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『ラーメンズ第8回公演「椿」』(02年9月)

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(2002/09/19)
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(2009/07/01)
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人生に躓いたとき、人は自らの原点を振り返るのだという。自分がどのように生きてきて現在の位置に到達したのかを確認し、また新たなる一歩を踏み締めるためなんだそうだ。なるほど。思えば、「歴史は繰り返される」と聞いたことがある。かつて自らが経験した出来事を復習することにより、これから先の人生にも対応できるようにするという考えは、正しく道理に適っている。ならば私も、改めて自らの原点を思い返し、その歴史を未来へと進むための糧としようではないか……と思ったわけではなく、ただなんとなく久しぶりに『ラーメンズ第8回公演「椿」』を観た。なお、冒頭の言葉は私の創作である。むひゃひゃひゃひゃ。

私にとってラーメンズは、とてつもなく重要な存在である。私がお笑いというジャンルに深く興味を抱くようになったのも、お笑いDVDを収集するという偏執的な趣味を始めるきっかけとなったのも、バナナマンやおぎやはぎに代表される関東の若手コント職人たちに注目するようになったのも、全てラーメンズが原因であるといっても過言ではない。それほどに彼らの笑いは当時の私にとって衝撃的で、かつ魅力的だった。

彼らに出会うまで、私にとってのコントは「志村けん」「ウッチャンナンチャン」等のイメージが強かった。個性的なキャラクターたちがバカバカしいやりとりを繰り広げるというような、シンプルで分かりやすい大衆向けの笑い。そんなコントに対するイメージを、ラーメンズは見事にブチ壊してくれた。笑いが生まれるとは思えないほどに洗練された舞台美術、静かにじっくりと展開される面白味を感じさせるストーリー、そして理解できなくても笑ってしまえるナンセンス。そのステージを観た瞬間、私の目からウロコがポロポロポロポロポロポロポロポロこぼれ落ちた。と、同時に、世の中にはこんなにも素晴らしい作品が、殆ど知られていないのか……と驚いた。今のように、レンタルビデオで容易にお笑いのDVDをレンタルできない時代の話である。当時、最新のお笑いはテツandトモであり、ダンディ坂野であり、はなわだった。彼らが若手芸人の代表として奮闘していた最中にラーメンズの舞台を観てしまったのだから、そりゃ衝撃も受けざるを得ないというものである。

『椿』は私が初めてDVDで鑑賞したラーメンズの公演作品である。それ以前に、ラーメンズの公式ベスト盤『Rahmens 0001 select』や『爆笑オンエアバトル ラーメンズ』を鑑賞していたので、いわゆる「ベストからファンになったヤツ」といえるだろう。『椿』が開催された2001年当時、彼らはコンビ結成6年目の若手だった。

今でこそ「完璧な舞台どーこー」言われているが、この頃のコントにはまだまだ粗が見える。例えば、過去の自分と未来の自分に繋がっている糸電話が混乱を生むSF系コント『時間電話』なんか、ちょっとあからさま過ぎてイヤラシイ。ただ、これ以前のライブに、より完成度の高いコントが幾つも観受けられるので、意図的に粗を強めている可能性も否定できない。当時、マスコミでは“アート系”と評されていた彼ら。その印象にあえて反抗したくなったのかもしれない。実際、本作にはバカバカしさを押し出したネタが多い。例えば『心理テスト』というコント。二人の男が心理テストを始めるのだが……。

小林「じゃあ、行くよ」
片桐「うん」
小林「今からオレが言う色に当てはまると思う人を、ちょっと思い浮かべてみて」
片桐「パッと思いついた人でいいのね?」
小林「そうそうそう。……赤!」
片桐「えーとねえ……稲垣先輩!」
小林「うぉー……じゃあね、白!」
片桐「マチコちゃん!」
小林「うわあ、やっぱりなあ。じゃあ、黒!」
片桐「ケースケ!」
小林「オッケー」
片桐「で、で、で、で?」
小林「これで何が分かるかっていうと、あなたの寿命が分かります」
片桐「マジで!?」
小林「マジで。あと60日」
片桐「根拠は?」
小林「医学!」
片桐「医学かぁ~」

