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もしも有名企業がドラえもんを使ってCMを作ったら

テレビでは、色々なコマーシャルが流れている。ただただ楽しさを強調しただけのコマーシャルもあれば、メッセージ性の強いコマーシャルもある。実に多種多様だ。だから当然、それらのコマーシャルには好き嫌いが生じる。「あのコマーシャル、いいなあ」と何十年も記憶に残り続けるコマーシャルもあれば、「なんだよ、これ……」とあまりの不快感に絶望的な気持ちになってしまうコマーシャルもある……といってしまうのは些か軽率ではあるが、しかし記憶に残るコマーシャル、不快感を覚えるコマーシャルがあるのは事実である。

僕にとってのそれは、TOYOTAのコマーシャルにおける実写版ドラえもん(以下、実写ドラ)だ。



このコマーシャルを批判することは、その中身の薄さに対して難解である。というのも、このコマーシャルの素材となっている『ドラえもん』という作品の存在感が大きすぎるために、安直に批判すれば「盲目的ファンの発言」として捉えられてしまう可能性があるからだ。なにせ、アニメ版『ドラえもん』の主要キャラクターの声優が変わったことについて、変更が行われた当時から間も無く七年が経とうとしているというのに、今でも文句を言い続けている人がいるくらいである。そういった人は、旧ドラえもんのDVDとともにタイムカプセルにでも入っていてもらいたいところだが、そこについて掘り下げていくと後で色々と面倒なことになりそうなので省略する(多少、気持ちが分からないでもないところもあるし)。

とはいえ、僕もやはり『ドラえもん』のある少年時代を過ごしてきた人間として、多少の思い入れは持っている。その頃の思い出が、実写ドラに対する不快感の温床になってしまっている可能性は否定できない。なので、出来る限り、冷静かつ端的に、このコマーシャルが不快である理由について自分なりに書いてみようと思う。

この実写ドラに対する不快感の理由、それは作り手たちの笑いに対する安直な姿勢である。とりあえず有名な芸能人を使って有名な作品のパロディを作ればウケるだろうという考えが、あまりにも透けて見えすぎている。そのため、全体のコンセプトが非常にあやふやで、中途半端なことになっている。TOYOTAは以前にも、木村拓哉とビートたけしを起用して「信長と秀吉」の関係をコマーシャルで描こうとしたが、結局は話題性だけで、最終的にはマツコ・デラックスで茶を濁すという残念な結果を見せていた。反省の色、まるで無し。

では、何処が安直なのか。このコマーシャルの肝となっているのは、ドラえもんに扮したジャン・レノである。BOSSのコマーシャルにおけるトミー・リー・ジョーンズのように、外国人俳優にヘンテコな役を当てるコマーシャルは少なくない。一般的なイメージとのギャップによる笑いを生み出すためだ。ジャン・レノの場合、そこへ更に有名キャラクターのイメージとのギャップを加えている。二重ギャップで、より面白い。コンセプトとしては、まあ悪くはない。

しかし、このジャン・レノ扮するドラえもんの面白さを引き立てるためには、それ以外の部分をきちんと描く必要がある。そうしないと、笑いの軸がブレて、視聴者が笑うべきポイントがあやふやになってしまう。あれだけのギャグ芸人を揃えている吉本新喜劇のストーリーが成立しているのも、軸となる部分をきちんと描いているからだ。その上で、このコマーシャルを改めて見てもらいたい。妻夫木聡扮するのび太、小川直也扮するジャイアン、水川あさみ扮するしずかちゃん……それなりにリアルな人選である。役柄も、まあジャイアンが昔の格好で海で釣りをしているというギャグは酷過ぎるが(なんのための前フリだったんだ?)、それ以外はさほど悪くはない。AKB48の前田敦子がジャイ子に起用されたことが話題になったが、これも決して大外れな人選ではない。女性は成長することで変わる、などという話は嫌というほど耳にする。問題は、スネ夫役の山下智久だ。

ジャン・レノのドラえもんがどうして面白いのかについては、先に書いた通りである。ジャン・レノに対する一般イメージとドラえもんというキャラクターの一般イメージのギャップ、それが笑いへと繋がる。……これと同じことを、スネ夫でもやらかしているのである。これでは、ジャン・レノのドラえもんがボヤけてしまうじゃないか! また、山下智久がスネ夫を演じることで、元来のスネ夫が持っていた愛らしさが失われて、ただただ嫌なキャラクターになってしまっていることも、残念である……いや、ホントに。イケメンのスネ夫って、ただただ弱点のない嫌味なヤツだよな。

あと、根本的な話として、それだけジャン・レノのドラえもんに頼ったコンセプトのくせに、まったく目立たないのはどういうことなんだろう。あれだけの存在感があるのに、話の中心はあくまでものび太。原作通りといえばそれまでなんだろうが、だったらジャン・レノを抜きにして、ちゃんとしたドラえもんを使って、全てリアル志向のドラマにすれば良かったんじゃないか。ジャン・レノを使うんだったら、それこそBOSSのコマーシャルばりに中心人物に据え置けよ! 無駄遣いだよ!

……というわけで、僕はくだんのコマーシャルが不快である。不快というか、やるならちゃんとやれよっていう不満か。

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『新宿落語倶楽部5 春風亭一朝』

新潮落語倶楽部その5 春風亭一朝新潮落語倶楽部その5 春風亭一朝
(2011/10/19)
春風亭一朝

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『芝居の喧嘩』(00年3月29日)

【あらすじ】芝居小屋での一幕。偉そうに構える無料客の男に腹を立てた芝居小屋の面々が、皆でそいつをボコボコとタコ殴りにする。ところが、男はちゃんと料金を払っていたことが発覚。男は町奴の幡随院長兵衛の子分だという。啖呵を切った男の前でたじろぐ芝居小屋の男たち。と、そこへ飛び込んできたのが、長兵衛とは良くない関係にある、旗本奴の水野十郎左衛門の子分。果たして、この揉め事の行方や如何に。

町奴・旗本奴というのは、江戸時代に横行していたかぶき者のことだそうだ。……この辺りの解説を入れないと噺の内容が理解できないというのは、些か難儀だね。しかし、要するに対抗勢力同士のケンカが起こっているのだということさえ理解できれば、自然に楽しむことは出来る。なんなら、知らなくても楽しい。次から次へと登場する、かぶいた男たちの文句だけでご飯三杯はイケるね。また、一朝師匠の口演はとにかくキレがあって、ただ聴いているだけでも心地いい。これまで聴いたことのないネタだったので、オチにはちょっと驚いた。なるほど、そうくるのか!

