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『兵動大樹のおしゃべり大好き。3』

兵動大樹のおしゃべり大好き。3 [DVD]兵動大樹のおしゃべり大好き。3 [DVD]
(2009/08/19)
兵動大樹

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日常の中の、さりげない事件。

矢野・兵動のネタ書きを担当している兵動大樹は、日常の中の思わぬ事件に遭遇するプロフェッショナルだ。もちろん、自主的に事件に遭遇するわけじゃない。そういう事件に巡り合える才能を持っているのである。そして兵動さんには、そういった事件を、とてもコミカルに調理する才能もある。ネタ集めの才能と、ネタまとめの才能。ベシャリ職人に必要な二つの才能を、兵動さんは兼ね備えているのである。全国の漫談家は羨ましくて仕方ないに違いない。想像。

そんな兵動さんが、沖縄に行くことになった。島唄、砂浜、サンサンと照りつける陽の光。あの、沖縄である。仕事ではない。プライベートだ。仕事が増えてきた兵動さん、どうにかして三日ばかり休みを貰うことができたので、家族や後輩の元芸人家族を引き連れて、沖縄に行くことになった。行くことになったと一言で言うのは簡単だが、実際に行くとなると話は簡単じゃない。前日から必要な荷物をまとめ、当日にはレンタカーを借りて水族館に出向き、二日目には海でスキューバーダイビング、三日目に家に帰る。省略するのは簡単だが、それを実行するのは簡単じゃない。

まず、出かけの準備。前日に準備を始めるが、準備中に昔購入したCDを発見し、ついつい再生してしまう。この話だけで、数分。準備の話だけで、数分。ただ、昔のCDを発見して、懐かしくなって昔のことを思い出したという話で、兵動さんは数分持たせる。続いて当日、レンタカーを借りると決めたのは良いが、レンタカー屋までバスで移動しなくちゃならない。しかも、バスは他のレンタカーの客も乗せなくちゃならないので、乗車してからもしばらく待たされる。待ってみて、やってきたのは半ズボンにソックスという服装のサラリーマン集団。それらが兵動さんの周りに座り込む。同じく半ズボンの兵動さんは、そのサラリーマン集団とすね毛をこすり合わせ、「こういう日常を忘れたいから、沖縄に来たのに…」と落としてみせる。

今回の『兵動大樹のおしゃべり大好き。3』には、兵動さんが沖縄旅行で体験した事を、ノンストップで一時間半ばかり語り下ろしている様子が収録されている。一つのテーマで一時間半の話となると、途中で飽きてしまってもおかしくないところだが、兵動さんの漫談は話の流れが美しく、まるでダレない、飽きさせない。これまでブツ切りにされていた漫談の本当の凄さを、今回の作品では見せつけられたように思う。

なお、特典映像には、兵動さんが今回のライブで披露した沖縄話の舞台となった場所に、再び出向いている姿が映し出されている。面白さという点では、前作『兵動大樹のおしゃべり大好き。2』に比べると少し弱いが、完成された漫談の素晴らしさを見るという点では、最高の作。ただ、ライブの最後部分がカットされているので、そこには不満が残った。そこに大した話が無かったとても、ちゃんと最後まで収録してもらいたかったなあ……。


・本編(92分)
『兵動家の沖縄旅行編』

・特典映像(27分)
「兵動大樹 沖縄の還る! ジンベイちゃんもあの人もみんな出てくるさ~SP」
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銀河の果てまで


新作にアレコレと手を出してはいるのですが、如何せん筆(タイプ?)の方が進まないので、お盆休み中に何度も再生した動画をご覧ください。あのテレビゲーム史に残る名作「星のカービィ」シリーズに収録されているBGMをアレンジし、かつメドレーにしてしまった動画です。もう、とにかくカッコイイ。当時、このシリーズをプレイしていた人間ならば、間違いなく楽しめるのではないかと思われます。皆で聴こうぜ、星のカービィ!