(『心理テスト』より)


心理テストを印象付けるフリがしっかりとしているからこそ、最後の裏切りがたまらなく面白い。ここからの会話もとにかく不条理で、ことあるごとに繰り返される心理テストがどんどん破綻していく様はたまらなく爽快だ。興味深いのは、「だるまちゃんとてんぐちゃん」「ダイムラーベンツ社」「木目」など、言葉のセンスで笑いを取ろうとしているところ。こういう貪欲に笑いを取りに行っていたこともあったんだなあ……と、なにやらしみじみしてしまう。この他にも、片桐扮するインタビュアーがスターを相手に大暴走『インタビュー』、ごく普通のサラリーマンの心境を片桐が全力で表現する!『心の中の男』、ある男の部屋に二人の悪魔がやってきて……『悪魔が来たりてなんかいう』など、特異な設定で繰り広げられるバカなコントが多数収められている。

一方、いわゆるラーメンズの“アート性”を意識したコントもある。『高橋』だ。

小林「おう、高橋」
片桐「おう、高橋」
小林「あれ? 高橋は?」
片桐「うん、まだ来てない。もうすぐ来るんじゃないかな、高橋と一緒に」
小林「あ、じゃあ高橋と高橋はどうした?」
片桐「あ、あいつら来られないって」
小林「マジで? じゃあ、高橋と高橋抜きで高橋行くのかよ?」

(『高橋』より)


ご覧の通り、登場人物の大半が“高橋”な世界を舞台としたコントだ。小林扮する高橋と片桐扮する高橋の会話は一見するとなんとも奇妙だが、彼らの世界ではそれが正当化されているのである。むしろ、違う名字のヤツは、高橋姓から強い差別的感情を抱かれている。一見すると、ただただナンセンスで下らないコントに見えるが、その根底には我々が持っている差別意識に対する疑念が渦を巻いている。……こういう分かりやすいメッセージをさらっと盛り込んでいるところが、いわゆる知識層に人気を集めている理由なのだろう。こういうのが嫌いな人もいるんだろうけどね。

個人的に大好きなのは、『日本語学校アメリカン』というコント。アメリカ人に扮した二人が日本語の授業として歴史上の人物や出来事の名称を読み上げていくのだが、その意味をまるで理解しようとせずに、どんどんニュアンスだけでまったく違う意味の言葉として昇華していく……上手く説明できていない気がしないでもない。とりあえず観てもらうのが一番良いのだが……。

小林「ゴセイバイシキモク!」
片桐「ゴセイバイシキモク!」
小林「ゴセイバイシクル!」
片桐「ゴセイバイシクル!」
小林「五千円バイシクル!」
片桐「五千円バイシクル!」
小林「五千円倍にして返してくる!」
片桐「五千円倍にして返してくる!」

(『日本語学校アメリカン』より)


こういうことばっかりやっているコントだといえば分かってもらえるだろうか? 個人的には、小林演じるアメリカ人教師のビジュアルもたまらないんだよなあ。アメリカ人……なのか、なんなのか……?

それにしても『椿』、久しぶりに観たけれど相変わらずの面白さだった。本当に10年以上前の公演かと疑ってしまうくらい、ネタとしての鮮度がまったく落ちていない。シティボーイズもそうだけど、ナンセンス系のコントはとにかく息が長い。時代を超越して面白い。だからこそ、彼らは常に過去の自分と戦わなくてはならない。戦って勝つことを是としなくてはならない。現在、ラーメンズが2009年4月~6月にかけて開催した第17回公演『Tower』以後、単独公演を行っていない。今、彼らは見えないところで戦っているのだろうか。


■本編(78分)
「時間電話」「心理テスト」「ドラマチックカウント」「インタビュー」「心の中の男」「高橋」「斜めの日」「日本語学校アメリカン」「悪魔が来たりてなんかいう」
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アンガールズ『ナタリー』(04年8月)

