処で引き換えてくれるのか」と話をしてくれる。結局、その場で景品を頂けた。太陽の塔のペーパークラフトとブックカバー。……微妙だ。店を出て、しばらく喫茶店でゆっくりしているところで、これまたTwitterで知り合った藩主氏と合流する。偶然、近くにいたのだという。桂小枝師匠を思わせる高音ボイスがなんとも味わい深い。時刻は午後四時を回ろうとしていたところ。そろそろ待ち合わせ場所のなんばに向かおうということになり、御堂筋線の電車に乗り込む。そう、この日の夜は、Twitterで知り合った人たちと、オフ会をやろうという話になっていたのである。

なんばに到着後、しばらく街中を散策、『ドキュメント72時間』でも取り上げられていた【味園ビル】にも立ち寄り、まだ開店していないお店の外観を見て回る。なすなかにしや小森園ひろし、春風亭吉好さんなどのイベントのチラシを見つけてニヤニヤ。この直後、ゴハさんと合流。素人の大喜利界隈に詳しいゴハさんは、大喜利会場にも使われることがある味園ビルにちょっと詳しかった。見た目は味のある青年風なのに、中身は意外とディープらしい。

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私のリクエストにより、オフ会の会場は近くの鳥貴族になった(焼き鳥のコストパフォーマンスが良いとネットで見たことがあったのだ)。開店時刻が午後三時とある。そんな時間帯から呑んでいる人がいることにビックリする。店の前で三十分ほど待たされ、午後六時ごろに入店。この時、クジャクの心臓さんと合流。夙川アトムに似ていた。なにやら色々な話で盛り上がったような気がするけれど、何を話したのかはまったく思い出せず。けっこうな牛飲馬食ぶりを展開したつもりだった(私が最後のオーダーで注文しすぎたためである!)が、お代は一人3,500円で済んだ。ああ、安い。

二次会は味園ビルの白鯨というお店で。ワンドリンク500円。鳥貴族の全品280円の後だと、妙に高く感じてしまったので、チビチビと呑む。ここでも色々な話をしたはずなのだが、やっぱり殆ど覚えていない。かろうじて覚えているのは、「M-1グランプリ2009の三位って誰だっけ?」「エレキコミックの面白さが分からない」「乞食根性」。ろくな話をしていない気がするのは何故だろう……。

午前零時前、解散。名残惜しい。

この日、ホテルの予約が満室になっていたので、泊まる場所が決まっていなかった私。とりあえず、入浴だけでも済ませようと思い、いつも利用しているカプセルホテルの【アムザ】を尋ねたところ、なんと部屋に空きが出ていることが発覚。神は私を見捨てなかった! 粛々と宿代を支払い、大浴場で汗を流し、午前一時ごろ就寝。お疲れ様でした。

『エレ片コントライブ ~コントの人9~』(岡山)

『エレ片コントライブ ~コントの人9~』岡山公演を観に行ってきた。

今回の会場となったのは、イオンモール岡山内にある“おかやま未来ホール”。千葉県には“よしもと幕張イオンモール劇場”という舞台があると聞いたことがあるが、地方にこういう劇場を備えたイオンモールが出来たことに、なにやら感慨深いものを覚えなくもない(地元じゃないから頻繁には来られないけれどね!)。おかやま未来ホールはイオンモールの六階にあった。時間の調節を全く考えずに家を出たため、うっかり開演の二時間前に到着してしまったのだが、同じ階にCDショップ、楽器店、書店、映画館、無印良品などがあったので、その辺りでガンガン時間を食いつぶした。三線とウクレレを合体させた楽器に少しだけ惹かれた。

その最中、何の気なしにスマホでTwitterを眺めていると、恐るべき情報が目に飛び込んできた。なんと、ライブ終演後に、片桐仁が自著『おしり2(テレビブロス誌上で連載しているコラムの単行本第2弾。タイトルは「おしえて何故ならしりたがりだから」の略)』のサイン会を催すというのである。普段、あまりミーハーなイベントには参加しないようにしている私だが、曲がりなりにもラーメンズの片桐仁がサイン会を開催するとあらば、そのビッグウェーブに乗らない手はない。とはいえ、あくまでも自分のスタンスは「貰えるというのなら貰うけれど、別に貰えないのならばそれでもいいです」という気持ちをキープ。期待し過ぎて後悔することほど悲しいものはないのだ。


午後5時半開場。はやる気持ちを抑えながら会場前に向かうと、全席指定にも関わらず、謎の行列が出来ていた。後に並んでみると、単なる行列だった。なんだそりゃ。ロビーには、物販コーナーへと向かう行列が出来ていたので、この後にも並ぶ。並び放題。『おしり2』と何故かデスメタル調のデザインが施されたタオルを購入する……が、手渡されたのはタオルと謎の数字が書かれた紙切れが一枚。なんじゃこりゃ。なんでも、事前にサインを書いておいた『おしり2』が売り切れてしまったらしく、今、裏で慌てて追加で書いているのだそうな。自分の人気の高さを侮りおったな、ギリジン……。ホールに入ると、全600席という客席数を感じさせない広々とした良い雰囲気。席と席の間もゆったりしていて、ステージに向かって左端の席だったにも関わらず、まったく窮屈に感じられなかった。岡山市民文化ホールもちょっとは見習わないといかんぞォ。

