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ハリガネロック解散に思う。

ハリガネロック in 渋公爆発ロック [DVD]ハリガネロック in 渋公爆発ロック [DVD]
(2003/06/25)
ハリガネロック

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「目ぇ離れてましたーっ!」
「よろしくお願い致しますー!」

『爆笑オンエアバトル』を第4回チャンピオン大会から見続けている僕にとって、ハリガネロックは番組の恩恵を受けた唯一のチャンピオンという印象が強い。とにかく、オンバト関連の番組でやたらと見かけた記憶がある。『熱唱オンエアバトル』の司会を務めていたことも、その原因の一つだろう。

ただ、肝心の漫才師としての記憶はというと、どうも希薄だ。第4回チャンピオン大会で彼らの漫才を観ている筈なのに、内容を殆ど覚えていない。むしろ、陣内智則の『羊が一匹…』や、ダイノジの『小西』の方が印象的だ。単独ライブのDVDも鑑賞しているのだが、これまた記憶に残っていない。今、脳味噌を振り絞ってみても、かろうじて思い出されるのは大上の一発ギャグ「ポロン、ポロン、ポロン、ポロン、あばらを弾いてます~♪」くらいだ(なんでよりによってコレなんだろうな)。思うに、彼らの漫才とは、あまり相性が良くなかったのだろう。

「「余計なお世話や!」」

とはいえ、『爆笑オンエアバトル』を楽しく見ていた人間にとって、ハリガネロックの存在は決して無視することの出来るものではなかった。第3回チャンピオン大会でネタを失敗する屈辱を味わい、広島収録で541kbという高得点を記録、満を持して挑んだ第4回チャンピオン大会で優勝を果たし、無傷の14連勝を達成する……僕はその多くのドラマを実際には目撃できなかったが、公的な記録として、または他人の記憶として語られているそれは、彼らのイメージを大きく膨らませていった。ハリガネロックの解散は、僕にとって一コンビの解散というよりも、一つの時代の終わりを思わせる。ハリガネロックがいた時代が終わるのか。それは哀しいというより、むしろ寂しい。お疲れ様でした。これからの活躍を楽しみにしております。

「やめさしてもらうわ」
「センキューッ!」
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「R-1ぐらんぷり2014」ファイナリスト決定。

【Aブロック】
レイザーラモンRG(よしもと東京)
ヒューマン中村(よしもと大阪/4年連続決勝進出)
TAIGA(オスカー)
スギちゃん(サンミュージック/3年連続決勝進出)

【Bブロック】
小森園ひろし(よしもと大阪)
ミヤシタガク(フリー/元「デニッシュ」)
やまもとまさみ(佐藤企画/07年以来2度目の決勝進出)
中山女子短期大学(よしもと大阪)

【Cブロック】
バイク川崎バイク(よしもと大阪)
馬と魚(よしもと大阪)
おぐ(SMA/「ロビンフット」のボケ)
じゅんいちダビッドソン(アミーパーク)


割と評判が良かった中山功太が入っていないのは残念だけど、なかなか面白いメンツになったのでは。スギちゃん、ヒューマン中村、やまもとまさみはファイナリスト経験者。やまもとはマセキ芸能社を退社してから、その後の動向が気になってはいたんだけれど、まさか再度R-1決勝の舞台に上がってくるとは。それ以外の9人は全員初の決勝進出。しかも、そのうち5人はノーシード。しかもしかも、こんなこと言ったら悪いけど、一般知名度が低い芸人ばっかり。なんだか大変なことになりそうな予感がしてならない。『キングオブコント2012』のファイナリストにも驚いたものだけれど、コアという意味ではそれ以上。個人的には、大阪一回戦で大笑いさせてもらった中山女子短期大学の活躍に期待している。それにしても、ファイナリストのネタを観ることが出来たなんて、我ながらイイ“引き”持ってたなあ……当時の目的は月亭太遊さんだったんだけどね。太遊さんも決勝で見たかったなー。

「桂塩鯛独演会」(岡山)

THE塩鯛(DVD付)THE塩鯛(DVD付)
(2013/12/18)
桂塩鯛

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「桂塩鯛独演会」を観るために、岡山へと出向く。塩鯛師匠は桂ざこば師匠の一番弟子にあたり、過去にも何度か岡山で独演会を開催している落語家さんだ。ただ、個人的にはあまり興味をそそられなかったので、これまで観に行ったことはなかった。しかし、今年は上方落語をチェックしていこうという目標があったので、今回の鑑賞に至った次第である。

