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夏の終わりだけど、さまぁ~ず炎

0902『スジナシ 其ノ一
0902『スジナシ 其ノ二
0902『スジナシ 其ノ三
0918『TKO ゴールデン劇場2
0926『にけつッ!!2(仮)
1014『さまぁ~ず式 Vol.1
1014『さまぁ~ず式 Vol.2
1014『さまぁ~ず式 Vol.3
1021『とっておき寄席!柳家たっぷり二時間半
1021『とっておき寄席!林家たっぷり二時間半
1021『とっておき寄席!古今亭たっぷり二時間半
1021『とっておき寄席!春風亭たっぷり二時間半
1021『とっておき寄席!三遊亭たっぷり二時間半
1021『とっておき寄席!たっぷり玉手箱 DVD-BOX
1021『LIVE STAND 09 Vol.1 (仮)
1021『LIVE STAND 09 Vol.2 (仮)
1023『ザ・ニュースペーパー LIVE2009 ~CHANGE~
1104『バナナ炎 Vol.1
1104『バナナ炎 Vol.2
1104『バカヂカラ Vol.1
1104『バカヂカラ Vol.2

なんかいっぱい出るな。基本的にバラエティ番組のDVD化ということで、それほど興味は湧かないけれど、バナナマン初の冠番組『バナナ炎』はちょっと気になるな。ウィキペディアによると、トークバラエティ番組らしい。というか、基本的にゲストがホリプロコムの人たちで固められているあたりが、なんだかとってもローカルだなあ。特にX-GUNのゲスト率が高すぎ。暇なのか。

『さまぁ~ず式』は『神さまぁ~ず』の後番組。放送は既に終了しており、現在は『ホリさまぁ~ず』というタイトルで放送中とのこと。今更だけど、本当にさまぁ~ずはDVD出し過ぎだろ。“さまぁ~ず”の冠番組DVD、今年だけでも十三枚も出てるぞ。クイック・ジャパンに取り上げられてる場合じゃない。もはや、さまぁ~ずはメインカルチャーであります。

それと、吉本興業のお笑いフェスティバル『LIVE STAND』のDVDが、今年も発売される模様。過去二年のライブはDVD-BOX化されていたけど、今回は単品での発売らしい。……やっぱ売れてないんだなあ。OSAKA版買わなかったけど、これはどうしたものか。一方、人力舎の芸人たちが新ネタを披露している番組『バカヂカラ』もDVD化。吉本vs人力の血で血を洗う戦いが……無いって。しかし、人力舎は本当に所属芸人のネタにこだわる事務所だよなあ。そりゃ芸人も育つわ(育ってない人もいるけど)。
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ミドリカワ書房は凄い。

mixiでも紹介したけれど、ブログでも取り上げておこう。ミドリカワ書房『恍惚の人』という曲を聴いた。タイトルからどういう楽曲なのかを理解するのは難しいので簡単に説明すると、老人の認知症をテーマにした曲である。だんだんと物事が覚えられなくなっていく老人の段階を、この曲は飄々と語っている。この飄々と歌われていく感覚が、逆に歌詞の背景に垣間見える壮絶さを想像させる。その想像を映像化したプロモーションビデオも、かなり出来が良い。まさに、このまんまの想像をしてしまうんだよなあ、といった映像だ。

この曲があまりにも衝撃的だったので、他の曲も検索してみた。いざ探してみるとかなりの数が出てくる。まったく著作権をなんだと思っているんだ、などと思いながらも聴いてみた。『それぞれに真実がある』『続・それぞれに真実がある』『誰よりもあなたを』『おめえだよ』……少ない言葉でシンプルに、ストレートに綴られた言葉の数々は、僕の心に嫌というほど突き刺さっていった。ミドリカワ書房。まさか、こんなに凄い曲を書いていたとは……知らなかった。

ミドリカワ書房の歌は、基本的に特定人物の視点に立って歌われている。先に名前を挙げた楽曲で言うと、たとえば『それぞれに真実がある』は離婚して娘と離れ離れになってしまうことを余儀無くされた父親の視点で、『誰よりもあなたを』はとある男性に対して強い恋愛感情を抱いているストーカーの視点で、『おめえだよ』は妻の連れ子を殺めてしまった父親の視点で、それぞれ歌われている。そして、これらの歌詞には客観的な視点が存在しない。父親の視点は父親の視点のまま、ストーカーの視点はストーカーの視点のまま、殺人者の視点は殺人者の視点のまま、そのまま歌詞の中に描かれている。しかも、ミドリカワ書房の楽曲には基本的にオチがない。誰かが救われるということもなければ、誰かが絶望に陥るということもない。ただ状況が状況として、歌となって昇華していくだけなのである。

それはオチを丸投げしているように見えなくもない。だが、きっとミドリカワ書房はリスナーに解釈の余地を与えているのだろう。「こういう状況の人が、世の中には存在しているけれど、この曲を聴いて、あなたは何を思った? 何を感じた?」というようなことを、彼はきっと思っているのだろう。たぶん。だから、彼の曲には安易なオチがない。なかなかのヤリ手である。

