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『さまぁ~ずライブ7』

さまぁ~ずライブ7 初回限定版 [DVD]さまぁ~ずライブ7 初回限定版 [DVD]
(2010/01/06)
さまぁ~ず

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以前から言っていることだけれど、僕はアンタッチャブルのザキヤマのことを高く評価している。その評価のきっかけとなったのは、2009年のお正月に放送された「爆笑ヒットパレード」だ。その番組で彼は、当時人気を博していた音楽ユニット“羞恥心”のライブステージに乱入して、歌っている三人の背後でコミカルな動きをするパフォーマンスを行っていた。羞恥心はそもそもバラエティ番組から生まれたユニットだったので、そういった芸人がステージに乱入する様なコミカルな事態に対して、他の音楽ユニットよりも許容しやすい空気があったということも考えられるが、それでも、そのザキヤマの乱入はあまりにも面白くて、カッコ良かった。

それから一年、僕はバラエティ番組にザキヤマが出演している場面を観るするたびに、彼の強引でコミカルな笑いの空気で爆笑し続けてきた。まったく笑わなかったことなんて、たぶん一度も無かったんじゃないかと思う。まるでパブロフの犬。鈴を鳴らしながらエサを出してもらっていた犬が、最終的に鈴が鳴るだけでヨダレを流してしまうが如く、僕はザキヤマの姿を目撃するだけで爆笑していた。そのうち、ザキヤマを見なくては笑えない身体になってしまった僕は、もはやザキヤマの存在無しには生きていけない身体になってしまったのである。そう、これこそ、ザキヤマの真の恐ろしさなのであった。嘘だけど。

そんなザキヤマの漫才を、今年の正月番組で観る機会があった。バラエティで既にザキヤマの面白さを堪能していた僕は、当然、コンビとしての漫才にも熱い期待を寄せていた。そもそも、M-1グランプリで結果を残したことで注目され始めたアンタッチャブルの漫才が、つまらないわけがないじゃないか……と考えていたのだ。ところが、予想は大きく裏切られてしまう。以前から、アンタッチャブルの漫才は「話の筋に従う様に見せて実は無関係に暴走するザキヤマ」と、「そのザキヤマの暴走を寸止めして話をきちんと進めようとする柴田」のやりとりが魅力だったのだが、その時の漫才はあまりにもザキヤマの暴走が激しく、漫才としての体裁が崩壊してしまっていた。バラエティ番組で培われてきたザキヤマの笑いは、それ以前に作られていたアンタッチャブルの漫才師としての笑いを吹き飛ばしてしまったのである。お笑い芸人がタレントとして活躍するようになると、芸人としての手腕が鈍ってしまうというのは、割と頻繁に起こっていることだが、アンタッチャブルがそういった状況に陥る日が来るとは思ってもいなかったので、大変に驚いてしまった。

今作におけるさまぁ~ずもまた、同様の状態に陥っている。が、さまぁ~ずの場合、やや状況が違う。

近年のさまぁ~ずはバラエティ番組で高く評価され始めており、特に深夜帯で放送されている冠番組は、その大半がDVDシリーズ化されるほどの人気を博している。僕も何度か『モヤモヤさまぁ~ず』を見たことがあるけれど、二人のユルーいノリと風景に対するキメ細かいツッコミが、とても面白かった。近所のレンタルビデオで過去のDVDが貸出されているので、近いうちに借りてみたいと思う。私信。

今作には、四本のロングコントが収録されている。一般人の三村が奇妙な人物の大竹にレクチャーを受けるというさまぁ~ずコントの王道を行った『リハビリ』、ライブのために作られたよく分からない曲を大竹や客演のつぶやきシローが調理する『スナック』、旅行でハワイにやってきた三村が独りでドルフィンツアーに乗り込む『イルカ』、福引きの時間が来る前日から並び続けている大竹と三村のやりとりが続く『福引き』……いずれも、それなりに面白かった。ただ、それなりでしかない。バラエティで見せている二人の笑いに比べて今作で披露されている笑いは、火を見るよりも明らかに弱かった。

恐らく、今のさまぁ~ずは、数々のバラエティ番組へ出演することによって、アドリブから笑いを生み出す能力を向上させている。彼らがロケで街中を徘徊する人気番組『モヤモヤさまぁ~ず』も、彼らのアドリブ能力が高くなければ成立していないだろう。このアドリブで笑いを生み出す能力というのは、つまり「不規則に向かってくる素材を笑いに昇華する能力」である。もっと簡単に言うならば、「どんな形で向ってくるか分からない森羅万象のフリに対応する能力」だ。しかし、コントにおけるさまぁ~ずは、この能力を殆ど活かさない。ところどころにアドリブを挟みこむことはあるものの、基本的には作られたボケとツッコミで作られた流れを辿っているだけだ。勿論、それがいけないということはない。でも、今のさまぁ~ずには、そういう笑いを作りかたは似合わない。

2000年にバカルディからさまぁ~ずへと改名して以後、定期的に単独ライブを行ってきた彼ら。しかし、そろそろ一度、単独ライブから離れてみるのもいいのではないだろうか。タレントとしてバラエティの活動をする一方で、芸人として舞台の活動をするというスタンスは評価したいが、それがイイ結果を生み出していない現状を考えると……むー。はっきり言ってしまうと、これから先のライブでうっかり醜態を晒してしまうようなことだけはしてもらいたくないのである。偉そうな物言いだけれど。もっと面白いものを作るための充電期間を考えてもらいたい、そんな印象を受ける作品だった。次だっ、次!


・本編(94分)
「OP/最高レベルの低い先輩」「OPENING VTR」「リハビリ」「キャラ弁を作ろう」「スナック」「イルカ」「だまし絵」「福引き」「ENDING VTR」

・特典映像(6分)
「メイキング」
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初老になったりもしたけれど、今年も元気です。

シティボーイズミックス PRESENTS そこで黄金のキッス [DVD]シティボーイズミックス PRESENTS そこで黄金のキッス [DVD]
(2010/03/24)
シティボーイズ

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大竹まこと、きたろう、斉木しげるの三名から成るコントユニット“シティボーイズ”が2009年に行った公演『そこで黄金のキッス』がDVD化されることが決定した。同ユニットの公演がDVD化されるのは、先の公演『ロータスとピエーレ』以来、一年ぶりのこと。今回の公演では、第四のシティボーイズこと中村有志に加え、これまで彼らの舞台を演出してきた細川徹、本公演の台本にも参加しているふじきみつ彦、THE GEESEが所属するコントユニット「Nの方向」に参加している春山優らが客演している。実際に公演を観てきた人によると、今回の公演はかなり過激で危険な内容になっているとのこと。期待したい。

・その他のリリース
0303『にけつッ!!4
0317『エレキコミック第18回発表会「R」』※9か月ぶりの単独DVD
0324『爆笑オンエアバトル 超新塾
0331『M-1 グランプリ 2009 完全版 100点満点と連覇を超えた9年目の栄光
0414『にけつッ!!5

