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2008年11月の購入予定

12『漫才ベストライブ しのびねぇな。かまわんよ。』(トータルテンボス)
12『第七回 東京03単独ライブ スモール』
19『エレキコミック第16回発表会「Garlic」』
19『フキコシ・ソロ・アクト・ライブラリー シモキタ・コメディ・ナイト・クラブ 今夜の出演:吹越満』
19『U-1グランプリ CASE02『厨房』』
19『百式 2008』(2丁拳銃)
26『ファーストライブ Ciel』(狩野英孝)
26『科学の進歩』(バカリズム)
26『ソロコントライブ Vol.1 タンピン』(児嶋一哉)

 来年からはDVDの購入を抑えていかないとなあ……と、なんとなく思っていた矢先に、こんな大量かつ濃厚なラインナップ。どないやねん。M-1グランプリ2007準優勝のトータルテンボス、昨年より精力的に単独ライブをDVD化して一般販売しているエレキコミック、百分間ノンストップ漫才という独自のスタイルを開拓し続けている2丁拳銃、キャラ芸人としてのクオリティを静かに高めつつある狩野英孝、高いお笑いIQを駆使して独特の演出プログラムを構築するバカリズムなど、脂の乗り切った面々が顔を揃えております(資金面の問題により、山本高広は泣く泣くカット。すまん)。

 その中でも注目すべき作品は、アンジャッシュ児嶋によるソロライブ『タンピン』でしょうか。アンジャッシュといえば、各人のキャラクターがそれほど個性的ではないため、なんとなく二人で一人というイメージがありました。なので、そこから一人だけ飛び出しての単独ライブというのは、まったく予想が出来ないわけで。普段のアンジャッシュの様な緻密なコントを見せているのか、それとも児嶋さんのマヌケなキャラクターを活かした一人コントになっているのか。楽しみです。

 ……あ、11月はピクサーのショートアニメとチェブラーシカも出るんだった。うー。
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発売情報 ~サンミュージックの冬~

1224『単独ライブ 「帯に短しタスキに飛石」』(飛石連休)
1224『単独ライブ 「Soul Mate」』(三拍子)
1224『単独ライブ 「ギガンティック」』(さくらんぼブービー)
1224『ぼれろ初単独ライブ
1224『髭男爵 単独舞踏会「ボンジュール~お姉さんのロンドン留学の話がなくなってもいいのかい!?~」
1224『単独ライブ「小島よしおのカチョマンテ」

 サンミュージック芸人の単独ライブDVD、続々と出ます。うーん。死ぬなあ。12月は笑魂シリーズの発売、流れ星・サンドウィッチマンの単独、ウッチャンナンチャントークライブ、ゲームセンターCXのDVD-BOXが控えているのに……キッツいなあ。何組か、鳥居みゆきの単独と発売時期を合わせてくれれば良いのに。

 それにしても、このメンバーの中に飛石連休を食い込ませてくるあたり、サンミュージックは優しいよね。いや、オンバトにも出場しなくなったし、M-1グランプリでも伸び悩んでいる彼らの単独を出すのって、なかなかチャレンジャーというか、なんというか。

 ちなみに、これも再入荷されていました。
WAGE LIVE 白と黒WAGE LIVE 白と黒
(2005/04/12)
WAGE小島よしお

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 前に調べたときは、在庫無しになってたんだけどなあ。小島よしお人気にあやかって、また発売するようになったのかな。何気に頭脳派コントをやっていた記憶があります。いつか機会があれば、観てみたいよなあ。

タブーを掘り起こせ!