『看板のピン』(02年3月7日)

【あらすじ】若い衆たちが集まってちょぼいち(サイコロの出目を当てる博打)で遊んでいるところに、若い頃は名の知れた博打打ちだったという隠居の親分がやってきた。「博打なんかやめちまえ」と諭す親分だったが、逆に胴を取らされることに。久しぶりの壺の感触に浸りながら振ってみると、サイコロが外に飛び出している。出た目はピン(一)。それを見た若い衆たちは、こぞってピンに賭け始めるのだが……。

『つる』『子ほめ』などに代表される、御隠居から教わったことをそのままやろうとして失敗するパターンのネタ。但し、それらのネタとは違い、御隠居は“御隠居の親分”という迫力のある人になっているし、主人公も御隠居から教わらずに勝手にやっている。テーマが博打なので、それ仕様の内容にしているということかしら。御隠居ネタといえば、教わったことをそのままやろうとして失敗する行程、或いは、教わったことを間違えてやってしまって失敗する行程、このどちらかのパターンで笑わせるタイプのネタだが、一朝師匠の口演ではそういったボケ部分を捨てて、真っ直ぐオチへと向かっている。便宜上、そういう要素も入れているけれど、別にそこで笑わなくてもいいんだよ……とでもいわんがばかりだ。オチで確実に笑わせる、その潔さがたまらない。

『壺算』(02年4月30日)

【あらすじ】二荷入りの水がめを買いに行こうとする買い物下手な男が、おかみさんにいわれて、買い物上手な兄貴分と共に瀬戸物屋へと出向く。早速、三円五十銭の水がめを三円にまけてもらう……のだが、まけてもらった水がめは半分の一荷入り。それを外に運んで、ぐるり回ってもう一度店へと引き返し……。

『時そば』などに代表される、店の亭主を騙して支払いを誤魔化すネタ。そのさりげないすり替えぶりから、お客さんの中にもそのトリックに気付かない人が少なくないのだとか。……まあ、僕も初めて聴いたときは、まったく意味が分からなかったのだが。店の亭主が混乱して、もうすっかり訳が分からなくなってしまう様を面白可笑しく演じるネタで、それは一朝師匠の口演も同様。なかなかの混乱ぶりを見せている……が、意外とオチはあっさりと。むしろ、それまでの盛り上がりに急ブレーキをかけたような、そういう印象さえ覚える。オチはきちんとオチらしく終わらせよう、という師匠の意図があるのだろうか。

2012年3月のリリース予定

07『NON STYLE TALK 2011 Vol.2
07『エレ片コントライブ ~コントの人5~
14『桜 稲垣早希ネタイヴェント新劇場版:9~YOU CANNOT MAKE A GOAL~
21『バカリズムライブ「SPORTS」

様々な商品が一気に放出されがちな年度末。バラエティDVDもまた、その例外ではない……のだが、個人的に注目する作品が少ないのなんの。「アメトーーク」「あらびき団」「IPPONグランプリ」などのテレビバラエティDVDは沢山リリースされるようなのだが、いわゆる芸人のライブを収めたDVDは上記ぐらいしかリリースされない模様。まあ、色々と慌ただしいこともある年度末、あんまりDVDばっかり見てるんじゃないってことかもね。……去年のDVDでまだ観終わっていないヤツ、沢山あるし。僕の2011年はまだ終わってないんですよ! どうにかして、三月中には「このお笑いDVDが凄かった!2011年度」を更新したいと思います。ハイ。……年度?

この他のリリースについてはこちらをご参考

清水のみっちゃん集大成

清水ミチコ物語清水ミチコ物語
(2012/03/28)
清水ミチコ

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清水ミチコのベストアルバムが出るということで、ちょっと楽しみが止まらない。清水ミチコといえばモノマネの女王というイメージが強いけれど、コミックシンガーとしても個人的に評価が高い。とはいえ、そのスタイルは嘉門達夫というより所ジョージという感じ。笑いも大事だけれどアーティストとしての側面も重要視しているようなところがあって、笑えるかどうかというよりも、当人が楽しいかどうか。そういう雰囲気がある。ハマれば面白いけれど、ハマらなければピンとこない。そんな清水ミチコワールドを、このベスト盤で軽く触れてみるのも如何だろうか? 個人的には、悪意が物凄い『My Black Eyes』を色んな人に聴いてもらいたいなと……(笑)

『バカリズム案4』

バカリズムライブ番外編「バカリズム案4」 [DVD]バカリズムライブ番外編「バカリズム案4」 [DVD]
(2011/12/21)
バカリズム

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シュールな笑いを生み出し続けているピン芸人、バカリズムが2011年5月に行ったライブ「バカリズムライブ特別編「バカリズム案」」の模様を収録したDVDが、同年12月にリリースされた。“バカリズムが思いついた案をひたすら発表していく”ことをコンセプトとしたライブ「バカリズム案」がDVD化されるのは、本作で四回目。ちなみに、ピン芸人になったバカリズムが単独ライブの模様をDVD化するのは、これで十二回目。年に二回のペースで単独ライブを行う芸人も少なくないが、テレビに出演する機会も増えてきたバカリズムがこれだけの回数をこなしてきたということに、驚きを隠せない。あまり安易に使いたくない言い回しではあるが、まさに“天才”的所業である。ギアをトップに入れっぱなし。

冒頭にも書いた様に、バカリズムのネタといえばシュールというイメージが強い。あるシチュエーションを唐突に終わらせてしまう紙芝居『トツギーノ』を初めとして、何の理由もなく日本史の授業をイニシャルトーク風に進行する『NHSNJG(イニシャル授業)』、卒業式に教師が別に言葉にする必要のないような話を生徒たちに捧げる『贈るほどでもない言葉』、様々な都道府県の持ち方を教える『1年D組 地理バカ先生』など、他に類を見ない独特の発想を活かしたコントの数々は、どれもこれも強く記憶に残っている。そのスタンスは「バカリズム案」においても同様で、過去には「投げたら戻ってきそうなひらがなランキング」「小銭を拾いにくそうな漢字ランキング」などの奇妙な案が発表されてきた。

しかし、本作において、バカリズムはそれらのシュールな側面を控えめにしている。その代わりに、彼が存分に引き出しているのは、キレ芸人としての側面だ。「人志松本のゆるせない話」「ゴッドタン」などの番組で見たことのある人もいるだろうが、そのシュールな芸風に対して、バカリズムはほんのちょっとしたことに対しても、すぐさま腹を立ててしまうところがある。本作では、そういったバカリズムのキレ芸人ぶりが炸裂している。ただ、キレ芸人といっても、安直に怒鳴り散らしているわけではない。それらの案の中に、たっぷりと悪意を染み込ませているのである。

『番組に関する案』において、バカリズムは「これからのテロップ」について言及している。例えば、テレビバラエティでぞんざいに扱われた食べ物について、“*このあとスタッフがおいしくいただきました”というテロップが流れることがあるが、こういった念のために入っているテロップはこれからどんどん増えていくのではないかとバカリズムは考える。そんな、これから必要になるであろう新しいテロップを発表していこう、というわけだ。最初に提示されたのは、夫婦と思われる男女が食事をしているドラマのワンシーン。ここには、こんなテロップが入る。

*この2人は実際の夫婦ではありません。


余計なお世話もいいところだ。この時点では、まだバカリズムの悪意は発揮されていない。むしろ、いわなくてもいいことをわざわざ言葉にしているという意味で、『贈るほどでもない言葉』を彷彿とさせる。しかし、次々とテロップが繰り出されていくごとに、少しずつバカリズムの悪意が見えてくる。若手芸人と思われる男性が、ハリセンを使って年配の芸能人を叩いているバラエティ番組のワンシーンには、こんなテロップが。