『爆笑オンエアバトル』一月二十二日放送感想文

コア『漫才:十年目』(489kb)
コンビ歴十年目で若手芸人をやっている自らの状況に対して、愚痴りまくるボヤキ漫才。カンニングとブラックマヨネーズの漫才を混合させて、その両方の良い部分だけを取り上げたような内容で、それなりに面白かった。ただ、同様に劣化カンニングのスタイルを取っている漫才師は、他にも数多く存在しているので、そこと上手く差別化できるかどうか。

ラバーガール『コント:アンケート』(361kb)
飛永さんが大水さんのアンケートに答えるという導入で始まったコントにも関わらず、アンケートに答えるくだりが殆ど無く、最終的に大水さんによる飛永さんの写真撮影コントになるという、なんだか支離滅裂な内容だった。普通にアンケートコントだと思っていたので、かなり拍子抜け。ただ、大水さんが飛永さんをファッション雑誌風に撮影するというシチュエーションは、考えてみると結構面白い。でも、やっぱり拍子抜け。

天津『漫才:浮気』(369kb)
ツッコミの木村さんのお嫁さんが浮気をしたら、ちゃんと叱れるかを演じてみせる漫才コント。木村さんのツッコミはちゃんとしているのに、向さんのボケのキレが悪くてぐだついている感じ。浮気をしているシーンがメインであるにも関わらず、なかなか浮気現場のシーンにならないというのも、観ている側をもたつかせてあまり良い印象を残さない。結成十年目を迎えたコンビというのは、往々にして味が出てくるものだけれど、ここはどうも伸び悩んでいる印象。もうちょっと自らの持ち味を活かすことが出来ればいいんだけどなあ。

上々軍団『漫才:ついてない日』(457kb)
鈴木さんが「ついてない日」のエピソードを語るが、岡見さんがそれよりも酷いエピソードを話すというしゃべくり漫才。岡見さんのテンションと、いちいち登場してくる小泉さんの天丼ボケが、なんとなくホーム・チームの『交通事故』のネタを彷彿とさせた。まあ、似てないんだけど。知り合いとじゃれあう岡見さんが面白くて、最後までニヤニヤしながら観てしまった。一皮剥けたかな? 投票。

トップリード『コント:飲み明かした朝』(385kb)
彼女に浮気されてしまった和賀さんが、友人の新妻さんとヤケ酒を飲み明かした朝、どうやら二人がオソロシイ関係になってしまったらしい……というコント。ネタの良し悪しは置いといて、どうしてオンバトでこんな下ネタコントを(笑) なんだろう。ラーメンズの『ブラザー』を意識したのかな。ドラマ仕立てのよく出来たコントだけれど、ボケの数が少なさが気になった。このタイミングで持って来たということは自身作なんだろうけど、オンバト向けではなかった気が。面白かったけどね。投票。

ミスマッチグルメ『漫才:子どもの頃の遊び』(449kb)
海外ドラマにかぶれたじゅんいちが、子どもの頃の遊びについて話す。かつては“ロバート馬場ちゃんとドランクドラゴン塚ちゃんのコンビ”という印象があった彼らだが、馬場ちゃんの方は海外かぶれキャラになって、塚ちゃんの方は痩せて全然違う顔になっちゃったなあ。ネタは、かつて髭男爵がやってた漫才の焼き直しみたいな内容。今回はまあまあ数字を稼いだけれど、今後も上手くオンエアできるかどうか。……広げかた次第か。

ハイキングウォーキング『コント:スポーツ用品店』(493kb)
鈴木さんが店員をしているスポーツ用品店に、グローブとスパイクとバットを買いに来た松田さんが来店するシチュエーションコント。レッドカーペットでお馴染みの言葉遊びを駆使した鈴木さんのボケに、まったく外れることのないキレのある松田さんのツッコミがズバズバ決まり、気付けば笑ったまま終わっていたという感じ。ちょっと前まで彼らがやっていたシチュエーションコントとはすっかり様変わりしていて、めちゃくちゃ面白かった。このレベルなら、チャンピオン大会での活躍にも大いに期待できる。投票。

こりゃめでてーな『漫才:焼き芋屋・逆に』(493kb)
焼き芋屋さんの喋りかたをイジり倒した話から、「逆チョコ」が発端となった逆の話へ。接続詞で繋がった二つの言葉を入れ替えて、まったく違う意味にしてしまうという細かいボケを勢いよく積み重ねていくことで、大きな笑いにしてしまったという印象。テンポは良いし、ネタのチョイスも悪くないんだけど、最初の焼き芋屋のくだりがイマイチだったので、今後「逆の話」のバリエーションが無くなってしまったとき、かなりしんどいことになってしまうのではないかという危惧も。

・オフエア組
オテンキ(357kb)
カレー(321kb)
ドレッドノート(265kb)
あきげん(229kb)
セーフティ番頭(201kb)
オキシジェン(189kb)
ヴィンテージ(177kb)

小ボケ先生で人気を集めているオテンキ、ボーダーのラバーガールと僅かボール一個差で敗退。事務所の先輩であるラーメンズと類似したスタイルを突き進んでいるカレー、今回はオフエア。前回のオンエアで波に乗れそうな雰囲気のあったあきげんも、今回はオフエア。以前はちょくちょくレッドカーペットでも見かけたヴィンテージ、オンバトではなかなか勝てない。好きなんだけどなあ。

・オンバトプレミアム
ますだおかだ、東京03、キングオブコメディ、流れ星によるバラエティコーナー。また、大喜利回答の為のゲストとして、トリオになったカンカラが出演。増田が「女の子は何処行ったんやー?」とイジる。

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「このお笑いDVDがスゴかった!」2009

僕が初めてお笑いのDVDを購入したのは、大学一年生の頃でした。当時の僕は故郷の香川から大学のある広島へと移り住んだばかりで、まだ友達がいるわけもなく、行きつけの場所があるということもなく、とても漠然とした日々を過ごしていました。そんな日々を支えてくれていたのが、高校生の時から鑑賞し続けてきた「爆笑オンエアバトル」でした。友人と呼べる人間が出来ない一方で、どんどん膨らみ続けるお笑いに対する興味。

そんなある日のこと。僕はとあるCDショップで、一枚のDVDを発見しました。そのDVDは、とある芸人さんのベストネタを収録したものでした。それには僕が知っているネタも何本か収録されていましたが、きちんとそのネタを観たことがなかったので、試しに観てみようかな……という軽い気持ちで、そのDVDを購入したのです。家に帰って、そのDVDを再生して、僕はとても驚きました。そこには、僕がそれまでに観てきた芸人のネタの常識を覆す空間とネタが、広がっていたのです。このDVDこそ、今でも追いかけ続けているコンビ、ラーメンズの『Rahmens 0001 select』でした。

そのたった一枚のDVDによって、僕のその後の人生は完全に狂わされてしまいました。ラーメンズを観終わったら、今度は違うコンビが観たくなります。次にバナナマン。その次にはアンジャッシュ。販売店で見かけた2丁拳銃。レンタル店で見かけたさまぁ~ずにシティボーイズ。テレビで興味を持ったよゐこ……気付けば僕の家はDVDだらけになり、親しい後輩には「巣みたいですね!」と言われる残念な感じになっていったのです。あらあら。

