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『娯楽・極楽・お道楽 毎日が大衆芸能3』(高田文夫)

娯楽・極楽・お道楽―毎日が大衆芸能しょの3 (中公文庫 た 64-5)娯楽・極楽・お道楽―毎日が大衆芸能しょの3 (中公文庫 た 64-5)
(2008/06)
高田 文夫

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 高田文夫が日刊スポーツで週一連載している「娯楽 極楽 お道楽」をまとめたコラム集。2005年1月から2008年3月までの芸事に関する出来事がまとめられており、時代の流れを感じることが出来る。但し、高田自身が結構な年齢であるためか、全体的にオッサン臭漂う話題が多い感がある。特に「我々団塊の世代は~」という表現が多分に見られた。読者に合わせているということなのか、それとも単に高田が年を食ったということなのか。もう六十歳だもんなあ。

 それにしても、懐かしい話題が多い。読書中、何度も何度も「あったあった(笑)」と首を縦に振ってしまった。2005年だけでも「ザ・ドリームマッチ'05」の話題に始まり、『パッチギ』、マイナスターズアルバム発売、『トニー滝谷』、ホリエモン、『タイガー&ドラゴン』放送開始、『のいる・こいるのヘーヘーホーホー40年』発売、フジテレビ「25時間テレビ」(そういえば、さんま師主演のドラマやってたっけなあ)、『TAKESHI'S』、ショパン猪狩の死去……ハードゲイがフォーってのも、すっかり忘れていたなあ。

 ちょっと前の芸能関係の出来事を振り返るのには、丁度良い一冊と言えるのかもしれない。これに一巻と二巻を合わせると、この十年間の芸能史が丸分かり!(物凄く関東寄りで、かなり立川流の話題が多いけれども)

 ただ、もうちょっと若手に優しいと嬉しいナー。バウバウ。
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笑魂『狩野英孝の生まれつきイケメンです』

笑魂シリーズ 狩野英孝の生まれつきイケメンです笑魂シリーズ 狩野英孝の生まれつきイケメンです
(2008/07/23)
狩野英孝

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お笑いブームに二度目の波がやってきた。『爆笑レッドカーペット』を中心としたショートネタブームが、その波だ。それ以前のお笑いブームは、とにかく若手と呼ばれている芸人たちがそれまでに蓄積してきたネタを、まるでそれが無尽蔵であるかの様に漏洩しているだけのものだった。しかし、このショートネタブームは、その芸人の数を増大させる代わりにネタの漏洩を極力抑え、その表面的な部分のみを視聴者に提供するという、一見すると非常に贅沢だが、その実、とても省エネ的な策略を取っている。

これは、いわゆる“実力派”と呼ばれている芸人にとっては、非常に有利な流れが出来ていると言えるだろう。彼らは自らの芸の僅かな部分だけをエサにして、その深淵を覗きたいという欲望に囚われている人々を釣り上げ、自らの貯蓄とすることが出来るのだから(ただ、その為に本来のネタを短く改編するという手間は掛かるが)。一方で、“キャラクター”にこだわった芸人にとっては、とても厳しい時代になってきていると言えるだろう。何故なら、彼らはそのキャラクターをテレビに提供することによって、キャラクター自体が激しく消費されてしまい、最終的に飽きられてしまう可能性が高いからだ。

もちろん、過去にも“キャラクター”にこだわった芸人は数多く存在している。近年の例で言うならば「ダンディ坂野」「パペットマペット」「長州小力」などがそうである。彼らもまた、テレビという消化器系メディアにおいて一気に消費され、テレビから姿を消していってしまった面々である。ただ、彼らには長年の舞台活動で培われてきた“舞台の腕力”がある。近年のぽっと出とは、内に隠された筋力が圧倒的に違うのだ。

狩野英孝は、ショートネタブームの中で、まさにぽっと浮かんできたような芸人だ。2003年にピン芸人としての活動を開始し、そのナルシストなイケメンキャラが評価され、近年はネタ番組以外のバラエティ番組にも、ちょくちょく顔を出すようになってきている。所属している事務所は、マセキ芸能社。ウッチャンナンチャンや出川哲朗らが在籍している、やたらと若手ピン芸人が多く所属している事務所だ。