封印作品の憂鬱封印作品の憂鬱
(2008/11/15)
安藤 健二

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『封印作品』ブームの火付け役、安藤健二の新刊が発売決定。この『封印作品の謎』シリーズ以後、様々なライターによって“封印作品”をテーマにした書籍が生まれてきましたが、安藤氏の様にルポルタージュの形式を取った現場主義的テキストのスタイルを取る人間は少なく、まだまだ他の追随を許していないと言えるのではないでしょうか。

 そんな安藤氏の新刊ですが、今回は『映画秘宝』および『hon-nin』に掲載されたテキストの加筆修正版を書籍化する模様です。なんでも、「ドラえもん」「ウルトラマン」「涼宮ハルヒの憂鬱」の封印作品を取り上げたものになっているとか。そういえば僕は、『hon-nin』でのルポを読んだのがきっかけで、『封印作品』に興味を持つようになったんだっけなあ。ああ、懐かしい。過去のテキストを寄せ集めただけの前作『封印されたミッキーマウス』の汚名返上となりそうです。

発売情報 ~突き抜けろ疾風~

bananaman live 疾風の乱痴気bananaman live 疾風の乱痴気
(2008/12/03)
バナナマン、

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 バナナマンの最新単独ライブ『疾風の乱痴気』が、遂にDVD化されます。単独ライブDVDとしては、ぴったり一年ぶりの発売になりますが、その間に『バナナマントークライブ 日村勇紀 おたのしみ会~設楽も出席します。』や、傑作選ライブ『bananaman Kick』などのライブがDVD化されているので、あまり久しぶりの感じがしませんね。……面白いと良いなあ(個人的に、ここ数年のバナナマンはイマイチ爆発しきれていないように思えたので)。

『菜々子さん的な日常』(瓦敬助)※完全書き直し版

(※一応アダルト注意)

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『ジャルジャルの戯(あじゃら) 1』

ジャルジャルの戯(あじゃら) 1ジャルジャルの戯(あじゃら) 1
(2008/10/22)
ジャルジャル後藤淳平

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ジャルジャルを観ていると、バカリズムを思い出す。ジャルジャルもバカリズムも、ともに素材の良さを出来るかぎり活かしたコントを作るからだ。そこには、余計なものはない。必要とされていない。そういう意味では、彼らはラーメンズやシティボーイズとは対極の存在と言えるのかもしれない(舞台や衣装のシンプルさは、なんとなくラーメンズっぽさを感じるけれど)。

ただ、ジャルジャルとバカリズムには明確な相違点がある。バカリズムは、素材の良さを活かすための調理法を熟知している。その笑いを観客に提示できるレベルにするためにすべき演出法を知っている。とどのつまり、コント観が理知的なのだ。しかし、一方のジャルジャルは、その素材の良さを活かそうと、素材自体の味をこれでもかと強調する。

本作のオープニングコント『人間シュレッダー』は、そんなジャルジャルの調理法が分かりやすく伝わってくるコントだ。二人のサラリーマンが契約を交わすまでの様子を描いたこのコントにおける笑いの素材は「破壊」だ。コントのタイトルを見ても分かるように、彼らは手にした紙という紙を全て破り捨ててしまう。手始めに新聞紙が真っ二つに破壊される。続けて、交換し合った名刺も破り捨てられる。サラリーマンが薦めてくる洗濯機のパンフレットも破られるし、その洗濯機の配置場所を考えるための店内地図も破られる。全て、破壊なのだ。

この一辺倒な展開は、他のコントにおいても変わらない。同じギャグを繰り返して練習させられる『変なキャラ練習させられてる奴』、サラリと繰り出される強引な設定によって、単なる遊戯が異常な展開に盛り上がっていく『しりとり』、野球を知らない男が徹底的に野球を理解することが出来ない『理解不能者 ~野球部入部~』など……どれもこれも、一つの素材をこれでもかと膨らませるだけ膨らませたものばかりだ。

そんな彼らのスタイルは、斬新だと言われている。確かに、これまでそこそこに近年のコントを観てきた僕も、彼らの様なスタイルのコント師は見たことがなかった。ただ、彼らのスタイルは斬新ではない。恐らく、過去に彼らが今やっている様なコントをやろうと試みた芸人は、少なからず存在した筈だ。ただ、それを演じられる能力を持つ芸人が、これまでに存在しなかったのだ。『ネタがイマイチの漫才師』を観たら分かるけど、彼らの演技力はハンパじゃない。