それから六年の月日が流れ、気付けば集めたDVDも……数えるのが怖いほどになってきました。もはや一財産です。2009年、購入したお笑い系DVDは、全部でピッタリ100枚。これでも去年に比べて少ないっていうんだから、驚きですよね。我ながら。というわけで、年末には果たせなかった「このお笑いDVDがスゴかった!2009」を、遅ればせながら開催します。はい。

例年、「このお笑いDVDがスゴかった!」は、僕が一年の間に鑑賞してきたお笑いDVDを、その笑いのクオリティと個人的な好みでランク付けして紹介するというシステムを取っております。そして、昨年は上位十作品までを紹介していましたが、この2009年は爆笑レッドカーペットで言うところの“満点大笑い”な作品がやたらめったらリリースされていたので、思い切って上位二十作品まで紹介していこうと思います。長いですが、まあ良かったら最後までお付き合いください。

それでは、どうぞ。

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『バカリズムライブ「キックオフ!」』

バカリズムライブ「キックオフ!」 [DVD]バカリズムライブ「キックオフ!」 [DVD]
(2009/12/23)
バカリズム

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すっかりピン芸人として、その存在が世間に浸透してしまった感のあるバカリズム。このところはネタを披露する職人型芸人としてではなく、タレントとしてバラエティ番組に出演する機会も増えてきた。それでも、『はねるのトびら』に彼が出演しているのを見たときは、結構驚いた。そういう番組から一番離れている芸人だと思っていたからなのだが……。意外なフットワークの軽さである。人見知り芸人のくせに生意気な。

そんなバカリズムの最新作『キックオフ!』。『生命の神秘』『科学の進歩』『勇者の冒険』と、漢字が多くて堅い印象の残るライブタイトルばっかり冠してきたのに、ここにきて急に『キックオフ!』って。なんだかとっても似合わない。パッケージのバカリズムを模しただろうサッカー選手キャラも、何処かヘンテコで胡散臭い。まあ、どうせ深い意味はないんだろうけど。過去の単独ライブでも、基本的にタイトルを無視した感じの内容だったし。ヒネクレてるよなあ。まあ、そういうところが好きなんだけれども。

再生。一本目のネタは『初FIFA者』。いつだったか、関根勤と優香が司会進行を務めているネタ番組で、バカリズムがこのネタを披露しているのを観たことがある。サッカーの知識も無ければ興味も無いバカリズムが、FIFA国際連盟の会長になって次々とサッカー界をトンデモない方向に改革していくというコントだ。『キックオフ!』なんてタイトルの単独ライブなのに、初っ端からサッカーに対する興味が微塵も無いということを表明したコントを持ってきたことにも驚いたが、それよりもテレビで思いっきり爆笑させられたこのコントが、オープニングコントだったということに驚いた。通常、単独ライブのオープニングコントというのは、いわばプロローグ的な軽めのコントであることが多い。そこにこれだけのクオリティのコントを持ってきたということは……それだけ内容に期待できるということなのだろうか。

予感は的中。身体の一部に異常を発見した中年男性が苦悶する姿がペーソスに満ちた笑いを誘う『弱の中年』、R-1ぐらんぷり2009決勝の舞台で披露されて話題となった『1年D組 地理バカ先生』、生々しい主観でどっかで聞いたことのあるようなエピソードが語られる『このあいだばなし』、テレビで特集されることになった万引きGメンが調子に乗って業界人ぶってとんでもないことをしてしまう『万引きGメンターテイメント』など、一本一本が非常に完成されたコントがズラリ。これまでのお笑いで何度も取り上げられてきた題材なのに、これまでのお笑いとはまったく違った雰囲気の笑いが、そこにはあった。

その中でも、特に目を引いたコントがある。そのコントのタイトルは、『なんとかかんとか』。このコントは、バカリズム扮する父親が、テレビを観ながら受験勉強をしている息子に説教をするシーンから始まる。父親曰く「そういうのをな、“ながら勉強”って言うんだぞ」。テレビを観ながら勉強をしている息子に対する言葉としては、割と普通だ。その後に、こう続ける。「そんな“ながら勉強”で大学受験に挑んで、お前“やったね合格”できないぞ?」。言葉の雰囲気としては、先ほどの“ながら勉強”に似ている“やったね合格”。しかし、そこには妙な違和感が生じている。この違和感が、たまらなく面白い。

これ以降も、バカリズムならではの言葉遊びが続く。“がっくり不合格”“ほれみたことか結果”“やむをえず浪人”“とりあえず予備校”……なんとなくのイントネーションで次々と綴られていく新語たちに、こちらのハートは掴まれっぱなしだ。しかも「“あとあと後悔”するぞ」の様に、たまに新語が普通の発言の中に飲み込まれてしまう様な変化球的展開もあって、まったく飽きさせない。こういう言葉遊びをさせると、バカリズムは本当に上手い。コンビ時代にも『屋上』という天才的なコントをやっていたけれど、その頃から未だに才能が衰えていないということは、もうちょっと評価されてもいいのかもしれない。

6月にリリースされた『勇者の冒険』にイマイチ満足できなかった僕だけれど、その不満は今作で完全に解消された。とにかく一本一本のクオリティが高すぎる。それ故に全体のバランスが悪くなってしまっている感は否めないけれど、純粋に芸人のネタを観たいという人なら間違いなく満足出来るのではないかと。もちろん、バカリズムの芸風が好きか否かという点は重要だけれど。でも、これは面白かったなー。3月にリリースされる予定の『バカリズム案』も楽しみ。


・本編(60分)
「プロローグ「初FIFA者」」「~オープニングテーマ~」「弱の中年」「1年D組 地理バカ先生」「このあいだばなし」「コーナーっぽく言ってみようのコーナー」「なんとかかんとか」「万引きGメンターテイメント」「ホイッするべきもの」「~エンディングテーマ~」

・特典映像(9分)
「僕のサッカー豆知識」

他所の王者

爆笑オンエアバトル パンクブーブー [DVD]爆笑オンエアバトル パンクブーブー [DVD]
(2010/03/24)
パンクブーブー

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M-1グランプリ2009の覇者であるパンクブーブーが、自身初の単独作品『爆笑オンエアバトル パンクブーブー』をリリースすることが決定した。爆笑オンエアバトルDVDシリーズは過去に十八枚リリースされており、吉本興業所属の芸人がリリースするのはタカアンドトシ・NON STYLE・トータルテンボスに次いで四組目となる。そんな今作には、同番組に2003年6月の長崎収録からM-1優勝直前まで参戦し続けてきたパンクブーブーが、番組内で披露してきた漫才・コントを二十五本収録されるという。M-1グランプリ2009では悲願の優勝を果たしたものの、その実力を完全に発揮することは出来なかったパンクブーブー。そんな彼らの良い意味でも悪い意味でも真の実力を、今作で確認してもらいたい。