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僕も死ぬ、犬も死ぬ

 誰にでも「死」は訪れるのに、「死」を扱った笑いが不謹慎だと言われるのには、どうも違和感を覚えてしまう。「子供の頃の遊び」や「コンビニ」がネタのテーマになるのと同じ様なものだと思うのだけれども。どうにもこうにも、解せない。ただ、そういった「死」を必要以上に持ち上げた人たちがいるからこそ、「死」が笑いの重要なテーマとして存在している様にも考えられ、なかなか難しいところではある。まあ、どうせ批判するのであれば、一辺倒なものばかりではなくて、もうちょっと捻くれた批判をしてもらいたいと思うのだが。

 そもそも「死」をテーマにした笑いは、かなり昔から存在している。古典落語の例を挙げるなら、『たがや』『らくだ』『ふたなり』『死神』『粗忽長屋』など、調べ上げればキリがない。今は不謹慎などと言われているが、かつて「死」を笑いのネタにすることは、それほど珍しいことではなかったのである。

 最近、「死」を笑うという行為に対して、やたら敏感に反応している人たちを多数見かけたが、彼らはきっと勉強が足りないのだろう。いや、そもそも笑いを勉強するという考え自体が、彼らには無いのだろう。仕方が無いのかもしれない。彼らはきっと、千原兄弟の『しょけいだい』も、バカリズムの『イケなくて…』も、チョップリンの『葬式』も知らないまま、その人生の幕を閉じるのだろう。正直、あまり羨ましくない人生だ。

鳥居みゆき死去!? 激レア単独ライヴ潜入レポート!!(日刊サイゾー)

 最近、テレビバラエティにもちょっとずつ順応し始めている鳥居みゆき。その姿を見ていると、実はテレビで生き残っていきたいのかなあ……とか思ったのだが、彼女がこういうライブをやったということは、やっぱりライブをホームだと思っているということなんだろうか。それとも“これまでの鳥居”を殺すという意味を込めて、こういうことをやったのか。

 とりあえず、DVDを待とう。

笑魂『オジンオズボーン「やんちゃ漫才」』

笑魂シリーズ オジンオズボーン「やんちゃ漫才」笑魂シリーズ オジンオズボーン「やんちゃ漫才」
(2008/07/23)
オジンオズボーン

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ますだおかだ・アメリカザリガニといった正統派漫才師が在籍している芸能事務所「松竹芸能」において、その後継と言える程の実力を持った漫才師は、彼らが若手芸人としての時期を終え、いわゆる中堅芸人としてのステップを踏み出している現在においても、未だ不在であると言わざるを得ないだろう。それは別に、現在の若手がだらしないということを意味しているわけではない。ただ、単にますだおかだ・アメリカザリガニの漫才師としての手腕が、いわゆる若手と比べて圧倒的に高すぎるだけの話だ。

しかし、結局のところ、それが現在の若手にとっての障壁となってしまっていることは間違いないだろう。事実、松竹芸能に所属する若手漫才師には、それなりに実力を持ったコンビも少なくないのだが、いずれも、それほど評価されてはいない。例外として、変化球である安田大サーカスがバラエティ番組等で評価されてはいるが……ますだおかだ・アメリカザリガニの登場によって生じた壁は、かなり分厚いようだ。

篠宮暁(ボケ役)と高松新一(ツッコミ役)によって結成されたオジンオズボーンも、そんな若手漫才師の一組だ。ますだおかだ・アメリカザリガニほどではないが、しゃべりの技術は他の若手と比べてもかなり高く、そのネタのクオリティから言って、松竹若手のホープだと言っても過言ではない。コンビ結成九年目(1999年結成)でありながら、ともに二十代とかなりの若手で、売り出しかたによってはキングコングの対抗馬にも成り得ただろう。

