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小林賢太郎プロデュース公演#6『TRIUMPH』

K.K.P.♯6『TRIUMPH』 [DVD]K.K.P.♯6『TRIUMPH』 [DVD]
(2010/02/17)
小林賢太郎YUSHI

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ラーメンズの小林賢太郎が、初めて芝居の公演をプロデュースしたのは2002年のことでした。ラーメンズが結成されたのは1996年ですので、彼はお笑い芸人として舞台に立つようになってから、わずか六年で芝居をプロデュースしたことになります。一般的に、お笑い芸人が芝居をプロデュースするために必要な期間というのは、どの程度なのかは分かりませんが、この六年という数字は、かなり短いのではないかと思われます。

小林賢太郎プロデュース(以下、KKP)による最初の公演『good day house』(2007年8月~9月)は、非常に簡素なものでした。改装前のアパートを舞台にしていることもあってか、背景はコンクリート打ちっぱなしの壁だけ。舞台に置かれている小道具も、徹底的に必要最低限。それはまさに、ラーメンズによる舞台と、殆ど変わらないものでした。おそらく、当時の彼にとっての芝居とは、あくまでもラーメンズとしての活動の延長線上にあったといえるのではないでしょうか。

しかし、その後の芝居は、ラーメンズとはまったく違った様相を呈するようになっていきます。第二回公演『Sweet7』(2003年6月~7月)、第三回公演『PAPER RUNNER』(2004年4月~5月)、第四回公演『LENS』(2004年7月)と、その舞台は回を増すごとに芝居としての特色を強めていきました。また、背景や小道具にもこだわりを見せるようになり、かつての簡素な印象は、もはや影も形も見えなくなってしまいました。

そんなKKP舞台公演は、第五回公演『TAKE OFF ~ライト三兄弟~』(2005年5月~6月。2007年9月~11月に再演)にて、一つの絶頂を迎えます。「飛行機を作る」というシンプルなストーリーを、たった三人の限られた出演者たちによって、コミカルかつアクティブに演じられたこの舞台は、2007年度演劇ランキング第1位(演劇ぶっく調べ)に輝きました。オーソドックスに笑えて泣けるこの舞台は、“小林賢太郎プロデュース”と純粋な芝居の公演として完成されたのです。

その初演から、およそ二年後に行われた公演が、今作に収められている第六回公演『TRIUMPH』(2008年8月~10月)でした。見慣れない英語のタイトルですが、これは“トライアンフ”と読みます。様々な意味を持つ単語ですが、この舞台においては“大成功”という意味で使われています。

この物語の主人公の名は、カフカ。夏の日に生まれた彼の名前は、漢字で“夏歩香”と書きます。しかし、昔から結果が出るのが遅いことの多かったカフカは、ある時からこう考えるようになります。「そうか!結果を求めなければいいんだ!」。かくしてカフカは、可もなく不可もない人生を送ることを決意します。つまり、“夏歩香”ではなく、“可不可”になってしまったわけです。そんなある日、カフカの前に奇妙な紳士が現れます。紳士はカフカに告げます。「魔法使いになってみませんか?」……果たして、青年カフカの運命や如何に?

物語は全体的に、パフォーマンスとマジックによって成立しています。これまでのKKP公演では、あくまでもオマケ的に扱われていた要素が、今回はメインとして用いられているわけです。しかし元々、人間同士の会話だけで世界観を成立させることの多かった小林の作風において、今回の様な「目で魅せる」スタイルの舞台は、かなりの冒険だったのではないでしょうか。実際、今作は過去の公演に比べて、ちょっとチグハグに感じられた部分が少なくありませんでした。魔法という名のマジックタイム、やや無理やりなマナー講座、後半で唐突に入り込んでくるドラマ路線……話の筋としては決して破綻してはいないのですが、なにか不具合が生じているような違和感が、そこにはありました。ただ、前回の公演を成功させた彼が、こうして新しい手法に手をつけようと試みているという意欲は、評価されるべきなのかもしれません。

『TRIUMPH』から間もなく二年が経過しようとしている、2010年。近年は、ラーメンズとしての活動や、ソロでの活動が目立っていた小林賢太郎ですが、そろそろ芝居公演の発想がまとまってきているのではないでしょうか。『TRIUMPH』で新しいスタイルを見出そうとした彼は、果たして次にどのような芝居を構築するつもりなのでしょう。小林賢太郎の新しい“トライアンフ”に、御期待下さい!(ジャンプかよ)


・本編(83分)
出演:YUSHI、犬飼若博、森谷ふみ、小林賢太郎
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2010年3月の購入予定

03『NETAJIN 3
03『U字工事 5ミニッツ・パフォーマンス ごめんねごめんね~
03『キュートンDVD
03『キャン×キャン 単独ライブ“琉Tube”
10『バッファロー吾郎 芸歴20周年記念~初回限定BOX~
17『エレキコミック第18回発表会「R」
24『バカリズム案
24『爆笑オンエアバトル 東京03
24『爆笑オンエアバトル キングオブコメディ
24『爆笑オンエアバトル 超新塾
24『爆笑オンエアバトル パンクブーブー
24『チュートリアリズムIII
25『カンニング竹山単独ライブ「放送禁止 Vol.2」