・その他のリリース予定
0315『サラリーマンNEO SEASON 4 Vol.3
0315『サラリーマンNEO SEASON 4 Vol.4
0315『サラリーマンNEO SEASON 4 DVD-BOX II
0317『よゐこ部Vol.4 生物部~生物部合宿in奄美大島編
0317『よゐこ部Vol.5 文芸部~恋のいろはカルタ編3部作
0317『よゐこ部Vol.6 理科部~ミクロワールドウォッチング編とエッグドロップ編
0317『伊集院光のでぃーぶいでぃー~みんなでチカラをあわせていろいろつくってみようの巻
0325『TKO ゴールデン劇場3』(半年ぶり)
0325『カンニング竹山単独ライブ「放送禁止 Vol.2」』(一年ぶり)
0325『鳥居みゆきの社交辞令でハイタッチ「裏ベスト」編
0325『鳥居みゆきの社交辞令でハイタッチ「表ワースト」編
0421『NHK DVD 「サラリーマンNEO」Presents セクスィー部長

『ようこそ桜の季節へ』

ようこそ桜の季節へ [DVD]ようこそ桜の季節へ [DVD]
(2009/12/23)


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女性芸人は面白くない、などと言われていた時代がもはや懐かしい今日この頃。もしも今、そんなことを上から目線で言ってしまった日には、顰蹙なんて言葉では片付けられないほどのバッシングを食らってしまうことだろう。或いは、呆れられて、周りから無視されてしまうか。どっちにしても、ろくなことにはならないだろう。もはや、そういう風に言われていた時代があったこと自体が無かったかのように、今では女性芸人たちが当たり前にテレビで活躍している。

近年のお笑いブームにおいて、「女性芸人は面白くない」という常識を最初に打ち砕いた芸人は、恐らく田上よしえである。お笑いブーム前夜、ほぼ唯一無二も若手芸人登竜門番組だった爆笑オンエアバトルにおいて、彼女は若手の女性ピン芸人というシビアな立場にありながら、老若男女に受け入れられる世界の笑いを世に送り出していた。その後に続くように、青木さやかやだいたひかる、友近といった女性ピン芸人たちがその才能を開花させ、だんだんと「女性芸人でも面白い」という空気になっていく。

……と、つらつらとここまで書いてみたが、この時点で違和感を覚える人も少なくないのではないかと思う。というのも、この「女性芸人は面白くない」と考えられていたとする文章は、厳密に言うと正しくないからだ。実は「女性芸人は面白くない」という論理には、一つの例外が存在している。その例外とは、ブサイクであるということだ。性の対象であるということを感じさせないほどにキャラクター化している女性=ブサイクは、古くから世間に受け入れられていた。つまり、田上よしえが打ち砕いたのは、「ブサイクではない女性芸人は面白くない」という概念だったのである。まあ、田上も決して美人といえるタイプではなかったが。しかし彼女以後、これまでとは比べ物にならないほどに美人な女性芸人たちが次々に登場し始めたことは、間違いない事実である。

女性お笑いコンビの“桜”もまた、そういった流れの中にあるお笑いコンビの一組だった。NSC大阪校女性タレントコース出身の稲垣早希と増田倫子によって結成されたこのコンビは、他の女性芸人とは一線を画するほどに美しかった。もちろん、ただ美しいだけではない。ただ美しいだけの女性芸人なら、そんじょそこらに割といる。桜は美しいだけではなく、確固たる面白さを持ったコンビだった。それも、その美しさが何の意味も持たなくなるほどの、とてつもない変化球型の面白さを。

桜が世に知られるきっかけを生み出したのは、彼女たちがM-1グランプリの予選で披露していた「エヴァ漫才」であることは間違いないだろう。「エヴァ漫才」とは、稲垣が「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物の一人である惣流・アスカ・ラングレーに扮し、様々な状況をエヴァに絡めて表現するという、ややオタク度の高いスタイルの漫才だ。この稲垣の異常に完成度の高いアスカ物真似が一部で話題となり、また当時「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイの物真似ネタで人気を博していた若井おさむや「ドラゴンボールZ」の登場人物ベジータの物真似ネタが注目され始めていたR藤本らの存在があったことも手伝って、彼女たちの知名度を向上させた。このまま順調に芸の道を歩んで行けば、売れっ子のコンビになることは約束されたも同然だった桜。しかし、2009年10月、公式ブログにてメンバーの増田が桜としての活動を終了することを表明する。それはつまり、事実上のコンビ解散を意味していた。

今作『ようこそ桜の季節へ』は、コンビとしての桜の姿を収めた最初で最後の単独作品だ。2009年8月に行われた単独ライブ「桜の季節~2分咲き~」に加え、DVD用に撮影された映像を収録している。ちなみに、構成には元大脇里村ゼミナールの里村仁志が参加。流石、元オタク芸人。

「エヴァ漫才」で注目を浴びた桜の単独ライブは、やはりオタク向けのコントがメイン。アニメのネタをあちらこちらに散りばめた天気予報をお送りする『お天気お姉さん』、稲垣演じる人気声優が声優の世界では人気があると思われるアフレコの仕事をこなしていく『声優』、お馴染みのネタかと思いきや中盤からエヴァのストーリーについて説明する講座へと発展していく『エヴァ漫才』などなど……稲垣ばかりではなく、スポーツ好きな増田をクローズアップしたコント『コンパ』も収録されており、なかなかバランスが取れたラインナップだといえる。オタクネタも、『はりけ~んず前田 単独オタクコントライブ 登風』に比べたらかなり一般に寄っていた印象が強い。意外と一般ウケのしやすい作品なのかもしれない。二人の演技には些かの緊張が見られたが、それでも一つ一つのコントを丁寧に演じていく姿には、少なからず好感が持てた。このままコンビとしての活動を続けていけば、今よりも面白い笑いを披露することが出来ただろう。改めて、惜しい。

コンビとしての桜はこれで終了だが、桜という名前は今後も稲垣が引き継いでいくという。「女の子らしい」という理由で増田が名付けたこの名前を背負い、稲垣はいつまでも清く正しく美しく、桜の様に凛とした態度で笑いに立ち向かっていくことだろう。萌え出づる春を迎える日まで。……こじつけ?


・「桜の季節」(59分)
「オープニング」「コント「シンデレラ」」「コント「お天気お姉さん」「コント「コンパ」」「コント「声優」」「エヴァ漫才」「桜のお話」「エンディング」

・「桜の冒険」(45分)
「♪「スイーツ乙女」」「桜のおでかけ」「紅ずきん」「増田倫子のやってみよう!」「稲垣早希のやってみよう!」「♪「アマゾン腐女」」「ベリーダンスでセクシー早希ちゃん」「メイドでプリティー倫ちゃん」

・「お楽しみ」(7分)
「キンチャク」「つぼみ」

チュートリアルのイズム

チュートリアリズムIII [DVD]チュートリアリズムIII [DVD]
(2010/03/24)
チュートリアル

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チュートリアルの単独ライブ『チュートリアリズムⅢ』のDVD化が発表された。チュートリアルの単独ライブがDVD化されるのは、2007年12月にリリースされた『チュートリアリズムⅡ』以来、およそ二年ぶりのこと。M-1グランプリ2006優勝後、テレビバラエティを中心とした活動を続けている彼らの久しぶりの単独ライブは、果たしてどのような笑いに満ちているのか。期待したい。なお、2月24日には、チュートリアルの冠番組を収録した『侍チュート!コント×コント×コント』がリリースされる予定である。ファンならどちらも買い揃えよう。