*○○は事前に楽屋に挨拶に行っています。
バカリズム「大丈夫ですよ!同意の元ですから!こんなことで、あの人は干されたりしませんよーっていうことをね、ちゃんと教えて、視聴者を安心させますね」


何かを含んでいるようにしか見えない。

この後も、バカリズムの悪意はダダ漏れ続ける。『行事に関する案』では、成人式で暴れる若者たちのスケジュールを想像し、暴れるに至るまでの細かい計画を暴露してみせる。彼らの最も見られたくない部分を白日の下に晒してしまう、バカリズムのサディストぶりが如何なく発揮された案だ。また、『星座に関する案』では、星の配列に対して、あまりにも強引に描かれているイラストに対して、バカリズムが一石を投じている。その配列に合わせて、(ナンセンスな笑いにはなっているが)ちゃんとした代案のイラストを提示しているところにも、悪意を感じずにはいられない。

そんなバカリズムの怒りが頂点に達するのが、『時間に関する案』における「人生のタイムロス」である。過去の「バカリズム案」でも、彼は人生における無駄な時間に対して怒りを訴えていたが、今回はその比ではない。喫茶店でコーヒーを頼んだ時にアイスかホットかを聞かれる時間、からあげにレモンを絞っていいかどうかを尋ねる時間などに対して、少しずつ怒りを噴出していたバカリズムが、最後の最後に提示した人生のタイムロスで、これまでに見せたどんな怒りよりも大きな激怒を爆発させるのである。その、人生のタイムロスとは……これについては、実際に目にしていただきたい。本編69分の時間は、決して貴方の人生のタイムロスにはならない……筈だ。


・本編(69分)
「自分に関する案」「番組に関する案」「行事に関する案」「音楽に関する案」「想像に関する案」「星座に関する案」「時間に関する案」

・特典映像(25分)
「没案」「雑案」

インスタントジョンソン単独ライブ『文殊の知恵』

単独ライブ「文殊の知恵」 [DVD]単独ライブ「文殊の知恵」 [DVD]
(2012/02/22)
インスタントジョンソン

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太田プロダクションに所属するお笑いトリオ、インスタントジョンソンが2011年9月に行った第三回単独ライブ「文殊の知恵」の模様を収録したDVDが、先日リリースされた。彼らの単独ライブがDVD化されるのは、これで三回目。つまり、第一回単独ライブから、欠かすことなくソフト化され続けているということになる。そういった例は非常に少なく、僕の知っている限りではアンガールズしか該当する芸人はいない。「爆笑オンエアバトル」「エンタの神様」「爆笑レッドカーペット」などの時代を牽引するネタ番組に出演していながら、大ヒットに恵まれず、いつまで経っても売れそびれているイメージの強い彼ら。しかし、単独ライブがソフト化され続けているという事実は、そんな彼らが凡百の芸人にはない魅力を持っていることを意味している。……なんで売れないのかなあ。

インスタントジョンソンといえば、「おつかれちゃ~ん!」などに代表されるゆうぞうのギャグや、キテレツな発想で生み出されるじゃいのオリジナルソングなどが印象的だが、単独ライブではそれらの要素は控えめになり、トリオとしての持ち味をきちんと活かしたコントが演じられている。例えば、『落とし前』というコントでは、子供が出来たので組から抜けてカタギになろうとしているチンピラ(じゃい)が、若頭(すぎ。)にいわれて組長(ゆうぞう)のところへ落とし前として切断した親指を持ってくる。ヤクザ映画などでよく目にする光景だ。それを目にした組長は、渋い表情のまま口を開く。

組長「いいよ……いらないよ……」
チンピラ「いや、そんなことをいわずに、受け取ってください!」
組長「いいよ……恐いよ……指とか貰っても困るし……それに、そんなことしなくても、普通にやめてよかったよ……」
チンピラ「早まったー!早まったー!無駄に指、無くなっちゃったー!最悪だよ!なんだよ、これ!ちょっと兄貴!兄貴が指落とせって指落として、なんかいらないとかいわれてるじゃないすか!」
若頭「まあ、ケジメだからなあ」


チンピラが切り落とした指を恐がる組長というギャップも面白いが、そのことに慌てふためくチンピラと他人事のように平然とする若頭のギャップも、これまた面白い。この後も、子供が生まれるというチンピラに「小指無かったら不利じゃない?」と心配する組長や、指だけだと味気ないからと指に様々な要素を備え付けたという妙な遊び心を発揮したチンピラなど、三者三様のキャラクターが絶妙な塩梅で絡み合っていく。

この後も、痴漢が出たと駅長室に飛び込んできた男女のやりとりが意外な真実を露わにしていく『痴漢』、友達の兄貴が話す雑学が全て嘘だということを知って、それが逆に面白いからと嘘をどんどん引き出していく『雑学王』、ちょっと売れ始めた役者が、マネージャーとともに色んな芸能人のサインが貼られている有名レストランでサインをねだられるんじゃないかと期待する『サイン』など、トリオだからこそ成立するコントばかり。中でも、交通事故で死亡した男が訪れた死後の世界が、話に聞いていた場所とはまったく違うことに戸惑いを隠せない『死後の世界』は必見の一本。インスタントジョンソンらしからぬ、かなり挑戦的なコントに仕上がっている。勿論、『応援団』の様に、テレビでお馴染みのネタもある。彼らの関係性と同様、本作も全体のバランスが絶妙の一品といえるだろう。

ちなみに、特典映像には、ライブで上映された幕間映像と思われるVTRが収録されている。じゃいが歌うやけにクールなオリジナルソング「サンドイッチ大統領」を初めとして、三人の画力が確認できる「インジョン美術館」、ゆうぞうが様々な物体に愚痴をこぼす「愚っ痴ゆうぞう」など、ここでも彼らの面白さを体感することができる。中でも、すぎ。が某有名コマーシャルを真似て、様々な場所で奇妙なダンスを披露する「踊るすぎ。」は面白い……というより、なんだか楽しい映像に仕上がっている。太田プロ芸人のファンなら、必見。


・本編(62分)
「表彰台」「応援団」「落とし前」「痴漢」「雑学王」「死後の世界」「サイン」「探します」「エンディング」

・特典映像(25分)
「サンドイッチ大統領」「シガニーを探せ!」「インジョン美術館」「愚っ痴ゆうぞう」「試合の実況」「踊るすぎ。」

ブルーなレイにさせてくれ

来たる4月13日、『ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険』のブルーレイがリリースされることが発表された。公開当時、観よう観ようと思っていたのに、ついうっかり観る機会を逃してしまった僕には、まさに朗報である。上映後の評判も良く、アカデミー賞長編アニメ映画賞にもノミネートされている(アカデミー賞にはアレコレと良くない噂がつきまとっているが、長編アニメ映画賞に関しては、信じてもいいんじゃないかと個人的には思っている)。実際に鑑賞していない作品ではあるが、ブルーレイを購入するだけの価値はある作品だと踏んでいた……のだが、その詳細を見て、ちょっと驚いた。

ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険 [DVD]ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険 [DVD]
(2012/04/13)
(声の出演)、ジョニー・デップ 他

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今回、『ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険』は、二つの形態でリリースされるという。一つはDVD単体、もう一つはブルーレイ……に、DVDが一枚。とどのつまりが、二枚組である。この事実を初めて知ったとき、僕はてっきり「ブルーレイに映画本編、DVDに特典映像」を収録しているものだと思っていた。ところが、どうやらそうではないらしい。勿論、ブルーレイには映画の本編が収録されているが、一方のDVDにも映画の本編が収録されているようなのである。「あらまあ、どして?」と、思わずムーミンのテーマを口ずさんでしまった。「わかるけど、男の子でしょ?」じゃ納得できないよ!

ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
(2012/04/13)
(声の出演)、ジョニー・デップ 他

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ただ、こういうブルーレイとDVDをセット販売するという売り方は、今に始まったことではない。まだブルーレイがさほど一般的ではなかった頃には、こういう形態で売られているソフトを頻繁に見かけたものだ。恐らくは、DVDプレーヤーしか持っていないが、これからブルーレイプレーヤーへ移行する可能性がある人のための配慮だったのだろう。しかし、時代は変わった。デジタル放送を開始し、これまでのデッキではテレビ番組が録画できないようになったことをきっかけに、DVDプレーヤーからブルーレイプレーヤーへと移行した家庭も少なくない筈だ。古い映画やアニメは次から次へとブルーレイへと移り変わり、もはや“ブルーレイでなければ映像にあらず”なのが現状だ。それなのに、どうして未だにブルーレイとDVDをセットで販売するのか。いや、販売すること自体は構わない。問題なのは、それによって、ブルーレイプレーヤーを持っていてブルーレイのみが欲しい人間が我慢を強いられる理不尽ことである。

どうせ、しばらく待っていれば、ブルーレイ単体のバージョンもリリースされる。それは分かっている。だが、せっかく次世代機に移行した人間が、どうして次世代機に移行していない人間のために、購入を待たなくてはならないのか。いや、ここで腹を立てるべき対象は、まだ移行していない人たちではなく、素直にブルーレイ単体でも同時にリリースしなかった会社だろう。どうせ、我慢できない人間にブルーレイとDVDのセットを購入させて、少しでも利益を得ようという魂胆なのだろう。ケチ臭い!ケツの穴が小さいとは、このことだ!

……ちなみに、これは劇場で観たのだが、『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』のブルーレイ及びDVDが4月16日にリリースされる。これは、さほど評判は宜しくないのだが、まあそれなりに楽しめたし、第二弾・第三弾が公開されることも決定しているので、一応チェックしておこうと思ったのだが……その詳細は、以下の通りである。

タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 スペシャル・エディションDVDタンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 スペシャル・エディションDVD
(2012/04/16)
ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス 他

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タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
(2012/04/16)
ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス 他

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タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 3D&2Dスーパーセット [Blu-ray]タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 3D&2Dスーパーセット [Blu-ray]
(2012/04/16)
ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス 他

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3Dなんか知るか!帰れ!(←3Dプレーヤー持ってない人)

追記。『ランゴ』はその後、アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。それでも我慢、我慢である。

トップリード単独ライブ「二日坊主」

単独ライブ 二日坊主 [DVD]単独ライブ 二日坊主 [DVD]
(2012/02/22)
トップリード

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太田プロダクションに所属するお笑いコンビ、トップリードが2011年11月に行った第二回単独ライブ「二日坊主」の模様を収録したDVDが、先日リリースされた。彼らの単独名義によるDVDがリリースされるのは、2010年12月に“笑魂(若手芸人のベストネタを収録した安価DVDシリーズ)”として発売された『トップリードのコント集』以来のこと。ライブが行われた2011年には、若手芸人の登竜門ともいえる番組「オンバト+」の初代チャンピオンとなり、コントの王者を決定する「キングオブコント2011」決勝戦に初めて進出した彼ら。このまま、コント師としての評価が高まり、定期的に単独ライブをDVD化してくれるような存在になってくれれば嬉しいのだが……それは、2012年の活躍次第だろう。

ライブのタイトルとなっている“二日坊主”は、架空のお笑いコンビの名前だ。ライブのオープニングは、二日坊主の片割れである和賀がライブ会場に到着して、別の仕事のためにまだ来ていない相方の代わりに、マネージャーの新妻と一緒にリハーサルを行うコントで幕を開けている。そう、今回のライブで披露されているコントは、全てトップリードのコントではなく二日坊主のコントとして行われるのである。なかなか凝ったシチュエーションだ。とはいえ、ライブの中で披露されているコントの中に、そのシチュエーションが活かされることはない。そこでは、ただただ真っ当なコントが、次から次へと繰り広げられていく。その真っ当さが故に、「キングオブコント2011」決勝戦において、8組中8位という些か厳しい結果となってしまった感もあるのだが、こうして単独ライブという長時間のステージを見ると、その真っ当さがライブ全体にきちんと反映されていることがよく分かる。

コントのバリエーションも豊富で、いずれも発想が素晴らしい。例えば、『タバコ』というコントは、ベランダでタバコを吸っている二人の男たちが、お互いの妻について愚痴をこぼし合う日常的な風景を描いたもの。顔見知り同士が居住スペースに身を残した状態でコミュニケーションを取るという、よそよそしさとなれなれしさが同居する絶妙な距離感を、上手くコントに活かしている。かと思えば、「ため息をつくと幸せが逃げる」という古い言葉をモチーフにして、男がため息をつくたびに具現化した“ため息”が男の幸せを奪い去っていく『ため息』の様に、発想の面白さをストレートにぶつけたコントも見られる。個人的に好きだったのは、『役立たず』というコント。仕事に対してやる気があるのだが、何も実行することが出来ない役立たずを描いている。思うに、彼ら自身も気に入っているのではないだろうか。やる気が有り余っている姿が、『ヨクルトおばさん』(『トップリードのコント集』収録。トップリードが「キングオブコント2010」準決勝で披露したというコント。彼らに取って重要な局面で演じられることが多い)を彷彿とさせるんだよなあ……。

コントとコントの間には、二日坊主の和賀が芸人としての仕事をこなしていく様を映した、幕間映像が収録されている。マネージャーが用意した衣装に着替えてファッション雑誌の取材に挑んだり、やたらとおっぱいのことばかりを主張するアニメ雑誌の記者から取材を受けたり、犬が嫌いなのにテレビ番組「ワン!ワン!ワン」の収録に参加したり……それらの映像は、ただ単に芸能活動をパロディ化しただけの様に見えるが、実はこれらの仕事の先に、二日坊主の単独ライブが待っているのである。楽しい仕事に嫌な仕事。それが終われば、自分たちがやりたいことを存分にやることが出来る単独ライブのステージ……これらの幕間映像は、二日坊主が単独ライブに至るまでのドキュメンタリーとしての役割も担っているのである。