本作が初の単独DVDとなるジャルジャル。そのあまりにも大きすぎる第一歩は、これからのお笑い界にどれほどの影響を与えることになるのか。或いは、どれほどの影響を与えないのか。どっちにしても、期待せざるを得ない。いやー……ネタは以前からちょこちょこ拝見していたけれど、やっぱ凄いなあ。


・本編(65分)
『人間シュレッダー』『変装』『変なキャラ練習させられてる奴』『しりとり』『水泳部部活紹介1995』『理解不能者 ~野球部入部~』『ネタがイマイチな漫才師』『腕相撲』『葬式』
・特典
特典映像『アルバム「そうじゃないよ絶対」レコーディング風景』(12分)
副音声ネタ解説
CDアルバム『そうじゃないよ絶対』(10分)

詩の様なもの

 何かを語るために必要な言葉は、大量だ。

 それを嘲り笑うために必要な言葉は、ほんの僅かだ。

 それなのに、両者は同じくらいの説得力を持つことがある。

 理不尽。

十月二十三日放送 感想文

我が家『コント:迷子センター』(525kb)
五連勝。ツッコミ役の杉山さんをデブキャラとしてイジるでもなく、坪倉さんがナルシストなキャラクターを演じるでもない、新基軸的なコント。新しいという意味では価値あるネタではあるかもしれないけれど、コントとしての出来はそこまででもない気が。最後に迷子になった子どもを絡められなかったあたりのツメの甘さがなあ……。

プラスマイナス『漫才:ドッキリ・タクシー』(449kb)
七連勝。いわゆる、いつも通りのプラスマイナスになるのかと思っていたけれど、かなりイマイチだった。「ドッキリ」は序盤がアレで世界に入り込みづらかったし、「タクシー」は短すぎて物足りない。多少のカットはあったのだろうけど、この出来では……うーん。このコンビはもう一回くらい、変態を遂げる必要があるのかもしれない。

U字工事『漫才:栃木検定』(521kb)
十四連勝。「爆笑レッドカーペット」でもちょこちょこ披露していた、田舎同士の争いをコミカルに表現した、傑作漫才。一つ上の段階に来たって感じだよなあ。こういう妬みネタを増産出来るようになれば、これからもっと強くなる……かも。

しずる『コント:腹黒』(433kb)
二連勝。腹黒い男同士のやりとりは、なんとなく海外のサスペンスドラマ的でかっくいい。こっそり友人の財布をスるところなんか、サイコーだったなあ。めちゃくちゃ笑えるコントではないけれど、じんわりと面白いコントだったと思う。関係無いけど、最後の方はバカリズム『憎しみの雨』を思い出した。

エレファントジョン『漫才:警察官』(437kb)
二連勝。相変わらず、ところどころ面白いボケがあるのに、それ以上になんだかよく分からないボケを詰め込んでイマイチな感じになってしまっている漫才。「おさわり」とか、かなり笑ったんだけどなあ。楽しそうにやっているのは分かるけど、もうちょっと……突き抜けてほしいんだよなあ。難しそうだけどなあ。

・オフエア組
フィフティーカーニバル(381kb)
響(349kb)
天竺鼠(321kb)
代走みつくに(209kb)
スカイラブハリケーン(149kb)

『爆笑レッドカーペット』で好調な、『キングオブコント2008』で決勝戦に進出した天竺鼠の二組がオフエア。特に響は、ちょっとスランプ気味な感。決して悪いコンビではないんだけれども。

・オンバトヒーローズ:ユリオカ超特Q

・次回
うえはまだ(初)、ギャロップ、佐久間一行、Wコロン、チキンジョージ、チョップリン、流れ星、ハイキングウォーキング、ラバーガール、ランナァズハイ

通算十勝以上の芸人が五組の回。そのままオンエア組も決定しているように見えなくもないけれど、ギャロップが食い込んでくる可能性は高い。そうなると、その六組が競い合うことに?