・その他のリリース予定
0324『よしもとプリンセスシアター オープン記念ライブ6DAYS 吉本新喜劇withアイドル
0324『よしもとプリンセスシアター オープン記念ライブ 6DAYS 人気芸人vsアイドル
0324『ヨシモト∞ホール 若手お笑いバトル vol.1 presented by AGEAGE LIVE
0324『テリー伊藤の落とし穴イリュージョン
0407『ノブナガ ごはんリレー 日本全国おなかペコペコ旅 SEASON2
0407『コサジ一杯の鳥の中身』(脚本:川島邦裕)※神保町花月

『六人の侍』

六人の侍 [DVD]六人の侍 [DVD]
(2009/12/23)
河本準一(次長課長)小出水直樹(シャンプーハット)

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ある特定の日本人にとって、“侍”という言葉は特別な意味を持っている。それは例えば、古き良き日本のオトコ(田んぼに力と書く方ではなくて、漢字のカンと書く方)の代名詞として使用される。「今の日本人は軟弱でイカン、もっとオトコはオトコらしく生きなくてはイカンぜよ!」ってな具合に。特に意味はないが、土佐弁にしてみた。そういえば侍の代名詞としては、坂本龍馬が取り上げられることが多い気がする。むしろ坂本は、当時の侍とはまったく反対の考えを持った人だったと思うのだが、まあいいや。

侍の持つイメージといえば、おおよそそういう感じである。実際の侍は傲慢でろくでなしが多かったらしいが、まあ現実のソレなんてどうでもいいのである。とにかく侍はカッコイイ! そんでもって、クールで渋い! ……というイメージが、一部の人たちには定着している。そうじゃなければ、野球チームの通称だかなんだかに“サムライジャパン”とか命名しないし、長渕剛やエレファントカシマシといった男臭さムンムンなミュージシャンが猿一匹だの昔のなんたらだの歌ったりもしないだろう。ただ、このところは単に「日本人の男=侍」みたいな、非常に漠然とした扱われ方をしている気もする。ふむ。

今作『六人の侍』における“侍”に、恐らく深い意味はない。これは単に、黒澤明監督の名作『七人の侍』をパロっただけだろうから。そういえば『七人の侍』って、一度も観たことがない。傑作というからにはきっと面白いのだろうが、この時代の映画というと、漠然と重苦しいイメージがある。またもイメージだ。自分の知らない出来事は全てイメージで片付けてしまうのは、悪い癖である。とっとと治そう。

『六人の侍』は、河本準一(次長課長)、小出水直樹(シャンプーハット)、フットボールアワー、山里亮太(南海キャンディーズ)、諸岡立身の六名によるユニットコントライブのタイトルだ。このライブ、かつては大阪の2丁目劇場で開催されていたが、その人気の高さからルミネtheよしもとなどでも開催されるようになったのだそうだ(fromお笑いナタリー)。なるほど。とどのつまり、東京ヌード(おぎやはぎ、ドランクドラゴン、アルファルファ(現・東京03)によるコントユニット)みたいなもんだ……と思ったら、違うらしい。

このライブには、三つのルールがある。一つ目は「六人がそれぞれコントを一本書くべし」。二つ目は「自分が書いたコントには出演してはならぬ」。三つ目は「自分以外の五人は自由に使うがいい」。つまり、この『六人の侍』というライブは、自らを除いたメンバー五人のコントをプロデュースするライブなのである。なかなか面白いコンセプトだ。書く立場の芸人は脚本で自らの世界を純粋な状態で提示することが出来るし、演じる立場の芸人は役者としての実力を発揮することが出来る。

勿論、コント自体のクオリティも高かった。少年と老人と腹話術人形の一風変わった関係を描いた小出水直樹作『亮太』、不可思議な上下関係を表現して見せた諸岡立身作『サンカク関係』、家にやってきたペットが日に日に巨大化していく後藤輝基作『ミミちゃん』など、かなり不思議でシュールなコントばかりが披露されていたように思う。個人的には、ズリネタをこっそり人の立ち寄らない洞窟に隠した学生たちが、そこを取材にやってきたテレビ班を前に慌てふためく山里亮太作『大蛇伝説』が好きだった。なんというか、らしい感じがして。

ただ、一人が五人の芝居を総合プロデュースしているような感じになっているためか、ユニットコントならではの化学反応が起きなかったのは、ちょっと残念だったなあ。やっぱりユニットコントというと、「ザ・ドリームマッチ」みたいな、普段はあまり見られない芸人同士のやりとりに期待してしまうんだけど、今作にはそういったものがまったく感じられなかった。まあ、このコンセプトでやる以上、そうなっても仕方がないんだろうけど。だから、全体的にとっても出来は良いんだけれど、爆発的な笑いはなかったなあ。うーん。


・本編(87分)
「亮太(小出水直樹・作)」「サンカク関係(諸岡立身・作)」「冤罪先生(岩尾望・作)」「ミミちゃん(後藤輝基・作)」「大蛇伝説(山里亮太・作)」「HAKO(河本準一・作)」

・特典映像(68分)
「エンディング曲製作秘話」
「東京都内修学旅行」

2009年下半期の購入作品を振り返る

■七月
『ラバーガール ソロライブ 「さよならインドの空に」』
『ジャルジャルの戯 3』
  ・初回限定で過去の二本を収められるBOX付。
『オードリーDVD』
  ・M-1グランプリ2008準優勝。やや期待外れ。
『子どもさんかん日』(出演:内村光良・さまぁ~ず他)
『さまぁ~ず×さまぁ~ず 3』
『さまぁ~ず×さまぁ~ず 4』
『さまぁ~ず×さまぁ~ず 5』
『アンガールズ単独ライブ「UNGIRLS PRO」』
『大変態』(快楽亭ブラック)
『チハラトーク #4』
『チハラトーク #-4』

■八月
『東京ダイナマイト&サンドウィッチマンの漫才先生 in パラオ』
『兵動大樹のおしゃべり大好き。Vol.3』
  ・全編、沖縄旅行でのエピソードトーク。
『COWCOW CONTE LIVE 2』
『ラブ』(千原兄弟)
  ・結成20年目の年に行った、2年半ぶりの単独ライブ。
『Kentaro Kobayashi Solo Performance Live Potsunen 2008 「DROP」』
  ・過去二回のソロ公演を反映した公演。
『ラストベストロッチ』
『アントキの猪木の観れんのか、おいっ!!』
『Dr.バードと優しい機械』(THE GEESE)
  ・キングオブコント2008決勝進出。やや期待外れ。
『オオサカファンタスティックベストコンサート』(中山功太)
  ・R-1ぐらんぷり2009優勝。ベストライブ。
『ベストスマイル』(スマイル)

■九月
『フキコシ・ソロ・アクト・ライブラリー吹越満【タイトル未定】~このライブのタイトルはタイトル未定です~』
『タカアンドトシ単独ライブ in 日本青年館 勝手に!M-1グランプリ』
  ・三年ぶりの単独ライブ。徹底的にM-1をパロディ。
『永野「目立ちたがり屋が東京でライブ」』