以上のことを踏まえた上で、以下に『恍惚の人』の映像を貼り付けておくことにした。良かったら、色々と感じてみていただきたい。

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止められたゲッツ

先日に放送された「26時間テレビ」について、ふとあることを思い出した。

あれは確か、番組が始まったばかりの時間帯だったのではないかと思う。スベリ芸でお馴染みのダンディ坂野が、ネタを披露する流れになったのだ。淡々とネタを披露するダンディ。当然のことながら、スベっている。そりゃそうだ。このスベった空気の後で「ゲッツ!」とキメるから、彼のネタは笑いになる。特にリアクションが無いまま(いや、少しざわざわしていたかもしれない)、ダンディのネタは終了。最後に「ゲッツ!」とキメるのかと思いきや……なんと、その「ゲッツ!」を司会の島田紳助が止めてしまったのである。

そりゃ、確かにダンディのネタはテレビ向けじゃない。はっきり言って、そのまま「ゲッツ!」にまで至ったところで、会場の空気は冷え切ったままだっただろう。でも、それはスベってからフォローしても良かった筈で、最後の「ゲッツ!」を止めてしまう権利は、果たして紳助にあったと言えるのだろうか。そこで止めてしまったことで、そこそこ笑いは起きていたけれども、ダンディの「ゲッツ!」を期待していた僕には、ただただ漠然としない感覚しか残らなかった。

テレビ人としては、紳助の対応は間違っていなかったのだと思う。でも、お笑い芸人のネタを愛してやまない人間としては、どうもスッキリしない。どうせイジるのなら、最後までネタを披露させてあげてから、イジってあげたほうが良かったのではないか。そう思えて、仕方無いのである。……こんなこと思ったの、たぶん僕だけなんだろうなあ……。

2009年8月の購入予定

05『東京ダイナマイト&サンドウィッチマンの漫才先生 in パラオ
19『兵動大樹のおしゃべり大好き。3
19『COWCOW CONTE LIVE 2
19『千原兄弟コントライブ「ラブ 」』(千原兄弟)
19『Kentaro Kobayashi Solo Performance Live Potsunen 2008 『DROP』
21『ロッチ ラストベストロッチ
21『アントキの猪木の観れんのか、おいっ!!
26『THE GEESE 1st DVD Dr.バードと優しい機械
26『オオサカファンタスティックベストコンサート』(中山功太)
26『ベストスマイル』(スマイル)


バラエティに富んでいる八月。とはいえ、その殆どは吉本興業関係なのですが。注目作はやはり、ゲストにケンドーコバヤシ、陣内智則、サバンナ高橋を迎えた千原兄弟の単独ライブ『ラブ』でしょうか。メンバーが豪華なだけに、自分の中でハードルが物凄く上がっています。大丈夫なんですかね。その他、気になるところとしては、『ラストベストロッチ』『Dr.バードと優しい機械』『オオサカファンタスティックベストコンサート』あたりが、個人的に気になってます。面白いと良いですね。なお、兵動大樹のトークライブは面白いと分かり切っているので逆にスルーです。収録時間まるごと沖縄フリートーク……面白いに決まってますよ。

その名言に異議アリ!

名言の正体―大人のやり直し偉人伝 (学研新書 60)名言の正体―大人のやり直し偉人伝 (学研新書 60)
(2009/07)
山口 智司

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「ラテラ」さんのところで紹介されていた新書本『名言力』が面白そうだったので、とりあえず購読している。うーん……確かに面白いんだけど、なんだかマジメ過ぎる感じがして、ちょっと物足りなさも感じてしまうな。と、そんなことを考えていた折、書店でこんな本を見つけた。タイトルは『名言の正体』。一般的に知られている名言にまつわった、数々の誤解・誇張・捏造エピソードをまとめた本だ。うーん、実に良い。こういう裏トーク的なの、大好きだ。……こういうところが、ブログとしてイマイチ盛り上がりに欠ける理由なんだろうか。むう。

『爆笑オンエアバトル』七月二十四日放送感想文

パンクブーブー『漫才:流れ星』(517kb)
黒瀬さんのコンビニ店員っぽい服装イジリから、流れ星にお願いする話へ。流れ星が見つかったときの佐藤さんのリアクションを見せるショートコントを、それの補足説明で数珠繋ぎにしている漫才で、笑いの量はかなり多い。大家からのくだりがたまらなく好きだなあ。「大家は全部を叶えない!」。やっぱ一度はM-1決勝の舞台で、彼らのことを見たいなあ。終盤はブラマヨっぽい展開だったな。投票。