全てのコントが終わると、再び二日坊主の和賀とマネージャーが舞台に現れる。リハーサルが終了し、後は相方がやってくるのを待つばかり。その時、マネージャーの表情が曇る。そして和賀は、想像もしなかった衝撃的な真実を告げられるのである。……小学生時代からの知り合い同士で結成されたトップリードは、それをまだ一度も経験したことがない。しかし、コンビで初舞台を踏んでから約十年の間、彼らはそれを何度も目にしてきただろう。今回、それを演じてみせたことに、何の意味があるのかは分からない。ただ、その結末が、彼らのこれからを予感させる希望と優しさに満ちたものだったことだけは、確かである。

なお、特典映像には、今回の単独ライブで披露する予定だったのだが、前日のリハーサルで時間が予定を超過することが発覚して、泣く泣くカットしたというコント『ずれてる』と幕間映像「ドッキリ嘘番組打ち合わせ」(※コントの前フリになっていた)が収録されている。泣く泣くカットしたという割には、その完成度はかなり高い。ひょっとしたら、実際にライブで披露されたどのコントよりも完成されているかもしれない。まあ、確かにトップリードらしさは薄いのだが……。


・本編(97分)
「オープニング」「役立たず」「二日坊主 和賀10月スケジュール」「タバコ」「ファッション雑誌取材」「ラヴジャンクション」「お台場ダイエット番組収録」「ため息」「アニメ雑誌取材」「おっぱい」「広島イベント営業」「嘘」「ワン!ワン!ワン!収録」「犬が嫌い」「エンディング」

・特典映像(11分)
「ドッキリ番組嘘打ち合わせ」「ずれてる」

「R-1ぐらんぷり2012」準決勝進出者・一覧表

・よしもと東京
エハラマサヒロ、COWCOW多田、COWCOW山田興志、金田哲(はんにゃ)、スリムクラブ真栄田、楽しんご、徳井義実(チュートリアル)、中山功太、2丁拳銃小堀、藤原一裕(ライセンス)、もう中学生、レイザーラモンRG、野性爆弾川島

・よしもと大阪
あしゅらウ・キリュウ、いなだなおき、おいでやす小田、エクセレンツ山形、ガリガリガリクソン、小出水直樹、桜 稲垣早希、島田珠代、鈴木つかさ、千鳥 大悟、天竺鼠 川原、友近、土肥ポン太、ヒューマン中村、ミサイルマン・岩部彰、森田まりこ、ヤナギブソン、りっぺ、笑い飯 哲夫

・松竹芸能
代走みつくに、ナオユキ、恋愛小説家大蜘蛛

・SMA
AMEMIYA、ウメ、MORIYAMA、キャプテン渡辺

・マセキ芸能社
こばやしけん太、やまもとまさみ

・その他(順不同)
KIKC☆(ホリプロコム)、サイクロンZ(太田プロ)、スギちゃん(サンミュージック)、アナログタロウ(トップカラー)、井出小吉(グレープカンパニー)、レオちゃん(ノーリーズン)、マキタスポーツ(オフィス北野)、南野やじ(プライム)、北陽 虻川(人力舎)、鬼頭真也(ハイレグタワー)、手賀沼ジュン(フリー)、素人はまだ(アマチュア)

太字は追加合格者。

ちなみに。

■決勝進出経験アリ
・一回
AMEMIYA(11年)
ウメ(07年)
鬼頭真也(09年)
キャプテン渡辺(11年)
サイクロンZ(09年)
スリムクラブ真栄田(11年)
徳井義実(チュートリアル)(07年)
ナオユキ(11年)
ヒューマン中村(11年)
ヤナギブソン(03年)
やまもとまさみ(07年)

・二回
エハラマサヒロ(09年・10年)
土肥ポン太(07年・08年)
南野やじ(02年・03年)

・四回
COWCOW山田興志(08年~11年)
中山功太(05年・06年・08年・09年/09年チャンピオン)

・五回
友近(02年~07年)

優勝した佐久間一行と出場を辞退したバッファロー吾郎A(木村)を除いた昨年の全決勝進出者が、今年も準決勝へと駒を進めている。第二回大会(03年)から出場し続けているヤナギブソンと鈴木つかさは、これで九回連続準決勝進出を果たしたことになる(※04年大会は行われていない)。ちなみに、2010年までは友近が第一回大会から最多準決勝進出記録保持者だったが、2011年に出場を辞退しているため、連続記録はストップしている。

注目は、このところテレビ露出が増えているスギちゃん、満を持して大会への出場復帰を果たした友近、同じく大会への出場復帰を果たしたエロスの権化徳井義実(チュートリアル)、五年連続決勝進出者COWCOW山田興志、東京ポッド許可局からの刺客マキタスポーツあたりだろうか。あと、個人的には、ウメとか桜 稲垣早希とか北陽 虻川とかも見てみたい。……女性芸人ばっかり並べているけれど、別に他意はないからね。でも、女性の芸人さんは、ネタを観る機会が少ないような気はする。

準決勝戦は3月2日(東京・大阪)、決勝戦は3月20日に行われる予定。

ある意味、新旧交代な話。

先日、いつものように「アメトーーク」を見ながらゲラゲラと笑っていた時のことだ。その日の企画が大いに盛り上がって、なんとなく中だるみを覚え始める絶妙なタイミングでCMに入ったので、ぼんやりと流れていく内容を眺めていると、「ミスタードーナツ」のコマーシャルが流れ始めたのである。そのCMを見て、僕は思わず目を疑ってしまった。何故ならば、それまでミスタードーナツのCMに出演(&歌唱)していたエハラマサヒロに成り代わって、山口智充が出演していたからである。それも、エハラと同じような演出で。


↑山口智充・バージョン

いうまでもなく、山口はエハラよりも芸人としてずっと先輩に当たる。その先輩が、後輩の出演していたCMを、まるで乗っ取ったかのように平然と出演している。その様子に、僕は大いに驚き、そして笑ってしまった。そもそも、ネタの中にモノマネを仕込んだり、ネタの基本部分にギターを取り入れたりするなど、エハラの芸風はどこか山口のそれと似通っていた。パクっていたとまではいわないしても、多少は影響を受けていたに違いない。そんなエハラが、まさか山口に出し抜かれることになろうとは……。


↑エハラマサヒロ・バージョン

いや、ここで注目すべきは、むしろエハラを蹴って山口に乗り換えたミスタードーナツの方だろう。ミスドからの依頼がなければ、こうして山口が出演することは出来ない。まさか、山口レベルの芸人が、ミスドに自ら売り込みに行くわけもないだろうし。うーん、こんなことを平然とやってのけるとは、ミスタードーナツさん恐るべし。あまりの恐ろしさに、思わず“さん付け”しちゃったぞ。

ちなみに。このCMはもしかしたらシリーズ化されていくのではないか、という可能性を考慮して、Twitterでなんとなしに「エハラ、山口に続くのは誰だろう?」と尋ねてみたところ、「東京03・角田」案と「フットボールアワー・後藤」案が返答された。フット後藤は二人と同じ事務所なので、有り得るかもしれない。お馴染みのドヤ顔を浮かべながら、120円~!……みんなの笑顔が苦笑いなるわ!

