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『アキレスと亀』

アキレスと亀 [DVD]アキレスと亀 [DVD]
(2009/02/20)
ビートたけし樋口可南子

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北野武監督作品『アキレスと亀』を観た。『TAKESHI'S』では“北野武(ビートたけし)という存在”についての疑問を提示し、『監督ばんざい!』では“映画 ”についての疑問を提示していた世界のキタノ。そんな彼が今作で疑問を提示しているのは“芸術”だ。芸術とは果たして何物なのかということを、この映画ではひたすら思考している。

この映画の主人公、名は倉持真知寿と言う。売れない芸術家である。今作『アキレスと亀』は、彼の幼少時のエピソードで始まり、彼の中年期のエピソードで幕を閉じる。……というような説明をすると、なんとなく真知寿氏の成長物語という立身伝的な印象を持ってしまうかもしれないが、この真知寿という男。作品の中では殆ど成長しない。……まあ、それについては後ほど。

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『ロザンの08ベスト+』

ロザンの08ベスト+ [DVD]ロザンの08ベスト+ [DVD]
(2009/04/22)
ロザン

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大卒の芸人が珍しくない昨今のお笑い業界において、かなり早い時期から「高学歴コンビ」として名を売っていた芸人がいる。彼らの名はロザン。大阪府立大学中退の菅広文と、京都大学卒の宇治原史規によって1996年に結成された、お笑いコンビだ。デビュー当初から高学歴であることを売りにしていた彼らは、関西で着実にその知名度を上げ、現在は全国放送の番組に顔を見せる機会も増えている。

しかし、21世紀初頭から続いているお笑い芸人ネタブームの中にありながら、彼らのネタがテレビで放送されることは希少だ。何故ならば、彼らが有名になるきっかけとなったのは、いわゆるお笑い系のバラエティ番組ではなく、タレント文化人やアイドルが参加するクイズバラエティだったからだ。しかも、それらの番組においてロザンが求められているのは、ボケやツッコミではなく、難問の正解である。高学歴を売りにしていたロザンは、まさに高学歴であることを評価されたのだ。

その結果、ロザンという名前は「面白いお笑い芸人」としてではなく、「頭が良くて芸人もやっている人」という認識で広まっている感がある。“売れてしまえばこっちのもの”と言っても過言ではないお笑い業界ではあるが、こういう売れ方をしてしまったことは、果たしてロザンにとってプラスになっていると言えるのか、些か疑問ではある。

そんな折に、ロザンが初めての単独DVD『ロザンの08ベスト+』をリリースした。タイトルには“ベスト”と掲げられているが、僕は過去の単独ライブを観賞したことが無いため、実際にベストライブだったのかどうかは分からない。ただ、ベストと掲げている以上、彼らにとっての自信作が披露されていると考えて良いだろう。

『ロザンの08ベスト+』では、九本のコントが披露されている。うち二本は、オープニングコント及びエンディングコント(タイトルは『ロザンの08ワースト』となっている)なので、実質七本のオリジナルコントが披露されていることになる。幕間映像では、ロザンの二人が『京大芸人』(菅広文が上梓した、相方の宇治原の姿を描いた物語)の舞台となった場所を宇治原の運転する車で巡った様子を撮影した、『ロザンのドライブ』が収録されている。なかなか面白かった。

僕がロザンのコントを観賞するのは今作が初めてだったのだが、全体的にオーソドックスなシチュエーションが多いような印象を受けた。例を挙げると、重い病気にかかった子供に勇気を与えるためにスポーツ選手が奮闘する『田中』、金の無い子供に慈悲でバイオリンを教えてあげる『バイオリン』、おじいさんと飼い犬の哀しい別れを描いた『おじいさんとポチ』など。誰もが思いつくだろうシチュエーション、過去に何度もネタとして昇華されていただろうシチュエーションを、彼らは微妙に間違った方向へと誘導して、コントとして演じている。『田中』に登場するスポーツ選手は、子供の願いを叶えるための勇気を他のスポーツ選手から貰おうとするし、『バイオリン』に登場する慈悲を持った教師は、子供のバイオリンに対する微妙な熱意に苛立ちを覚えるし、『おじいさんとポチ』の間にはそれほど深い絆は無い。それはいわば、シチュエーションのパロディであると言えるのかもしれない。