『河童のクゥと夏休み』

河童のクゥと夏休み 【通常版】河童のクゥと夏休み 【通常版】
(2008/05/28)
冨澤風斗横川貴大

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『河童のクゥと夏休み』を観た。昨年の夏にコマーシャルが嫌というほど流れていたため、やたらと記憶には残っていたけれど、それほど好意的に感じることもなかった作品ではあったけど、実際に観てみると、それほど悪くはなかったな。いや、作品自体が悪くないだろうことは、原恵一氏が監督している時点で気づいていたことだけれど。

 江戸時代、自分たちの住処が開拓される計画を止めさせようと、クゥとクゥの親父がお役人に直談判に出かけるが、クゥの親父は役人に切り殺されてしまう。そこで激高したクゥは、不思議な力によって嵐を呼び、地割れを引き起こす。その地割れの中に入ってしまったクゥは、その後、石の中に封印される。そしてクゥは偶然にも、小学生の上原康一によって現在に蘇ることに。

 ストーリー展開はかなりオーソドックス。「現在に河童が蘇る」という設定から容易に想像できるストーリーを、そのまま展開している。これをパターン化と呼べばそれまでだけれど、オーソドックス故の強みもある。昨今のJ-POPが似たり寄ったりなのにも関わらず、そこそこの売り上げを見せていることからも分かるように。

 とはいえ、Amazonのレビューにもあるように、この作品が人間のクロい部分を映し過ぎている感も否めない。江戸時代からやってきた河童という、あまりにも純粋すぎるクゥの言動に対し、上原家を取り囲む報道各社はともかくとして、犬の死骸を物ともせずにケータイで写真を撮る行為は、流石にリアリティが無いというか、なんというか……都市部の方では、あれくらいのことは当り前なんだろうか。田舎暮らしを続けている僕には、あまり分からないが。あそこまで人間という存在を貶める必要は無かったんじゃないかなあ……と思わなくもない(まあ、だからこそクゥの怒りが爆発するシーンが映えるんだけど)。

 とはいえ、大長編ドラえもんの様なメッセージ性の強いアニメーション作品が少なくなった昨今において、こういう人間に反省を促す作品は大事にすべきではないかと思わなくもないわけで。『ミヨリの森』なんかもそうだけど、こういう作品があっても良い。いや、あるべきなんだよね(しかし『ミヨリの森』は叩かれすぎな気がするなあ。映画ならともかく、テレビスペシャルだったら、あんなもんだろ?)。

 個人的には、クゥが○○へ行くための手段に○○○が使われたのには、ちょっと笑った。いや、確かに上原家の財政を考えると、家族で○○に行くのはちょっと辛いだろうけど、でも○○○を使うってのは……いや、笑ったなあ。感動のシーンなのに、妙にユーモラスな空気になってたもんなあ。コンビニの兄ちゃんとか、別にフツーに描けば良いのに、ちょっと濃い目のキャラクターになってたし。ああいうところ、ちょっとクレしんに毒されてる感じだったな(笑)

 オチのつけかたは、割と独創的だったかな。いや、十把一絡げの作品だったら、クゥが消滅するとか、クゥがどっかに消えてしまうところで終わってるだろうから。そこのオチをちゃんとつけたところに、原監督の意欲を感じた。良い落としどころを見つけたと思うな、あれは。

 しかし、クゥや菊池がいなくなってしまった上原少年は、これからどうなっていくんだろうなあ。いじめっ子たち(以前は友人だった連中がいじめっ子になる展開は、ベタながらもシビアだったなあ)とのケンカには勝つことが出来たけど、だからって、これからの彼の日常がクゥ以前のものに戻るわけがないし。まあ、その辺りのことが描きにくいということは分かるけれど……ちょっと味気なさを感じたなあ。

 総合的に見て、傑作とまでは言えない。何度も観たいと思えるほどに独創的な映像表現は用いられていないし、だからといって、人の心をグッと掴めるほどのエネルギーも感じない。あくまでも、年一レベルの秀作だった。次回作は、もうちょっとエンターテイメント性に優れた作品を作ってほしいなあ……個人的に。