『千原兄弟コントライブ「ラブ」』

千原兄弟コントライブ「ラブ 」[DVD]千原兄弟コントライブ「ラブ 」[DVD]
(2009/08/19)
千原兄弟

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千原ジュニアが愛を語るという。まさか。そんなバカな。あの、千原ジュニアが。意外などという言葉では片づけられない衝撃である。勿論、千原ジュニアが愛を感じない冷血漢などということを言いたいわけではない。彼が愛について語ることなどありえない、などという決めつけはすべきではないだろう。が、これがコントとなると、話は別だ。

千原ジュニアといえば、場に適したコメントを残せるテレビタレントとして、また日常で体験した理不尽を“すべらない話”に昇華する語り手として、それからあらゆる設問に対して面白い回答を思いつくことの出来る大喜利師として知られている。が、ジュニアがその真の才能を最も開花させることのできる手法は、コントにおいて他に無い。

そんな千原ジュニアが創造するコントには、何処となく薄暗さを感じさせるものが多かった。特に先のコントライブ『15弱』では、その傾向が顕著に表れている。そのシチュエーションだけを見ても、「飛び降り」「病院」「処刑台」「葬式」と、あまり陽気とはいえない内容だったということが分かる筈だ。そんなコントを作り出していた千原ジュニアが、コントで愛を謳うという。千原兄弟コントライブ、その名は『ラブ』。ジュニアは果たして、その舞台でどのような愛を謳ったのか。

ライブのオープニング。出演者である千原兄弟、陣内智則、ケンドーコバヤシ、高橋茂雄(サバンナ)の五人が、舞台にズラリと並んでいる。皆、スソの短いズボンを履いている。小学生をイメージしているのだろう。初めに口を開いたのは、サバンナの高橋茂雄。どうやら明日は授業参観日で、彼らの父親が授業を見に来るらしい。それぞれ、父親のことが大好きらしく、一人が「僕の父さんが一番カッコイイもんね!」と言い始めた途端、他の四人も続けて「僕の父さんが一番カッコイイもん!」と口にする。それぞれが父親のことを言い終わると、舞台は暗転。映像が流れ始める。それぞれの父親が、息子と「一番カッコイイ格好で行く」ということを約束している風景が映し出されている。全ての父親が息子との約束を終えると、再び舞台が明るく照らされる。するとそこには、各々の“カッコイイ”を全力で表現している父親たちの姿が。

息子を愛している父親たちが、全力でその期待に応えてようとした結果が、笑える。誰も傷つかない。誰も傷つけない。このオープニングコントは、ジュニアが今回のライブタイトルを、ただ奇を衒うために決定したわけではないということを、確かに証明していた。そのコントから溢れていたのは、確かに愛、即ち『ラブ』だった。

コントを通じて伝えられるジュニアの愛は、その後も続く。男子プロ野球チームと対戦することになった女子プロ野球チームの、あまりにも熱すぎるドラマを描いた『女子プロ野球』、愛する彼女から借りた携帯電話から、驚くべき情報が次々と伝えられてしまう彼氏の苦悩を描いた『ボクカノ』、いい年齢の大人たちが小学生の如くはしゃぎまわる『けいしちょうそうさいっか』。なんとなく、ほのぼのとした世界のコントたちは、観客を着実に『ラブ』の空気に包みこんでいく。

その一方で、ジュニアの鋭い感性もまた衰えを見せてはいなかった。中でも強烈だったのは、携帯電話のボタンに記載されている文字を、千原せいじのクレーマー体質イジりに応用した『7まPQRS』。七つの不満があるというせいじが“7”、その不満を「まあまあ」と抑える陣内が“ま”、そしてせいじをイジる外国人を演じるジュニアが“PQRS”。言葉で表現するのは難しいが、とにかくその発想に驚かされるコントだった。