午後6時開演。恐らく、今回の公演もソフト化されるので、シンプルな感想を。前回の公演では人間のネガティブな部分を引き出したコントを多く演じていたエレ片だけど、今回はちょっとバカなノリを取り戻しにきた印象を受けた。「前回、ちょっとマジメにやり過ぎたけど、今回はちゃんとバカやるよ!」と言っているかのよう。前作が好きだった人間としてはちょっと物足りなさも感じつつ、しかし揺るぎないバカバカしさに笑いは止まらず、大いに楽しんだ。個人的には『離婚』がかなりツボ。結婚2年目のやついが言っているという視点を含めて、かなり笑わせてもらった。幕間映像も最高。CMパロディはDVD化されないんだろうなあ……それでいえばSEKAI NO OWARIのパロディコントも……うーん、なんとか出来ないものか!

午後8時終演。エンディングトークで「今回、岡山は初めてということで、終演後に他の会場ではやっていない握手会がある」という話をしていたので、嬉々として並ぶ。よく並ぶねホント。そこで『おしり2』も配っていたので、先ほどの紙切れを渡して、やっつんから受け取る。そこで舞い上がった私、「先日はTwitterでリツイートして頂き、有難うございました!」と一言。「あっ、イラストの方!?」と人違いをされたので「いえ、レビューを書いた……」と言うと「あーっ、岡山……じゃなくて香川でしたっけ?」と言われる。おおっ、覚えられている!


結果、やっつんと喋り過ぎて、後の二人はスピーディーに対応することに。それでも、だっつんには「ツッコミ面白かったです!」(個人的に今立のツッコミは評価が低すぎる気がしてならない)、片桐には「次も是非、来てください!」と言うことは出来た。……いやいや、しかし月並みなことしか言えなかったなあ。うーん、次こそは。次があるのか。次もよろしくお願いしますよ。私、リトルトゥースだからラジオはちょっと聴けないけど(時間被りの悲劇!)、次もあったら絶対に行くから!


『柳家喬太郎 独演会』(2月10日・岡山)

一年ぶりに、柳家喬太郎師匠の独演会へと足を運ぶ。会場は前回と同様、岡山市民文化ホール。いつものことだが、岡山駅からけっこう離れた場所にあるので、到着に苦労する。市電を利用すればいいだけの話なのだが、歩いていけなくもない距離なので、ついつい徒歩で向かってしまう(途中、一風堂と紀伊國屋書店があるのも、徒歩移動を採用してしまう要因だろう)。普段の運動不足を解消できるという意味では良いのだが、それで疲れてしまって、本番でぐっすり……というのがいつもの悪いパターンなのである。それを分かっているのに、どうして同じことを何度も繰り返してしまうのか。我ながら学習しない。(先に言っておくけど、今回は寝なかった。目薬と栄養ドリンクのおかげか……どういう姿勢で落語に臨んでいるんだ私は)

午後六時、ホールに到着。開場直後だったので、表には長蛇の列が出来ていた。全席指定なのに行列が出来ている図というのは、なにやら不条理である。殆どの人が中に入っていく様子を見届けたところで、自分も中へ。本、CD、DVDと様々なソフトをリリースしている師匠だが、通路に物販コーナーは無い。寂しい。新作のCDを売っていたら、購入するつもりだったのだが……。今回は有難いことに最前列の席を獲得できたので、悠々と着席。足を伸ばせばステージ上に届きそうな距離で、「なるほど。これが砂被りならぬツバ被りの席というヤツか……」と感心する。着席後、携帯電話の電源を切るように呼びかける声が耳に入ったので、すぐさま対応する。以前はそこまで過敏に呼びかけていなかったように記憶しているのだが……何処かの落語家からクレームでも入ったのだろうか。

午後六時半、開演。

前座は前回と同様、柳家喬太郎自身が務める。「どうも、立川談春です」と、先日岡山にきていたという談春師匠のことに触れ(時間が合えば私も行きたかったなあ)、前座噺『子ほめ』へ。文字通り「ほめ言葉」を題材とした演目で、喬太郎師匠の十八番である。とはいえ、もう何度も耳にした演目なので、そこまでの興味は……と思っていた矢先、まさかのネタを間違えるハプニング! それ自体をギャグ化することで、なんとか場を持ち直していたが……珍しい姿が見られた。オチも従来の形式とは違っていて、師匠の落語を探究する姿勢を垣間見られたような気がした。