しかし、現在に至るまで、彼らは売れていない。若手芸人を紹介する番組『BICK-UP!』で司会のおすピーに気に入られる(2001年)、深夜の若手コント番組『10カラット』のレギュラーに選ばれる(2005年)、『爆笑オンエアバトル』のチャンピオン大会でファイナルに進出する(2008年)等、それまでに売れる機会には何度も巡り合っているのに、彼らは売れていない。その背景には様々な要素があるのだろうが、想像するに、彼らが漫才師として突出した個性を持っていないことが、その理由なのではないかと推察される。

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ヤングサンデーからの移転

【ニュー速】ヤングサンデー連載漫画の移籍先確定(てんこもり。)
 現在、ヤングサンデー連載の漫画は『アオイホノオ』『おやすみプンプン』『絶望に効くクスリ』の三作品を読んでいるけれど、うち一作品が連載終了という感じに。……まあ、予想はしていたけれど。『絶薬』、かなり前からワンパターン化していたからなあ。仕方ないとは思う。でも、町田康や五味太郎へのインタビュー漫画は、かなりの良作だった。うーん。とりあえずは、お疲れ様でしたと言ったところか。

BS夏休みアニメ特選

 春休み・夏休み・冬休みの季節になると、NHKのBS-2で午前中にアニメのスペシャルが放送されるのだけれど、僕はこれが中学生の頃から好きで好きでたまらなかった。大抵、子供向けの優しい内容のアニメが放送されるのだけれど、たまにとんでもないモノが放送されるのが、キョーレツだった。何年前だったか、『御先祖様万々歳!』が放送されていて、驚愕した記憶がある。誰がチョイスしているんだろうなあ、毎回。

 今期の「BS夏休みアニメ特選」では、一日目に『劇場版 フランダースの犬』が放送されていた。いかにもNHKらしい、無難な印象を受けるチョイスだ。二日目には『MARCO 母をたずねて三千里』が放送された。ここも無難。「世界名作劇場」を観ていた大人でも楽しめる、確かな選択であると思う。三日目は『甲虫王者ムシキング スーパーバトルムービー~闇の改造甲虫~』が放送された。ここも子供狙いの、良い塩梅のチョイスである(弱冠遅い気もするが)。ちなみに、同じ日から『アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル』の再放送が開始。7月31日まで放送される予定である。

 ここまでは、まだまだ大人しい印象を受ける。『ムシキング』はちょっとNHKらしくないが、それでも子供にターゲットを狙っているという感覚は掴めるはずだ。しかし、ここから一気にハードになっていく。

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笑魂『ぼれろ ビギナーズ♪♪ラック』(加筆修正版)

笑魂シリーズ ぼれろ 「ビギナーズ♪♪ラック」笑魂シリーズ ぼれろ 「ビギナーズ♪♪ラック」
(2008/07/23)
ぼれろ

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サンミュージック所属のお笑い芸人といえば、スベリ芸で一世を風靡したダンディ坂野、俯きながら愚痴り続ける元ホスト芸人ヒロシ、ハイテンションでナンセンスな芸風が一部に評価されているさくらんぼブービー、海パン姿で傍若無人に暴れまわる小島よしお、ワイングラス片手に胡散臭い貴族の漫才を繰り広げる髭男爵、妄想飛び交う異様コントが人気の鳥居みゆき……と、唯一無二の個性的な面々がまず頭に浮かぶ。

しかし、サンミュージックには、デコボココンビのやりとりが良い味を出している飛石連休、奇怪なボケと痛快なツッコミが心地良い三拍子、ナンセンスなボケが妙なインパクトを持つエルシャラカーニなど、実力派漫才師も何組か所属していることも、決して忘れてはならない。現在“コンバット”にレギュラー出演している漫才師、ぼれろもまた、その流れの中にいる漫才師だ。

彼らのネタは、過去に“爆笑オンエアバトル”で放送された漫才を二回ほど観た。若手芸人らしい、勢いを感じさせるネタだったという印象があるが、あまり面白かった印象は無い。むしろ、それほど面白くなかった感がある。そこで今回は、「ぼれろの漫才がイマイチな理由」を考えながら、視聴してみた。