そしてライブは後半へ。

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KOC2009決勝メンバーを予想してみる

アンジャッシュ
サバンナ
GAG少年楽団
ジャルジャル
東京03
ピース
ロッチ
ロバート


昨年大会の決勝メンバーの比率(吉本・非吉本、関西系・関東系、結成年)を意識して、予想を立ててみました。自分で言うのもなんですが、なかなか良いメンバーなんじゃないかと思ってます。ちょっと地味だけど、ちゃんと面白いネタを披露できるメンバーというか。ただ、昨年大会でいうところの2700みたいな、殆ど知られていないようなユニットがいないのが……うーん。難しいですねえ。

「キングオブコント2009」三回戦結果まとめ

さあ、そろそろキングオブコントに注目するぞ!

来週から準決勝だってさ! もうさ、夏も終わりだってのにさ!

お笑いバカにとっての夏はさ! まだまださ! まだまださ!

まだまだ暑い夏が続くわけですよ!

暑い暑い夏が、僕たちの体温を沸騰させるわけですよ!

まだまだ終わらせねえ!

まだまだ終わらせねえ!

ワンモア温暖化! ワンモア温暖化!

北極の氷を解かす熱気で行こうぜ! キングオブコント2009!

今年はヤラセだなんて、言わせねーぞ!

(以上、サンボマスターのMCっぽいテンションでお送りいたしました)

(なお、我が家は出場しておりません)

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2009年9月の購入予定

02『落語の極 平成名人10人衆 橘家円蔵
04『フキコシ・ソロ・アクト・ライブラリー吹越満【タイトル未定】~このライブのタイトルはタイトル未定です~
09『タカアンドトシ単独ライブ in 日本青年館 勝手に!M-1グランプリ
18『永野「目立ちたがり屋が東京でライブ」

とてつもない数の作品がリリースされた八月が終わり、九月に突入した途端にリリース量が激減。ボーナスを使い過ぎちゃって、スキマ風が吹き抜けていく財布には優しいですね。個人的に昨年二位のクオリティだった吹越満、三年ぶりの単独ライブに期待が集まるタカアンドトシ、ヘンテコリンな妄想ワールドが炸裂する永野など、期待値の高い芸人さんが多いですが……円蔵師匠、どうですかね。落語四天王の一人、初鑑賞であります。ウソ。前に「笑いがいちばん」で一度観た。うーん、楽しみ。

というか、本当に少ないな。何か忘れてる?

『爆笑トライアウト』八月七日放送感想文

しゃもじ(ヴィジョンファクトリー)
漫才。沖縄出身。「イジメられている子どもを助ける」話から、「アンパンマンのうた」へ。ツッコミの人の喋りが、博多華丸に似ている。アンパンマン、食パンマン、カレーヌードルという組み合わせに独創性を感じたが、あまり個性がアピールできていなかった気もする。

ビーフケーキ(baseよしもと)
コント。鼻で吸い込む音で、「カエルのうた」を歌うというコント。ジャルジャルやチョップリンに似た雰囲気で、いかにもシュールという感じだが、それほど面白さを生み出せず。「鼻で必死に息を吸う」という要素が、シュール以上に必死さをアピールしているような印象を残すからなのかもしれない。ネタの台本は、それなりに凝っていたと思う。

グーとパー(マセキ芸能社)
コント。友人がひょっとしたらドラえもんかもしれない。友人に関するエピソードが全て、ドラえもんのシチュエーションと絡まっていく。単なる著作権ネタかと思いきや、中盤で驚くべき展開に。あまりに下らなくて何度か笑ってしまったが、ビジュアルに頼り過ぎている感あり。あまり評価される類いのネタではないだろうなあ。

ガリベンズ(トップ・カラー)
コント。ギネスブック部。顧問の教師が人名を口にするたびに、部活を辞めようとしている生徒が、その人物のギネス記録を口にする。コンビ名に適った知的なコントで、なかなか面白かったように思う。が、生徒役の芸人の滑舌が危うく、それがやたらと気になってしまった。