■十月
『板倉俊之 一人コントライブ「ドクソウ」』
『天竺鼠2』
  ・ABCお笑い新人グランプリ優勝。
『YOSHIMOTO PRESENTS LIVE STAND 09 ~ネタ祭り~ 史上最大のお笑い夏フェス ベストセレクション』
  ・二枚リリースされたLIVE STANDのDVDのうちの一枚。
『兵動・小藪のおしゃべり一本勝負 其の壱』
『フラミンゴ コントコレクション「Pink」』
『超新塾怪体新書 ~オモシロイの向こう側~』
『アンジャッシュ ベストネタライブ 「キンネンベスト」』
  ・四枚目のベスト作品。

■十一月
『ハイキングウォーキング 根斗百烈拳』
『東京03 単独ライブ 機微』
  ・キングオブコント2009優勝。
『アームストロングLIVE2009』
『快楽亭ブラック 不発弾』
  ・現在未見。
『どぶろっく「ほっといてくれんさい」』
『いとうあさこ「天真爛漫~一度おさわがせします~」』
『ビーグル38「んな、アホな…」』
  ・笑魂シリーズ第六期の中で個人的に最も面白かった作品。
『ゆりありく 「私につっこんでくだサル」』
『テンゲン「今日もキれてます!!」』
『ザ・ゴールデンゴールデン「GOLDEN A GO GO!!」』

■十二月
『爆笑オンエアバトル トータルテンボス』
『はんにゃチャンネル開局!やっちゃうよ!!』
  ・1,500人を動員した単独ライブを収録。
『弾丸ジャッキー単独ライブ「月面大戦争」』
『bananaman live wonder moon』
  ・花鳥風月四部作、最後の公演。
『磁石 単独ライブ「大フィーバー」』
『K2MT-0001』(勝又)
『ゲームセンターCX DVD-BOX6』
『流れ星 単独ライブ 「力作」』
『バカリズム「キックオフ!」』
  ・R-1ぐらんぷり2009四位。傑作『地理バカ先生』を収録。
『単独ライブ「小島よしおのペチクリカ」』
『我が家単独ライブ「HOME PARTY2009」』
『六人の侍』(河本準一、小出水直樹、フットボールアワー、山里亮太、諸岡立身)
『ようこそ桜の季節へ』(桜)
  ・2009年中にメンバーが脱退することになった桜の初のDVD。
『百式2009』(2丁拳銃)

キングオブコント2009、M-1グランプリ2009と話題の賞レースが続いた下半期。コアなお笑いファンに評価されている芸人のDVDがリリースされている傾向が強く、ロッチ・THE GEESE・永野・フラミンゴなど、地味ながら実力が認められている芸人たちが名を連ねている。2010年もこの傾向は続くのかな。そして上半期と同様、漫才よりもコントメインの作品が多い。あれだけM-1が盛り上がっているのになあ……なんでだろう。年末の格闘技みたいに「一年に何度か観られたらいいか」みたいな感じになっているのかな?

『我が家単独ライブ「HOME PARTY2009」』

我が家単独ライブ「HOME PARTY2009」 [DVD]我が家単独ライブ「HOME PARTY2009」 [DVD]
(2009/12/23)
我が家

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昨年リリースされた若手お笑い芸人のDVDを振り返ってみると、定期的に「爆笑レッドカーペット」に出演している芸人の単独作が多いということを、改めて思い知らされる。やはり昨今のショートネタブームの発端となった番組だけに、その影響力はDVDショウビジネスの世界においても絶大だ。

中でも、「爆笑レッドカーペット」出演者から選りすぐりのメンバーが集められたコント番組、「爆笑レッドシアター」のレギュラー陣による作品は、突出して目立っていた印象がある。例えばジャルジャルの『ジャルジャルの戯』、ロッチの『ラストベストロッチ』、はんにゃの『はんにゃチャンネル開局!やっちゃうよ!!』等など……2010年以降の活躍も期待できる芸人たちによる自信作ばかりだ。

今作は、そんな「爆笑レッドシアター」にレギュラー出演中のお笑いトリオ、我が家が昨年末にリリースした作品である。我が家が単独作品をリリースするのは今回が二度目となるが、自身の単独ライブを収録した作品をリリースするのは、これが初めてのことだ。

若さ溢れるフレッシュな笑いを届ける芸人や、ひたすら我が道を突き進んでいる芸人たちが出演している「爆笑レッドシアター」において、我が家の存在はかなり独特だといえる。彼らには、若さを感じさせられる新しさもなければ、彼らならではの独創的な笑いもない。三人それぞれの個性はそれなりに強烈だが、それも決して彼らにしか出せない個性というわけではない。彼らの笑いは非常にベタで、オーソドックスなものだった。

勿論、ベタでオーソドックスだということ自体は、決して悪いことではない。それはつまり、彼らが笑いの基本をきちんと理解しているということだからだ。ただ、それが見て取れるということは、あまり良いことではない。ベタでオーソドックスな笑いに、更に、我が家ならではの笑いを生み出していく必要がある。

今作では、坪倉がテンションの高い万引きGメンを演じる『万引きGメン』、悪役レスラーが役に徹しながらも優しさを見せてしまう『ダンプ杉山』などのキャラクターコントから、普段はツッコミ役の杉山が無言で演技を続ける『窓ふき』、あまり目立つことのない谷田部がクローズアップされた『さらわれる男』、坪倉の下ネタに注目したロングコント『下ネタンドリーム』の様な一味違ったコントまで、実に多種多様なコントが展開されている。これらのコントは、まさに我が家が単なるオーソドックスからの脱却を図っているということの証明だった。そして、その挑戦はとりあえず成功していると言えるだろう。

我が家がコントで表現するものとして見出したのは、喜劇的なペーソスだった。近年のコントの様に、斬新さや独自性が売りのスタイルではなく、短いストーリーの中に分かりやすい笑いを散りばめつつ、最後にはちょっとしんみりするようなペーソス(哀愁)。これこそ、我が家が自らのスタイルとして選んだ道だった。思えば、彼らが所属しているワタナベエンターテインメントは、テレビの黎明期にクレージーキャッツを売り出した芸能事務所である。かつて喜劇を売り出していた事務所から、今こうして喜劇の笑いを試行錯誤しているトリオが現れるということは、なにやら時代の巡りの様なものを感じさせられてならない。……知ったかぶり。

何はともかく、自らの方向性を明確に見出すことが出来た我が家。このスタイルは好評の様で、先にタイトルを挙げた『万引きGメン』や『ダンプ杉山』は、既に「爆笑レッドシアター」で披露され、名物コントとして注目され始めている。オーソドックスとベタを武器に、彼らはこれからもお笑いの世界を突き進んでいくことだろう。いや、突き進んでもらいたい。そして、その芸が熟成されていく様子を見せてもらいたい。きっと彼らの芸は、年を追うごとに面白くなっていく。きっと。