気になった作品をリスト化してみたところ、全部で十五本も購入することになりそうだったので、あれやこれやを削ってみた結果、こういう感じになりました。こうして見ると、かなーり濃いいメンツが揃っております。陣内智則のコントライブに始まり、キュートンライブDVD、キャン×キャン単独ライブ、バッファロー吾郎芸歴20周年BOX、バカリズム案……ああ、濃密。その中でも、個人的に期待を寄せているのが、24日リリース予定の『爆笑オンエアバトル キングオブコメディ』です! もう、間違いなく面白いネタの数々を、またこうしてソフトで堪能できるのは、本当に有難いですよね。……そういえば、結局「我が家」は無くなってしまったのでしょうか。謎。

追記。書き漏らしの二点を追加しました。

『サンドウィッチマン ライブ2009~新宿与太郎狂騒曲~』

サンドウィッチマン ライブ2009~新宿与太郎狂騒曲~ [DVD]サンドウィッチマン ライブ2009~新宿与太郎狂騒曲~ [DVD]
(2010/02/03)
サンドウィッチマン

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2007年12月23日。そのコンビは大井競馬場にいました。風除けも何もないステージと、その上に置かれた一本のセンターマイク。ステージの前には、寒空の下で漫才師たちのネタをただただ待ち望んでいる、数多くの観客たち。凍てつく寒さを忘れさせるほどの笑いが、そこでは求められていました。もちろん、そんな笑いを生み出すのは、決して容易なことではありません。しかし、そのコンビは、その舞台で他のどの漫才師にも負けない笑いを生み出しました。そうして彼らは、百戦錬磨の審査員たちが待ち構えているステージへと向かい、やはり他のどの漫才にも負けない笑いを生み出したのです。

そんなM-1グランプリ2007の決勝戦が行われた日から、早くも二年が経過しました。敗者復活戦を勝ち上がり、決勝戦でまさかのトップ通過、そのまま優勝を果たしてしまうという偉業を成し遂げたそのコンビは、今でもテレビを中心とした活動を続けています。地元、宮城県は仙台市に対する愛情を振り撒いている、彼らの名前はサンドウィッチマン。スマートで切れ味のあるツッコミの伊達みきおと、捻くれた言葉遊びを駆使したボケの富澤たけしによるこのコンビは、今日も何処かで誰かを笑わせていることでしょう。

今作『サンドウィッチマン単独ライブ2009 ~新宿与太郎狂騒曲~』は、2009年に行われた初めての全国ツアー(東京・大阪・名古屋・仙台)から、サンドウィッチマンの地元である仙台で行われたライブの様子が収録されています。

かつての彼らは、人の死を取り扱ったブラックな笑いや、ちょっと下品で人目をはばかるような笑いを、その単独ライブで披露していました。しかし今作は、すっかりテレビ向けのネタを作り出せる器用さを身に付けたのか、お子様からお年寄りまで純粋に楽しめるライブになっていたように思います(オープニングでいきなり「キン○マ」とか言っていましたが)。特に、不動産屋を舞台としたシチュエーションコント『不動産屋』と、みどりの窓口を舞台としたシチュエーションコント『みどりな窓口』などは、彼らのオーソドックスな笑いを堪能できる良作でした。

しかし一方で、単独ライブならではのユルーくてテキトーなネタも幾つか。伊達さんが明らかにまともじゃない人間に扮し、富澤さんにちょっかいをかけようとする『何でも知っている男』や、伊達さんのバーに牛乳を飲みにやってくる富澤さんが、くどくどとテキトーな話を展開する『マスター』などは、テレビでは披露されることのないタイプのネタでしょう。

(余談ですが、今作に収録されている『哀川町』は、サンドウィッチマンが「爆笑レッドシアター」で披露していたコントです。番組で観て、気になっている方はぜひ)

また今回は、特典映像にも見どころが。まず、ライブの幕間映像として流されたという「ヌータングーボ」。タイトルで分かりますように、あの某恋愛トーク番組をパロディした映像なのですが、基本的なコンセプトは元番組のそれとまったく変わりません。ただ、映像に出演しているメンバーの一人が、一癖も二癖もある人で……かなり面白かったです。

特典映像には、もう一つ見どころがあります。その映像とは、仙台でのライブが終了した後のアンコール映像です。故郷の観客たちからの熱いアンコールを受けて、サンドウィッチマンの二人はあるネタを舞台で披露します。そのネタとは、彼らの運命を大きく変えることとなった、あの大舞台でかけられた伝説のネタ。こういうネタをさらりと披露してしまう彼らの、芸人としての地力の強さを改めて感じさせられる映像です。漫才ファンなら必見!


・本編(71分)
「オープニング」「漫才」「不動産屋」「何でも知っている男」「マスター」「ショートコント」「みどりな窓口」「哀川町」「エンドトーク」「エンドロール」

・特典映像(67分)
「ヌータングーボ」「富澤 vs バンジージャンプ」「ラジオ」「メイキング」「アンコール」

『2010年度版 漫才 爆笑問題のツーショット ~2009年総決算~』

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(2010/01/29)
爆笑問題

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爆笑問題による一年の総決算漫才作品「爆笑問題のツーショット」が、今年も無事にリリースされました。太田さんの無茶苦茶なボケが無尽蔵に飛び交っているこのシリーズ、そろそろリリースが危ぶまれるレベルに達してきたのではないかと思われましたが、まだまだ大丈夫な模様です。太田光の未来は明るいですね。

今回の「爆笑問題のツーショット」は、2009年の総決算。政治・経済・社会・芸能などのニュースを、爆笑問題の二人がコミカルに調理していきます。なお、今回も前回と同様に、客入れしたスタジオの中で二人の漫才を収録。客がいるスタジオと、客がいないスタジオとでは、明らかに空気が違ってくるので、この措置は非常に有難いですね。勿論、今回もノーカット収録となっております。