井下好井(東京吉本)
漫才。様々なシチュエーションを楽しむことができるカフェを作る。オーソドックスなスタイルの漫才で、しっかりとした技術を感じさせられた。ただちょっと、ネタの空気がダイアンっぽかったかな。他のコンビに比べて、やや印象が薄め。のびしろはありそう。

ビートルホーク(人力舎)
コント。あらゆる真実を語る男と、あらゆる真実から目をそらし続ける男のコント。衣装がチョコレートプラネットの古代ギリシャコントっぽいが、内容はあるあるネタの羅列。ただ、ネタの見せ方が面白く、なかなか興味深かった。今回のネタはあまりハマらなかったが、ひょっとしたら「エンタの神様」あたりに出演したら、一気にハマるかもしれない。ネタを作り続けられれば、の話だが。

劇団イワサキマキオ(サンミュージック)
コント。息子の学芸会。自然にガチンコの劇団員指導が始まるところが上手い。ボケも個性的じゃないし、シチュエーションも特に素晴らしいわけではない。でも、やたらと上手さを感じた。きっと、どんなコントをやったとしても、彼らはそれなりにこなしてしまうだろう。次はもうちょっと違ったシチュエーションで観たい。ちなみに彼ら、調べてみたところ、かつて小島よしおが所属していたお笑いユニット“WAGE”のメンバーだったらしい。

我人祥太(ワタナベ)
ショートコント。憂い。先に楽しそうなシチュエーションを提示した後で、ネガティブな結論を紹介するというスタイル。しっかりと計算された構成と、ヒロシとはまた違ったタイプのネガティブネタが斬新で、なかなか面白かった。笑えるバランスのネガティブさなんだよなあ。

ガルウィング(ホリプロコム)
漫才。婚カツ。コンドウカツオ。バタバタした展開は、なにやら忙しくって落ち着かない。ボケの人が太田光っぽい。ツッコミの人はハマカーンの神田さんっぽい。声質はオリラジ藤森さんに似てるかな。ネタ自体はそれなりに面白かったんだけど、ネタが始まるまでの流れが雑で、あまり頭に入らず。

さらば青春の光(松竹芸能)
コント。不良と教師。給食費は無くなったけど、実は給食が無い。昼休みに屋上で煙草を吸っていたというが、まだ一時間目が終わったばかり。あまりにもうっかりした教師のバカバカしさと、周囲の人間たちによって教師が徹底的におちょくられていることが遠まわしに伝わってくるコントで、かなり面白かった。こちらもジャルジャルと同じ匂いを感じるなあ。

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近況のようなもの

ネット上でアダルト画像を検索しているうちに、週末が終わってしまいました。何やってんですかね、ホント。ゴルゴ13に暗殺されてしまえばいいですね(日曜日の夜中にやってる再放送、毎週楽しみに鑑賞しています)。そんなわけで、もうしばらくマトモな更新が出来無さそうです。いや、やろうと思えば出来ると思うんですけどね。とりあえず今週中に「爆笑トライアウト」の感想文だけは上げたいところなんですが……明日は「しゃべくり007」のスペシャルがあるので、そっちを見てしまうかもしれません。

あと、DVDの感想ですが、こちらも早めに更新しようと思っておりますので、もうしばらくお待ちください。先週で四枚ほどリリースされまして、今週も五枚ほど購入する予定ですからね。お金に羽が生えて飛んでいってます。ボーナスが出ていなかったとしたら、果たしてどうなっていたことか……って、出た金額の分だけ無駄遣いもしてるんですが。貯金しろ!