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『ナイスの森 The First Contact』

ナイスの森 The First Contactナイスの森 The First Contact
(2006/10/27)
浅野忠信

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「踏まれるなら南雲隊長だ!」でお馴染みの菅家です。水虫昼行灯に踏まれたかぁない、などと言いながら生活しておる次第であります。別に大佐でも良いんですけれど、あの人だと目を指でくり抜かれそうな気がするので、ご遠慮いたしたいところです。

 それはそうとして、『ナイスの森』という映画を観た。

 シュールでナンセンスでポップな映画『茶の味』を監督した石井克人、なんだかよく分からない映像作品『ラビパパ』を監督した三木俊一郎、木村カエラ主演映画として注目された『カスタムメイド10.30』を監督したANIKI。以上の三名によって作られたユニット“ナイスの森”が監督した映画作品で、全編が21のオムニバス作品で構成されている。

 ちなみに、上映時間は2時間半以上。バカみたいに長い。

 出演者は寺島進、浅野忠信、池脇千鶴、吹石一恵と、なかなか豪華。他にも、『ちりとてちん』以後主演作が続いている貫地谷しほり、「ビューティフル・サンデー」で有名な田中星児、『新世紀エヴァンゲリオン』のカントクこと庵野秀明らが出演してる。よく分からないチョイスだ。別に良いんだけれど。

 肝心の作品について。これはもう……トリップするしかない。笑うとか、感動するとか、そういうんじゃない。なにせ、具体的にストーリーが無く、ただ、ひたすらに、なんだか意味がありそうな映像が、波状攻撃の様に繰り出されていくだけなのだ。とりあえず、映像に酔っ払うしかない。

「なんだこりゃ?」なんて、思っているヒマもない。なにせ全編、「なんだこりゃ?」なのだ。無駄にハイクオリティなカメラアングル、映像技術、CG技術が、その「なんだこりゃ?」な感覚を更に強調し、ひったすらトリップ、トリップ、またトリップ。妄想の風船が、膨らみっぱなしで、まったく割れない。巻き戻らない。現実に戻らない。全ては、悪ふざけで出来ている。

 ……という文章を、三十分くらいのところで書いてみた。最後まで観た今、この文章は全く間違っていなかった。この映画、完全に映像作家の全力悪フザケだ!

 追記。庵野に高校生を演じさせたのは、色んな意味でちょっと凄かった。

『バナナマン傑作選ライブ bananaman Kick』全ネタ雑感(総評補充)

バナナマン傑作選ライブ BANANAMAN KICKバナナマン傑作選ライブ BANANAMAN KICK
(2008/07/23)
バナナマン

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バナナマンは、今年で結成十五周年になるのだそうだ。普段、彼らのことをテレビで見ている人にとってみれば、この芸歴は長めに感じるかもしれない。でも、なんだかんだで、彼らの芸歴は長い。ボキャ天ブームをスルーし、オンエアバトルで活躍し、内村プロデュースでタレントとして開花し……振り返るのは簡単だが、その歴史は平坦ではない。

そんな彼らが行った傑作選ライブ。結成十五周年だからだと思ったが、そういえば二年前にも似たようなライブをやっているので、たぶん、無関係なんだろう。そういうマイペースなところが、なんともバナナマンらしいというか、なんというか。しかし、そうなると、こういうライブは今後もしばらく続くのだろうか。

今回のライブでは近年のライブからのチョイスが多いためか、収録されているコントは全部で五本と、かなり少ない(前回の傑作選では七本が披露された)。特典映像も無く、ライブDVDとしては、かなりシンプルな内容になっている。なので、全ネタ感想……というか、雑感で参ります。ちなみに、テーマソングは『Spicy Flower』から引き続き、SAKEROCKが担当。

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どっから見てもキレイキレイ

 27時間テレビ終盤、『めちゃイケ』が絡んできたので「あ、これは何かやるんだろうなあ」と思っていたら、さんま&岡村の愛車がビートたけしによってペンキまみれにされ、更に当人たちと若手連(宮迫・ホリケン・小島ら)もペンキまみれになり、オマケにたけし運転のさんま車に今田が轢かれるという悲劇を目撃する。