ただ、個人的な印象としては、パロディとしての面白さを活かしているという点よりも、人間の毒っぽい部分をさりげなく見せている点の方が、面白味の個性として際立っていたように思う。例えば、先にタイトルを挙げた『バイオリン』。バイオリン教室の教師が、約束の時間にちょっとだけ遅れてくる子供を相手に激高し錯乱する姿は、コミカルでありつつも哀愁を感じさせていて、非常に面白かった。しかし、それは逆に言うと、そういう人間臭さを感じさせるような要素の無いコントは、ちょっと物足りなかったということでもある。

初の単独作品ということで、全体的にオーソドックスな作りにしていたのかもしれないが、今作はロザンならではの笑いがあまり見せられていなかったように感じた。これがロザンの本意気なのか、それとも意図的にそうしていただけなのか。通常のロザンライブを知らない身としては、まったく分からない。ただ今作は、次も観てみたいと思えるほどには、引きのある作品だった。次回作があるとするなら、また観賞させていただきたいと思う。


・本編(約90分)
『ベスト刑事』「オープニングVTR」『博士と助手』「ロザンのドライブ1」『田中』「ロザンのドライブ2」『バイオリン』「ロザンのドライブ3」『おじいさんとポチ』「ロザンのドライブ4」『立てこもり』「ロザンのドライブ5」『鳥人間コンテスト』「ロザンのドライブ6」『ベスト刑事』『ロザンの08ワースト』

・特典映像
『天下茶屋』(約5分)
『卒業文集』(約2分)
『ストラックアウト』(約5分)

第四回「東京03」雑感

コント『スマイルハウジング』
第五回単独ライブ「傘買って雨上がる」より。出来る風な男を演じる角田と、出来る風な男に対する信頼を着実に失っていく男を演じる飯塚、それぞれの演技が光る。そこに濃い口のキャラクターを演じる豊本が加わって、一筋縄では進まないコントへと変貌を遂げるアクセントも良い。個人的には、豊本に攻められている角田が、そっと顔を上げる仕草がたまらない。あんなの、笑うしかない。

コント『営業スタイル』
第七回単独ライブ「スモール」より。ちょっとした人間関係の隙間をとことんまで追及していく、東京03コントの真骨頂とも言える作品。角田の「媚びたくて媚びてるわけじゃない!」という叫びも最高だが、終盤で見せた豊本のざっくばらんな性格アピールも素晴らしい。なんて素直な人たちなんだ。ダメだけど。

コント『大丈夫です』
第六回単独ライブ「無駄に哀愁のある背中」より。ファッションセンスが明らかに乏しい先輩から、意地でも服を貰いたくない後輩の姿を描いたコント。取り上げられる服の絶妙なセンスの無さも素晴らしいが、センスが無いということを言及されて葛藤する角田の演技がやはり秀逸。ただ、個人的には、角田が投げつけてきた服を浴びて、何故か苦しそうに悶える豊本・飯塚の姿が一番笑えた。

映像『歌い屋角ちゃん』
余った時間で角田の特技披露。……いや、別に良いんだけどね。良いんだけれど、だんだんこの番組、「中堅芸人に29分間やりたいことをやらせる番組」みたいになってきていないか?