・本編(48分)
「オープニングコント」「窓ふき」「万引きGメン」「我が家にかえる」「漫才」「さらわれる男」「ダンプ杉山」「下ネタンドリーム」

・特典映像(20分)
「ゆる我が家」「限りなく透明な谷田部」「下イイ話」「杉山飲み会」「我が家結成50周年記念RADIO」

・副音声
「我が家による副音声コメンタリー

笑うコントの生活

笑う犬2010寿 DVD-BOX笑う犬2010寿 DVD-BOX
(2010/01/29)
内村光良名倉潤

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M-1で大盛り上がりな皆さん、こんにちは。菅家です。皆さんは先日放送されましたコント番組『笑う犬2010寿』はご覧になられましたでしょうか。いやあ、面白かったですね。随所に時事ネタを絡めるも、決して批評的にならないところなんか、非常に『笑う犬』でしたね。ああいう番組がもっと増えてくれれば有難いのですが……なかなか難しいようで、今回もDVD化を見越した上での放送となっていました。即座にDVD化されることは喜ばしいことなのですが、明確に利益が生じる予測が立たないと上質なコント番組が放送されないという現状は憂わざるを得ません。だから頑張れ『侍チュート』!(話が違う方向でズドンと落ちた)

・その他のラインナップ
0203『しんぼる』(第二回松本人志監督映画)
0303『キュートンDVD
0303『キャン×キャン 単独ライブ“琉Tube”

・ちょっと気になる
0203『笑う全日空寄席 1』(三遊亭遊雀、昭和のいる・こいる、立川志の輔)
0203『笑う全日空寄席2』(三遊亭歌之介、五代目柳家小さん、橘家圓蔵)

『流れ星単独ライブ 力作』

流れ星 単独ライブ「力作」 [DVD]流れ星 単独ライブ「力作」 [DVD]
(2009/12/23)
流れ星

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流れ星の漫才は、漫才というよりも芝居という印象がある。一応、スタイルとしては典型的な漫才コントなんだけど(それこそアンタッチャブルやサンドウィッチマンの様にオーソドックスな)、その内容があまりにも非現実的過ぎて、いわゆる漫才コントのカテゴリーとは違うモノになってしまっているような気がする。実際、彼らがこれまでに漫才の題材として取り上げてきたものを並べてみると、やれ「マグロの一本釣り」だの、やれ「プチ修行」だの、やれ「ゲートボール」だの、いわゆるオーソドックスな漫才とは一線を画したものが殆どだ。

それなのに、流れ星の漫才は決して分かりにくい作りにはなっていない。設定は異質だけれども、ネタが無意味に飛躍することはないし、マニアックすぎるボケが挿入されることもない。彼らが「爆笑オンエアバトル」で無傷の二十連勝を達成していることが、その事実を証明している。オーソドックスな笑いとは無縁の存在であるかのように見える流れ星の漫才だが、その背骨は間違いなくオーソドックスなのだ。そんな彼らが、どうしてM-1の決勝に行けないのか、不思議で仕方がない。なんでだろう。動きの表現がやたらと多いためだろうか。

そんな流れ星が、2009年8月に行った単独ライブを収録したDVDがリリースされた。タイトルは「力作」。M-1グランプリ2009の予選を目前に控えていた時期に行われた単独ライブらしい、漫才に力を入れていることが伝わってくるタイトルだ。ただ、収録されている漫才を見ると、意外とそうでもなかったり。

最初の二本、瀧上が「田舎に泊まろう」で訪れた謎の村でとんでもない事件に巻き込まれる『田舎』と、小学生の頃に体験しただろう学級会でのやりとりをツッコミを要せずに再現する『男女』は、かなりちゃんとしていたと思う。ちなみに『田舎』は、一部を改変したバージョンがM-1の敗者復活戦にかけられていた。今回の単独ライブの中で、最もしっくりいったネタだったのだろう。ここまでは良かったんだけどなあ。

この後で、かなーり愚図ついてしまった。具体的には書かないけれど、小さいハプニングが続いて、アドリブでフォローし続けた結果、本来の流れから外れすぎてしまった印象。まあ、そういうユルーい展開もまた単独ライブの醍醐味ではあるのだけれども、それなりに完成された漫才を観たかったなあ……という気もする。“躾ロボ”とか、“宇宙人をナンパ”とか、かなり面白くなりそうなキーワードがあっただけに。

2010年6月に結成十周年を迎える流れ星。M-1グランプリに出場できるのも、この年で最後になる。他のどの漫才師よりも面白いとまでは言わないにしても、独特の世界観を上手く反映した漫才は、もうちょっと評価されてもらいたい。この2010年大会でこそ、彼らの漫才をM-1決勝の舞台で見てみたいけれども……どうだろう。大衆向けにするための無個性で技術重視の漫才が評価されつつある昨今のM-1は、もはや流れ星の様なスタイルを受け入れられる舞台ではないのかもしれないなあ。それでもきっと、彼らは最後まで戦い続けるのだろうけど。むう。


・本編(97分)
「オープニング」「漫才:田舎」「ブレアヒッジプロジェクト」「漫才:男女」「生ける伝説 瀧上伸一郎」「漫才:躾」「ライブ直前 楽屋隠し撮り」「漫才:演技」「ちゅうえいプレゼンツ ~相方へ感謝を込めておもてなし~」「漫才:宇宙」「エンディング」

・特典映像(32分)
「“力作”ライブを振り返ってみよう」

『小島よしおのペチクリカ』

単独ライブ「小島よしおのペチクリカ」 [DVD]単独ライブ「小島よしおのペチクリカ」 [DVD]
(2009/12/23)
小島よしお

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小島よしおの単独ライブ。こういう言い方をするのは非常に失礼なことだと思うのだが、あえて言おうと思う。このライブに、果たして需要はあるのか、と。確かに小島よしお、結構な売れっ子である。『笑いの金メダル』末期に登場し、どんなに複雑な状況も「そんなの関係ねぇ!」の一言で吹き飛ばしてしまうような自由さと、YouTubeで注目されているという話題性を兼ね備え、一気にスターダムへとのし上がった彼。そのまんま、あっという間にどん底へと落ちていくのかと思いきや、なんと「一発屋になる予定の芸人」という独自のポジションを築き上げ、気付けば現在もテレビへの出演が途切れていないという抜群の安定感を誇っているという始末。そのネバーギブアップ精神、恐ろしいの一言だ。

とはいえ、小島自身の芸はどうなのかと言われると、ちょっとばかり頭を抱える。前述したとおり、「そんなの関係ねぇ!」は間違いなく何もかもを吹っ飛ばしてくれるような自由さに満ち溢れていたが、その後の小島の芸は「そんなの関係ねぇ!」の二番煎じであるということを前提としたネタばかりで、芸人としての純粋なネタとしてはあまり評価できないものばかりであると言わざるを得ない。まあ、そういったことを堂々と演じてみせているという点が、一周して面白いんだけれども。どうもこの頃から、小島はタレントとしての器用さを芸にも見せるようになってしまった気がする。求められているからやっているんだろうけど。そんな芸人の単独ライブを、一体誰が観るというのか。