 ここまでくると、笑える・笑えないではなく徹底的に狂気的な空間を楽しむ状態になっており、実にたまらなかった。あそこまでメッチャクチャにすれば、苦情もエラいことになると思うが。なんだかんだで、ああいう狂気的な空間はたまらんね。ただ一方で、さんま・たけしの二人がメインでやるという大義名分が無いと出来ない時代なんだなあ、と寂しい気持ちになったりもした。

 しかし、最も狂気的だったのは、ペンキまみれになっていたにも関わらず、コマーシャル後にはフツーに「カムバック爆笑列島カーペット」で司会を務めていた、今田耕司。何かを破壊するという狂気よりも、その破壊を無感動的に受け止めてしまう狂気のほうが、どうやら強烈なインパクトを残す模様。時代の転換を見た。

 個人的には、たけしが待つスタジオに駆け足で移動するさんまの前を歩き、最終的に「どけ!」と言われてしまった小野まじめ(クールポコ)の心の傷が気になるところ。やっちまったなあ……。

七月二十四日放送 感想文

流れ星「漫才:里帰り」(517kb)
タカアンドトシに並ぶ無傷の十八連勝。番組最多。凄いなあ。「爺ちゃんが家の裏でデスクワーク」というボケに、とにかく爆笑。物凄い面白い漫才ではなかったけれど、全体的に安定して面白く、秀作。特に天丼ネタが上手い。なんだか、漫才師としての技術がメキメキ上がってきている感。今年のM-1は、ホントに頑張ってもらいたいネ。

名刀長塚「コント:修学旅行 バスの旅」(425kb)
十ヶ月ぶりのオンエア。相変わらず挙動不審なキャラクターがたまらないけれど、だんだんとボケの数が少なくなっている気が。慣れてきているのかもしれない。でも、あるあるネタとイジメギャグが交差していて、しっかりと面白かった。「学園天国」でオタ芸披露していたのには、地味におかしかったな。あと、珍しくオチに切れ味があった。やっと名刀を磨いたのかな。

「漫才:あいのり」(509kb)
五ヶ月ぶりのオンエア。タイムマシーン3号がデブネタを封印した一方で、ここはデブネタを止める気配もなく。『あいのり』という番組をテーマにした漫才ということで、ちょっとハードルの高さを感じたけれど、しっかり笑いを取っていたなあ。でも、そろそろ男女恋愛ネタは要らない気もする。新しいパターンがほしいな。

佐久間一行「コント:虫ダイジェスト」(429kb)
九ヶ月ぶりのオンエア。前回、同じネタで挑戦し、今回よりも高いキロバトルでオフエアになっている。まさにリベンジだ。“あるあるネタ”を駆使したコントで、なかなか面白かったと思うけれど、かつての佐久間コントの勢いを知っている身としては、今の佐久間は余力で活動している様で、なんだか切ない。いやー……面白いんだけどねえ。

GAG少年楽団「コント:入院サービス」(421kb)
二連勝。佐久間一行が「虫あるある」なら、こちらは「入院あるある」。テレビドラマやマンガなどで見られる下らない小ネタを“サービス”として表現し、正当化する演出が面白い。前回のコントほどのブラックさは見られないものの、根底から僅かに黒さが見えてくるあたりは、さすがと言うべきか。このまま連勝街道を突っ切ってもらいたいところ。

・オフエア
あどばるーん(389kb)
東京03(321kb)
ルネ(289kb)
ビーフケーキ(157kb)
タリキ(125kb)

とにかく、絶好調だった東京03がオフエアという結果が衝撃的。ここ数年、年に一度はスベる傾向にあるようだ。……ということは、次回はオンエアされるということなのだろうか。それ以外のコンビは、全組未勝利。全体的に見れば、納得の結果と言えなくもないのか。

・オンバトヒーローズ:ダイノジ

・次回
えんにち、大輪教授、オジンオズボーン、鬼ヶ島、ザ・ゴールデンゴールデン、タボン(初)、ナナイロ、ななめ45°、プラスマイナス、ロマンチックセクシー(初)