五月一日(金曜)の深夜に、過去四回の再放送を行う模様。見逃した方は是非。

次回はフットボールアワー

無駄に名曲


バカリズムの単独ライブで披露されているオープニングテーマ・エンディングテーマは、常にクオリティが高くて困る。そりゃ、作曲しているのがシンガーソングライターの奥村愛子なんだから、曲のクオリティは高くて当然なんだけど。バカリズムが書いている歌詞も、なんだかんだでクオリティが高い。方向性は違うけど。人食いまくってるけど。で、本題。先日、偶然にも、バカリズムが近日にDVD化してリリースする予定の公演『勇者の冒険』のエンディングテーマをネットで見つけ、なんとなしに観賞したのだが、これがまた……大変にハイクオリティだった。ピアノオンリーのシンプルな演奏に、とても繊細で、それでいて絶妙にユーモラスな歌詞。「これ本当にコントライブのエンディングテーマ?」と疑問に感じずにはいられない、シリアスな空気感。これは泣ける。かなり泣ける。もとい、泣いた。そして、オチで笑った。なんというか、凄いヤラレタ感。こんなハイクオリティな曲がエンディングテーマのコントライブ……どんな内容になっているのやら。本編、楽しみだ。

『青い空、白い雲、しゅーっという落語』(堀井憲一郎)

青い空、白い雲、しゅーっという落語青い空、白い雲、しゅーっという落語
(2009/01)
堀井 憲一郎

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今更だけど、堀井憲一郎の『青い空、白い雲、しゅーっという落語』の話をしようと思う。既に発売から三ヶ月ばかりが経過していて、本としての旬は幾らか過ぎているし、僕自身も数週間前に読み終えてしまった本なので、読了時に感じた興奮は失われてしまっているのだけれど、以前にブログで紹介した本の感想を、このまま書かずにいるのはどうなのかという気持ちが急に芽生えたので、当時の感情を掘り起こして、書くことにした。……まあ、ただ単に、近辺のブログで取り上げられていないから、という理由の方が大きいのだが。どうして取り上げられていないのだろう。かなり面白い本だったのだが。

などと書いておきながら、実はその理由はなんとなく察しがついていたりする。いわゆるテレビ系ブログ・演芸系ブログがバラエティ本について特集する際、その多くは、本文で触れられている芸人・タレントの本質についての記述に注目するからだ。だからこそ、弟子の立場から師匠について書かれている『赤めだか』『雨ン中の、らくだ』の様な書籍や、QuickJapanなどの雑誌に見られるタレントへのインタビュー記事は、この系統のブログでは持て囃される。しかしながら、この『青い空、白い雲、しゅーっという落語』は、そういった芸人やタレントの本質について触れられている本ではない。だから、あまり取り上げられていない。まあ、単に“趣味が合わない”“興味が無い”というような、生理的な理由なのかもしれないが。

『青い空、白い雲、しゅーっという落語』は、著者の堀井憲一郎が落語会を訪れた際に経験した出来事や、落語に係わる思い出などを、ひたすらコミカルに描いたエッセイ本である。例えば、吉川潮がたびたび上梓しているような落語評論本の類いではなく、ただただ純粋に“落語”をテーマにしたエッセイ本だ。そんな本をブログで取り上げるのは、確かに難しいかもしれない。なにせ、書かれていることといえば、寄席でラーメン食ってる人がいただとか、落語家の熱演中に頭にハエが乗っかっただとか、高座で黙り込んでしまった落語家がいただとか、実に他愛の無いことばかり。これで記事を書くというのは、確かにムツカシイ。でも、僕は書いちゃう。面白い本は、正当に面白いと評価されなくてはいけないのである。何を偉そうに。

本書が最も読者に伝えたいと思っているだろうこと。それは、落語会の空気である。近年、稀に見る落語ブームと言われているが、実際に落語会を訪れる人がどれだけ存在しているのか。どんなにテレビやビデオで落語を観賞したところで、その現場の空気を感じることは難しい。お笑いDVDばかりを観て、その感想を書き、まるで現場に居合わせたかのような文章を書いている人間が言うことではないが、だからこそ分かる。どんなに映像が優れていても、現場の空気には敵わないのだ。とはいえ、まったく未知の空間に飛び込むのは、これまた難しい。人生を噛み締めるごとに良さが分かってくるのが落語だと言われているが、人生を噛み締めることで保守的になってしまうのが、人間というものだ。そんな、未知の世界である落語会の空気が、本書ではつらつらと綴られている。