熱しやすく冷めない

 ドラマ『我はゴッホになる! ~愛を彫った男・棟方志功とその妻~』を見る。こういう、実在した人物を描いたドラマを見ていると、どうしようもないほどに「自分を爆ぜなくては!」という気持ちになる。「もっともっと、爆発しなくちゃいけない」という衝動に、駆られる。熱いなあ。もう。

 それにしても、劇団ひとりの演じる棟方志功は良かった。こういう狂気的なキャラクターの人間を演じさせると、劇団ひとりはいっそう輝く。実際の棟方志功がああいう人物だったかどうかは知らないけれど、そう思わせられるほどに覇気を出していた。うーん。たぶん、贔屓目もあるんだろうけど(笑)

 しかし、先週の『裸の大将』もそうだけど、このところのフジテレビのスペシャルドラマは当たりが多い。バラエティのフジとしての迫力を取り戻し、更にドラマの迫力まで引っつかもうってんだろうか。恐ろしいやっちゃ。

 来週は赤塚不二夫の人生をやるらしい。もうしばらく、歴史ドキュメント的なドラマの勢いは続くのかもしれない。そのうち、水木しげる『猫楠』(粘菌学者・南方熊楠の人生を描いた作品。角川文庫ソフィア刊)をドラマ化してくんないかなあ。

『ロバートLIVE! 2006』

ロバートLIVE!2006ロバートLIVE!2006
(2006/11/29)
ロバート(お笑い)

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 先日のキングオブコント2008で、ロバートのコントに惚れ直した。やっぱり面白いよなあ、ロバート。学生ノリというか、ちょっとフザケているような雰囲気で騙されそうになるけど、かなり鋭利で油断ならないコントをやっている。

 で、ロバートがそこで披露していた『トゥトゥトゥサークル』が、彼らの単独ライブDVDに収録されているコントで、しかも実際はもっと長い内容のコントだということを知った。これを観ない手は無いので、早速レンタル。ちゃっちゃか視聴した。

『トゥトゥトゥサークル』は四本目に収録されていたので、だらだらと一本目から観賞。いかにもイマドキのギャルっぽい女性たちが、ある出来事をキッカケに馬脚を現す『無理やり都会っ子』、トーク番組に出演したギタリストが偏執的にギターにこだわり続ける『NO GUITAR,NO LIFE』、サラリーマンの山本がホームレス二人のやりとりを観察し続ける『シゲとおさださん』と、味わい深いコントが続く。

 そして、遂に『トゥトゥトゥサークル』(約24分)。サークル見学に来た山本が、秋山演じるサークルの部長“飯塚”に出会うまでの流れは、大会で見せていたのと同じ。ただ、じっくり時間をかけて、じんわりと世界を浸透させている。あと、ボケのバリエーションもちょっと多い。飯塚が「たまに『えっ?』と思うこともある」とか言っていたり。ショート版よりも味がある。

 その後、山本が仮入部してトゥトゥトゥの真髄を伝授してもらったり、三人でトゥトゥトゥ尻取りをやってみたりする展開。この辺はショート版では丸々カット。面白かったけど、確かに弱い気もするシーンなので、カットも分かるなあ。

 それらが終わったところで、遂にあの英語を挟み込む展開に。「雰囲気で英語を言うとカッコいい」という、小学生みたいなノリがまず楽しいし、そのテキトーな英語がどんどんナンセンスになっていくあたりが、バカバカしくて面白い。「マイフレンドガソリンスタンド」「ディスイズウォシュレット」「マイシスターマイケル・ジョーダン」……あー、下らねェ。でも、面白い。で、終盤はぐずぐず。うーん、サイコーだ(笑)

 この後も、風俗店の店員が様々なコスプレの女性たちを紹介する『コスプレ』、スピリチュアルブームを批判しつつ、下らない展開へと昇華していく『大山道山』などのコントが収録されていた。ロバートって、あんまりラストコントが得意じゃない印象があるなあ。ナンセンスな世界に深みを持たせるのって難しいよなあ。