なんとなく地味だけど、よく考えてみると豪華な回。半分がチャンピオン大会出場経験組だからなあ。そこに残り五組がどれだけ食い込めるか。素因数分解封印後にオンエアが安定しない大輪教授、オンエア経験のない鬼ヶ島、気付けば一年四ヶ月もオンエアがないナナイロに期待。

2008年8月の購入予定

13『COWCOW CONTE LIVE 1』
20『オリエンタルラジオ全国漫才ライブツアー 才 ザイ』
20『TAKE OFF ~ライト三兄弟~』
22『江頭2:50のピーピーピーするぞ!始末書覚悟の逆修正バージョン』
27『みうらじゅんとバナナマンのゼッタイに出る授業』

 死にそうなラインナップだった七月を通り過ぎて、南風がなんだか心地良い八月。発売ラインナップも随分と大人しくなり、財布には僅かに財源が残され、先輩に誘われている泡風呂への意欲も高まっておりますが……それでいて、内容はかなり濃いい。去年の一月を思い出すなあ(小林賢太郎ソロライブ、千原兄弟、間寛平&中川家、アンジャッシュ……)。

 正直、あまり笑いの波長が合わないCOWCOWのコントライブ。面白いのかどうかはちょっと不安なのだけれど、だからこそ挑戦してみたいという気持ちがあったり、なかったり。というか、第二弾・第三弾も出るのだろうか。

 濃いい一発目、オリエンタルラジオの全国ツアー漫才ライブ『才』。濃いい二発目、小林賢太郎プロデュース舞台公演第五弾『TAKE OFF ~ライト三兄弟~』。濃いい三発目、江頭2:50がハッスルしているネットラジオをDVD化した『江頭2:50のピーピーピーするぞ!始末書覚悟の逆修正バージョン』。夏だからって、ちょっとこってりしすぎだ。冷房の利いた部屋で観なくては。

 そして、地味に発売される『みうらじゅんとバナナマンのゼッタイに出る授業』。タイトルにはバナナマンの名前があるけれど、実際はテレビ東京で放送された(らしい)みうらじゅんによる講義を収録している模様。みうらじゅんに講義をさせるというあたりが、実にテレ東。分かってる。某てれびの人も、きっと抑えているに違いない(テキトー)。

踊る27時間御殿

 27時間テレビ、オープニングを完全に見逃してしまったので、今年はそれほど見ないように出来るかと思っていたのだけれど、うっかり明石家さんまがハッスルしている姿を目撃してしまい、仕方なしに付き合っている。

 しかし、面白いなあ。いや、面白くて当たり前か。27時間も“お笑いモンスター”という異名を持つ明石家さんまがハッスルしている姿を堪能できるのだから。梶原とショートコントを展開するさんま、お馴染みとメンバーと紳助の番組をブッ壊そうとするさんま、鶴瓶・大竹とのスリートークを展開するさんま……どれもこれも、面白い。休みがないなあ、ホントに。ミドコロばかりじゃないか。

 おかげで、今日届いたばかりの『バナナマンライブ傑作選 bananaman Kick』と『あきげん「キャラメルポップコーン」』を観るタイミングが見つからない。バナナマンなんか副音声付だから、二回観なくちゃいけないのに。マイったね。

 おまけに、間も無く『オジンオズボーン「やんちゃ漫才」』『狩野英孝の生まれつきイケメンです』『兵動大樹のおしゃべり大好き。1』『全日本コール選手権3 with浅草キッド』が発送されるらしい。追い込まれているなあ、チキショー!(歓喜の悲鳴) ちなみに『ぼれろ「ビギナーズ♪♪ラック」』『慶「合言葉はチュリッス」』は、現在も未発送状態。最近、テレビ露出が増えてきている慶はともかく、ぼれろのDVDが未だに未発送というのは意外。

 ……さて、あと何時間起きていられるかな。タイムスケジュールによると、午前四時ごろに芸人祭りみたいなのがあるらしいのだけれど……。

『淀川長治の映画人生』(岡田喜一郎)