ラバーガール『コント:魔物の館ミステリーツアー』(489kb)
単独ライブでも観たコント。飛永さんの年齢を疑うくだりから、ガッチリとラバーガールワールド炸裂。魔物たちに対して反論する大水さんのぬるーい演技が、個人的にちょっとツボ。笑いの量は少なく、ドラマ性もそれほど見られないコントだったので、やや盛り上がりには欠けていたけれど、安定して面白かった。「そのテンションこっちキツいッス」。使用許可のくだりは単独では無かった気がする。オンバト用に足したのかな。投票。

ギャロップ『漫才:師匠に弟子入り』(489kb)
最初のハゲを連れてきたと言うくだり、どうもフットボールアワーと被ってしまって良くない気がする。ネタの運び方も、ちょっとフットと被ってるところがあるからなあ。ネタは、師匠に弟子入りをお願いするショートコントの数珠繋ぎ。パンブーと比較すると、コント間の笑いの有無が分かってちょっと興味深いかも。後半は「僕はそうは思いません」というフレーズを連発させる展開に。途中からフレーズを期待しちゃってる自分に気づく。オチも綺麗に。投票。

5GAP『コント:怪盗キッド』(521kb)
初期に比べて、コントのキャラクターにフィクション性が増してきた気がする。このくらい現実離れしていると、よりコミカルさが増して良いよなあ。カレンダーを「月、火、水。何の暗号だ?」とイジるボケが、個人的に爆笑。肉マンを獲ったことを告白したくだりの久保田さんの表情もたまらん。ちょっと中川礼二っぽい顔になってたような。カツラが取れてしまったくだりは冷やっとしたけど、上手いこと持ち直せていて良かった。投票。

ランチランチ『漫才:ドライブデート』(493kb)
ネタだけでもそれなりに面白いのに、ああだこうだと余計なものを付け足してしまっている印象。「オーライ!」とか、もうスベリギャグとかじゃなくて、本当にただ単にスベってるもんなあ。あれも続けていけば、そのうち受け入れられるようになるんだろうか。……受け入れられない気がするなあ。炊き込み御飯はちょっとベタだったけど、ほんのり面白かったか。

ニッチェ『漫才:お見舞い』(489kb)
江上さんの冷やかな態度が、やっぱりNON STYLE石田さんの見えて仕方がない。二人が付き合っちゃえば良いのに、などとテキトーなことを思ってしまう。本当にテキトーだな。あの尋常じゃないほどに冷めた態度は面白いけれど、あんまり創作的なボケが見られなかったので、だんだんと飽きられてしまう可能性が。今のうちにキャラクターを認知させることが、兎にも角にも第一課題か。オチの流れはとっても綺麗。投票。

オテンキ『コント:小ボケ先生』(445kb)
「爆笑レッドカーペット」でもお馴染みの小ボケ先生コント。今回は全校朝礼。同番組で披露している短めのコントを二本合体させたようなネタで、かなりテキトーに作ってしまっている印象。もうちょっとネタを作り上げていかないと、このショートネタブームに飲み込まれてしまう気がする。ここでどうにかもがいてもらいたいけれど、果たしてどうなるか。

しんのすけとシャン『漫才:かっこいい大人』(533kb)
今回の一位。シャンの言葉遊びを主軸としたボケと、しんのすけのハイテンションなツッコミが活き活きとしている漫才だったけれど、笑いの量はそれほどでもなかった印象。正直な話、地元票が大きく反映していたのではないかと思われる。ラッキーだぜ! これで彼らはチャンピオン大会進出が決定。この結果をしっかりと受け止め、彼らには良いネタを作り上げてもらいたいところだけれど、果たして?

・オフエア組
ラヴドライブ(425kb)
くじら(413kb)
ゴールドラッシュ(369kb)
やさしい雨(353kb)
カノン(293kb)
ダムダムおじさん(237kb)
夙川アトム(225kb)

ハーフの漫才コンビ、ラヴドライブは二年半ぶりのオーバー400となるもオンエアならず。新しいルールになって、この辺の芸人には厳しい状況になってきているのかも。トライアウトを勝ち上がったゴールドラッシュ・夙川アトムはともにオフエア。ゴールドラッシュはトライアウトでグッときたので、ちょっと残念。

・オンバトプレミアム:ななめ45°
「爆笑レッドカーペット」などでも披露されている、ロックバンドの脱退コントのロングバージョンを披露。通常収録ではオンエアされないだろうネタを、しっかりとこういう場所にかけてくる辺りに、彼らのオンバト慣れを感じさせる。

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『子どもさんかん日』

子どもさんかん日 [DVD]子どもさんかん日 [DVD]
(2009/07/22)
内村光良大竹一樹

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小学生の頃、放課後に教室で保護者の人たちが集まって何かしらかの話をしている姿を、何度か見かけたことがあった。その当時の僕が感じたのは、不安だとか緊張だとかそういうことじゃなく、「いつもとは違う何かが起きるのでは?」という期待と興奮だけだった。台風の日のさりげない物々しさや、風邪をひいた日に学校を休んだときに体験できる平日の家の静けさの様に、当たり前の毎日の中に突如現れた“非日常的”な光景を、僕は保護者たちの姿に感じたのである。その興奮はやがて、彼らに見つからないように教室の前の廊下を横切るという行為に発展し、やがて僕の露出狂的な性癖へと繋がっていくのだが、それはまったく別の話だ。嘘だし。