 全体を通して観ても、やっぱり『トゥトゥトゥサークル』がアタマ一つ抜き出ている印象。一番メジャー感があった。ただ、個人的には『シゲとおさださん』の危うさが好きだったなあ。ちょっと狂気的なところがあったのが、実に僕好みでした。

・本編(95分)
『無理やり都会っ子』『NO GUITAR,NO LIFE』『シゲとおさださん』『トゥトゥトゥサークル』『コスプレ』『大山道山』

※レンタル盤なので特典映像は無し

『関根勤の妄想力 西へ』

関根勤の妄想力 西へ関根勤の妄想力 西へ
(2008/10/15)
関根勤

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「事実は小説よりも奇なり」という言葉があります。まあ、そのまんまの意味の言葉なんですが。これってどうなんでしょうか。なんかエラソーなことを言っている感じがしますけど、そんなこと言っておきながら、実際は……ねえ。そんなでもないでしょ。どんなに、予想だりしなかった出来事が起きたって、それを小説よりも奇怪だというのは、やっぱり無理があると思います。

 人間が脳味噌の中で想像できることは、全て実現することが出来るってなことを言う人もいます。お前、じゃあSF小説に出てくるような宇宙人とか、ファンタジー小説に出てくるようなフェアリーが、あなたの前に現れましたか、と。ンなこたァないんですよ。結局、人間が脳味噌の中で想像できることは、現実よりも果てしなく自由なわけですよ。……って、なんだか無粋なことを語っておりますが。自分でも分かって書いてるんだから、触れるなァ。

 それにしても、出ちゃったね。いや、何が出ちゃったって、『関根勤の妄想力 西へ』に決まってるじゃないの、何言ってんのよ。まったく。そうやってボサボサしているから、こんなDVDの発売を許しちゃうんだ。一枚で良いだろ! なんで第二弾が! ……まァ、出ちゃったモンは仕方ないんだけどね。

 第一弾『関根勤の妄想力 東へ』を知らない人のために説明すると、この一連のシリーズは、関根勤が頭ン中で妄想していることを、関根自身に語らせつつ、背景に妄想の内容に沿った映像(CG作品)をブルーバックで流すという……うん、つまり関根勤という人の妄想を映像化するという、それだけの作品シリーズなんだね。それだけなのに、面白いンだよなあ。

 人の脳味噌ン中は自由だって先に書いたけど、やっぱりそこにも限界がある。想像の限界。やっぱりね、自分で学習・経験していないことを元に想像するっていうのは、難しいですよ。うーん。つまり、こういう想像の限界を超えた現実が目前に現れたとき、それを「事実は小説よりも奇なり」というんだな。

 しかしながら、関根勤の妄想は留まるところを知らない。前作も相当留まってなかったけれど、今回は更に留まらない。なにせ、オープニングの妄想が「もしも生まれ変わったら、優香の赤ちゃんになりたい」だ。かなりキテいる。その妄想の内容を、ちょっとだけ引用してみよう。

「まず、へその緒で繋がってるんですよ、優香ちゃんと。優香ちゃんの血が流れてくるんですよ。優香ちゃんが食べて、租借して……そして、この子のために、分かんないですけど、レバーを嫌いかもしれない、でも、『この子のために、私、我慢してレバー食べる』って言った栄養が、へその緒を通ってくるんですよ」



 優香の赤ん坊になるという妄想自体は、それほど意外性のあるものではない。世間には赤ちゃんプレイなんてのもあるくらいだし。でも、関根はまず胎児の段階から妄想する。へその緒で繋がってるところを妄想し、そのへその緒を通って栄養が来ることを妄想し、そこから更に、優香の食事内容まで妄想する。