『新潮落語倶楽部4 瀧川鯉昇』

新潮落語倶楽部その4 瀧川鯉昇新潮落語倶楽部その4 瀧川鯉昇
(2011/10/19)
滝川鯉昇

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『粗忽の釘』(03年3月30日)

【あらすじ】引越しの最中、タンスを担いで行方知れずになった粗忽者の亭主が帰ってきた。やらなくてはならないことは殆ど片付いているが、ひとつだけホウキをかけるための釘を打ってもらいたいと女房に頼まれる。しかし、そこでも粗忽を発揮した亭主は、うっかり五寸釘を壁に打ち込んでしまう。隣の家に迷惑がかかっているといけないからと、様子を伺いに行くと……。

肝心の落語よりもマクラの方が長い口演を収録。……というと、なんだかマクラの長さに定評がある柳家小三治師匠を彷彿とさせるが、そういうわけじゃない。マクラがおよそ十分で、落語は七分という非常に短い内容なのである。CDに収録されているような落語の長さに慣れていると面食らうが、寄席ではこのくらいの長さもザラだと聞く。内容も前半部分をカットし、後半の粗忽者が隣家に様子を伺いに行くくだりのみを収録。しかも、かなりの足早。正直いって物足りないが、鯉昇師匠ならではのギャグもあって、楽しい口演ではある。秀逸なのは、隣家の人に釘の位置を伝えるくだり。笑うほどではないが、なんとも和やか。

『家見舞』(04年4月13日)

【あらすじ】兄貴分が所帯を持ったお祝いに、弟分たちで何か贈り物をしようという話が持ち上がる。ところが、他の連中に出し抜かれてしまい、残された二人で贈り物を考えなくてはいけないことに。お互いに銭もなければ案もない二人は、ひとまず道具屋を訪れるのだが、どれもこれも高値で手が出せない。そこで主人が見せたのは、なんとも奇妙な形の瓶。近所の家が取り壊しになった時に主人が掘り出してきたというその瓶の正体は、なんと肥瓶。これを水瓶と称し、兄貴分のところへと持って行くことに……。

先の『粗忽の釘』とは違い、マクラを用いずにいきなり落語へと突入している……が、こちらも非常に短い。余計な演出を用いずに……という点では、これまた先の『粗忽の釘』と同様だが、こちらはそれ以上にあっさりとしている。あまり宜しくない言い方をすると、ちょっとダイジェストっぽい。でも、時間を見ると、さほど短い印象を与えなかった柳家喬太郎『家見舞』よりも少し長いようだ。思えば、喬太郎師匠は後半の夫婦と飯を食べるシーンを重視していたが、鯉昇師匠は前半の買い物シーンに重きを置いていた。この違いが、印象に影響したのだろう。

『古新聞』(07年1月5日)

【あらすじ】若手の落語家には貧乏人が多い。ある時、客席で落語を聴いていたおばあちゃんが、楽屋にやってきた。なんでも、落語家が身体を動かすたびに、ガサッガサッと音が鳴っていたのだという。その理由を尋ねて、楽屋へとやってきたのである。

短めの口演が終わった後ということで、どれほどの長いネタが待っているのかと思っていたら、まさかの漫談である。しかも、これが五分で終わる。短いにも程がないか。ただ、録音日を見ると、1月5日……つまり、寄席では正月の特別興業をやっている時期の収録ということだ。落語家が大量に放出される正月ならば、この短さも納得である……って、それならもう一席入れても良かったんじゃないか? 長ければ良いってわけではないけれどさ。漫談の内容自体は、それなりに面白かった。まあ、小噺が一つなので……。

それにしても、総収録時間が花緑師匠の『紺屋高尾』を下回るって、凄いな!

「オンバト+」二月十八日放送感想文

タイムマシーン3号【481kb/1,721票】※視聴者投票1位
六戦全勝、今期二勝目。前回ほどではないが、今回も高キロバトルをマーク。もはやチャンピオン大会は確定か。ネタは漫才。プロフィールにインパクトが欲しいので、あれこれとイジってみようと提案していく。今回の漫才は、関だけでなく山本もボケるというちょっと異質のスタイル。昔、やすきよがこういうスタイルだったって聞いているけれど、彼らももはやその段階に……というのは少し考え過ぎか。ちょっとでもズレれば全体がガタガタになってしまいそうなところを、絶妙な塩梅で漫才として成立させてしまうところに、彼らの地力の強さを改めて感じた。個人的に面白かったのが、「エッチなところに行く」くだり。……まさか、あそこだとは。

ヒデヨシ【477kb/992票】※視聴者投票3位
三戦二勝、今期二勝目。「爆笑オンエアバトル」時代には連敗のイメージが強かった彼らだが、ここにきてまさかの連勝。ようやく笑いのコツを掴めるようになってきたのか。ネタはコントで『犬を飼いたい』。犬を飼いたいと申し出る息子が父親の言い分にすぐさま諦めてしまうのだが、今度は父親の方が納得していない……。「一回断られたくらいで諦めるなよ!」という、そこそこ共感できるけれども理不尽な設定が実にたまらない。その設定をどんどん掘り下げていき、最終的に立場が逆転してしまう流れも自然でイイ。演技力でグイッと引き込んだ。

エレファントジョン【513kb/1,171票】※会場審査1位・視聴者投票2位
八戦七勝、今期三勝目。「爆笑オンエアバトル」時代にも為し得なかったオーバー500を遂に記録。地元出身者であることが少なからず加味されたのだろうが、それでも記録を残したことには変わりない。五年ぶりのチャンピオン大会出場なるか。ネタは漫才で『売れたい』。これまでの漫才と同様、森枝の相槌がやかましくて加藤の話に集中できないスタイルだが、これまでよりも相槌の内容が想像しやすくて、その分だけ笑いやすかった。「ケツカッチン→ヒザカックン」「フライデーされること→サタデーじゃなくてね」「記事がバーッと出る→決意のヌード!」「タクシー乗りたいなあ→舞台袖まで」……なんとボリュームのある無意味さ! 遂にスタイルが完成された……のか?