舞台『子どもさんかん日』は、小学校の放課後の教室で、父兄たちが子供の誕生会で披露する出し物について奮闘する姿を描いた会話劇だ。子どもたちの父親役として三村マサカズ、大竹一樹、森本亮治、野添義弘の四人、ある子どもの母親役としてぼくもとさきこ、彼らのクラスを担当する教師役として蒲生麻由、彼らに関わっていくハイテンションな用務員として内村光良が出演している。劇作・脚本は元WAGEのリーダーで月9ドラマ『婚カツ!』の脚本を担当した森ハヤシが、演出をテレビ番組制作プロダクション「ケイマックス」の社長である工藤浩之が担当している。

この物語に登場している大人たちが小学校の教室の中で話し合っている姿は、僕がかつて体感した教室での大人たちのやりとりを思い起こさせるものだった。ほのぼのとして、楽しそうで、でもちゃんとした話も進めている。何かしらかの目的があって、その目的にゆっくりと進んでいる楽しさ、興奮がこの舞台全体を包み込んでいた。でも、この舞台には、廊下から教室を眺めていた僕たちには感じられなかった空気もある。

当時の僕たちにとって、大人は子どもを守ってくれる存在でしかなかった。でも、大人だって、子どものことを何から何まで理解しているわけじゃない。大人なりに、子どもが喜んでくれるようなことを、真剣に考えている。その考えが煮詰まって、時に子どもが嫌になったり、諦めたり、溺愛しすぎてしまったりする。そんな、子どもは気付いていないだろう大人たちの苦心が、子どもの頃には分からなかった大人の悩みが、この舞台にはあったのだ。

大人になったら、色んなことが分かるようになった。自分の生きている世界の広さも、それぞれの人が抱えている悩みも、世の中がちゃんと動くために必要な義務も、全て大人になってから知ったことばかりだ。でも、大人になったことで、忘れてしまったことだってある。今回の舞台は、そんな子ども時代の記憶を呼び覚ましてくれるような舞台だった。でも、それはきっと、僕がまだ子ども寄りの人間だから、そう感じるだけなのだろう。これから先、僕も人の親になると、この舞台への感じ方が大きく変わってくるんじゃないかと思う。想像でしかないけれど。

最後に、役者陣について。

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モーニング娘。+OGによる『LOVEマシーン』を見て

「脱走兵」矢口真理を暗殺するべく、かつての仲間たちが静かに牙を剥いているような姿を想像していたのは、果たして僕だけなのだろうか。

『オードリーDVD』全ネタ感想

オードリー DVDオードリー DVD
(2009/07/22)
オードリー(春日)オードリー(若林)

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先日、『オードリーDVD』の感想を書いたのだが、どうも個人的に納得が出来ないでいる。なんというか、オードリー絶賛の流れに反することを恐れてしまい、本当に感じたこと・思ったことを書けていないような気がしたのだ。これはいけない……と、いつもならそれほど考えないのだが、今まさに旬の芸人であるオードリーのDVDを二度取り上げるのも面白いような気がしたので、改めてもう一つ記事を上げることにした。

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『オードリーDVD』

オードリー DVDオードリー DVD
(2009/07/22)
オードリー(春日)オードリー(若林)

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M-1グランプリという大会の名目は、あくまでも“日本一の漫才師を決定する”ということにある。つまり、大会の優勝コンビがバラエティ番組でも活躍できる人材であるかどうかは、特に重要視されていない。彼らに求められているのは、あくまでも漫才師としての素質のみに限られるのだ。が、多くの視聴者はその事実を無意識のうちに忘れ去り、まるでM-1グランプリという大会で優勝するということは、あらゆる方面の笑いにおいて優れているという、とんでもない勘違いをしてしまい、優勝者たちに過度の期待を寄せてしまっている。確かに、M-1グランプリの優勝者の多くは、バラエティ番組の世界においても華々しい活躍を見せてはいるのだが……。

M-1グランプリ2008の優勝コンビであるNON STYLEにも、同様の期待が寄せられていた。ただ、それはこれまでの優勝者に対する期待とは、まったく違った色合いのものだった。何故ならば、彼らはただ単に期待されていたのではなく、別のとあるコンビの活躍を意識した上での期待だったからだ。彼らはそのコンビと比較されることで、過去の優勝者よりも大きく期待されると同時に、あまりに非情な重圧を背負わされるハメになってしまった。そのとあるコンビこそ、M-1グランプリ2008においてNON STYLEに次ぐ準優勝という記録を残したオードリーである。