 よく、ボケた老人があまりにもすっ飛んだ言動を繰り返して、周囲の人間をドン引きさせたりしているが、関根の妄想はそれに似ている。あまりにも変化球過ぎて、こちらの想像の範疇を遥かに超えてくる感。上の赤ちゃん妄想なんか、まさにその典型。ただ、関根はそんな自分を客観視して出来ているから、ちゃんと笑える話にしてくれるし、もちろん、観客も引くことはない(たまに暴走しちゃって、引かせてしまうこともあるらしいけど)。

 そのノリで、妄想はどんどん続く。「生まれ変わったら、イタリア人のサッカー選手になってモテまくりたい」だの、「遺伝子を組み替えて、自分の身体に動物の肉体をつけてみたい」だの、「焼肉の肉だったら、寺門ジモンに焼かれたい」だの……なんなんだよ! もう分からねぇよ! 肉になって、どうするんだよ!

 テレビでは、近所のオヤジレベルの近さを感じさせている関根が、水平線の向こうほどに遠くの存在として感じさせられる今作。普段の、タレントとしての関根しか知らない人にこそ、見てもらいたい作品だ。……たぶん、賛否両論だと思うけど(笑)

  それにしても、気になるのはそのタイトル。第一弾が『関根勤の妄想力 東へ』で、第二弾が『関根勤の妄想力 西へ』……となると、ひょっとしたら、あの二枚はシリーズが発売される可能性があるということだろうか。うーん。勝てる気がしない(何に?)。


・本編(81分)
「本妄想」
『生まれ変わるなら~優香ちゃんの赤ちゃん』『生まれ変わるなら~イタリアのBG』『肉体改造』『理想の死に方』『靴だったら』『焼肉の肉だったら』『日本格闘技大国計画』

「即妄想」
『毛根』『きな粉』『鉄』『ツーシーター』『土踏まず』『品川駅』『迷惑メール』『ひげ』『ポケットティッシュ』『セコンド』『四捨五入』『きゅうり』『飛脚』『冬眠』『マンホール』『写真判定』『リセットボタン』『門番』『オオサンショウウオ』『サービスエリア』『絶対音感』『ロングブーツ』『無重力空間』

「顔妄想」
・特典妄想(8分)
「妄想ビジュアル ご自由モード」
『宮里藍ちゃんのバナナ』『人間は動物界で何番目に強いか?』

『笑いの女神たち コメディエンヌXファイル』(浜美雪)

笑いの女神たち コメディエンヌXファイル笑いの女神たち コメディエンヌXファイル
(2008/07/05)
浜 美雪

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 関東のすっごい演芸雑誌「笑芸人」で、編集人を務めている浜美雪によるコメディエンヌ評論本。“コメディエンヌ”って言葉、久しぶりに聞いた気がする。そもそも、“コメディアン”って言葉も最近は耳にしない。ちょっと死語みたいになってるのかも。

 浜美雪といえば、昨年四月に上梓された『師匠噺』を思い出す。現役の落語家たちに、自らの師匠に語ってもらうというルポルタージュ本で、かなりノリの良い文章を書く人だった記憶がある。……うん、だから今回のこれを読もうって決めたんだけどね。

 先にも書いたように、本書は“コメディエンヌ”を対象とした評論本だ。一癖も二癖もある面々を取り上げ、彼女らが如何にして現在の地位を築いたのか、また彼女らの芸風についての意見を、高田文夫譲りの軽妙洒脱な文章で、丁寧に書き綴られている。

 そんなコメディエンヌたちの名前を、以下、生年月日順に並べてみた。こうして見ると、かなり広い世代に渡って取り上げられているということが、よく分かる。

不明 木村万里(コラムニスト)
1920年 森光子
1921年 内海桂子
1932年 あした順子(あした順子・ひろし)
1937年 江利チエミ(故人)
1943年 樹木希林
1947年 泉ピン子
1955年 上沼恵美子
1956年 原由子(サザンオールスターズ)
1957年 戸田恵子
1958年 藤山直美
1960年 清水ミチコ
1960年 室井滋
1963年 片桐はいり
1964年 大西ユカリ(大西ユカリと新世界)
1964年 桂あやめ
1966年 松本明子
1971年 松嶋尚美(オセロ)
1973年 青木さやか
1974年 虻川美穂子(北陽)
1986年 柳原可奈子