柳家喬太郎 名演集1 寿限無/子ほめ/松竹梅柳家喬太郎 名演集1 寿限無/子ほめ/松竹梅
(2008/05/21)
柳家喬太郎

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続いて高座に上がったのは、これまた前回と同様、モノホンの前座こと柳家喬之進さん。喬太郎師匠の弟弟子だ。今は落語協会の二つ目だが、もうすぐ真打になるとのこと。めでたい。名前も「柳家小傳次」に改めるという。演目は『棒鱈』。酔っ払った棟梁と田舎侍が激突するまでの過程を描いた落語で、この田舎侍の様子が大きな笑いどころとなっている。喬之進さんはどちらも上手く演じていたのだが、その上手さを突き抜ける瞬間が無かった印象。とはいえ、マグロのしょうゆ漬けのくだりは笑った。酔っ払いと田舎侍がマグロのしょうゆ漬けのことを何度も何度も口にするくだりから、喬之進さんのツボをなんとなく掴めたような気も……いやいや、そう簡単なものではないか。続いて、再度喬太郎師匠の登場。ナンセンス色の強い新作落語『夫婦に乾杯』で、会場をワッと賑わした。この演目はCDで聴いたことがあったのだが、当時はそのナンセンスな展開に対してほのかな不快感を覚えたのに対し、今回は純粋に笑わせてもらった。何が違うのか……。

SWAのCD 2007 -明日の朝焼け-SWAのCD 2007 -明日の朝焼け-
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SWA(林家彦いち 三遊亭白鳥 春風亭昇太 柳家喬太郎)

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ここで十五分の中入り。手で両足をさする。どうしてなのかは分からないが、この最前列の席がやたらと寒いのだ。あまりにも寒かったので、口演の最中に何度も足を動かしてしまった。もしかしたら私だけが寒がっているのではないかとも思ったが、両隣に座っている人たちも寒そうにしていた。この会場は席の密度が高く、過去に訪れた際にはむしろ暑苦しいと感じることが多かったのだが……どうも極端で良くない。

仲入り明け、最後はじっくり『錦木検校』。大名である父親から疎んじられ、息子であるにも関わらず下屋敷に下げられている角三郎と、腕も喋りも立つ按摩・錦木の絆を描いた人情噺である。既にCDで聴いたことのある演目だったが、ところどころで記憶にない演出が施されていて、新鮮に楽しんだ(単純にネタの微細を忘れてしまっただけのような気もする!) とはいえ、二人の絆の深さを描いているにしては、どうも交流の描写が少なく、説得力に欠けるような気もした。実際、この『錦木検校』という演目は、もっと長いネタらしいので、しょうがないのかもしれない……けれど、改善の余地があるといえるのではないか。

柳家喬太郎 名演集2 金明竹/錦木検校柳家喬太郎 名演集2 金明竹/錦木検校
(2008/05/21)
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午後八時四十分、終演。お疲れ様でした。

「桂文珍独演会」(2月8日・三豊)

昨夜、誕生日祝いの焼き肉を食べ過ぎてしまったからなのか、どうも体調が宜しくない。試しに体温を計ってみると、37度と出た。微熱だ。ここは大事を取って、家で寝ていた方が良い……のだろうが、この日は親戚から諸般の事情によって行けなくなったというので有難く頂いた「桂文珍独演会」の予定が入っていたので、無理を押して出かける。会場は三豊市文化会館マリンウェーブ。自宅から車で30分もかからない、超近場だ。せっかく、タダで貰ったチケットなので、今日は心行くまで楽しもう……と思っていたのだが、やはり体調不良がたたってか、公演の半分以上は寝てしまっていた。ああ勿体無い。およそ3年ぶりの文珍師匠、それなりに楽しみにしていたのだが……。というわけで、覚えていることだけ。

前座の桂楽珍は『夏の医者』。本来は山を舞台とした演目だが、楽珍さんは海を舞台に展開していた。中国のサンゴ密漁と絡めた、なんとも興味深い口演だったのだが……早々に寝る。勿体無い。実に勿体無い。続く文珍師匠でも寝てしまったが、演目はお馴染みの新作落語『憧れの養老院』だったので後悔は無し。何処でも演っているネタなので、恐らくはテッパンなのだろう。続いては女道楽(三味線漫談)の内海英華。三味線の演奏をメインとしたパフォーマンスなので、ここは寝てしまうだろう……と思っていたのだが、こちらはむしろ完全に聴き込んでしまう。都々逸は色っぽいなあ……。続いて再び文珍師匠、今度は古典落語の『花見酒』。やっぱり眠る。後半の展開だけ分かっても、何がなんだかさっぱり分からないな。中入りを挟んで、最後は『お血脈』。個人的には文治師匠のイメージが強い演目だ。ここでは必死になって眠らないように努めたが、そこに集中し過ぎたせいで、内容をまったく覚えていない。