爆笑問題の漫才といえば、やはり「時事ネタ」のイメージが強いです。が、実のところ、彼らの笑いの根底に流れているのは、「時事ネタ」というよりも「ナンセンスネタ」。爆笑問題という漫才師は、現実に起こってしまった数々の「事件というネタ」に対して、真っ向から「ナンセンスネタ」で勝負を挑んでいるわけです。

例えば、ブラック企業の話に絡めて、テレビ局のADに対する扱いが酷いという話。「マックを買ってこい」と言われたADが、ついうっかり買ってきたのは「マッキントッシュ」。ブランド米の話から派生して、芸能人のブランド米を作ってみてはどうかという話に。かのうし米というのはどうだろう。「妹の美香さんが一人で作ってんの」「恭子も手伝え!」。手相ブームの話になれば、頭脳明晰と言われた男が「やったー! 俺って頭脳……なんだっけ?」。

冷静に考えると、あまりにも下らないボケばかりです。でも、その下らなさは、逆に現実の胡散臭さを浮き彫りにしているようにも思えます。そういう意味では、爆笑問題の漫才は「さりげなく受け入れられている間違いへの違和感」を表現しているといえるのかもしれません。諷刺絵みたい。

ちなみに、僕が一番好きだったのは、このくだりでした。酒井法子が裁判の後、大学で介護について勉強しているらしいという話を受けて。

太田「まあノリピーには向いてるかもしれませんね、優しそうだしね」
田中「まあ、まあまあね」
太田「お年寄りのウケも良さそうだし」
田中「まあ、そうかもね」
太田「「あの子がくれるお薬貰ったら元気になっちゃった!」」
田中「うるせーよ! 何飲ましたんだよ! 何やっちゃった、それ!」
太田「「あの子が来てから世界が明るくなったの!」」
田中「うるせー!」

テレビでは絶対に出来ません(笑)

……と思っていたのに、どうやらテレビで披露したネタらしいです(コメ欄情報)。テレビで本気出し過ぎですよ!


・本編(60分)
・特典映像(7分)
山中秀樹アナによる2009年ニュース解説

R-1ぐらんぷり2010サバイバルステージ感想(軽め)

一応、リアルタイムで観たので、軽めに感想をば。

・ユリオカ超特Q
オンバト時代から好きだった方ですが、相変わらず腕は落ちてませんでしたね。
前半の美容院のくだりなんか、メッチャクチャ笑いました。
以前のハゲ漫談は、ただハゲネタを羅列しているだけの印象がありましたが、
今回のネタはちゃんと漫談として完成されていましたね。面白かったです。

・今泉
お馴染みの「言ってみてぇー!」でした。
一つ一つのワードは安定して面白いんですけども、
一本のネタとして観るのは、少々辛いものがありました。
後半の畳み掛けも、なんだかハマらず。
オーソドックスな漫談の後だったというのも、大きかったかもしれません。

・ナオユキ
二年連続のサバイバルステージ。
大胆に間を開いて、淡々と短い話をするというスタイルは好きなんですが、
今回はちょっとネタの本数が少なかったのではないかという気がします。
捌けるときに「えー!?」という観客の声がありましたが、
あれも「もう終わっちゃうの!?」という驚きが大きかったのではないかと。
そもそもナオユキさんは、どちらかというとライブで長い時間をかけて楽しみたいタイプ。
R-1みたいに制限された時間の中では、狭すぎたのかもしれません。

・ゆってぃ
お馴染みの「ワカチコワカチコー!」でした。
今泉さんと同様に一言ネタスタイルですが、こちらはネタの間に短い一言を加えるという、
ちゃんと飽きさせない演出を取っていたので、普通に楽しむことが出来ました。
最後の新ネタっぽいのは、どっかで約束したアレなのだとか(Twitter情報)。
変に度胸がありますよね。さすが十三年。

・中山功太
昨年のチャンピオンです。
功太さんのネタは、基本的に当たり外れが大きい様な気がしますが、
今回のネタもかなり当たり外れが大きかったですね。
「カメラマンのモデルに対する指示がネタになっている」というスタイルは、
なかなか新しいとは思ったのですが。
個人的に「ジャングルジム=そびえ立つ鉄格子」には、かなり爆笑させられました。
きちんと構成が練られるようになれば、この方はかなり恐い存在になりそうです。
……この指摘、今更でしょうか。

・COWCOW山田興志
昨年と一昨年のファイナリストです。
バカリズムと同様、去年のネタが高く評価されていた興志さんですが、
今回は残念なことにサバイバルステージからということだったので、
どんな酷いネタだったのかと思いながら観ていたのですが……いや、これは凄かったです!
ネタの内容はそれほどでもないんですけど、とにかく見せ方が新しいんですよね。
しかもテンポでグイグイ客を引き込んでいきますから、たまりません。
こんなネタを準決勝で落とすだなんて……決勝メンバーはどれほどのものだったのでしょうか。

・田上よしえ
ユリQ、今泉に続くオンバト卒業生です。
予選ではかなりウケていたと聞いていたので、どんなネタだったのか楽しみだったのですが、
まさかの『正しい日本語講座』という古いネタだったので、ちょっと肩すかしでした。
せっかくオープニングで「ネタは腐るほどある」と言っていたのに……むう。
でも、ネタのクオリティは安定していました。
あと終盤を大きく変えていましたね。