会場は「山陽新聞社 さん太ホール」。ホールの広さと椅子の配置が素晴らしい場所なのだが、ここに来るたびに「新聞って儲かるんだなーっ」ということをまざまざと見せつけられている気がして、ちょっと落ち着かない(※新聞社ビルに隣接している)。チケットをもぎってもらって、ロビーに入るとすぐさま物販コーナーが。桂都丸時代の音源を収録した自主制作CDが5枚と昨年リリースされた『THE 塩鯛』、あとは先日の「桂ざこば独演会」とほぼ同じラインナップ。『THE 塩鯛』を購入すると、公演後のサイン&握手会に参加できると言われたので購入。まあ、元より購入する予定ではあったのだが。全席自由だったので、後方寄り真ん中の席を陣取る。今にして思うに、もうちょっと近い席の方が良かった。最近、また少し視力が落ちたんだよなあ……スマフォばっかりイジってるからだ。

14時開演。開口一番は塩鯛師匠の弟子の桂小鯛さん。岡山出身の方で、かつてはトマト銀行から仕事が来るようにと“桂とま都”という名前だったという。この前の都んぼさん(現・米紫)といい、けったいな名前ばっかりつけよるな塩鯛師匠。ネタは『平林』。文字が読めない人が珍しくなかった時代の話、ある人物に手紙を届けるように言われた小僧が、その人の名前を忘れてしまい、その手紙の宛名を色んな人に読んでもらって、なんとか思い出そうとする前座噺である。面白いネタと理解はできるんだけど、テンポがちょっと良くないからか、上手く笑いに繋げられていない感。これからこれから。

続けて塩鯛師の登場。岡山での思い出話もそこそこに、ネタは『花見の仇討』。花見の趣向で仇討の芝居をしようと考えた面々が、次々に予定が狂っててんてこ舞いになる様子を描いた演目である。個人的にあまり好きではないネタ(ちょっとフリが長いところが合わない)ということもあって、最初はそこまで惹きつけられなかったのだが、クセの部分が強調されたキャラクターたち(耳の遠い叔父さんと侍二人)が登場してから、一気に面白くなっていった。オチも良かったなあ。

仲入り後は『寝床』。義太夫語りが趣味の旦那がいるのだが、これがとんでもない下手の横好き。それなのに、やたらと他人に聴かせたがるので周りの人間が迷惑がる……という噺。好きなネタなので、しっかり堪能する予定だったのだが、前日の理由無き夜更かしの影響が出てしまったのか、途中でウトウト。両手をつねったり、首を動かしたり、なんとか持ちこたえようとしたのだが、中盤の記憶がまったくない体たらく。気が付くと、オチになっていた。なんだ、このリアル『寝床』は(この場合、聴く側に問題があるのだが)。無論、公演後のサイン&握手会にも参加したが、当人を目の前にして非常に気まずかった。反省、反省。

2014年3月のリリース予定

■購入予定
19『LIVE POTSUNEN 2013『P+』/小林賢太郎テレビ ライブポツネン in ヨーロッパ [DVD]
19『LIVE POTSUNEN 2013『P+』/小林賢太郎テレビ ライブポツネン in ヨーロッパ [Blu-ray]
19『カンニング竹山単独ライブ「放送禁止2013」
26『東京03 10周年記念 悪ふざけ公演「タチの悪い流れ」