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(2004/08/04)
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最新のお笑いDVDについて言葉を並べる作業に疲れてしまったので、気を紛らわせるために昔のDVDを引っ張り出してみた。それらの大半は、私が学生だった時分に蒐集したもので、中には10年以上前に発表された作品もある。そういった作品には、そろそろ骨董品としての値打ちが見出されてもいいのではないかと思うが、市場価格を見た限りでは、まだまだ古典としての価値は得られていないようだ。まあ、価値が付こうと付くまいと、それらの作品が私にとって思い出深い品々であることには変わりがないのだが。傑作、佳作、凡作、駄作が並んでいる中から、今日はアンガールズ『ナタリー』を観ることにした。

『ナタリー』は、TDKコアのお笑い専用レーベル“笑ビ!”より、2004年8月にリリースされた。当時、アンガールズはまだまだ世間に認知されていないコンビで、「キモカワイイ」とも呼ばれていなかった。私が初めて彼らのネタを観た番組は2003年12月に放送された『爆笑オンエアバトル』で、オンエアされたネタは『空手』だった。田中扮する師範が山根に空手を教えるというシンプルなシチュエーションコントで、二人のやり取りが逐一面白くて大笑いしたことをはっきりと覚えている。あまりにも面白かったので、後日、同じ大学のサークルに所属する友人たちに、この放送回を録画したビデオを見せたのだが、彼らはアンガールズよりもパンクブーブーの漫才に大笑いしていた。パンクブーブーを否定するわけではないが、センスがないと思う。その後、二人はバラエティ番組『爆笑問題のバク天!』(2003年10月~2006年3月)でのネタ見せコーナーで人気を博し、注目を集めるように。そんな彼らが売れかけている状況下で、本作はリリースされた。

収録されているネタは、『空手』を含めたコントを五本とショートコントを二本。コントは収録用ライブでの模様が収められているが、ショートコントはスタジオでの撮影となっている。ショートコントはカメラアングル切り替え可能。『ショートコント1』は二人が手だけでショートコントを演じている映像に、『ショートコント2』はイラストに切り替えることができる。……なんだかよく分からない仕様だな。ちなみに、彼らの代表作『ファッションモデル』は未収録。

違反駐車を取り締まる警察官、先輩にバットの振り方を教わる高校球児、ゴロツキどもを待ち構えているテキサスの保安官と、『空手』と同様に特定のシチュエーションを演じているコントが主。いずれのコントも面白いが、やっぱり『空手』は突出して出来がいい。動きが多いし、流れがスムーズで分かりやすいし、ほどほどに想像をくすぐる演出にしているのもいい。個人的に一番好きなくだりをちょっと抜粋してみよう。真剣さが見えない山根に、田中が説教を始める場面より。

田中「お前、もっと真剣な目をしてみろ」
山根「オッス……!」
田中「もっと真剣に!」
山根「オッス……!」
田中「……あれ、お前黒目デカいなあ。黒目デカいとちょっと不利なんだよ、真剣な目をしても真剣に見えないから」
山根「え? でも犬は黒目デカいですけど真剣に見えますよ?」
田中「(ニヤニヤしながら)あ、ちょっと、犬の話されたらヤバいなって俺も言った瞬間思ったんだよ……(真面目な表情に戻り)戻って良し!」

(『空手』より)


「黒目デカい=真剣に見えない」という発想もさることながら、「黒目デカい=犬=真剣に見えるのでは?」という切り返しの上手さ。しかし、なにより笑えるのが、山根に反論された時の田中のリアクション! 自分が想定していた「追及されたくない部分」を見事に突かれたが故の照れ笑い、そして我に返るというスムーズな下らなさ! 黒目に着目するというセンスを感じさせる視点で始まっているのに、その先にあるのが照れ笑いというアンバランスさがなんともたまらない。そして、このアンバランスがあるからこそ、アンガールズが実は才気溢れる芸人だということが未だに世間にバレていないんだろうな。うむ。