開演14時、閉演16時半。何しに行ったのかが分からない時間だった。まあ、こういう日もある。

歳末の広島・最終日

午前8時起床。

お腹の調子が良くない。下痢ではないのだが、短い周期で便意が襲い掛かってくる。昨夜、呑み過ぎたせいだろうか。常時持ち歩いている胃腸薬を飲み、無理やりに落ち着かせる。しかし、おかげで食欲がない。昨夜、朝食に食べようと、コンビニで買った菓子パンの存在が疎ましい。これでは単なる荷物である。随分と寝汗をかいていたので、風呂に入ろうかと考えるも、その元気もない。絵に描いたようなグロッキーだ。

午前10時、ホテルを出る。本来なら、昼食にお好み焼きを食べる予定だったのだが、とてもじゃないが無理だ。パンめ……。とりあえず広島バスセンター方面に移動していると、途中で丸善に遭遇したので、覗く。昨日のジュンク堂に引き続き、都会の本屋をこれでもかと堪能する。「香川では入荷が遅れるかもしれない」という判断の元、『富士山さんは思春期』(オジロマコト)の新刊と『タイニーマイティボーイ』(大石まさる)を購入。大石まさる作品を買うのは、今回が初めて。流れで、とらのあな、ヴィレッジ・ヴァンガードを覗くが、これといって収穫無し。

富士山さんは思春期(5) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(5) (アクションコミックス)
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正午。広島バスセンターがある「そごう 広島店」へ。お土産を買ったり、パンを食べたり、以前から買おうかどうか躊躇していた『NHKニッポン戦後サブカルチャー史』(宮沢章夫)を購入したり、あれやこれやで時間を潰す。午後1時15分、高速バスに乗り込む。隣の席の青年がオードリー若林氏に似ていた。

NHK ニッポン戦後サブカルチャー史NHK ニッポン戦後サブカルチャー史
(2014/10/09)
宮沢 章夫、NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班 他

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午後4時、坂出の高速バスターミナルに到着。夕立が降っていた。自車に乗り込み、高松へと移動。タワーレコードで予約していた東京03の単独公演DVDと、以前から気になっていたシュガー・ベイブのデビューアルバムを購入する。

第16回東京03単独公演「あるがままの君でいないで」 [DVD]第16回東京03単独公演「あるがままの君でいないで」 [DVD]
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お疲れ様でした。

歳末の広島・二日目

午前7時起床。座敷のおかげで寝心地は悪くなかったが、やはり慣れない環境ということもあって、しっかりとは寝付けなかった。残り3時間で二度寝を決め込むほど腹は据わっていないので、その時間を使ってブログを更新する。旅行関連の記事は、とにかく気持ちの鮮度が重要だ。本やDVDの様に何度も確認できないし、なにより自分の気持ちが盛り上がらない。この間、シャワーを浴びるかどうかも考えたが、キャリーバッグを移動させることを面倒に感じ、後回しにする。幸い、季節は冬で汗もさほどかいていない。

この時、今日はビジネスホテルに泊まろうと決意する。それなりに年齢を重ねた今、ネットカフェでの宿泊はやはりちょっと厳しい。幸い、「ホテルヴィアイン広島 銀山町」が当日宿泊にも関わらず安かった(4,500円!)ので、そこをネット予約する。この年の瀬、この値段の宿をシングルで確保できることに、ちょっと驚いた。

午前10時出発。近くの松屋で遅めの朝食をとる。牛丼(大盛)と豚汁のセット。牛丼に引けを取らない豚汁の量に驚く。牛丼のどんぶりと同じくらいの大きさの茶碗に注ぎ込まれている。二つの意味で器が大きい。食後、パルコ内のタワーレコードに向かう。学生時代によく訪れていた店だが、棚の配置が大きく変わっていて、少し迷った。落語CDのコーナーを覗くと、先日リリースされたキントトレコードの『談志 30歳』を発見。タワーレコードでも取り扱っていたのか。何か面白いCDでもあれば買おうと思ったのだが、これといって心惹かれるアイテムは見つからず。そのまま、島村楽器へ流れ、陳列されているギターを眺める。都会の楽器店は品揃えがいい。蛇味線とウクレレの合いの子なんてあるのか……。

午前11時。パルコを出て、ブックオフへと移動する。年末だというのに、朝からブックオフにはたくさんの人が押しかけていた。この忙しない年の瀬に文化的ゆとりを得ようなどとは、随分と余裕のあることではないか……と、自分のことを棚に上げて、しみじみ思う。CD・DVDのコーナーをウロウロしていると、冨田勲氏と初音ミクが共演したライブのブルーレイが売られているのを見つける。冨田氏の演奏に興味があったので、購入する。パッケージの『COBRA』を彷彿とさせるデザインの初音ミクが、なんともいえず面白い(実際に描いたのは空山基という方らしい)