 木村万里の生年月日だけは、どうしても見つからなかった……というか、それほど真剣に探していなかったってだけなんだけれど。そこまで人様の年齢に執着するのも……って、言い訳がましいな。

 基本的には、どの評論もどっこいどっこいに面白い。うん。「どっこいどっこい」という表現は、こういうときに使うものではない気がするな。「どんぐりの背比べ」か? いや、それはもっと良くない意味の時に使う気がする。うーん、日本語って難しい。

 ただ、個人的に印象に残った記述も幾つかあった。例えば、泉ピン子のバックボーンだとか、青木さやかの現状に対する叱咤激励(必見)とか、あした順子のひろしに対する信頼感とか。知らない話もたくさん読めて、本当に面白かった!

 それにしても、細かいところまで調べている本だなあ。いや、それがプロの仕事って言うヤツなのかもしれないけど、それにしても調べてる。痒いところに手が届くって言うのかな、いちいち挟み込まれてくる小ネタが面白いというか、細かいというか。桂あやめの艶姿を解説するために、わざわざ快楽亭ブラックのSM大喜利でミスター人喰いこと佐川一政にボンテージ姿で打ち据えていたとか、まったくもってどうでも良い情報が、サラリと出てくる。というか、なにやってんだ佐川。

 こういう情報は、正直言って必要無い。でも、こういう情報があるからこそ、本書で取り上げられているコメディエンヌたちの姿は、よりリアルに浮かび上がってくる。改めて書くが、本当に良い本だった。くどい。

芸人の流儀

ゆえに、プロ。 努力を笑いに変えた12組による仕事論ゆえに、プロ。 努力を笑いに変えた12組による仕事論
(2008/10/25)
木村 祐一

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 芸人によるプロフェッショナル論の本らしい。対談モノなのか、レポートモノなのかは不明。まあ、木村祐一名義なので、たぶん対談モノ…なのかな。よく分からないけど。そもそも、どうしてキム兄なのか。うーん。謎だ。

 そのプロフェッショナル論を語る面々も、なんだかよく分からない。オール巨人や桂三枝は分かるにしても、フットボールアワーやインパルスはそういうのを語るには早すぎるんじゃないか? で、吉本オンリーなのかと思ったら、何気に関根勤・出川哲朗の名前もあるし。うーん。いよいよ分からない。

 でも、ちょっとだけ気になるので、本屋での立ち読みで購入か否かを判断しようと思う。個人的には出川哲朗とFUJIWARAが、どんなことを話すのかが気になる。

服を匂う山田ルイ五十三世

 香川では、今日から『新しい波16』の放送が開始されるみたいです。正直、放送されないと思っていたので、これはちょっと嬉しい。ただ、時間の都合で放送をカットとか、そういう新しい心配もしてみたり。まあ、今はとにかく、放送されるということだけに喜ぶことにします。良かった良かった。

 それはそうとして、今日の『爆笑レッドカーペット』はなかなかの当たり回でした。どんどん話題を変な方向に展開していく少年少女、今回はちゃんと実力を発揮することが出来たエレキコミック、相変わらずのネタっぷりに感動すら覚えたゴー☆ジャス、妙なネタでカムバックすることに成功したダブルブッキングが個人的に印象に残っているのですが、レッドカーペット賞は世界のナベアツ。おいおい、それは違うだろ山寺宏一(思わずフルネームで呼ぶ)。

 ちなみに、今日の『あらびき団』は香川ではお休みみたいです。来週はちゃんと放送されるみたいです。うーん。もはや水曜日は、お笑いの日って感じですかね。これで『爆笑オンエアバトル』まで放送されたら、もう完璧ですね! ……あ、録画の時間帯がカブるや。今の無しね(誰に言っているんだ)。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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