・友近
R-1の女王です。無冠ですが。
レッドシアターか何かで披露されていた、ヨガの先生コントでした。
ヨガの先生に対する悪意と、フットルースに対する愛情が同居したような、
なんとも複雑で奇妙なネタでしたね。面白かったです。
友近さんって、基本的に引き込む力が物凄いですよね。オーラが違うというか。
なんていうんですかね……チャクラ?(笑)

・アナログタロウ
お馴染みの「歌紹介のいらない情報」ネタでした。
短めのネタは過去に何度か観たことがあったのですが、
長めのネタになると、ああいう構成で見せてくるんですね。ビックリしました。
別に古臭いわけじゃないのに、どこか埃を被っているような情報の数々と、
こっそり忍ばせられた「斉藤由貴のシマリス」天丼。いやー、笑いましたね。
これまで彼のことは軽視していたのですが、認識を改めることにしました。面白い!
ただ、DVD化の際は、利権が大変そうです(笑)

・もう中学生
ナオユキ同様、二度目のサバイバルステージです。
オープニングの桜を使ったビッキーズ戦法に驚かされましたが、
その後で桜とはまったく関係ないネタが始まったのには、もっと驚かされました。
ネタの内容は、相変わらず混沌としていて意味不明な感じでしたが、
なんとなく去年よりは進化しているように感じさせるんですから、凄いですね。

この時点での僕の評価は、こんな感じでした。

1.ユリオカ超特Q
2.アナログタロウ
3.友近
4.COWCOW山田興志
5.田上よしえ
6.中山功太
7.ゆってぃ
8.もう中学生
9.ナオユキ
10.今泉

そして結果は、こんな感じになりました。

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満点大笑いでーす!

爆笑レッドカーペット~克実より愛をこめて~ [DVD]爆笑レッドカーペット~克実より愛をこめて~ [DVD]
(2010/03/30)
今田耕司高橋克実

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(2010/03/30)
今田耕司高橋克実

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空前のショートネタブームを巻き起こした番組「爆笑レッドカーペット」が遂にDVD化されるようです。二枚同時リリースで、一枚は吉本興業の専門レーベル「R&C」から、もう一枚は「アニプレックス」からリリースされる様です。おそらく後者は、コンテンツリーグからのリリースになるのではないかと思われます。どの芸人のネタが、どのくらいの本数収録されているのか、今から楽しみですね。

・その他のリリース
0428『全日本オヤジ選手権』(勝俣州和、よゐこ、時東ぁみ等)

マイコーりょう『THIS IS FAKE』

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(2010/01/27)
マイコーりょう

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僕が子どもだったころ、具体的に書くなら小学一年生だったころ、僕の将来の夢は「妖怪博士」になることでした。妖怪博士とは、もちろん江戸川乱歩の小説のアレではなく、『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『カッパの三平』などの傑作を世に生み出したことで知られている妖怪漫画家、水木しげる氏のことです。

とはいえ、別に漫画家になりたかったわけではありません。確かに、当時から僕は漫画を読むのが大好きでしたし、日夜ノートの端っこに色んなキャラクターの落書きもしていました。でも、僕がなりたかったのは、あくまでも漫画家ではなく、妖怪博士という存在だったのです。具体的に何をする仕事なのかは分かりません、そもそも仕事かどうかすらも分かりませんでしたが、「妖怪博士」という言葉の響きに、漠然とした憧れを抱いていたのかもしれません。

野球選手になりたいだとか、漫画家になりたいだとか、なろうと思えばなれないこともないかもしれない仕事ならまだしも、世の中には、新幹線になりたいだとか、ニンジンになりたいだとか、かなり無茶な夢を抱く子どもも少なくないと聞きます。そんな子どもたちの夢に比べれば、僕がかつて抱いていた妖怪博士の夢は、まだ幾らか現実的であったといえるのかもしれません。

彼は、マイケル・ジャクソンになることを、夢見ていました。マイケル・ジャクソンの様なダンサー、ではありません。マイケル・ジャクソンになることを、夢見ていたのです。彼は、そんな非現実的な夢を追いかけ続け、本当にマイケル・ジャクソンになってしまいました。彼の名前は、マイコーりょう。日本で初めて、マイケル・ジャクソンのインパーソネーターであることを名乗った人物です。

インパーソネーターとは、日本でいうところのモノマネ芸人に当たるそうです。ただ、いわゆる有名人の動作や声質を真似ているだけのモノマネ芸人に対し、インパーソネーターは徹底的にその人物になりきります。海外には数多くのインパーソネーターが活動しているといわれていますが、日本ではまだまだ一般的な存在ではありません。今作『THIS IS FAKE』は、そんなインパーソネーターという概念を日本に広めようとしているマイコーりょうが、2009年10月に行ったライブ「サンキューParty」の様子を収録したものです。

マイコーりょうの芸といえば、マイケル・ジャクソンのインパーソネーターとしての芸よりも、マイケル・ジャクソン風に歌われる邦楽パロディの方が印象的です。今作でも様々な邦楽が、マイケル・ジャクソン風にアレンジされています。そんな彼の芸を観て、腹を立てる人もいるかもしれません。「MJを汚すな!」と感じる人もいるかもしれません。しかし、晩年はゴシップばかりが取り上げられていたマイケル・ジャクソンの容姿や周囲を一切イジらずに、彼の歌唱法やダンスといったパフォーマーとしての要素のみを取り入れたマイコーの芸は、間違いなくマイケル・ジャクソンに対する敬意と愛情に満ち溢れていました。