思えば、M-1グランプリにとっての2008年は、大会として再起をかけた年だったと言えるだろう。何故ならば、近年のM-1グランプリは、漫才師の実力よりも漫才師の個性を持ち上げる傾向にあり、ただ漫才を審査する大会ではなく、聞こえの良い宣伝文句で個性的な漫才師たちを叩き売る市場と化していたからだ。その結果、前大会にあたるM-1グランプリ2007では、敗者復活戦を勝ち上がったサンドウィッチマンの優勝によって幕を閉じるという、大会にとっての“悲劇”が起きてしまった。もう二度と、あのような事態を招いてはならない。大会関係者の誰もが、そう考えたことだろう。

そうして行われたM-1グランプリ2008。その決勝の舞台に立っていたのは、いずれもお笑いフリークたちに高く評されている実力派漫才師たちばかりだった。そこには、派手なキャッチフレーズで視聴者の御機嫌を伺うことのない、かつて硬くガチンコな漫才賞レースとして注目され始めていた時代のM-1グランプリが、確かに存在していたのである。ところが、硬派でガチンコな漫才大会は如何せん、地味すぎた。確かに彼らは実力者ではあったのだが、その実力とは裏腹に、いわゆる華々しさという点においては、過去の決勝進出組に比べて圧倒的に弱かった。過去への反省を踏ま過ぎた結果、テレビショウとしての側面を無視してしまったのである。

そんな、いわば審査の穴とも言える部分に、オードリーは敗者復活戦から滑り込んだ。準決勝の審査員連中によって選ばれたのではなく、敗者復活戦会場に集められたお笑いバカな観客たちによって選ばれたオードリーは、いわゆるオーソドックスな実力派漫才師としての手腕を持つタイプではなかったが、観客を惹きつけるために必要な“春日”という華と“若林”という話術を持ち合わせていた。結果、彼らはサンドウィッチマンに続くことは出来なかったが、敗者復活戦から準優勝を果たすという高記録を残したのである。

その後の彼らの活躍については、もはや説明する必要もないだろう。他に類を見ない強烈なキャラクターの持ち主である春日は、テレビバラエティが注目するには十二分すぎるほどに派手で個性的だった。その当時は、テレビだけではなくネットも春日に注目していた。日ごろは芸人に対して批判的な意見が飛び交うことの多いインターネット上においても、春日のそのキャラクターは高い支持を集め、彼をモチーフとした二次作品が数多く誕生したのである。そうして、本来ならば話題の中心になっている筈の優勝コンビ・NON STYLEを抑えるかのように、オードリーは様々な情報機関で取り上げられるようになった。誰もが疑うことなく、彼らを面白い芸人として受け入れていたのである。

そんな人気絶頂の最中、遂にオードリーが初の単独映像作品をリリースした。タイトルは『オードリーDVD』。とてつもなくシンプルなタイトルが、彼らのコンビとしての勢いを印象付ける。本編にはネタが十本収録されており、うち四本が漫才、うち四本がコント、うち二本がそれぞれのピンネタという内訳になっている。

収録されている漫才は、いずれもクオリティが高い。お馴染みの“ズレ漫才”スタイルで繰り広げられる『親孝行』、春日が小さな生徒たちを手の動きだけで表現する小劇場型コント漫才『転校生』、春日の私生活がさりげなく明らかにされていく『カスガクイズ』など、どれも非常に面白かった。まだまだ漫才師として開発途上であるためか、どの漫才もスタイルが完成されているという印象は薄く、そのことが彼らの将来性を物語っていたように思うが、どうだろうか。なお、本編の最後に収録されている『デート』は、二人の不用意なアドリブのせいでぐずぐずになってしまっているが、二人の私的な表情をうかがうことの出来る映像という意味では、貴重な漫才だと言えるのかもしれない。ファン目線。

一方のコントに関しては、なにやら必要以上にマトめられている印象を受けた。アメリカナイズされた父親に恋人を紹介する『結婚の挨拶』、ほぼ全裸のスタイリストが淡々と服を薦めていく『スタイリスト』、格闘ゲームのアフレコ現場の様子を映し出した『サラリーマンファイター』など、最初に提示されたシチュエーションの面白さだけを消費していくだけの感。漫才師としては確実に完成されつつあるオードリーだが、コント師としてはイマイチ進歩していないようである。まあ、そこまで高望みする必要もない気がするが。

また、特典映像には「春日にお金を使う楽しさを知って頂こうプロジェクト」を収録。絶望的にケチな春日の財布の紐を悪意たっぷりに緩めてしまう“悪童”若林の姿が映し出されている。ちなみに余談だが、その若林と供に春日の財布を狙うメンバーとして、ハマカーン浜谷とどきどきキャンプ佐藤も出演している。本当に余談だ。なかなか面白い映像ではあるのだが、如何せん収録時間が長く(春日の貯金が使用される様子が86分も収録されている!)、途中でダラけてしまっている感は否めない。収録時間を欲張り過ぎたのかもしれない。