や団【485kb/812票】
二戦全勝、今期二勝目。ソニーに所属するお笑いトリオ、高キロバトルで連勝中。次の挑戦でも高キロバトルをマークすれば、もしかしたらチャンピオン大会に……? ネタはコント『取り調べ』。事件が起きた12月24日のアリバイを確認している最中に、悲しみに暮れ始める刑事。その日、クリスマスイブだというのに、一人ぼっちで過ごしていたことを思い出したからである。ところが、刑事が孤独に過ごしたその日、容疑者も同じ様な行動を取っていて……。刑事と容疑者が意気投合して、遅ればせながらのクリスマスイブを過ごそうとする様がほのぼのとして楽しいが、微妙にオチのキレが悪い。あそこでスパーンと終わらせていたら、もっとキロバトルが伸びていたのではないかと。惜しい。実に惜しい。

ネルソンズ【389kb/757票】
初出場初オンエア。六位のムートンとボール1個差という接戦を制した幸運のトリオ。これが彼らの華々しい連勝へのきっかけとなるか、それとも単なるビギナーズラックだったのか、今後の展開が気になるところ。ネタはコントで『水切り』。石の水切りに興じる弟たちに高校生の兄が参加するのだが、新記録が樹立されるたびにキメるポーズが笑いとなっている。……どうでもいいけど、この季節に水切りって設定が完全に失敗だよなあ。キメポーズのアクロバットさが笑いに繋がっているが、笑えるというより、ただただ凄いってだけのような。少なくとも、イヌがニャーと泣いた日、ビックスモールン、アホマイルドの様な創作性はない。それが少し残念。ただ、華はあるので、磨き方次第では……分からない。

・今回のオフエア
385kb:ムートン
353kb:ざしきわらし
325kb:かもめんたる
201kb:シオマリアッチ
193kb:コンパス

前回・前々回と高記録を残していたムートンが、ここでまさかの連勝ストップ。三月の挑戦でリベンジし、チャンピオン大会出場に手を届かせたいところ。かもめんたるは上がったり下がったりの不安定が続いている。それが彼らの魅力といえるのかもしれないが……観たかったなあ。前回初オンエアのコンパス、今回は最下位という厳しい結果に。

・次回
ザ・ゴールデンゴールデン
【初】少年感覚
【初】千葉チューセッツ
ツィンテル
【初】ティーチ
バイきんぐ
ヒカリゴケ
風藤松原
ラバーガール
和牛

ザ・ゴールデンゴールデン、ツィンテル、風藤松原、ラバーガール、和牛が今期三勝目狙い。バイきんぐ、ヒカリゴケが今期二勝目狙い。ただ、ヒカリゴケは次の出場予定が無いので……うーん。注目は、今期絶好調のザ・ゴールデンゴールデンとラバーガール。余程のことがない限りはチャンピオン大会出場確定だろうが、ここでネタをセーブする可能性もありうる。果たして、彼らの選択は?

『新潮落語倶楽部3 柳家花緑』

新潮落語倶楽部その3 柳家花緑新潮落語倶楽部その3 柳家花緑
(2011/10/19)
柳家花緑

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『反対車』(00年03月29日)

【あらすじ】上野から汽車に乗らなくてはならない男がとにかく急いでいるからと乗った人力車は、とんでもなく足が遅くてまるで前に進まない。こんなのに乗っていられるかと、別の人力車に乗り換える。すると、次の人力車はやたらと威勢が良くて……。

【感想】やたらと足の遅い人力とやたらと足の速い人力、それぞれろくでもない車夫にぶつかってしまった客の嘆きを描いた……って書くと、なんだか大袈裟だな。まあ、ドリフターズのもしもシリーズみたいなものだと思えばいい。“もしも、こんな人力車があったら”……今でいうと“もしも、こんなタクシーがあったら”みたいな。ストーリーは殆ど無いに等しく、とにかくキャラクターのムチャクチャさと客の不運に嘆く様がコミカルに描かれている。で、花緑師匠の口演だが、正直いってあんまり良くない。努力は見える。現代的なギャグを放り込んだり、構成に捻りを入れている。でも、良くない。それらの工夫が活かされるほどの技量がなく、むしろ苦し紛れでやっているように見えてしまうからだ。……まあ、そもそも動きで見せる演目なので、音源で聴いたところで……というのも否めないが。

『紺屋高尾』(01年07月01秒)

【あらすじ】紺屋の職人である久蔵が、ある日親方に「所帯を持とうと思う」と切り出した。喜ぶ親方が相手について尋ねると、それは三浦屋の高尾だという。三浦屋の高尾といえば、吉原でも全盛といわれる太夫(遊女の最高位)。殿様がお金を注ぎ込んだとしても、会えるかどうか分からないという代物だ。ましてや紺屋の職人が会えるわけがない。親方がそう諭すと、しばらくして久蔵の様子がおかしいという報告が届く。高尾と一緒になれないからと、落ち込んでいるのだ。そこで親方は女房と相談して、一生懸命働いてお金を貯めれば高尾に会えると嘘をつく……。

【感想】『反対車』と同様、現代的なギャグを散りばめた一席。ただ、『反対車』とは違い、『紺屋高尾』は長編の人情噺。骨太なストーリーは、ちょっとしたギャグでは崩れない。むしろ、そういったギャグが加えられることにより、話のエンターテインメント性が上がっている様に思う。どういうネタを選んで演じるかが問題なんだな、多分。基本的に語り口は丁寧なので、安定感もある。ただ、後半の見せ場である久蔵と高尾が対峙する場面が、前半の親方たちとのやりとりに比べて非常にアッサリとしているのが引っ掛かった。師匠としては、前半のコミカルな部分を強く引き出したかったのだろうが、ここはここで魅せてもらいたかったなあ。あと、高尾がちょっと久蔵のことを簡単に信用し過ぎちゃいないか、という気も。あのくらいの熱意で、一筋の涙をホロリ……こぼすかなあ。

ところで、この時期の花緑師匠の口演、立川志らく師匠っぽい気が。なんとなく。

驚異の殺笑力を誇る「ジェッタシー」を考える。

君は「ジェッタシー」を知っているか?

もしも君が「ジェッタシー」を知らないのだとしたら、それはとても不幸なことだ。君にとって最善の手段は、一刻も早く、ローソンに配置されているロッピーを使って、DVD「ゴッドタン マジ歌フェス2012」を予約すること。そこらのドラッグをキメたくらいじゃ得られないようなハイな快感が、そこには待っている。セックス、ドラッグ、ロックンロールの時代は終わった。これからは、ジェットエクスタシー……そう、ジェッタシーの時代がやってくる。コイツのジェットはタダモノじゃないぜ。

……ここからはマジメに。

ひとまず、「ジェッタシー」について説明しよう。「ジェッタシー」とは、深夜バラエティ番組「ゴッドタン」の人気企画「マジ歌選手権」で披露された、後藤輝基(フットボールアワー)のオリジナルソング『ジェットエクスタシー』の歌詞の一部である。ジェットエクスタシーを略してジェッタシー……というわけだ。



元来、この「マジ歌選手権」は、お笑い芸人がマジのオリジナルソングを披露するという設定で、ツッコミどころ満載な楽曲を披露していくという企画である。例えば、バナナマン日村が作った楽曲が、明らかに某大塚愛の某さくらんぼのパクリだったり、ロバート秋山が作った楽曲が、明らかにデタラメだと分かる英語で構成されていたりする。そんなパフォーマンスを見て、視聴者はそれを見ている番組出演者と同じ気持ちになってツッコミを入れていく。そんな企画である。