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初音ミク、河合尚市 他

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ブックオフを出て、アストラムライン(モノレール的なヤツ)に乗り込み、下祗園へ。学生時代に私が生活していた地域である。とりあえず、当時よく通っていたラーメン屋「げんこつらーめん 祇園店」へ。これまた当時よく食べていた魚系とんこつラーメンの焼豚飯セットを注文する。時刻は正午を回ったところ。牛丼がまだ消化し切れていなかったが(スケジュール管理が出来ていない!)、食べきる。相変わらず美味い。とんこつと魚系の混ざり合った独特の臭みが、実に堪らない。これにサービスの生にんにくを加えると、更に堪らないことになるのだが、忘年会のことを考えて、遠慮する。食後、近くの大型スーパー・ゆめタウンへ移動し、シャツを購入。冬場だからと着替えも持たずにやってきたが、流石に無理と判断した。ついでにスーパー・フレスタ(当時から不思議だったのだが、何故に大型スーパーのすぐ隣にスーパーが建っているのだろう?)にも立ち寄り、缶コーヒーを買う。祇園線経由で広島駅へと向かう。

午後2時前、広島駅に到着。ジュンク堂書店をブラブラする。地元にはない大手書店の規模にコーフンしながらも、荷物になるので余計な買い物は出来ないというジレンマに苛まれるも、以前お世話になった和田尚久氏が連載を持っているというフリースタイルを購入。特集は「このマンガを読め!」。そういえば、高野文子『ドミトリーともきんす』が1位に選ばれていることにケチをつけている人がいたっけ。しかし、実際に読んでみたら分かると思うが、物凄い作品である。高野文子という才能の時代を超越する圧倒的なマイペースが評価されたのだ、と認識する。

ドミトリーともきんすドミトリーともきんす
(2014/09/24)
高野 文子

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午後3時、市電で銀山町へ移動し、ホテルにチェックイン。なかなか立派な佇まいに少し物怖じするが、ちゃんと4,500円で入れたことに一安心。部屋はオーソドックスな広さ。ベッドにテレビ、小さい冷蔵庫がある。ドライヤーとケトルもあったように見えたが、利用していないので、ひょっとすると違うモノなのかもしれない。ユニットバスで、湯船も便器も小さい。お風呂はギリギリ浸かれるかどうかの広さだし、便座に腰かけると腕が壁に当たる。……単純に私が太っているだけなのかもしれない。とりあえず身体を洗う。二日分の垢を落とし、さっぱりする。そうこうしているうちに午後4時。集合の時刻までの3時間は眠ることにしていたのだが、寝付けず。久しぶりに顔を合わせるサークル仲間たちに、少し緊張しているのかもしれない。

午後6時半、出発。午後6時55分、パルコ横の広場・アリスガーデンに集合。そのまま店へ移動。午後7時から呑み始め、午後8時から学生時代に撮影した自主制作映画の鑑賞会が始まり(映画研究部だったのである)、あーだこーだと言っているうちに午後11時ごろ、お開き。無論、そのまま解散とはならず、近くのイタリアンのお店で二次会が始まる。『アイカツ!』にハマっているという友人に『アドベンチャー・タイム』の話をしようとするが、当然のようにまったく噛み合わず。このバカバカしさがまた楽しい。午前1時ごろ、二次会が終了。それからしばらく、三次会に行くか解散するかの話し合いが続く。次の店が何処になるかで判断しようと思っていた私は、その様子をぼんやり眺めていた。12月の終わり、外は寒空。アルコールで温まった身体がどんどん冷えていく。候補の店は三か所あるという幹事の言い分を受けて、とりあえず移動することになったが、この時既に午前2時を回っており(どんだけ悩んでいたんだ!)、ラストオーダーが終わっている店もちらほら。

ようやく鍋焼きラーメンの店へ入るも、10人近くいたはずのメンバーが何故か4人に。あれ? どうやら全員が入ることは難しいという判断の元、残りのメンバーは別の店へと移動したらしい。意味が分からない。実質、それは解散じゃないのか。とりあえず鍋焼きラーメンをすする。美味いといえば美味いが、特別美味いわけではない。具沢山ではあるが、麺はインスタントみたいだし、スープは普通だし。幹事よ、本当にこの店がオススメの店なのか? 店を出て、残りの6人が入ったというラーメン屋を覗くも、誰もおらず。なにやら釈然としない終焉を迎えてしまった。

午前4時、ホテルに戻る。軽く湯船に浸かり、就寝。

歳末の広島・初日

この年の瀬に、広島に来ている。

私は広島の大学を卒業しているのだが、同期の友人から「同窓会めいた忘年会をするから来ないか」と誘われ、のこのこと馳せ参じた次第だ。卒業してしばらくは三ヶ月に一度のペースで広島を訪れていた私だが、この一年くらいはまったく行こうとすらも考えていなかったので(長期休暇の時期には大阪か東京へ向かうのが、ここ数年の私の志向となっていたからだ)、久しぶりにいい機会だと思い、即刻了解の返事を出した。広島での忘年会に参加するのは、何年ぶりのことだろうか。思い出せないが、確か当時、帰宅する予定だった大晦日に吹雪が起こって、予約していた高速バスが運行停止になってしまい、大いに慌てたことだけははっきりと覚えている。あの時は結局、新幹線で帰った。倍ほどの金額を取られ、なにやら釈然としない気持ちになったものだ。