例えば、もぎりの話。もぎりとは、チケットの半券をモギる(チギる)人のこと。ある日、二つの落語会をハシゴした堀井氏。昼の立川志の輔独演会を終えた後で、夜の立川志らく・柳家花緑の二人会に女性スタッフとともに参加してみると、どうもチケットがおかしい。確認してみると、それは昼の立川志の輔独演会のチケット。もぎりに間違えて渡してしまったのである。そして、もぎりも間違えてモギってしまった。この、なんともいえない温い感覚が、落語会。田舎のCDショップにさえ万引き防止用のシールが使われているような時代に、随分と危機意識の欠けたシステムに感じるが、これが落語会なのである。本書には、こういった類いのエピソードが、幾つもある。

個人的に強烈だったのが、柳家小のぶという落語家の独演会に行ったという話。この柳家小のぶ、“幻の噺家”と言われている。自分で言っている。彼の落語は独演会でしか聞くことが出来ない。好奇心旺盛な堀井氏、チケットを予約しようと電話をかける。本人が出る。「予約したほうがいいでしょうか」と尋ねると、「あたしはそんなに人気がないので、大丈夫です」と応えられる。出かけてみると、二十畳ほどの座敷に十枚の座布団が敷かれている。湯のみを運ぶ老人。見ると、またもや本人。それを十一人の客が観ている。否、見守っている……これが2005年の出来事。本文では2006年のバージョンが主に記載されているが、それは実際に読んでもらいたいと思う。

最近は落語論を語る落語家も増えていて、一部ではなんだか高尚なモノであるかのように取り上げられていることも多い、落語。しかしながら、観客にとっての落語は、あくまでも庶民の文化であり、単なる娯楽だ。落語会に興味がある方がいるならば、本書を手にとって、その空気を堪能したところで、現場へと足を運んでもらいたい。で、後で、面白かっただの、つまらなかっただのと、語れば良いのである。僕は行けないけど。田舎暮らしで尻に根っこが生えちゃってるから。近くに寄席がある人が羨ましいなァ。

ちなみに、本書の様な単なるエッセイだけでは面白くない、俺は落語家の魂の叫びが聞きたいのだという人に配慮したのか、本書には新進気鋭の落語家十人に対するインタビューも、そこはかとなく収録されている。皆が大好き、立川談春・立川志らくに対するインタビューも収録されているので、良ければ。

今日の『爆笑レッドカーペット』

いがわゆり蚊がお馴染みの『チェンバル語講座』。過去に何度も披露されてきたシリーズだけれど、まるで飽きない。変顔のバリエーションも然ることながら、最後に見せる「質疑応答」がまるで外れないんだよなあ。こういう嫁だと飽きなさそうだ。嘘。

ザ・パンチ、パンチ浜崎が売れるために水着になろうと言い始める漫才。「カッコ良くもなくて、まだ売れてもない俺たちがどうして脱がないんだよ!」という浜崎の自論に、思わず頷いてしまった。それに対するノーパンチ松尾の「需要が無いからだよ!」にも、やはり頷く。そりゃそうだ。

ザ・ギースは『サポートセンター』。ザ・ギースにしては珍しく、サポートセンターの尾関が徹底的にボケを積み重ねていくスタイルのコント。恐らくは単独ライブのネタだろう。カムバックでは『いい声110番』を披露。高佐は本当にいい声。そして尾関はネタ後、必ず頭を下げる。

世界のナベアツは『コスプレ』。ゴミバケツに入って「かぐや姫」、背中に脚立を仕込んで「爪切り」、全裸と思しき姿でビニールに包装されて「ハッピーターン」……相変わらずの自己世界。カムバックでもコスプレを披露。