その無駄遣いの一つ。椎名林檎の『三文ゴシップ』を購入しました。まだ聴き始めてから日が浅いのですが、かなりの名盤なのではないかと思われます。とにかく、音の厚みが半端じゃありません。スタイルが良くて、曲作りの才能もあって、しかも歌唱力もバツグンだってんだから、今さらながら林檎嬢の才能には驚かされます。ちなみに、個人的に気に入っているのは「都合のいい身体」という曲です。コーラスが重なり合う高音部分がたまりません。あと、「帰りたい」のくだり。本気で嫌がっている感じの迫力が、グッときます。

じゃ、また今秋。じゃなくて、今週。

ズクダンズンブングンシアター

はんにゃチャンネル開局!やっちゃうよ!!(仮)[DVD]はんにゃチャンネル開局!やっちゃうよ!!(仮)[DVD]
(2009/12/09)
はんにゃ

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今まさに絶頂期を迎えているはんにゃが、初めて行った単独ライブ「はんにゃチャンネル開局!やっちゃうよ!!」が、早くもDVD化されることが決定しました。やはり勢いのある芸人さんは違いますね、12月に発売される予定のDVDの予約が既に始まっているわけですから。それにしても、重さを感じないライブタイトルです。軽快なノリで、明日の笑いへ突っ走れ!

『フライング・ハイ』

フライングハイ [DVD]フライングハイ [DVD]
(2008/09/26)
ロバート・ヘイズ、ジュリー・ハガーティロイド・ブリッジス

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『フライング・ハイ』という映画を観る。1980年のコメディ映画で、以前「ウラ関根TV」という番組で紹介されていた作品だ。ストーリーを簡単に説明すると、飛行機の操縦士が全員食中毒で倒れてしまい、どエラい状況になってしまうというもの。いわゆるハプニング映画のシチュエーションに、笑いの要素を散りばめているのである。近年で言うところの『最終絶叫計画』みたいなもんかと。ちなみに、医者役として『裸の銃を持つ男』でおなじみのレスリー・ニールセンが出演している。Wikipediaによると、彼がコメディ映画に出演するきっかけとなった作品が、この『フライング・ハイ』なのだそうだ。

今から約三十年前のパロディ映画だからなのか、やや分かりにくいように感じるシーンが幾つか。基本的にはシリアスなノリで進行するので、リアルにシリアスなシーンなのか、それとも単なるパロディなのか、パニック映画に無知な僕には難しかっただけなのかもしれない。それでも、ストレートに下らないボケには、ちょっと笑ってしまった。出発前の飛行機の窓を、空港スタッフがガソリンスタンドみたいに拭くシーンとか、特別なシーンじゃないけどニヤっとした。ガソリンスタンドあるあるは三十年前も今も変化無しということか。それから、緊急事態の航空機の中で、飛行機の墜落シーンがある映画を上映したりとか。ベタ過ぎる。あと、自動操縦士。あれは下らなかった!

普段、あまり字幕映画を観ることがないので、ちょっとばかり鑑賞に手こずってしまったが……まあ、まあ。それなりに面白かったんじゃないかと思う。続編は、そんなに観る気が起きないけど。ひょっとしたら、気が向いたら、そのうち、或いは来年あたり、観るかもしれない。うーん。観る気ねえな、これは(笑)

五足す三

超新塾怪体新書 ~オモシロイの向こう側~ [DVD]超新塾怪体新書 ~オモシロイの向こう側~ [DVD]
(2009/10/23)
超新塾

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東京03 単独ライブ 機微 [DVD]東京03 単独ライブ 機微 [DVD]
(2009/11/06)
東京03

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超新塾が遂に単独ライブDVDをリリースします。何気に単独ライブが映像化されるのは、今回が初めての彼ら。過去の映像作品がいずれも秀作だったので、今回の作品にも期待したいところです。そして! 昨年、最強の単独ライブDVD『スモール』をリリースした東京03が、遂に新作『機微』をリリースします! まあ、新作といっても、去年の11月に行われた公演なのですが。『スモール』の後に、彼らはどんな笑いを見つけたのでしょうか。いやー、楽しみです。

『男爵校長DS 2』『光の大社員 2』(OYSTER)