今回も高速バスを利用した。香川県から広島県まで、バスで三時間ほどかかる。往復料金で7,000円は安い部類だ。午後4時過ぎに自宅を出て、坂出にある高速バスターミナルから出発した。時刻は午後6時を回ったところ。予定よりも10分ほど遅れての出発だったので、到着も予定より10分ほど遅れた。降車駅は広島バスターミナル。広島市内には降車駅が二ヶ所あって、もう一ヶ所は広島駅前である。さほど距離に差はないが、広島バスターミナルは繁華街のド真ん中にあるので、すぐさま何処かへ行きたいという時には非常に便利だ。午後9時到着。バスを出ると、冬の寒さを否が応でも感じさせられた。キンと肌を締める感覚。香川県の湿気混じりな寒さとは訳が違う。……まあ、あくまで印象論だけど。

広島バスセンターはそごう広島店の中にある。そこを出たら、近くのアーケードへと向かう。本通りだ。午後9時を回っているというのに、まだまだ人でごった返している。大阪はなんばの商店街を見た後だとさして驚かないが、地元の商店街しか知らなかった頃には「夜なのに商店街に人がいる!」と驚いたものである。いや、厳密に書くと、地元の商店街は昼間ですら人の姿が殆ど見受けられなかったのだが。ていうか、今ではアーケード自体がブチ壊されて、その辺り一体が更地に……うーむ、なんだか意図せずして切ない気持ちになってしまった。

夕飯がまだだったので、とある有名なカキ小屋の敷居をまたぐが、入れず。予約していなかったので、まあダメだろうと踏んだ上での入店不可だったので、特に問題はない。その足で、私が愛してやまないラーメン屋「とりの助 新天地店」へ。鶏ガラスープをベースとしたラーメン・つけめんが売りの店で、なかなか美味しい。漬物を自由に取れるサービスも嬉しい要素の一つだ。新天地店はカウンターとテーブルが二脚と少し狭い。まあ、繁華街の中という立地なので、仕方がない。狭い店内には三人の従業員がいたが、注文は食券である。二人が調理場を切り盛りし、残った一人が接客と片付けを担当しているようだった。調理場担当のうち一人は女性で、口調から察するに中国・韓国あたりから来た留学生と見受けられた。カタコトな喋りがなんとも可愛いが、知能指数は間違いなく私より圧倒的に上だろう。スープまでしっかりと味わいつもりだったので、ラーメンを注文するつもりだったのだが、気がつくとつけめんを頼んでいた。これが旅行のテンションというヤツだろうか。正直、やや量は少なかったが、しかし美味かった。

食後、本日の宿である「メディアカフェ ポパイ えびす通り店」へ。ネットカフェでの宿泊は久しぶりだ。大学を卒業してしばらくは、広島を訪れるたびに利用していたが、ここ数年は安いビジネスホテルを利用することのほうが多くなっていた。まあ、間もなく30歳になる身空で、ネットカフェで宿泊というのも……いや、決してダメというわけではないのだが……。入り口はエレベーターになっているので、それに乗り込み三階へ。上に着くと、更に階段がある。余談だが、その階段の向こうの壁に「駐輪禁止」と書かれていたのだが、この壁は何処からやってきたのだろう? 短い階段を上がりきると、ようやく店の入り口に辿り着いた。時刻は午後10時前。私以外の客の姿はあまり見受けられなかった。カウンターは、髪の色を茶色に染めた青年が一人で担当していた。座敷室、ナイトパック12時間コースを選ぶ。二畳ほどの空間にデスクトップのパソコンが一台とテレビが一台。その上には四桁の数字を入力するタイプのセキュリティーBOX(貴重品入れ)もある。不思議だったのは、室内に飲食物を持ち込んではならないというルールだ。これを明記しているネットカフェに入ったのは初めてだ。室内からインターホーンで料理を注文できるような店もあるというのに……。

だらりだらりと動画サイトを覗き、午前2時半就寝。風呂は明日にした。

『柳家三三独演会 三三三九四七 ~柳家三三ありがとう!四十七都道府県~』(高松)

『柳家三三独演会 三三三九四七 ~柳家三三ありがとう!四十七都道府県~』を観に行く。

柳家三三は落語協会に所属する落語家である。1974年7月に神奈川県小田原市で生まれた。88年12月、中学生の時に鈴本演芸場で十代目柳家小三治の『山崎屋』に衝撃を受け、落語家を志す。93年3月、18歳で小三治に入門。前座名は“小多け”。96年5月、21歳で二つ目昇進。この時、名前を現在の“三三”に改めた。それからおよそ10年後の06年3月、31歳で真打昇進。現在、古典落語のホープとして、他方面より注目を集めている。