どきどきキャンプ。『トイレで手を洗う時に水が跳ねて、股間がビショビショになったジャック・バウワー』。これまで一般人を演じ続けてきた佐藤が、「24」のトニー・アルメイダを演じるという新パターンを披露。これで芸の幅が少しだけ広がるか。単独ライブDVDが楽しみ。

ハム。聞き間違い漫才。以前よりも聞き間違いのクオリティが上がっており、面白さも倍増している感。ただ、なんとなく「ボキャブラ天国」におけるTake2のネタみたいな感じになってきているような気も。

今週のコラボカーペット「髭男爵×まえだまえだ」。髭男爵の漫才ネタ『庶民の少年にトランペットを買ってあげる』の世界に、まえだまえだが入り込んでくる構成。ややテンポの悪さが気になったが、まあまあ面白かった。そういえば、最後にひぐち君が見せた一発ギャグについて、誰もコメントしなかったなあ……。

モンスターエンジンは『ヒーロー』。先日の「あらびき団」でも披露され、そこで東野に苦言を食らっていたネタで、まさかのレッドカーペット初登場。カムバックにも登場したが、両方で見事に“中笑い”を獲得。一日に中笑いを二度も取った芸人は史上初とのこと。次は何を持ってくるのかな。

永井佑一郎。いつもの。誰もが思っていただろう「ナイツ」ネタを披露。

チョップリン『ドラムロール喫茶店』。これまで、短い時間の中で、如何に自分たちの世界を見せるかということを模索し続けていた感のあるチョップリン。今回は短い時間の中で、自分たちの世界を見事に表現していた。一皮剥けたな。それなのに、どうして三船美佳は“小笑い”評価だったのだろう。そこは素直に笑っておけよ。

トリは三浦マイルド(初登場)。悪夢にうなされながら、学校あるあるを披露するというスタイルの一人コント。過去に何度か観たことのあるネタだが、最初の絶叫で必ず客が引いているのは、やはり三浦の容姿が関係しているのだろうか。

カムバックには「ハム」「ザ・ギース」「世界のナベアツ」「モンスターエンジン」「ハイキングウォーキング」が出演。ハムがレッドカーペット賞を受賞した。個人的には、ザ・ギースか世界のナベアツだったなあ。

何故かBOX仕様

0624『板の上』(矢野兵動)
0624『ウルグアイ&SLIDE AWAY 初回生産限定BOX』(The PLAN9)
0624『ウルグアイから来た男 ~ネタツアー~
0624『SLIDE AWAY,SLIDE DOWN.
0708『ジャルジャルの戯 3


ザ・プラン9が初のDVD-BOXをリリース。通常公演とコント公演を収録しているとのことですが、何かボックス特典みたいなのはあるんでしょうか。その他、矢野兵動が一月に行ったライブ「漫才病」を中心に収録している『板の上』、ジャルジャルのベストコントDVDシリーズ『ジャルジャルの戯』などのリリースが決定。『ジャルジャルの戯』は、これで打ち止めになるんじゃないかと思われます。思えば、ハズレの無いシリーズでした。

あ、それと余談ですが、Piper山内圭哉が脚本・演出を担当した舞台公演『パンク侍、斬られて候』もDVD化されるとのことです。言うまでもなく、原作は町田康のアレです。2006年に大阪でのみ行われた公演を2009年に再演したもので、小島聖・宇梶剛士らが出演しているとのこと。5月27日リリース予定。

次回の『爆笑トライアウト』

Yes-man(トゥインクル)
囲碁将棋(東京吉本)
クロンモロン(浅井企画)
サイドエイト(baseよしもと)
山陽ピッツァ(ワタナベ)
シーソーゲーム(アミーパーク)
虹の黄昏(げんしじん事務所)
プリンセス金魚(松竹芸能)
三日月シュガー(ケイダッシュ)
ゆってぃ(人力舎)