■テレビ関係
05『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 世界のヘイポー 傑作集(1)
05『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 世界のヘイポー 傑作集(2)
05『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 世界のヘイポー 傑作集(3)
05『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 世界のヘイポー 傑作集(4)
05『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 世界のヘイポー 傑作集(5)
05『にけつッ!!21
07『日曜×芸人 VOL.4
07『日曜×芸人 VOL.5
07『日曜×芸人 VOL.6
12『HAMASHO 第2シーズンDVD (1)
12『HAMASHO 第2シーズンDVD (2)
19『ごぶごぶBOX9
19『ごぶごぶ 東野幸治セレクション9
19『ごぶごぶ 浜田雅功セレクション9
19『竹山エンディングノート~ザキヤマ&河本のイジリ天国~ ページ4[思い出を作ろうの巻]
19『竹山エンディングノート~ザキヤマ&河本のイジリ天国~ ページ5[生前葬をしようの巻]
19『ザ・ドリフターズ結成50周年記念 ドリフ大爆笑 DVD-BOX
21『人志松本のすべらない話10周年特別企画 大輔宮川のすべらない話を掘り起こす旅 ~素顔の宮川大輔に2日間密着~
24『吉本超合金 DVD オモシロリマスター版1「んんんんんん、ストライィィク」
24『吉本超合金 DVD オモシロリマスター版2「生きろ生き抜け超合金」
24『吉本超合金 DVD オモシロリマスター版3「子供に見せたくない番組No.1になりた~い」
24『吉本超合金 DVD オモシロリマスター版4「なんだかんだ言っても最後に帰ってくるとこは超合金なんだよね」
26『ロケみつザ・ワールド 桜 稲垣早希のヨーロッパ横断ブログ旅41 スイス編その4&フランス編その3
26『ロケみつザ・ワールド 桜 稲垣早希のヨーロッパ横断ブログ旅42 スペイン編その1
26『探偵! ナイトスクープDVD Vol.15 & 16 BOX 百田尚樹 セレクション
26『探偵! ナイトスクープDVD Vol.15 百田尚樹 セレクション ~ブーメランパンツでブーメラン?~
26『探偵! ナイトスクープDVD Vol.16 百田尚樹 セレクション ~10年以上口をきいていない父と母~
26『探偵! ナイトスクープDVD Vol. 17& 18 BOX キダ・タロー セレクション
26『探偵! ナイトスクープDVD Vol.17 キダ・タロー セレクション ~沖縄から徳島に漂着したカメラ~
26『探偵! ナイトスクープDVD Vol.18 キダ・タロー セレクション ~輪唱ができない!~
26『THE VERY BEST ON AIR of ダウンタウンのごっつええ感じ 1991-92
26『THE VERY BEST ON AIR of ダウンタウンのごっつええ感じ 1993
26『THE VERY BEST ON AIR of ダウンタウンのごっつええ感じ 1994
27『ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 ディレクターズカット ファティマ第三の預言とガウディ・コード
29『吉本印天然素材DVD第一集
29『吉本印天然素材DVD第二集
29『【Amazon.co.jp限定】吉本印天然素材 第一集・第二集セット(ロゴステッカー・復刻版ブックレット・ポストカード5枚付き)
31『アメトーーク! BEST ゴールド [Blu-ray]
31『アメトーーク! BEST シルバー [Blu-ray]

■その他
19『THE NEWSPAPER LIVE 2013
26『TV Bros.TV

年度末決算に合わせて、リリースラッシュになりがちな3月。一見して分かるように、とにかくテレビバラエティ系のDVDがバカみたいにリリースを予定しております。こんだけ出すんだったら、もうすぐ終了する予定の『オンバト+』のDVDも出してくれよって話だけど、やっぱり売れないのかなあ……。そんな3月ですが、個人的に気になっている作品は3枚だけとなっております。お笑いブームの終焉をしみじみとうんぬんかんぬん。どれも注目作ではありますが、とりわけ東京03のスペシャルライブ『タチの悪い流れ』は気になるところであります。……せっかくのスペシャルなんだから、ブルーレイでも出してもらいたかったなあ。

「柳家喬太郎独演会」(岡山)

「柳家喬太郎独演会」を観に行く。

20140217ポスター

以前、「僕が初めて目撃した落語家は桂ざこばである」と語ったことがあるが、柳家喬太郎は僕に話芸の魅力を教えてくれた最初の落語家といってもいいだろう。僕が初めて喬太郎師匠の落語を聴いたのは、春風亭昇太を目的に鑑賞した『SWAのDVD』だった。かねてより、落語家としてとてつもないポテンシャルを秘めていると伝え聞いていた昇太師匠の落語は、確かに素晴らしいものだった。その落語は、子どもじみているという点で洗練されていて、とても自由で明るい笑いに満ち溢れていた。だが、それと同等に、喬太郎師匠の話芸にも惹かれた。僕がそれまでに聴いたことがあった立川志の輔や快楽亭ブラックとは明らかに一線を画した、落語家の系譜をはっきりと意識させる重厚で濃密な喬太郎師匠の語り口は、落語家個人の魅力に留まることなく、落語そのものの魅力を明確に伝えてくれているようにすら感じられた。大袈裟ではなく。

今回の独演会は、「岡山市民文化ホール」で開催された。場所は岡山駅からそれなりに離れていて利便性には些か欠ける(とはいえ、市電の駅が近いのが有難い)が、ホールの広さが演者にとって好都合なのか、岡山で開催される独演会の多くはこの場所を会場としている印象が強い。過去には、柳家小三治、立川志の輔、立川志らく、柳家花緑らの独演会をここで鑑賞した。……そういえば、しばらく志らく師匠の独演会が開かれていない。かつて『疝気の虫』『鼠穴』『鉄拐』を鑑賞して大いにコーフンした身としては、なにやら寂しい。

18時ジャストに開場。ロビーでの物販は無し。サイン入りCDを購入できるかと期待していたのだが、当てが外れた。全席指定で、僕は前から6列目・中央寄りの席に座れた。大好きな落語家の独演会だからと張り切った結果だが、いざ座ってみると、ややステージからの距離が近すぎるように感じた。もう少し離れていても良かったかもしれない。開演5分前、会場内はほぼ満席の様相を呈していた。2階席の様子は確認できなかったが、きっと満席だったことだろう。

18時30分開演。

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「桂ざこばの会」(志度)

あなたが初めて聴いた落語家は誰ですか?