私が三三師匠の落語を聴きに行くのは、これが三回目である。

一回目は高松のサンポートホール高松という会場で鑑賞した。そこまで広くない会場だったにも関わらず、随分と空席が目立っていたことが、妙に印象に残っている。演目は『真田小僧』『転宅』『井戸の茶碗』。当時、既に三三師匠は若手の注目株として話題になっていた(だからこそ、CDでもDVDでも触れたことがなかった私が、思い切って聴きに行こうと決意を固められたのである)のだが、これがまったくハマらなかった。鑑賞時、寝不足だったことも影響しているのかもしれない(むしろ私は、私が寝不足じゃない時を知りたい)が……とにかく、私の三三師匠に対する印象は、あまり芳しいものではなかった。

二回目は岡山のさん太ホールという会場で鑑賞した。個人的には、東京03がよく単独ライブを開催している会場という印象の強い場所である。劇場というよりもシアターという表現が似合いそうな、こじゃれた雰囲気が素敵な会場だ。この時は、さほど空席は無かったように思う。岡山は落語家が頻繁に訪れている県なので、香川よりも落語に馴染みがあるのかもしれない。演目は『権助提灯』『締め込み』『五貫裁き』。落語仲間に「行った方がいい!」と強引に薦められ、半ば仕方なしに観に行ったのだが、これが驚くほどに面白かった。とにかく人間がイキイキとしていて、やたらめったら楽しかったのである。前回は、47都道府県を47日間かけて巡るという弾丸ライブツアーだったため、その疲労から三三師匠も本来の実力を発揮できていなかったのかもしれない。この独演会を観て、私は三三師匠に対する考えを改めた。なるほど、確かに古典のホープである、と。

そして今回、会場となったのは高松市にある高松オリーブホールという場所であった。過去、高松で開催された落語会には何度か足を運んでいる私だが、高松オリーブホールなどという場所は聞いたことがなかった。どういう場所なんだろう。オリーブっていうくらいだから、速水もこみちが経営しているのかしらん。

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そんなことを考えながら、実際に会場に行ってみると、これがいわゆるところのライブハウス。入口でチケットを渡すと、ワンドリンク代を要求された。寄席では飲食が当たり前だが、落語会でワンドリンクとは、実に変わっている。入口の脇にあるカウンターでジンジャーエールを頼み、それを持って会場に入る。すると、そこには緞帳がないため、剥き出しになった状態のステージが。その両端にはアンプが山の様にドッと積み重ねられていて、真ん中にちょこんと高座が置かれている。なんとも不似合いでおかしい。こういうところでも落語会が開かれるものなのか。初めての経験に、開演前から思わず胸が躍ってしまった。余談だが、高松オリーブホールは建物の3階にあり、会場入りするためには階段かエレベーターを利用するしかないのだが、階段の途中に「ダイブ禁止!」という張り紙がされていたのが、なんだかとても面白かった。落語中にダイブする観客……見てみたい気がしないでもない。自由席なので、空いている席に適当に座った。客席は8割~9割ほど埋まっていたように思う。

14時開演。

過去二回の独演会と同様、前座はなし。いきなり主役の三三師匠が現れる。高座に上がって、最初に触れたのは今回の会場のこと。なんと、数々の高座を経験してきただろう師匠でも、ライブハウスで落語会をするのは初めての経験だったらしい。「私の前にやったのが、ゲスの極み(乙女。)……」の一言で、会場がどっと盛り上がる。マクラはそのまま、これまでに落語をやってきた場所の話、落語を聴かせてきた観客の話などを経て、『看板のピン』へ。かつて博打の世界に身を置いていたご隠居が若い連中の博打遊びに参加するのだが、壺に入れて振ったサイコロが外に転がり出していることに気付かず……という話だ。人生の重みを感じさせるご隠居、そのご隠居の真似をしたお調子者の演じ分けのメリハリが非常に良かった。それっぽく喋っているのに、ちゃんとお調子者が真似をしている口調になるんだよなあ。

落ちの後、また少しマクラを挟んで、次の落語へ。今度は『お菊の皿』だ。皿屋敷の階段で知られる美しいお菊の幽霊を興味本位で見に行った若い連中の噂が広まり、幽霊見たさに人が集まるようになって……という話である。お菊の所以についてご隠居が説明するくだりで少しウトウトっときてしまったが、肝心の若い連中がお菊の幽霊を観に行くくだりからはしっかり起きていた。落語会では必ずといっていいほど寝てしまう私にしては珍しい(おい)最初の若い連中の一人が古参ファンの様に語り始めるくだりに、なんだかニヤニヤ。ただ終盤、お菊が皿を数え始めるくだりは、もうちょっと真に迫った感じが欲しかったような気もした。あそこをシリアスに演じるからこそ、その後の展開が活きてくるというか……。