淀川長治の映画人生 (中公新書ラクレ 280)淀川長治の映画人生 (中公新書ラクレ 280)
(2008/06)
岡田 喜一郎

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 太くて長い人生を送りたいなあ、と思うことがある。他人には真似が出来ないような唯一無二の人生を送りたい、と。しかし、そんな人生を送るためには、覚悟を持たなくてはならない。何かしらの物事に人生を捧げるほどの、強い覚悟を。

 その人物は、映画に人生を捧げた。過剰表現ではない。小学生の時点で既に映画館を当然の様に出入りし、中学生の時には映画を生徒たちに指導する立場となった。そして彼は、十六歳には映画に人生を捧げることを決意した。その決意は、彼が八十九歳で亡くなるまで貫かれた。

 彼の名前は、淀川長治。『日曜洋画劇場』で何十年もの間、「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と言い続けてきた男である。本書『淀川長治の映画人生』は、そんな男が歩んできた映画人生を、氏が生前時に親しくしていたというドキュメンタリー映画監督、岡田喜一郎がまとめた伝記だ。ただ、本書には伝記と言えるほどの情報が入っていなかったように思う。

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西岡純子(33/千葉県)

『ぐるナイ』に、DAIGOにしおかすみこが出演していた。

 女王様キャラを封印したと聞いていたが、まさか、あそこまで使えない芸人に堕ちてしまっていたとは思わなかった。一緒に番組に出ていた国分に「一般参加」とか言われていたが、まったくもって、その通り。あそこにいたのは、芸人“にしおかすみこ”ではなく、30代のオモシロ素人“西岡純子”だった。

 一方のDAIGOは、実に賢かった。トレードマークの手袋を付け忘れたことを指摘されても、決してキャラクターを崩さない対応を見せていた。バックボーンが色々と違うし、時代の流れというのもあるのだろうが、それでも芸歴十四年の西岡がデビューから五年しか経っていないDAIGOにボッコボコにされているというのは、どうにもこうにも情けない。

 事務所としては、先に売れた青木さやかの二番煎じを狙っているといったところだろうが、タレントになろうとする必死感もなく、ただ状況を楽しんでいるだけの素人であり続ける西岡に、存在意義はない。とっとと結婚なりなんなりして、引退でもすれば良い。それが当人のためだろう。……というか、本当に旦那が見つかることを夢見る実家暮らしの家事手伝いみたいになってきたなあ、西岡。なんだろう、この必死感の無さ。何かあるのか?

27時間テレビでにしおかすみこ完全終了の件(ニュースウォッチ2ちゃんねる)
 追記。当記事を書いた時点では「ひょっとしたらでも、世間的には西岡はこういうシロートキャラとして認知されているのかもしれないな」と微かに思っていたのだけれど、それはどうやら僕の勘違いで、ただ西岡は物凄い勢いで劣化している(というか女王様キャラを止めたせいで、本来のダメな西岡が剥き出しになってしまった)だけの様だ。

 今回の27時間テレビにおける西岡の醜態は「ネプリーグ」でのアレしか確認していなかったのだけれど、どうやら深夜帯でも相当に酷かった模様。その辺は録画したので後日確認すると思うが……見るのが、なんだか恐いなあ。せっかく「くるくるドカン」に拾ってもらったのに、フジテレビに恩を仇で返すカタチにしてしまうとは。実に情けない。

 今の西岡には、とにかく頑張りが足りない。少なくとも、女王様キャラを演じていた頃の西岡は、まだ「頑張っていきます!」というキャラクターが垣間見えて、そこに好感を覚えることもあった。でも、今の西岡は頑張らない。頑張らないキャラクターで行こうとしているのかもしれないが、まだ若手芸人と中堅の間くらいのポジションでしかない西岡が目指して良い場所ではないだろう。売れることに必死だという雰囲気を常に出していた青木さやかとは、もはや比べられないほどに差が出来てしまったようだ。

 で、本当にどうなっていくんだろうか。分からんなあ、この人。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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