今や、その人気は不動のものと言っても過言ではないオードリーだが、今作に収録されているライブの雰囲気は、かつてオードリーが売れそこなっていた頃に行っていただろうライブの空気を再現しているように感じられた。あの頃をもう一度。ドゥーユーリメンバーミー。厳選ネタを収録しているという今作は、売れていなかった時代との決別を意味しているのか、それとも売れていなかった時代の空気を捨てられていない現状を意味しているのか。ただ言えるのは、普段のオードリーの漫才を期待して鑑賞すると、些か期待はずれに感じられてしまう可能性がある、ということである。困ったもんだ。ちなみに、僕には……うーん。察して。


・本編(90分)
『漫才「親孝行」』『結婚の挨拶』『漫才「転校生」』『スタイリスト』『若林ピン』『ショートアメフト』『漫才「カスガクイズ」』『祭』『サラリーマンファイター』『漫才「デート」』

・特典映像(86分)
「春日にお金を使う楽しさを知って頂こうプロジェクト」

※隠しトラックがあるらしい。

これが~有野のすべて~♪

ゲームセンターCX COMPLETEゲームセンターCX COMPLETE
(2009/07/30)
ゲームセンターCX有野晋哉

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今度、日本テレビで放送する24時間テレビの裏番組で24時間放送を決行しちゃうバカ番組『ゲームセンターCX』の公式本第四弾が遂に発売。有野課長への10,000字インタビューを始めとして、過去の『ゲームセンターCX』企画を振り返ったシーズンプレイバック、歴代ADや名物スタッフへのインタビュー、有野課長×藤原得郎・桜井政博対談などを収録。なんだか雑誌「CONTINUE」のまとめみたいな。言うまでもなく、太田出版です。間も無く発売。DVD-BOXも待ってるよー。

『映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』

映画 クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者 [DVD]映画 クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者 [DVD]
(2008/11/21)
矢島晶子ならはしみき

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かつて、「「映画クレヨンしんちゃん」にハズレなし」と言われていた時代がありました。言っていたのは、他でもない僕です。でも、恐らく当時、同じようなことを思っていた人は少なくなかったのではないか、と思われます。そう自信を持って言えるほどに、当時の「映画クレヨンしんちゃん」にはハズレがなかったのです。

「映画クレヨンしんちゃん」第一作が上映されたのは、1993年7月。テレビアニメ版「クレヨンしんちゃん」の放送が開始されてから、およそ一年後のことでした。監督を務めたのは、子ども向けアニメーション作品に定評がある本郷みつる氏。『クレヨンしんちゃん』以外にも、『チンプイ』『キョロちゃん』『カスミン』『毎日かあさん』などの作品を手掛けている実力者です。本郷監督は「映画クレヨンしんちゃん」第一作となる『アクション仮面VSハイグレ魔王』から、第四作となる『ヘンダーランドの大冒険』までの監督を務めました。中でも『ヘンダーランドの大冒険』は、今でも『オトナ帝国』『戦国大合戦』と並んで、「映画クレヨンしんちゃん」の名作として語り草となっています。

その『オトナ帝国』『戦国大合戦』を手掛けた原恵一氏が、二代目監督を担当しています。原監督が手掛けたのは、第五作となる『暗黒タマタマ大追跡』から、第十作となる『アッパレ!戦国大合戦』までの作品です。ファンタジー色の強い本郷監督の作風に対し、原監督は人間同士の絆をテーマとした作品を多く手がけました。「映画クレヨンしんちゃん」において、現在まで続いている“野原一家の絆”を最大限にクローズアップするようになったのも、恐らく原監督の頃からだったのではないかと思われます。

「映画クレヨンしんちゃん」において、その重厚かつコミカルな作風を印象付けた原監督。その手法によって、数多くの傑作が生み出されたことは間違いない事実なのですが、その結果、後に続く作品が大きなプレッシャーを背負うことになってしまったとも言えます。その煽りを大きく受けてしまったのが、原監督の後継となった水島努氏です。水島監督が手掛けたのは、第十一作となる『栄光のヤキニクロード』から、第十二作『夕陽のカスカベボーイズ』までの二作品です。「映画クレヨンしんちゃん」の演出を長きに渡り担当してきた水島氏ですが、監督としての作品はたったの二本しかありませんでした。もちろん、作品のクオリティが低かったわけではありません。ただ、原監督が展開してきた人間ドラマに対し、水島監督のギャグ路線に回帰した作風が、やや軽率に感じられてしまった感は否めませんでした。それが原因なのかどうかは分かりませんし、知りませんが。ただ、彼が監督した二作品は、いずれも秀作であったことだけは書き記しておきたい事実です。

さて。そんな水島監督の後釜に据えられたのが、「映画クレヨンしんちゃん」史上、恐らく最も批判されたムトウユージ監督でした。ムトウ監督は、第十三作『3分ポッキリ大進撃』から、第十五作『歌うケツだけ爆弾!』までの三作品を監督しました。彼が監督した「映画クレヨンしんちゃん」は、全て多くの批判を浴びています。amazonのDVDレビューを観ても、彼が監督した作品はいずれも低評価となっています。何故ならば、ムトウ監督が自身で監督した「映画クレヨンしんちゃん」は、いずれも原監督が定着させてしまった“家族愛”や“友情”に対して、過激に疑問を呈した作品ばかりだったからです。そして、それは従来のファンにとって、大きな裏切りでもありました。ただ、作品としても、やや物足りなさを感じさせられたことも否めませんでしたが。