ここで仲入り。トイレに立つ人、多数。

後半戦。マクラは『アナと雪の女王』の話。ちょっと触れる程度かと思いきや、「アナが私は苦手です!」と宣言したかと思うと、そのまま粗筋をズラーッと説明し始め、「いい子なんです! いい子なんですけど……私は苦手です!」と再度宣言するという熱の入りっぷりにニヤニヤが止まらず。『アナと雪の女王』をまだ観たことがないが、きっと私も苦手なタイプなのだろう。ちなみに、会場の落語ファンのうち、『アナと雪の女王』を観たという人は一割にも満たなかった。恥ずかしくて手を上げなかったのか、世間から背を向けているひねくれ者ばかりなのか、なんとなく苦手なオーラを察知して避けているのか。謎だ。そこから「粗忽な人」の話を経て、『粗忽の釘』へ。

『粗忽の釘』は、長屋に引っ越してきた粗忽者の大工が箒をかけるための釘をうっかり壁に打ち抜いてしまったので、隣に謝罪に行くのだが……という話である。まず、大工の夫婦が引っ越すくだりが、原典とまったく違っていることにビックリした。そもそも、そのくだりはカットされている(釘を打つくだりから噺が始まっている)のだが、そこで説明される経緯がまったく違うのである。本来、大工はタンスを背負ったまま、引っ越し先が分からずにあっちこっちを転々としていたのだが、三三バージョンは……ネタバレになるから書かない。が、確かに、どうせカットしてしまうのであれば、オリジナルの要素を盛り込んでしまってもいいのかもしれない。だが、この後の展開で、更にオリジナル要素がドンドコドンドン放り込まれるからたまらない。絶妙な間とテンションでもって繰り広げられる、粗忽大工の波乱爆笑。大変に結構でした。

16時閉演。

DSC_0483(1).jpg


建物の外に出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。厳密にいうと、商店街のアーケードの外はすっかり暗くなっていた。アーケードの中だと、雨が降っていても何不自由なく過ごせるから有難い。その足で私はタワーレコードに向かい、12月にリリースされる東京03のDVD(タワレコ限定仕様)を予約したのであった。思えば今年も残り1ヶ月だというのに、年末の実感が未だに湧いてこないのは何故だろう……。

“リトルトゥース”たちに混ざって(最終日)

午前9時45分起床。10時にはホテルをチェックアウトしなくてはならなかったので、あわてて荷物をまとめてフロントへ。途中、宿泊客向けコインロッカーのカギが見つからないトラブルはあったものの(まさか、当日着る予定の服のポケットに入れていたとは……昨日の私よ!)、無事にチェックアウトを済ませる。衣服を詰め込んだバッグを、成田空港へ向かう時に利用するだろう上野御徒町駅のコインロッカーに突っ込み、近くの「Cafe ルノアール」で休憩する。

ルノアールの都会オーラによって心身ともにオシャレになったところで、不忍口へと移動。Twitterで知り合った、とある女性と待ち合わせる。時刻は正午。お互いに昼食前だったので、「上野の森さくらテラス」内のイタリアンレストランでパスタを食べながら談笑。『キングオブコント2014』決勝戦にトップリードがいなかったこと、『THE MANZAI 2014』認定漫才師に超新塾・タイムマシーン3号・オジンオズボーンらが選ばれなかったこと、最近ハマっている芸人が三四郎ということなどを話す。食後、これからの予定を尋ねると「今日はずっとフリー」と言われたので、二人で上野公園を散策することに。西郷隆盛の銅像は知っていたけれど野口英世の銅像もあるんだね、博物館に“東京Tシャツ”を着た外国人ツアー客がいっぱいいるね、などの話をしながらフラフラ。

そのまま不忍池方面へ。池を埋め尽くすように密生している蓮にうっすら感動。以前から興味を抱いていた「下町風俗資料館」へ。一階はかつての下町の風景を再現したスペース。受付で撮影OKと聞いたので、ここぞとばかりに写真を撮りまくる。二階は展示品スペース。昔の子どもの玩具、天秤、チラシなどが展示されていた。こちらは撮影禁止なので、一つ一つをじっくりと眺める。それなりに満足できたところで退館し、今度は「喫茶室 ルノアール」へ。……こうして見ると、私はどれだけルノアールが好きなんだろうか。禁煙席が空いていなかったので、相手に確認を取った上で喫煙席へ。コーヒーゼリーを食べながら、再び談笑。色んな話をしたような気がするが、最終的に「今年の紅白歌合戦にテツandトモを!」しか覚えていない。

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16時、再会を約束してお別れ。そのまま上野御徒町駅に戻り、コインロッカーから荷物を回収して、スカイライナーで成田空港へと向かう。17時に到着。もろもろの手続きを済ませる。思っていたよりも時間が無かったので、お土産コーナーもさらりとかわし、搭乗口へ。

18時10分出発。お疲れ様でした。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
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