男爵校長DS 2 (アクションコミックス)男爵校長DS 2 (アクションコミックス)
(2009/08/12)
OYSTER

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光の大社員 2 (アクションコミックス)光の大社員 2 (アクションコミックス)
(2009/08/12)
OYSTER

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面白くない4コマ漫画が多いと聞く。実際に確認したわけではないので、真実かどうかは定かではない。ただ、確かにそういう印象はある。が、その印象もまた、他者からの伝聞によるところが大きいために、油断ならない。自分の意識だけではなく、自分の無意識を疑ってかからなくてはならないわけで、実に大変だ。

そのように大変なことをするのならば、とっとと書店で4コマ雑誌を数冊購入し、実際に確認してみれば良いのだろうが、なにせ漫画雑誌といえばコミックビームとエロティクスFくらいしか読まない人間であるため、4コマ雑誌特有の読み捨て感が好きではない。好きではないものをあえて購入するというのも、また不毛であるので、確認はしない。結局、自分の中で真相は闇のままだ。とりあえず『けいおん!』くらいは確認しておくべきか。うーむ。

それはそうとして、OYSERの新刊が発売されていたので購入した。世間にどれほどの数の面白くない4コマ漫画が存在するのかは知らないが、少なくともOYSTERの4コマ漫画は面白い。なんでもないことに全力のツッコミを入れる作風と、そのツッコミが不自然にならないテンポの良さは、天下一品の一言。しかも最近は、ボケを絶妙な間で処理するという技術まで身につけたようだ。絶好調にもほどがある。

しかし問題なのは、OYSTERの面白さを多くの人に伝えることは、非常に困難であるということだ。言葉だけで彼の作品を説明するとき、作品の演出部分である勢いやテンポはどうしても削除せざるを得ない。が、それこそがOYSTER作品の持ち味であり、彼の作品を傑作たらんとしている最大の要因なのである。例えるなら、寿司の上手さを言葉で外国人に伝えようとしても、ワサビの快感を伝えることは困難であるために、寿司の本当の良さを伝えられないということだ。……たぶん!

というわけで、OYSTERの本当の面白さを堪能するためには、とにかく彼の単行本を読まなくてはならない。とりあえず『毎週火曜はチューズデイ!』を読めば良いんじゃないかな。安いし。一巻だけだし。ネズミかわいいし。……ちなみに『男爵校長DS』は、来年にドラマCD化されることが決定したとのこと。あの勢いとテンポでフォローされたナンセンスギャグの数々を、ちゃんと音声で再現することが出来るのだろうか。期待……よりも不安が大きい。うむ。

ラーメンズ小芝居全盛期

1021『ラーメンズ第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』
1021『ラーメンズ第12回公演『ATOM』
1021『ラーメンズ第13回公演『CLASSIC』
1021『ラーメンズ第14回公演『STUDY』

ラーメンズが2004年にDVD-BOXとしてリリースした四つの公演が、単独作品としてリリースされる模様。この時期のラーメンズは、いわゆるシュールなコントのスタイルから分かりやすい芝居調のコントにシフトチェンジし始めた頃。だからなのか、この時期のコントはやたらと気合に満ちており、なかでも第12回公演『ATOM』の迫力は未だに失われていない。このライブは本当に凄かったなあ……。というか、本当に今年のラーメンズはリリース量がとんでもないな。なんでだろ。資金稼ぎ? また「GOLDEN BALLS LIVE」みたいなことするの?

最近の傑作

アンジャッシュ ベストネタライブ 「キンネンベスト」 [DVD]アンジャッシュ ベストネタライブ 「キンネンベスト」 [DVD]
(2009/10/23)
アンジャッシュ

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2007年に『ネタベスト』をリリースしたアンジャッシュによる、近年のベストコントを披露したライブ『キンネンベスト』のDVD化が決定。春に放送された「笑魂降臨」で披露されたコントや、「爆笑レッドカーペット」で披露された感動ショートコントを含む、数々のコントを収録する模様。また、今回も副音声が収録されるとのこと。……というか、写真の二人が無駄にかっこいいね。女性ファンメロメロ?