個人的に大好きなのは、『カレー』というコント。カレーの食材を買いに行く田中に山根が同行するという、これといってストーリー性の無いネタなんだけれど、これがベラボーに面白い。いや、ただ面白いというわけではなくて、正しく表現するならばブッ飛んでいて面白い。先に書いたけれど、アンガールズのコントにはシチュエーションを重視したネタが多い。二人は二人のキャラクターのままで、シチュエーションだけが違っている……という。この『カレー』も同様のパターンではあるんだけれど、二人とも頭のネジがどっか緩んでいる。登場からして凄い。通常、アンガールズのコントは二人が整列して「あいあい」と挨拶してから始まるのだが、『カレー』は二人が何も繋いでいない犬の縄を引き摺りながら登場する。……説明だけだとピンと来ないかもしれないけれど、これが画で見ると結構に異質だ。そこからネタに入るわけだけれど、このコントの導入もけっこうなアレので、そこだけちょっと抜粋してみよう。

田中「おお、山根」
山根「おお、田中」
田中「なにやってんの?」
山根「え? なにもやってないよ?」
田中「あ、なんにもやってないんだ」
山根「うん」
田中「なんかやればいいのに」
山根「うん」
田中「うん」

(『カレー』より)


「これ本当にコントか?」と疑いたくなるような中身の無いやりとりである。文字情報だけで見ると、なんとなくほのぼのとしているように感じられるかもしれないが、実際はなかなかに不穏な空気が漂っている。この後は、「お前がマジメなところもコンタクト入れる時くらいしか見たことないよ!」「コンタクト外す時もマジメだよ! ちょっと先入観で話すのやめてもらえる?」などの様なアンガールズのコントらしいやりとりも見られるんだけれど、ところどころで飛び出す『アウト☆デラックス』的な言動のせいで、ずーっと不穏な空気が漂っている。でも、この不穏な空気の中で生み出される笑いが、なんかピリッとしていて面白いんだよなあ。「こくまろ」を奪った時の山根のしたり顔とか、たまんないんだよなあ。

特典映像には、『テキサスの保安官 広島死闘編』『にらめっこ』を収録。『テキサスの保安官 広島死闘編』は、本編に収録されているコント『テキサスの保安官』に二人が広島弁の吹き替えを入れて、そこへ更にヤクザに扮した二人の姿をVシネ風を追加するという、なんとも不思議な映像コント。真面目にヤクザの兄貴分を演じている田中がかなり面白いので、観た方がいいんじゃないかと思う。


■本編(43分)
「警察官」「くらしの相談」「高校球児」「くらしの相談」「テキサスの保安官」「くらしの相談」「カレー」「くらしの相談」「空手」「くらしの相談」「ショートコント1」「ショートコント2」

■特典映像
「テキサスの保安官 広島死闘編」「にらめっこ」

『海砂利水魚単独LIVE「アントニオ」』(99年10月→07年4月)

海砂利水魚 単独LIVE 「アントニオ」 [DVD]海砂利水魚 単独LIVE 「アントニオ」 [DVD]
(2007/04/25)
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上田晋也と有田哲平によるお笑いコンビ“くりぃむしちゅー”が、以前は“海砂利水魚”という名前で活動していたということを、今の十代は知っているのだろうか。知っていたところで何がどうというわけではないのだが、ふと気になった。調べてみると、彼らが番組の企画でコンビ名を解明したのは2001年だという。今から、およそ十年前。ということは、少なくともそれ以降に生まれた人間は、わざわざ調べようとしない限りはその事実を知ることはないということだ。今後、“くりぃむしちゅー”は知っているけれど“海砂利水魚”は知らないという人間は、どんどん増えていくのだろう。まあ、名前が変わったからといって、その本質が変わるわけではない。何の問題もない。ただ、“くりぃむしちゅー”が“海砂利水魚”だった頃、舞台上でどういうネタを演じていたのかは、もうちょっと知られてもいいように思う。

『海砂利水魚単独LIVE「アントニオ」』は、1999年8月に行われたライブ「海砂利水魚 ~Best Album~」の模様を収録したVHS作品のDVD版だ。ライブ「海砂利水魚 ~Best Album~」はVHS版が発売された当時、本作と『海砂利水魚単独LIVE「ジャイアント」』の二本に分けて収録されていたが、これもまた同様の形態を取っている。つぶやきシロー・アリtoキリギリスのVHS版がDVD化された際には、二本の作品を一本にまとめてリリースされていたことを考慮すると、些かイヤらしい売り方の様な気がしないでもない。しかし、いざ本作を観てみると、二本に分けられていることに納得せざるを得ない。あまりにも濃厚で、立て続けに鑑賞すると精神が疲弊してしまうからだ。