そんなムトウ氏が監督を降板することが決定した、第十六作『ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』。監督を担当したのは、「映画クレヨンしんちゃん」初代監督である本郷みつる氏でした。恐らく本郷氏は、原監督が培ってきた土壌をムトウ監督が徹底的に破壊した後に、新しい種を植えるがために呼び出されたのではないかと予想されます。しかし、やはり「クレヨンしんちゃん」から長く離れていたブランクが大きかったのでしょうか、今作はあまり芳しい出来だと言える内容ではありませんでした。

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七月二十四日の挑戦者

オテンキ
カノン
ギャロップ
くじら
ゴールドラッシュ(トライアウト観客一位)
夙川アトム(トライアウト視聴者一位)
しんのすけとシャン
ダムダムおじさん
ニッチェ(トライアウト観客二位)
パンクブーブー
5GAP
やさしい雨
ラバーガール
ラヴドライブ
ランチランチ


パンクブーブーラバーガールの出場は、ちょっとだけ意外だった。というのも、彼らは前期で卒業したと思っていたので。奮闘してもらいたいところ。夙川アトムは、初の今期二度目の本戦挑戦者。三度目が無ければ良いが、果たして。この他、松竹の新たなるシュールの担い手カノン、ナベプロの負けなし漫才師しんのすけとシャン、ホリプロコム移籍後は好調な記録を打ち出し続けているランチランチの動向が気になるところ。

『爆笑トライアウト』七月六日放送感想文

ゴールドラッシュ(トゥインクル)
ラブコメアニメの定番シーンから、アンパンマンの実写化漫才。冒頭の「涼宮ハルヒです」に苦笑い。天津の対抗馬がようやく来たって感じだな。ネタ自体はカレーパンマン・食パンマンをグロい感じに実写化するというベタな感じだったけど、漫才師としての技術の高さが上手くカバーしていた印象。

JJポリマー(ホリプロコム)
「現実逃避世界大会」コント。コンビの片方が実況・解説を担当し、もう片方が演技を披露するというお馴染みのスタイル。これを最初に始めた人って、誰なんだろう。「更にネカマ!」で再び苦笑。なんだかオタク臭いネタが続くなあ。シチュエーションは面白かったけど、やや笑いの量が少なかったかな。

ニッチェ(J・D・W)
落ち込んでいる女友達を慰める漫才。江上さんの冷やかなボケかたが、どうもNON STYLE石田を彷彿とさせる。別モンだけど。やたらと相談を終わらせようとしたり、自分の方が辛いという話をしてより落ち込んでしまったりする展開がとてもベタだったが、こちらもゴールドラッシュと同様、技術の高さでカバーしていた感。

三浦マイルド(大阪吉本)
『爆笑レッドカーペット』でも披露していた、悪夢スタイルで見せる一言ネタ。ネタ自体のクオリティはなかなか高かったと思うが、無理に畳みかけようとしたせいで、ひとつひとつが心に響いてこなかった。ネタを詰め込もうとして、失敗してしまったかな。構成も、急にネタから入るんじゃなくて、リアルに悪夢っぽい寝言を最初に提示してから、ネタに入るようにした方が良いのでは。

ジューシーズ(東京吉本)
牛丼屋コント。なんとなくジャングルポケットを彷彿とさせる流れで、単なる類似品になるのかと思っていたけど、赤羽さんの可愛いキャラで思わず爆笑。ただギャップを利用しているだけだけど、実に良いギャップだった。でも、ただ赤羽さんのキャラクターに頼るだけじゃなくて、ちゃんと松橋さんにも見せ場を作っていたのが良かったな。好感持った。

マッチポンプ(松竹芸能)
修学旅行と社員旅行を比較する漫才。社員のカツラで遊ぶ展開を何度も繰り返していたけど、あんまり印象に残らなかった。面白くなかったわけではないんだけど、もうちょっと引っかかるものがなかったような。終盤に持ち出してきたハーモニカも、完全に蛇足。

遊び屋(マセキ芸能社)
昼ドラについて話から、三角関係をテーマにした漫才。最初にフリに使ったプロテインを、最後の展開で復活させていたあたりに上手さを感じたが、肝心の漫才はマッチポンプと同様、ちょっと引っかかるところがなかったな。

100W(ワタナベ)
相方イジリを噛むな! その時点で、もうアウトみたいな感じになっちゃってたような。ネタは童謡の歌詞イジリから童謡の替え歌漫才。こういうネタは、ピン芸人のエハラマサヒロがかなりのクオリティを発揮しているので、なかなか難しい。最後に長渕が出てきたのは、ちょっとおもしろかったけどなあ。