『大変態』(快楽亭ブラック)

快楽亭ブラック 大変態 [DVD]快楽亭ブラック 大変態 [DVD]
(2009/07/24)
快楽亭ブラック

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快楽亭ブラックの落語を観る。今更ながら、品が無い。まくらの話も品が無ければ、本編の噺も品が無い。そういう品の無いところが好きで、DVDが発売されるたびにチェックしているのだが。

今作で披露されているのは、「蛙茶番」「野ざらし」「SM幇間腹」の三作。「蛙茶番」と「野ざらし」は古典落語で、「SM幇間腹」は古典落語「幇間腹」をSMチックにアレンジしたもの。亀甲縛りとか、浣腸とか出てくる。終いにゃ、ブラック自身が亀甲縛りの格好で登場したり……これはサービス精神の賜物なのか、それともイキすぎた性癖なのか? 特典映像のSM談義を見たかぎりでは、もはや単なる趣味にしか見えない。自分の恥ずかしい姿を、ただ全国に知らしめるために、師は落語を映像ソフト化しているんじゃないだろうか。全国規模の露出プレイ。マゾヒストにとって、最高のプレイだと言えるのかもしれない。そんなモンに金払ってるバカがいるってんだから、困ったもんだ。うん。俺のことだけどさ。

それはそうとして、今回は「野ざらし」のまくらが面白かった。かつて自身が出演したピンク映画についての話をしていたのだが、その中で某滝田洋二郎監督が過去に撮影したピンク映画についての話をする場面があるのである。映画のタイトルは、「痴漢電車 満員豆さがし」。タイトルだけでも、何か物凄いバカエナジーを感じさせるが、内容もなかなかに凄い。以下、ブラック師の説明を書き起こし。

滝田洋二郎、彼の映画も二本ほど……えー、一本は覚えていますね。『痴漢電車 満員豆探し』。……内容は凄かったですよ。あの、日本の自衛隊がね、実は核を所有してたと。その証拠のフィルムを持って、脱走した自衛隊員がいるんですねえ。これが捕まると、これが公表されると、エラいことになりますから。国民・世論がもう「なんで核持ってるんだ!」ってなことになって、自民党政権が崩壊しちゃいますから、これをなんとか取り戻そうというんで、警察の公安が動くわけでございます。で、もう一人、日本が核武装しているという証拠を、是非、探したいという、当時でございますがソ連でございますね、ソ連のスパイがこの脱走自衛隊員を追っかけるわけでございます。わたくしはソ連のスパイ、KGBを……(以下略)。

公安とKGBから狙われて脱走した自衛隊員が、しょうがないから電車の中で痴漢しながら、女子高生のオ○ンコの中に、その日本が核武装してるという証拠のフィルムを入れちゃうという……。でも、KGBと公安がその一生懸命に、女子高生、やっぱり同じように痴漢をして、オ○ンコの中から証拠のフィルムを探すという……。もう、凄い大作でございます。


どうしてこのくだりを書き起こしたのかというと、正直な話、本編に収録されている噺よりも、この滝田洋二郎が撮影したというピンク映画の方が、ずっと面白そうに感じたからである。意地が悪いね、俺も。いや、実際に観てみたら、そうでもないのかもしれないけどね。でも、肝心の噺よりも、この滝田監督のピンク映画の方が、ずっと面白おかしく感じさせられているということは、今作に収録されている噺のインパクトの弱さを表しているように思う。もっと、もーっと、大変態。次回に期待。

それにしても気になるなあ、豆さがし……。


・本編(97分)
『蛙茶番』『野ざらし』『SM幇間腹』

・特典映像(19分)
スペシャル対談「ストリップの女王 若林美穂「実技ありのSM談義」前編」
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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