全体的に東京寄りな印象が強い今回。『爆笑レッドカーペット』等で評価されている山陽ピッツァ・ゆってぃが目立つが、なんとなくネットで名前を見かけることの多い囲碁将棋、アマチュア時代にM-1の準決勝戦に勝ち上がった経験のあるクロンモロンなど、誰が勝ちあがってもおかしくないメンバーと言える。というか、人力がオンバトにゆってぃを送り込んできたことに、ちょっと驚き。オンバト本戦ではオフエアになった組のネタも観られるので、楽しみ楽しみ。

『爆笑オンエアバトル』四月二十四日放送 感想文

・八位:イシバシハザマ『漫才:消防士』(353kb)
イシバシハザマといえば、『おかしな話』に代表されるショートコントのイメージが強かったが、今回はショートコントスタイルで一つのシチュエーションを繋いでいくスタイルでネタを披露。スタイルの完成度は『おかしな話』の方が圧倒的に上だが、こういう一つのシチュエーションを繋いだ擬似漫才スタイルの方が客には伝わりやすいのかもしれない。が、ショートコントのスタイルを強引に応用したためか、ブリッジとなる一言が漫才の流れを止めてしまっており、それがなんともいえない落ち着きの無さを感じさせた。もうしばらく、思案する必要が有る。

・七位:チョコレートプラネット『コント:手術』(377kb)
未だに『ローマ帝国』のイメージが強い彼らが今回披露したのは、手術中の医師たちのやりとりを悪フザケに演じたコント。自然なテンションでさりげなくボケる様は個人的にかなり好みだったのだが、ボケに一貫性が無く、悪い意味で自由にやりすぎてしまっていたような気もする。最後のオチも、後味は悪いがブラックユーモアとしては稚拙という、なんとも残念な結果になってしまった。やりたいことは分からなくもないが、もう少し纏める努力をして頂きたい。

・六位:大輪教授『漫談:百の数字』(393kb)
以前よりホワイトボードを使用した漫談スタイルに傾倒し続けていた大輪教授だが、今回はホワイトボードを置き、更に白衣も脱ぎ捨て、シンプルな漫談スタイルで登場。日常で目にする言葉に含まれる数字に「百」をはめ込む意外性で、着実に笑いを取っていた。腹を抱えて笑うというよりも、じっくりと噛み締めて笑うタイプのネタで、『素因数分解』以後、大輪教授は不調が続いていたので、こういうネタが作れるようになったというだけで一安心。後は、もう少し彼のスタイルが評価されるようになれば、なお嬉しいのだが。

・五位:のろし『漫才:子供のころ』(409kb)
具体的にどういうネタだったのかは覚えていないが、結構な時間をかけて『キセキ』を歌い上げていたことだけは、妙に記憶に残っている。それ以外の部分はやたらとベタなボケが多く、漫才師としては以前にも増して無個性になってしまったという印象。『爆笑トライアウト』に出場していた“だいなお”の漫才の方が、まだ幾らか良かったように思う。要精進。

・四位:ハライチ『漫才:戦隊ヒーロー』(429kb)
登場の時点で雰囲気を作り出している。ツッコミ澤部の話術というか、喋りの味があってこそ出来ることだろう。今回はボケ岩井が戦隊ヒーローの名前を挙げていくというスタイルの漫才に始まり、いつもの長時間に渡るノリツッコミ漫才へ。正直、最初の戦隊ヒーローのくだりが面白かったので、今回はそれを続けたほうが良かったのではないかと思う。少なくとも、今回のノリツッコミ漫才は絶望的にグダグダとしており、中盤あたりからは単に澤部のキャラクターに甘えただけの漫才になってしまっていた。その方向に進むのは、まだ早すぎる。

・三位:ザ・ゴールデンゴールデン『コント:爆弾』(449kb)
彼らのコントを観るのは今回で四度目になるが、相変わらずネタの出来が安定していて、実に面白かった。三人の役割の明確さ、コント内におけるドラマの展開、決して忘れない北沢の顔イジリに至るまで、実に彼ららしいコントだった。ただ、あまりにも彼ららしすぎていたような気もしないでもない。もうちょっと冒険的なコントも観てみたい。