生前のマイケル・ジャクソンのライブリハーサル風景を収めたドキュメンタリー『THIS IS IT』とは、ある意味まったく逆の立場からマイケルに対する愛情を綴っている今作。マイコーりょうのことが好きな人はもちろんのこと、マイケル・ジャクソンのことが大好きな人にもオススメできる、素晴らしい作品でした。皆で一緒に「ネバーランドに来ないか?」。


・本編セットリスト(63分)
『One Night Carnival(氣志團)』『UFO(ピンクレディー)』『きよしのズンドコ節(氷川きよし)』『ゲゲゲの鬼太郎(泉谷しげる)』『崖の上のポニョ(藤岡藤巻と大橋のぞみ)』『古い日記(和田アキ子)』『MJパフォーマンスダイジェスト』『Yeah! めっちゃホリディ(松浦亜弥)』『アンコール:浪花節だよ人生は(細川たかし)』『アンコール:One Night Carnival(氣志團)』

・特典映像(21分)
本編に収録されている幕間映像の観客声無しバージョン

なにがじゃこらあああああ!!!

元祖 人志松本のゆるせない話 上[DVD]元祖 人志松本のゆるせない話 上[DVD]
(2010/03/10)
松本人志木村祐一

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元祖 人志松本のゆるせない話 下[DVD]元祖 人志松本のゆるせない話 下[DVD]
(2010/03/10)
松本人志木村祐一

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今やフジテレビの人気コンテンツの一つにまで成りあがってしまったバラエティ番組『人志松本のすべらない話』からのスピンオフ企画、『人志松本のゆるせない話』がDVD化されることになりました。上巻には2008年2月と6月に、下巻には同年9月と12月に放送された特番の様子が収録されるとのこと。また、初回版には舞台裏の様子も収められるそうです。トーク番組の舞台裏なんか、それほどプレミアムな感じがしませんけども、どうなんでしょうかね。最近は一部芸人たちの発言が物議を醸すこともある同企画、果たして今後はどのように展開していくのでしょうか。

・その他のリリース
0428『裏base2010』(ガリガリガリクソン、ハム、ビタミンSほか)
0428『ルミネtheよしもと~業界イチの青田買い2010~』(ハイキングウォーキング、アームストロングほか)
0519『夙川アトム 第1回単独ライブ ‘FANTASIA’

『エレ片コントライブ コントの人3』

エレ片コントライブ ~コントの人3~ [DVD]エレ片コントライブ ~コントの人3~ [DVD]
(2010/01/29)
片桐仁エレキコミック

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バカバカしい笑いを追求し続けているコント師エレキコミックと、知的でアーティスティックな空間作りで一部のお笑いフリークに高い支持を受けているラーメンズのモジャモジャの方こと片桐仁によるユニット、エレ片。2005年に活動を開始した当初は、お互いの持ちネタに客演する様な形式のネタを披露していた彼らですが、今ではすっかりユニットオリジナルのコントを量産できるほどの完成されたトリオコント師へと成長を遂げました。

エレ片のコントは、もっぱらエレキコミックの「バカ」な笑いを主流としたものになっています。まあ、ラーメンズのネタ書きを担当している人が無関係なユニットなので、そうなって然るべきだといえるでしょう。ちなみに、エレ片が結成される以前には、エレキコミックとラーメンズによるユニット“エレラー”が結成されていたそうです。四国エレラー。……言ってみただけです。この二組は学生時代に知り合い、意気投合してユニットを結成。ともにプロデビューを果たし、現在でも付き合いがあるというのですから、凄いですね。

今作『エレ片コントライブ コントの人3』は、エレ片名義では六枚目の単独作品となります。2009年9月に東京・大阪・名古屋で行われたライブ「エレ片コントライブ ~コントの人3~」より、東京は新宿シアターモールで行われた回を収録しています。過去の「コントの人」においても、やはり「バカ」な笑いを追求していた彼ら。今回のライブでも、勿論そのスタイルが崩れることはありません。

例えば、混浴で女性のおっぱいを眺めたい男たちによる、白熱したリハーサルの様子を見せた『混浴大作戦』。ブサイクな女子高生二人組によるストリートライブと、そんな二人の行動にツッコミを入れ続けるもだんだんと曲の世界観に飲み込まれていくサラリーマンの葛藤を描いた『シトラスラベンダー』。元気をアピールする居酒屋のフルスロットルなテンションが、次々と巻き起こる異常な言動を当然のように繰り広げる『居酒屋頂上』などなど。シンプルなシチュエーションの中で縦横無尽にボケまくる三人の、活き活きとしたバカバカしさが堪能できる内容に仕上がっていました。

ところで、今作には副音声として、三人によるコント解説も収録されているのですが、それによると、今作で披露されているコントの何本かは、実話を元にして作られたそうです。そして実は(ダジャレではない)、上で名前を挙げた三本のコントは、その実話をもとにして作られたコントなのです。それを意識して観ると、これらのコントのシチュエーションは、いずれも現実に起こりうることばかりだということが分かります。つまり彼らは、実際に起こった出来事を土台にすることで、ただバカバカしいだけではなく、きちんと地に足着いたバカバカしい笑いを作りあげたということです。