本作に収録されているネタは全六本。そのうち三本は幕間映像なので、実質三本のネタが収録されている。映像コントのクオリティも高いが、今回は舞台コントのみ解説する。

一本目のネタは『MANZAI』。“漫才をしている”設定のコントなどではない、純然たる漫才を演じている二人の姿を見ることが出来る。ネタは『タクシー』。これといってストーリーもなく、タクシードライバーと客のシチュエーションだけで展開しているにも関わらず、コンスタントに笑えるのが実に凄い。ふわっとした設定を言語センスの高さで補っているためだろう。中でも、個人的にグッときたのが、有田の傍若無人なボケに対して上田が放った「お前の家族を遺族にするぞ!」というツッコミ。ストレートだと攻撃的過ぎる言葉をちょっと捻ることで、マイルドかつコミカルに表現している。

続く二本目のネタは『待ち合わせ』。“上田と待ち合わせの約束をする有田が、その予定をスケジュール帳に書きこむ”という短いシチュエーションを、様々な性格の有田で演じていくショートコントだ。ラーメンズが「爆笑オンエアバトル」で似たようなネタ(『日替わりラーメンズ』)を演じていたが、ラーメンズが様々なキャラクターに変身していたのに対し、海砂利水魚は有田の性格を変えることで成立させている。その各性格ごとのシチュエーションの掘り下げが、もう半端じゃない。「ここまでいけば十分だろう」と思わせるところから、更に深いところまで掘り下げている。中には、どういう性格に変化しているのか分かりにくいものもあったが、中盤で必ず上田が有田の性格を言語化するという親切設計になっている。各性格のキャラクターで笑わせているように見せかけて、実は脚本の上手さが光ったネタである。

三本目のネタは『合コンにて』。王様ゲームの命令で「外で30分間フリータイム!」といわれてしまった初対面の男たちが、外で雑談を交わしながら時間を潰し続けるだけのコントである。驚くことに、このコントは初対面ならではの絶妙な距離感だけで構成されている。様々な雑談でどうにかして距離を縮めようと試みるのだが、ただただ噛み合わない。気まずい空気が漂うだけで、距離は一向に縮まらない。その生々しさが、たまらなく面白い。誰も悪くないのに、どうしてこんな空気になってしまったのか! 海砂利水魚のコント職人としての手腕が垣間見える、傑作といえるだろう。

『海砂利水魚単独LIVE「ジャイアント」』については、いずれ。


・本編(60分)
「MANZAI」「事件」「待ち合わせ」「海砂利水魚のネタが出来るまで」「合コンにて」「スター密着レポート24時」

ごあいさつ

御存知の方も多いと思うが、私は当ブログ「藝人狂時代」を始める以前、即ち2008年6月以前に二つのブログを運営していた。一つは「NOT FOUND~見つかりません」というライブドアブログで、2005年1月から2006年12月まで更新していた。もう一つは「NOT FOUND」というはてなダイアリーで、これは2006年6月から2008年6月まで更新していた。こうして見ると、およそ2年ごとにブログを引越ししていることが分かる。なにやら面白い傾向だ。私は無意識のうちに、まるで動物の習性の如くブログを引っ越していたのである。そう考えると、現在のブログを4年も更新し続けていることが、まるで奇跡のようだ……おっと、話が逸れてきた。軌道修正しよう。

そういった理由により、現在、私がこのブログで取り扱っているお笑いDVDに関する文章は、全て2008年6月以降に購入(ないしレンタル)した作品を対象としている。だが、これは自慢のつもりではないが、2008年6月以前にも様々な作品を購入し、また、それに関する文章を発表して来た。それらの作品について、今後も放置していくというのは、些か勿体無い。そこで、これからは適当な時間を見つけて、2008年6月以前の作品に関する文章を改めて書いていこうと思い立った次第だ。まあ、あくまでも退屈凌ぎ程度の内容にするつもりではあるが、ひとつ思い出を振り返るきっかけにでもしていただければ、これ幸いである。

……仰々しいっ!
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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