・二位:マシンガンズ『漫才』(489kb)
ビジュアル系バンドの批判、自分たちに対する批判への愚痴、オンエアバトルのジャッジペーパー……と、お馴染みのマシンガンズ漫才が大爆発。ただ怒っているだけの様に見えて、ところどころでユニゾンしてみせたり、ふっと冷静になる瞬間を作って漫才にメリハリをつけたり、さりげなくコンビ仲をアピールしてみせたりと、色々と工夫しているのが実に良い。相変わらず、ネタが方々に飛びまくっているのは気になったが、全体的に笑える漫才だった。このコンビの場合、『爆笑レッドカーペット』への出演のおかげで、スタイルが認知されるようになったのは大きかったのではないかと思う。オンエアバトルでも同様に活躍してもらいたいものだが。

・一位:U字工事『漫才:栃木、東北へFA』(517kb)
先日の『関根・優香の笑う春休み』でも披露していた漫才だが、新しく長野のくだりが追加されていたので、ちょっと驚いた。これまでの「対茨城ネタ」の視野を広げ、関東を諦めて栃木を東北にしてしまうという発想が、下らなくも面白い。「東北のニューヨークと呼ばれる仙台」「栃木には元関東というブランドがある」「長野にはオリンピックという強みがある」などの名フレーズも、漫才に良いアクセントをつけていた。ローカルネタも少なめに。良い漫才だったなあ。

・オフエア組
ストリーク(349kb)
キスキスバンバン(337kb)
夙川アトム(301kb)
エレファントジョン(257kb)
ヒデヨシ(233kb)
チャーミング(229kb)
カオポイント(137kb)

衝撃だったのは、やはりストリークのオフエア。八位のイシバシハザマとボール一個差というところだったらしいが、中途半端な数字で合格しても仕方が無かったのではないかという気がしないでもない。次に期待。ラーメンズ、エレキコミックに続くトゥインクルの新星カオポイント、まさかの最下位。自己最低キロバトルを更新してしまった。どんなネタを披露したんだろうか。

・オンバトプレミアム:トータルテンボス
『中古車販売』のネタを披露。大村のオリジナリティ溢れる発想が目立つ漫才で、笑いを狙うというよりも、自分たちで楽しくやりたいという意識が感じられた。まあ、ここで妙にガチンコな漫才を披露されても困るので、このくらいが丁度良いのだろう。しかし今後、誰がネタを披露してくれるのやら。なんとなく、タカアンドトシは出そうな気がするが。

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どーでもいいけどさ

稲垣吾郎の時、多くの報道は“稲垣吾郎メンバー”として伝えられていたのに、今回の報道では“草なぎ剛容疑者”として伝えられているのが、微妙に納得出来ない。マスコミ的に、公然猥褻容疑は道交法・傷害よりも重いという認識なのだろうか。……まあ、本当にどーでもいいんだけどね。でも、なんとなく気になるんだよなあ、容疑者表記。あれはあれでいいのかねえ(安井順平風に)。

2009年5月の購入予定

0508『ラーメンズ第6回公演『FLAT』


ブログ史上初、個人的に気になるDVDが一枚しかない五月。お金がかからないのは助かりますが、なんだか退屈な感じになりそうな気がします。その分、レンタルビデオに注ぎ込んだりするんですけどね。最近、近所のレンタルビデオで面白そうな作品が次々と旧作扱いになってきているので、ここぞとばかりに借りまくろうと思います。……いやいや、六月用に貯金しますけどね。六月がまた、なにやら凄いことになりそうなので。で、なんか、友達が結婚するらしいので。五月は色々と貯金しとかねばな月になりそうです。

思いつきで書いてみた

大熊「先日未明、タレントの草なぎ剛さんが公然猥褻の容疑で逮捕されました。今夜は予定されていた番組内容を急遽変更して、緊急特番をお送りしていきます……。今夜は、以前より草なぎ剛さんと最も親しかったという、友人のユースケ・サンタマリアさんにお越し頂いております。どうぞ宜しくお願いいたします」