それにしても、今の彼らの勢いは異常です。先にも書きましたが、今の彼らはもはや単なるユニットとしての範疇を飛び越え、一組のコント師として十二分に完成されていると言えるでしょう。その完成度は時々、“エレキコミック”“ラーメンズ”として生み出している笑いを、瞬間的とはいえ抜き去っているように感じてしまうことすらあります。そんな彼らを見て、ふと思うことがあります。もし、このエレ片というユニット名義で、キングオブコントに出場したとしたら、彼らは何処まで食い込むことが出来るのだろうか、と。……ひょっとしたら、決勝行っちゃうかもしれません。今の彼ら、それほどに勢いがあると思います。

なお、特典映像には、7月20日に行われた「エレ片フェス2009」のステージでデビューを果たした女性(?)ユニット“危険日チャレンジガールズ!”のレコーディング風景と、ステージでのライブ風景が収録されています。本編のガチンココントライブに対し、こちらの映像はとてもユルくて内輪向けの内容になっていますが、披露されている楽曲のクオリティはガチンコです。無駄に完成されています。真剣にバカをやっている三人の雄姿(?)を、堪能して下さい。


・本編(74分)
「激怒店長」「オープニング」「混浴大作戦」「卓球中年仁ちゃん」「帰ってきた出山」「シトラスラベンダー」「居酒屋頂上」「夏をかける少女」「エンディング」

・特典映像(12分)
「危険日チャレンジガールズ!物語」「危険日チャレンジガールズ!LIVE」

・副音声:エレ片3人によるコント解説

『ご指名・ご購入ありがとうございま~す! ~笑いたいなら、一枚いかがですか?安心と実績、笑いの保証 約束編~』

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(2010/01/13)
とろサーモン

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とろサーモンは2002年4月、宮崎県出身の若者二人によって結成されました。うち一人の名は村田秀亮といい、吉本男前ランキングでは上位に食い込む程のイケメンでした。もう一人は久保田和靖といい、吉本ブサイクランキングでは上位二食い込む程のブサメンでした。同じ高校で知り合った二人は、卒業後にNSCを入るという約束を交わします。ところが、あろうことか、ただ質問に答えるだけで合格すると言われているNSCの入学試験で、久保田さんはうっかり不合格になってしまいます。うなだれる二人……しかし翌年、久保田さんは改めて試験を受けて、無事に合格を果たしました。そんな紆余曲折を経て、とろサーモンは結成されたのです。

とろサーモンのネタといえば、一般的には“シカト漫才”が知られているのではないでしょうか。“シカト漫才”とは、村田さんの話している話題で久保田さんがボケているのに、村田さんはツッコむことなく文字通りシカトし続けるというスタイルの漫才です。二人はこの“シカト漫才”を、土曜日の八時台を代表するバラエティ番組「めちゃイケ」の人気企画「笑わず嫌い王決定戦」で披露することで、一気にその知名度を広げることになりました。この番組が放送されたのは、2005年2月のこと。コンビが結成されてから、およそ三年が経過した頃でした。

それから更に二年半後の2007年10月、とろサーモンは初めてのDVDをリリースします。その名も、『ご指名・ご購入ありがとうございま~す! ~感謝してます編~』。これは同年5月に行われた単独ライブの映像に加え、7月に新しく撮影したベストネタの映像を収録した、まさに彼らの過去と現在が共存している作品でした。ちなみにこの作品は、本編の収録時間よりも特典映像の収録時間が長いという、あんまり売り文句にならないようなことをアピールした作品でもありました。そんなことアピールされましても。

今作『ご指名・ご購入ありがとうございま~す! ~笑いたいなら、一枚いかがですか? 安心と実績、笑いの保証約束編~』は、そんな第一弾DVDから二年三ヶ月後の2010年1月にリリースされました。その内容は、2009年10月に行われたDVD撮影用ライブの様子を収録したもの。つまり今作は、DVD撮影用に選抜されたネタを収録した、近年のとろサーモンの演芸を映し出したベスト作品だといえます。

しかし、実際にDVDを再生してみて、驚きました。というのも、オチが雑なんです。凄く雑なんです。久保田さんのボケも、村田さんのツッコミも、きっちりしっかり面白いのですが、とにかくオチが雑だったんです。元々とろサーモンは、それほどオチを重要視しないコンビではあったのですが、今作に収録されているネタは、かつて見せていた「あえて雑に見せている」という感じではなく、むしろ「オチが思いつかないから投げっぱなしにしている」という印象の残るものでした。

今作の一本目に披露されている漫才、『新谷さん』。これは、久保田さんがバイト先で好きになった女性「新谷さん」が、ある日突然いなくなってしまったのだけど、何処へ行ってしまったのだろう……と、村田さんに話をするネタです。新谷さんと村田さんを巡るエピソードによって構築されているこのネタですが、そのオチはなんと「それにしても新谷さん、何処に行ったんやと思う?」「知らん!」。……見事なまでの投げっぱなしです。新谷さんとの思い出話に終始して、新谷さんがどうしていなくなってしまったのか、新谷さんが何処へ行ってしまったのか、まったく触れないうちに漫才は終わってしまうわけですから。もちろん、オチを重視しない漫才は、他にも数多く存在します。ただ、「新谷さんが行方不明になった」という、とてもドラマを匂わせる導入であるにもかかわらず、こういう投げやりなオチにしてしまうのは、あまり良いこととは言えないでしょう。