レッドクリスマス(SMA)
「メリーさん」をテーマにした漫才。粗雑な漫才を披露しそうな見た目に対して、ネタはかなりしっかり。こういうオーソドックスな漫才が出来ると、後で色々と強みになりそうな気がするな。アイデンティティを問いかける「私って、メリーさん?」というボケに、妙な深さを感じた。たぶん、気のせい。

夙川アトム(Ash&D)
しゃっくりが止まらない歌手の一人コント。「しゃっくりが止まらない」という設定は面白かったけど、歌手である必然性はあまり感じなかったような。いや、でもやっぱりクオリティは高いな。「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」のくだりとか。でも、もうちょっと歌手ならではの要素を組み込んだボケが欲しかったなあ。

以下、結果。(BGMがMJだ!)

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『ジャルジャルの戯 3』

ジャルジャルの戯 3 [DVD]ジャルジャルの戯 3 [DVD]
(2009/07/08)
ジャルジャル

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ジャルジャルの代表的コントばかりを詰め込んだDVDシリーズ、『ジャルジャルの戯(あじゃら)』の第三巻が発売された。同巻には初回限定で『ジャルジャルの戯』シリーズ過去二作を収納できるBOXがセットされているので、このシリーズは今回が最後であると考えていいだろう。それにしても、2003年に結成したお笑いコンビが、三十本近い持ちネタを映像化してしまうなんて、改めて考えると凄いことだ。ネタの独創性と完成度、それから生産スピードに自信が無ければ、とても出来ることではない。

……いや、何も考えていないだけなのかもしれないけど。何か物凄いことを考えているようで、でも何も考えてないような感じもする。このコンビはそんな、掴みどころのないネタばかりを作り続けている。どんなお笑いを体感して育ってきたんだろうなあ、この二人は。

これまでがそうであったように、今作においてもジャルジャルはその独創的な世界を存分に発揮している。浮気調査を依頼した探偵から告げられる衝撃の事実に驚き続ける『すごい展開』、昔から知っている友人の思わぬ事実が次々と曝されていく『幼なじみ』、二人がお互いの手を食べることに夢中になってしまう『ハンドイートマン』など、どのコントも彼らならではの独創的発想が活きているものばかりだ。

彼らのコントはいつも、不純物が限りなく少ない。思いついた発想を、何の捻りもなく、ただただストレートに演じられるだけ。普通の芸人ならば、もっと余計に笑いを付け足そうとする筈なのに、彼らは基本的にその発想のみで最後まで突っ走ってしまう。この笑いに対する恐れの無さが、彼らが個性的なコンビとして評価されている最大の要因なのだろう。たぶん。……いや、もちろん発想の純度が高くなければ、こういうトリッキーなことは出来ないと思うけどね。

それら独創的なコントに加え、今回は過去の『ジャルジャルの戯』で披露されてきたコントの続編も収録されている。面倒臭がりな男が徹底的に居留守を使い続ける『嘘つき通す奴 ~ピザ~』、店長と店員が暇つぶしにちょっとしたゲームを繰り広げる『イス取りゲーム』、言っていることをまったく理解できない男のコント『理解不能者 ~病院~』がそれだ。いずれも基本的なプロットは前作と同様なのだが、相変わらず面白い。前作コントに爆笑した人にも、是非堪能していただきたいと思う。

それにしても、『ハンドイートマン』は何度観ても面白い。僕が初めて観たジャルジャルが、この『ハンドイートマン』だったのだが、今観ても全然色褪せない。基本、単なる顔芸なんだけどね。でも、この顔の見せ方が上手いんだよね。シチュエーションの構成が実に上手い。しかも、二人とも顔芸が上手いんだよね。特に福徳の顔はハンパじゃない。ちょっと日本人っぽくない顔をしているように思う。

こういうバカなコントがいつまでも出来たら良いんだけどなあ。いつまでも同じスタイルを貫くのは、ちょっと難しいような気もする。視聴者は意外と貪欲だから、いつまでもジャルジャルの純度の高いコントで納得できるとも思えないし。なにかしらかの進化が問われることは、間違いないだろう。ここから彼らがどんな進化を遂げるのか。見守っていきたいネ(なんだ、この投げやりな終わりかたは!)。


・本編(74分)
『すごい展開』『幼なじみ』『理解不能者 ~病院~』『良い相方に恵まれへん奴 ~山口・大前~』『水泳部部活紹介 2002』『演歌』『変な奴』『嘘つき通す奴 ~ピザ~』『良い相方に恵まれへん奴 ~山口・野崎~』『ハンドイートマン』『イス取りゲーム』『大きな車』『びっくりした話』『良い相方に恵まれへん奴 ~牧・山口~』『芝居観に行った奴ら』

・特典
特典映像(24分)
副音声:福徳の実家にてネタ解説
CD:連続ドラマ「しつこい奴」(31分)
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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