ユースケ「お願いします」

大熊「あの、伺ったところによるとユースケさん、本来なら『ぷっすま』の放送開始十周年を番組で祝う予定だったそうですね」

ユースケ「これからも頑張っていこうぜって……周りも盛り上がっていたんですけどね……信じられない」

大熊「そして、もうお一方、草なぎさんとは同じ“SMAP”に所属していて、大変お世話になったという香取慎吾さんにもお越しいただいております。……今のお気持ちは、如何ですか?」

香取「本当に……あの……」

大熊「すぐには言葉にならないですよね……。では先日未明、突然の逮捕について、ユースケさんどちらで聞かれましたか?」

ユースケ「自宅で……まさにその……番組の収録に出かける前ですよ」

 背景より江頭が登場。

大熊「まさに収録の日だったんですか?」

ユースケ「マネージャーから電話があって……」

 驚きの表情を浮かべた江頭が前に出てくる。

大熊「香取さんはどちらで逮捕について聞かれましたか?」

香取「ええ……えっと……なんでしたっけ」

大熊「逮捕をどちらで聞かれましたか?」

香取「ユースケさんと同じです」


ここまで書いて、燃え尽きた。続きはそれぞれで考えておくれ。

東京はまだ遠く

マキタスポーツの上京物語 [DVD]マキタスポーツの上京物語 [DVD]
(2009/06/26)
マキタスポーツ

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ラーメンズ・ダンディ坂野と同様、初期の『完売劇場』を支えてきたマキタスポーツのDVDがリリース。一応、ソロとしては初のDVD作品になる模様。なんでも、なかなか上京できなかった自身の過去を熱唱している姿を撮影しているのだとか、なんとか。そんなマキタ氏、先日のR-1ぐらんぷり2009では二回戦敗退したとのこと。良くも悪くもマイウェイだ。ちなみに、まったく関係無いけれど、amazonで“マキタスポーツ”と検索すると、もしかして機能で“マ○コスポーツ”という単語が出てくるのは、何かの策略なのだろうか。子供がマキタスポーツで検索したらどうするつもりなんだ、まったく。そんな子供いないか。うーん。

宮本から、鈴木へ


ようやく問題の動画を見た。個人的には「食べにくい!」という賞賛の前フリよりも、「さんざん食ったのでお返しできないんですけど」というフォローの言葉に違和感を覚えた。果たして、宮本はどの発言でイラッときてしまったのだろう。まあ、公共の番組で感情的になってしまった時点で、宮本が悪いのは確定しているので、どの発言でキレてしまったかなんて関係の無い話ではあるのだが。

それにしても、なんだか引っかかる言い回しである。その後の「ちょっともったいないのでアレですけど」「喧嘩売られてます」もそうだ。なんだか引っかかる。じゃあ、何が引っかかっているのか。少しばかり考えてみたのだが、どうやら“さんざん”“ちょっともったいない”という言葉遣いが、自分の中で引っかかっている様だ。というのも、どちらもあまり良い印象を与えない言葉だからだ。冗談なのか本気なのかは分からなかったにしても、「失礼なヤツだコイツは」「食うな」と言っている人間に対して使うには、些か粗雑な言葉である。どうして彼女がこのような言い方をしてしまったのかは分からないが、やや配慮に欠けていたのではないかとは思う。

宮本側の僕が言ったところで、説得力は無いが……。

今、豚は太っていない。

動物農場 [DVD]動物農場 [DVD]
(2009/06/10)
不明

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『キリクと魔女』『プリンス&プリンセス』『ベルヴィル・ランデブー』『王と鳥』『チェブラーシカ』などの傑作を、安価で提供し続けている“ジブリライブラリー”より新作登場。『王と鳥』もそうだったけど、これもかなり思想性の強い作品に仕上がっている模様。個人的には「面白ければどっちゃでもええんじゃあああ!」という感じで。六月十日発売。再来月か……遠いなあ。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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