でも、ネタ自体の質が落ちているわけではないんですよね。久保田さんが村田さんの舌になりたいという気色の悪い妄想を繰り広げる漫才『ベロ』、借金まみれになった男たちがボウリング場でボーリングの球を返却する仕事に精を出すコント『ボーリング』、駐車してはいけないところに自転車を駐車した男を注意してみたら頭がオカしい人だった漫才『自転車』など、久保田さんのオカしい雰囲気を存分に活かしたネタも、ちゃんと披露されています。ただ、一本目のネタがこういうネタだったので、観終わった後はあまり良い印象が残りませんでした。……まあ、少し前から、「とろサーモンのネタが投げやりになってきている」という評判を聞いていたので、そういう印象が強く残ってしまったというだけなのかもしれませんが。

そんな本編に対し、特典映像は物凄い内容でした。題して、「72時間寝させません!! こんなやったら芸人辞めたいくライアーゲーム」。このゲームは、密室に久保田さんを含めた数名の芸人を閉じ込めて、72時間寝なければ賞金を受け取ることが出来、寝てしまえば罰ゲームを受けることになってしまうというものです。これがまた、久保田さんの人間性が垣間見える内容で、とても面白かったです。こういう「電波少年」的な企画が、元々好きなほうだからだとは思いますが。人によっては嫌悪感を示してしまうかもしれませんけど、個人的には本当に楽しめました。ただ、こちらの特典映像は、レンタル版には収録されていないので、実際に購入されないと観られないという……どうしても気になる方は、頑張って買ってください。それだけの価値はあると思います。


・本編(65分)
「オープニングVTR」「漫才:新谷さん」「漫才:ベロ」「コント:結婚スピーチ 心底暗男」「漫才:万引きGメン」「VTR:2010 YUBI SOCCER」「コント:ボーリング」「漫才:自転車」「コント:バッティングセンター」「コント:隣人」「VTR:口紅妖怪を探せ!」「漫才:タクシー」「コント:変態が好きやねん」「コント:ごっこ」

・特典映像(49分)
「72時間寝させません!! こんなやったら芸人辞めたいくライアーゲーム」
「屁を臭いヘラヘラ笑う人たちの会 SEASON 1」
「屁で濡れ衣を着せられた男の復讐 SEASON 2」

隠れた笑いが覚醒中!

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(2010/05/28)
山里亮太(南海キャンディーズ)田中卓志(アンガールズ)

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0528『潜在異色 vol.1
0528『潜在異色 vol.2
0528『潜在異色 vol.3

日テレ系で密かに放送中のバラエティ番組『潜在異色』が、満を持してDVD化されることが決定した。同番組は「テレビや雑誌で活躍中の人気の芸人たちが、ある時はピンで、ある時は複数で、“見せたことない自分”を表現、漫才、ユニットコント、一人コント、漫談、など等、この番組でしか観ることの出来ない「ネタ」を披露する」というコンセプトの元に放送されている。日頃は見られない芸人たちの意外な一面を堪能したい。なお、Amazon限定で、番組DVD全巻収納BOXおよびオリジナルTシャツを付属した第一巻がリリースされる模様。全巻購入予定の人は、しっかりチェックしておこう。

『ピーナッツ』

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(2006/08/04)
内村光良三村マサカズ

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Twitterで薦められたので、観た。ウッチャンナンチャンの内村光良が初めて監督を務めた映画で、メインキャストは『内村プロデュース』のレギュラー陣。というか、NO PLANの面々。この映画、実は公開当時から気になっていた。というのも、僕は『内村プロデュース』を見てたから。でも、だからこそ、観る気にならなかった。内Pの面々が演技をしている姿が気になって、きちんと映画を観ることが出来ないだろうと思っていたからだ。あと、内Pのノリを押しつけられるような、そんな気がしていたので。

が、いざ観てみると、これがきちんと面白かった。ウッチャンがコント師として磨いてきた間の使い方とか、映像の撮り方とかが、とてもきちんとしていて。芸人さんが監督した映画っていう感じじゃなくて、本当にごく当り前な日本映画として楽しめる作品に仕上がっていた。ストーリーは、とってもベタ。「寂れた商店街」「帰ってきた草野球のチームメイト」「賭け試合」といった要素から、容易に想像できるストーリー。でも、そんなベタさが、また心地良い。ベタという言葉は悪い意味で使われがちだけれど、でも悪いことばかりじゃない。むしろ、最近の映画は、ベタをきちんと作ることのできない作品が多すぎる。まあ、ここまでベタだと、ウケも悪そうだけど(笑)

今時珍しいくらい、きちんとした「邦画」。満足満足。

R-1ぐらんぷり2010決勝・サバイバルステージ進出者発表

Gたかし:初
我人祥太:初
いとうあさこ:初
川島明(麒麟):初
なだぎ武(ザ・プラン9):三
あべこうじ:六
エハラマサヒロ:二
バカリズム:四

(名前横の数字は今回を含めた決勝進出回数)

R-1ぐらんぷり2010決勝のメンバーが発表されたので、チェックしてみる。初の決勝進出者が半分、決勝進出経験者が半分というバランスの取れた采配という印象。割と名前の知られた芸人の名前が並んでいるが、Gたかし……誰だろう。調べてみると、どうやら物真似系の人らしい。どういうネタをする人なのかは分からないけれど、とりあえず期待してみよう。

それにしても、なだぎ武はまた決勝進出か……いや、納得がいかないわけではない。ピンとしての実力はある人だし、「爆笑レッドカーペット」や「あらびき団」などで見せる遊び心は素晴らしいものがあると思うけど、でも過去に二度も優勝した人を決勝戦にストレートインさせるのって、ちょっとどうかと思った。別にサバイバルステージで良いじゃないか、と。……ああ、でもなだぎさんがサバイバルステージで勝ち上がってきたら、それはそれでイラッとくるかもしれない。まあ、要するに、出てこないで下さいと……うん(笑)