前回の単独『小島よしおのカチョマンテ』は、丁度そういう感じのライブだった。「そんなの関係ねぇ!」を主軸としたネタを、ただ淡々と披露しているだけというような。それを知っていたこともあって、今回の『小島よしおのペチクリカ』は鑑賞しない方向にあったのだが、このライブを鑑賞したという奇特な人物に「幕間映像の『ピーナッツ』は必見ですよ」とそそのかされ、金もなければ時間もないのに手を出す羽目になってしまった。そそのかされると弱いんだよなあ。

『小島よしおのペチクリカ』は、2009年9月に行われた小島の単独ライブの様子を完全収録した作品だそうだ。完全収録という言葉の響きが無駄に豪華だが、当人は海パン一丁である。収録されているネタは、日常用品を使って音楽を奏でるアレを粗雑に見せる『耳障りなストンプ』、やり投げ選手の姿をドリフ的ベタベタさで表現する『やり投げ』、ゴリラを被った小島が漫談を始める『ゴリラ漫談』など、前作と同様にやはり普通という印象。ただ、クオリティはちょっと上がっていたように思う。テレビ出演の量が増えたことで、メジャーな笑いが分かってきたのかもしれない。特に、小島が花魁に扮して一言ネタを披露する『おいらん』は、なかなかクオリティが高かった。

ライブの幕間映像は、特典映像に収録されていた。手間である。一緒くたにしてくれれば、よりライブの雰囲気が掴めるのに。どうしてわざわざ、本編のライブ映像とは別の特典映像にしてしまうのか、どうも意味が分からない。……まあ、これは小島よしおに限った話ではないのだけれども。さて、お待ちかねの幕間映像。今回もカオスな映像が大量に収録されているようだが、今はとにかく『ピーナッツ』である。これを見るために買ったようなものなんだから。

『ピーナッツ』は、小島を主人公としたホラー映画パロディ映像だった。ピーナッツをぞんざいに扱い続けている小島に対して、復讐の炎を燃やすピーナッツたち。彼らはまるで真綿で首を絞めるように、小島を追い詰めていく。時に彼らは楽屋の弁当に潜み、時に彼らは舞台衣装の中へと紛れ込み、時に彼らはタクシーの座席へと姿を現す。そして遂にピーナッツは人間に姿を変え、小島に襲いかかるのだ……。題材が題材であるため、かなりバカバカしい雰囲気が漂っているのは否めないが、それでもホラー映画としてのプロセスを踏んでいるため、なかなか怖い。映像効果やBGMも、しっかりと恐怖を演出している。確かにクオリティは高い。高いけれども……これ、オチはどうするつもりなんだろう? やがて映像も終盤に突入。ピーナッツに取り囲まれて、遂には最悪の状況へと追い込まれてしまう小島。どう考えても、怖い。

そしてオチに突入するのだが……これは凄い。凄いとしか言いようがない。秀逸とまでは言わないにしても、ここまでブッ飛んだオチが準備されていたと、誰が予想できただろうか。いや、これは読めない。完全に読めないオチだった。

全体のクオリティとしては、まあそれなりの出来だった『小島よしおのペチクリカ』。でも、この『ピーナッツ』は、確かに必見。色んな人に観てもらいたい。ただ、この作品、案の定売れていないらしい。とある方のブログ記事によると、223枚しか売れていないとか……うーん、まあ仕方ないっちゃ仕方ない。でも、これは必見。観る価値あるぞ!


・本編(50分)
「よしWOW」「オープニング」「耳障りなストンプ」「ダイジョブ」「おいらん」「やり投げ」「ゴリラ漫談」「小島よしおインタビュー 演技とは」「ガンガンガンバレ」

・特典映像(50分)
「会議室1」「出っ歯くん」「ラーメン屋」「会議室2」「何もしない小島よしお」「ピーナッツ」

・副音声
小島よしお、松田大輔(東京ダイナマイト)、鍛治輝光(元さくらんぼブービー)、岩崎う大(劇団イワサキマキオ)によるライブトーク

『百式 2009』

百式2009 [DVD]百式2009 [DVD]
(2009/12/23)
2丁拳銃

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2丁拳銃による百分間ノンストップ漫才ライブ「百式」の最新公演、その名も『百式 2009』がDVDになった。2丁拳銃の単独DVDは欠かさずチェックしている僕、当然の如くそれを購入する。勿論、ただ単純に、コレクター的な理念の元に購入し続けているわけではない。面白いから買っている。

でも、この「百式」シリーズも既に七作目。そろそろ飽きてくる。俗に言うところのマンネリ化というヤツだ。彼ら自身も意識していたみたいで、一時期マネージャーをイジッた漫才を定着させようとしていた。三年ぐらいやって、止めちゃったけど。ぶっちゃけた話、単なる内輪ネタみたいなところがあったので、止めてもらって一安心。そのうち、百分間を存分に利用した、味のある漫才を作れるようになってきて、もうマンネリとかそういうのは関係なくなっちゃった。スピード化している昨今のお笑いに反抗するみたいな感じ。

今回の『百式 2009』、その傾向がより強くなった気がする。とにかくゆったり、それでいてまったりというイメージ。たぶん、このところ彼らがレッドカーペットでやっている『丁度ええ』のネタが随所に収録されているからだと思う。いいよねえ、このネタ。他のレッドカーペット芸人たちが、もう必死こいてスピード感のあるネタを生み出しているのに対して、このネタはとにかく間で勝負しているから、急に静かになるんだよね。台風の目に入ってるみたいな。

こういう間の取りかたが出来るネタを生み出せたのも、彼らが「百式」を続けてきたからなんじゃないかと思う。このライブも、かなり独特の時間の取りかたをしているから。以前、オリエンタルラジオが似たような構成のライブをやっていたけれど、時間の取りかたが雲泥の差だったもんな。爆笑問題や矢野・兵動も、ちょっと出来てなかった。今、ここまで時間を使った笑いを作れるのって、もはやテレビではネタを披露することが出来ないほどのシニアな漫才師か、2丁拳銃くらいしかいないんじゃないかなあ。知らないだけかもしれないけれど。

バリエーションも豊富だよなあ。エコな時代なので漫才もどんどんエコ化しようっていう『エコ漫才』みたいなのもあれば、考えてみればヘンなんじゃないかっていう料理をボヤく『意味わからん料理漫才』みたいなのもあるし。川谷さんがボケに回るコント『ポリスストーリー漫才』なんてのもあるし、もちろん『丁度ええ』もある。ひょっとしたら今回のライブ、ここ数年で一番面白かったかもしれない。この満足感……丁度ええ!

特典映像には、ライブ終了後のトークライブ「余弾」を収録。どんな裏話を展開するのかなあ……と思いながら見ると、色々と裏切られた(笑) そうか、当時はそんなに人気があったのかあ……いやあ、知らんけど。


・本編(104分)
「オープニング漫才」「エコ漫才」「意味わからん料理漫才」「丁度ええ1」「雑誌の取材漫才」「丁度ええ2」「こわい話漫才」「ポリスストーリー漫才」「遊園地漫才」「丁度ええ3」「体内漫才」「丁度ええ4」

・特典映像(16分)
「余弾」
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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