しかし、フットボールアワー後藤が披露した『ジェットエクスタシー』は、そういった既存のマジ歌とは明らかに一線を画していた。はっきりとネタに走っているわけではないし、歌詞もそこまでムチャクチャなわけでもない。それなのに、笑える。ただごとじゃないくらいに、笑える。ただ、出演者並びに視聴者がことあるごとに口にするのは、ただただ「ダサい」。なるほど、確かにその通りなのである。この『ジェットエクスタシー』という曲、やたらめったらにダサい。

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カナリアLIVE『金糸雀』

カナリアLIVE『金糸雀』 [DVD]カナリアLIVE『金糸雀』 [DVD]
(2012/02/15)
カナリア

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カナリアの漫才やコントを収録したDVD『金糸雀』が、先日リリースされた。彼らが単独名義でDVDをリリースするのは、2010年1月に発表した『ヒッシノパッチ』以来、およそ二年ぶり。『ヒッシノパッチ』は漫才ライブとコントライブからベストネタを選抜して収録するという触れ込みでリリースされたが、本作『金糸雀』はベストネタライブを収録しているという。ベストの次もベストって、よもやこの次もベストではあるまいな。そして最終的に、三枚のベストを集結したスーパーベストをリリースしていたり……って、どっかの大御所ミュージシャンじゃないんだから。

カナリアは東京吉本に所属するお笑いコンビだ。“ババリア”というコンビで活動していたボン溝黒と、“シュガーライフ”というコンビで活動していた安達健太郎によって、2003年に結成された。彼らはともにNSC大阪校出身で、プロの芸人になってからも大阪を拠点に活動していたのだが、カナリアの結成と同時に上京。現在も、東京を中心に活動を続けている。“最後のM-1”こと「M-1グランプリ2010」の決勝戦に進出したコンビの一組としても知られているが、トップバッターという順番の悪さもあってか、九組中最下位という厳しい結果が印象に残っている。翌年の2011年に開催された「THE MANZAI 2011」にも出場したが、認定漫才師には選ばれていない。そんな彼らの現状を思うと、とてもベストネタDVDをリリースしている場合ではないような気もするのだが……って、余計なお世話もいいところだけど。

本編を再生してみると、暗い部屋の中で格好つけている二人の姿を映したオープニングVTRが始まる。いきなりの余談で失礼するが、単独ライブのオープニング映像って、どうして皆格好つけたがるのだろう。これから格好悪いことをするから、最初くらいはちょっと格好つけておこうかな……ということなんだろうか。しかし、ネタをやっている姿も、見方によっては格好いいともいえなくもないように思うのだが……と、呑気な事を考えながら、ぼんやりと映像を眺めていると、一瞬だけ野性爆弾・川島の姿が映し出されて、びっくりする。多くの人が油断しているだろう場面で、さりげなく仕掛けてくるとは……実に気が抜けない。思わず兜の緒を締めたりして。被ってないけど。

オープニングVTRが終わると、いよいよライブの幕開けだ。カナリアの漫才とコントが、交互に流れていく。漫才はいずれも安定して面白い。安達が道端で出会った訳の分からんおっさんのことを説明しようと、意味の分からない単語を使い始める本末転倒な『訳の分からんおっさん』、最近の子どもは洋式便所に慣れて和式便所の使い方を知らないらしいから、ここでイチから説明してみよう!と安達が張り切り始める『正しい和式便所での用の足し方』、結婚式で最も歌われている楽曲「土下座のマリオネット」って何?『ウェディングソング』など、何度か目にしたことのあるネタも含めて、実にきちんと面白かった。中でも、多くの人が正しい形を理解しているものの、それなりにボケる余白もある『正しい和式便所での用の足し方』は、なかなか良い切り口だったのではないかと思う。

一方のコントはというと、ダスティン・ホフマンの映画の様に花嫁を奪還しようとした男が、とんでもないミスを犯してしまう『卒業』、虚無僧の虚無僧による虚無僧のためのCSバラエティ番組『CS5630ch』、水泳部のエースがとある事情により大会への出場を停止されてしまう『青空』など、シチュエーションに凝ったネタが多く見受けられる。こちらも非常に安定感があって、どのネタも楽しく観ることができた。中でも、印象に残っているのは、読み上げていく内容に対して「いや知らん!」とツッコミを入れながらカルタ取りを行う『いやしらんかるた』。コントというよりは、いつもここからを彷彿とさせるようないわゆる一言ネタで、こういう演出もあるのかと感心させられた。あと、安達のツッコミは、ちょっと千原ジュニアからの影響を感じた。好きなのか。

本編を再生し始めてから一時間超が経過したところで、ベストネタライブは終了。ここからは、トークライブ「カナリアのおもしろい話をする会」に移る。本作の最大の特徴ともいえるのが、この“前半にネタ・後半にエピソードトーク”という特殊な構成だ。他にも同様の構成をとっているライブDVDは存在しているのかもしれないが、少なくとも僕は本作で初めて目にした。演出も面白い。舞台に二つの高座が設けられ、二人はそれぞれの座布団に座る。彼らの脇にはトークのタイトルが書かれた垂れ幕が配置され、それを元に、二人がそれぞれ持っているエピソードトーク(要は「すべらない話」)を展開する。ネタの後にフリートークを展開するという流れは、例えば地方での営業ライブなどではよく見かける光景だが、コンビの片割れが持っているトークを相方を介入せずに展開していくという演出はかなり珍しい。面白い試みだと思う。

肝心のトークも、なかなか面白い。安達が山手線の中で見かけた不憫なおばあちゃんの思わぬ言動を報告したかと思えば、ボン溝黒がキングオブコントのエントリー用紙を巡る先輩たちの攻防を暴露する。安達が道端で千原ジュニアを見かけた話が出てくると、榮倉奈々がボン溝黒のことを好きだという噂が赤裸々に飛び出してくる。この他、営業の話、マネージャーの話、プライベートの話など……積もり積もった“すべらない話”がてんこ盛り。二人で共にトークを展開するのではなく、各自が持参したエピソードトークを展開しているので、コンビとしてではなく芸人個人としての良さが浮き上がってくるのがとても良い。この演出、かなり冴えていると思う。この上、更に特典映像として、野性爆弾・川島とライセンス・藤原の二人がカナリアライブを解説するという、衝撃的なVTRも収録されている。この二人が並んでトークしているところなんて、僕は初めて観たよ!

お笑いのDVDとして、一つの完成された形といっても過言ではない本作。カナリアのファンならば絶対に確保しておくべきだが、お笑いファンも一度は観ておくべき作品なのではないかと思う。とにかく構成の妙。漫才とコント、そして“すべらない話”……うーん、しつこいようで悪いけれども……素晴らしい。


・本編(129分)
【漫才】「訳の分からんおっさん」「正しい和式便所での用の足し方」「母の日本昔話」「あの日、僕の大きすぎる期待に耐え切れず声にならない声で叫んだんだ」「ウェディングソング」
【コント】「卒業」「CS5630ch」「いやしらんかるた」「世界の歌姫」「青空」
【カナリアのおもしろい話をする会】エピソードトーク全23本

・特典映像(37分)
「野性爆弾・川島&ライセンス・藤原がカナリアLIVEを解説!?」
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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