ちなみにサバイバルステージは、こんな感じ。

アナログタロウ
今泉
田上よしえ
友近
ナオユキ
中山功太
もう中学生
COWCOW山田興志
ゆってぃ
ユリオカ超特Q

「爆笑オンエアバトル」視聴者にしてみれば、かなり目を見張る面々が揃っている。18KIN(今泉)に、田上よしえに、ユリQ。いいなあ。個人的に、全盛期のオンバトって感じがする。その他、過去に五度の決勝進出を果たしている友近、昨年優勝者の中山功太、昨年バカリズムとともに高く評価されたCOWCOW山田興志など、実力者の名前が揃う。ナオユキともう中学生は、昨年と同様にサバイバルステージから。どちらも昨年、かなり高く評価をされていたので、今回も期待。

……鳥居みゆきの姿が見られないのは、ちょっと残念。

追記:R-1ぐらんぷり2010優勝者予想アンケート始めました。こぞってね。

『ヒッシノパッチ』(カナリア)

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(2010/01/13)
カナリア

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テレビでは一言ネタばっかりやっているイメージの強い、カナリアの漫才とコントを収録した作品。なんでも、2009年9月に行われたベスト漫才ライブとベストコントライブで披露されたネタから、それぞれセレクションした内容になっているらしい。いわば、ベストオブベスト。本編には漫才が四本とコントが四本、特典映像には漫才が一本とコントが二本、それぞれ収録されている。また、特典映像には漫才やコントとは別に、漫才ライブ後に行われたという「カナリア歌謡ショー」なる謎の宴を収録している。なにがなにやら。

スーツ姿のイメージが強いためか、個人的に「カナリア=漫才師」という印象があったのだが、実際にネタを観ると、むしろコント師としての方がこなれている。極道映画に出演している女優のセリフが本来の極道映画の趣旨とはまったく違うものになっていく『萬田原志摩子』、子どもが拾ってきたペットを道端に返しに行くという定番のシチュエーションを司会者に置き換えた『司会者』、ラジオ番組のゲストにやってきた女性アイドルの奇妙な感性が浮き彫りになっていく『Music Box』など、しっかりとナンセンスな設定に下らないボケを盛り込んだ、安定感のあるコントを披露していた。なんでキングオブコントでは予選敗退してるんだろう……。

一方の漫才では、特定のスタイルにこだわらない多種多様さを見せていた。ボケ役の安達がボケを演じることを嫌がり始める『ボンと安達』(M-1グランプリ2009の敗者復活戦でも披露)、交尾の後でメスに食べられるオスカマキリの悲哀を真剣に演じようとする『カマキリ』、式の日は芸名ではなく本名で呼びこんでもらいたいというボン溝黒の要望をことごとく無視し続ける『結婚式』などなど。良く言うとフリーダムに笑いを構築しているということだが、悪く言うとカナリアならではの漫才のスタイルを見出せていないということである。彼らがM-1の決勝戦に勝ち上がることが出来ないのは、そういう芸人としての不安定さが関係しているのかもしれない。

そんな二人のネタを見ていると、ある三組の芸人が頭に浮かんできた。まず浮かんできたのは、同じくイケメンのボケが印象的なチュートリアル。続いて浮かんできたのは、絶妙に狂気の香りを漂わせている安達のボケと共通点が多い様に感じた野性爆弾。そして、イケメンとひょうきんという組み合わせから、キングコング。恐らく、カナリアというコンビは、この三組のお笑いコンビが混合することで生まれたキマイラ(遺伝子組み換え怪物)なのではないかという推論を立ててみたのだけれど……どうでもいいか。うん。


・本編(92分)
「漫才:ボンと安達」「コント:萬田原志摩子」「漫才:カマキリ」「コント:司会者」「漫才:結婚式」「コント:Music Box」「漫才:お年寄りを大切に」「コント:愛ゆえに…」

・特典映像(43分)
「フォークデュオカナリア歌謡ショー」「コント:マジックショー」「漫才:インストラクター」「コント:喫茶ボストン」

ケータイと磁石は不釣り合い?

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ホリプロコムの若手漫才師、磁石の二人による初の冠番組『磁石のケータイハンター』がDVD化されるとのこと。この番組は、若手芸人が実際に使っているケータイの発信日時をヒントにして、携帯電話履歴を新しい順で5件、所有者本人に当ててもらうというものだ。DVDの第一巻には長友光弘(響)・ユージ・島田秀平の三人が、第二巻には岡安章介(ななめ45°)・ノッチ(デンジャラス)・江口直人(どぶろっく)の回が収録される予定。初めての冠番組をこなしている二人の頑張りを、しかと見よ。

・その他のリリース
0317『8時だョ!全員集合 最終盤 豪華版
0317『8時だョ!全員集合 最終盤 通常版
0407『上田ちゃんネル Vol.1
0423『新TV見仏記 1 奈良編
0423『新TV見仏記 2 天理&桜井編
0425『やりすぎコージーDVD BOX11
0425『やりすぎコージーDVD 21 ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 第6章
0425『やりすぎコージーDVD 22 やりすぎ格闘王 vol.3
0512『バナナ炎 vol.3
0512『バナナ炎 vol.4
0512『バナナ炎 vol.5
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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