世の中には多種多様な落語ファンが存在する。その誰もが、初めて落語を聴いた瞬間を経験している。それが、いつ、どこで、誰のものだったかを明確に覚えている人もいれば、そうでない人もいるだろう。ただ、誰しもがその瞬間を経験しているということだけは、否定しようのないことだ。

僕にとってのそれは、桂ざこばである。今から10年近く以前、僕がまだ高校生だった頃に、ざこば一門が学校寄席にやってきたのである。会場となったのは、学校のすぐ近くにある市民会館で、落語を演じるには些か広すぎたように記憶している。当時、師匠が披露したのは、十八番ネタの『天災』。乱暴者の男が心学の先生に諭されて改心し、その教えを留守中にケンカしていたという隣家の男に披露しようとして、失敗する噺だ。ざこば師匠の演じる乱暴者が、とにかく素晴らしかった。乱暴者だが素直で、親しみの持てるキャラクターだったのである。その後、立川志の輔、春風亭昇太、柳家喬太郎などの落語家を経て、僕もすっかりイチ落語ファンとなったわけだが、今でもあの日のざこば師匠の素晴らしい高座をはっきりと覚えている。

しかし、それから現在に至るまで、ざこば師匠の落語に触れることはなかった。その機会が得られなかったというよりも、当時の高座の思い出を大切にしたいという、保守的な気持ちがあったのかもしれない。とはいえ、あれから10年以上が経っているのである。僕もそれなりに年を重ね、あの頃の自分がすっかり過去となっている。そろそろ、記憶を現在で更新するのも悪くない。僕が年を取ったということは、ざこば師匠も年を取ったということだ。今ではきっと、あの頃とは違う高座が繰り広げられているに違いない。

2014年2月9日。この日、僕は県内で開催される「桂ざこばの会」を鑑賞するために、愛車で高速道路を走行していた。言うまでもなく、今のざこば師匠の高座を確認するためである。会場はさぬき市志度音楽ホール。県庁所在地である高松市よりも東側に位置するため、西側の某市に住んでいる僕には馴染みの薄い場所だ。正直、迷子になるのではないかという懸念もあったが、昨年買い替えたスマートフォンのナビ機能のおかげで、なんとか開演30分前に到着することが出来た。文明の機器に感謝するばかりである。

駐車場から少し歩いて、会場へ。チケットをもぎってもらい、ロビーの売店コーナーを覗き込む。売られているのは、主にざこば師匠に関するソフト(落語CD、映画DVD、書籍)、そして米朝一門関連のグッズ。落語家系図を写した手ぬぐいに心を惹かれるも、購入したところで特に使うことがないという過去の経験を思い出し、手をつけず。と、ここで偶然、高校時代の友人と遭遇。まさしく当時、ともにざこば師匠の高座を鑑賞した仲間だったのだが……彼の中には、そもそもざこば師匠の落語を観たという記憶がなかった(当時は講演会に来たものだと記憶違いしていた)ことを知り、大いに脱力する。自由席だから、早く席を確保した方がいいと忠告され、慌ててホールへ。前列から五番目の端席が空いていたので、そこを陣取る。

午後2時開演。

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『オンバト+』2014年2月1日放送感想文

■タナからイケダ513kb/3,746票】※投票2位
4戦全勝、今期3勝目。漫才『スマホの機能』。最近のスマホに付いている「スマホが人と会話が出来る」機能を使ったことがないという田邊に、池田がスマホになりきって、どういうものか試させてみる。機械である筈のスマホが人間のようなリアクションを取る展開は、往年の陣内智則のコントを彷彿とさせる。後半の感動路線にはあざとさを感じたが、その中でもしっかり笑いを取りに行くしたたかさにはイイ。あと、やっぱり田邊は劇団ひとりに似ていると思う。感動路線に転じた時の熱っぽい演技に、同質のものを感じた。「そんな感じだったらイヤです」

■エレファントジョン【473kb/2,650票】
18戦15勝、今期4勝目。漫才『タバコ』。一日に一箱から二箱ほどタバコを消費している加藤だが、そのせいで喉の調子が悪くなったので、遂に禁煙を決意するも……という話を、いつものようにテキトーに受け答えるガッテン森枝。森枝のテキトーな受け答えの内容によって、出来不出来が大きく左右する彼らの漫才。今回は上手くいった方だろう。毎度お馴染みのやりとりの中で繰り出した「ムカつく動き」が、いいアクセントになっていた。無論、ネタの構成はきちんと練り上げているのだろうが、ああいう分かりやすい天丼があると、展開にメリハリが出来て具合が良い。それはそうとして、森枝のボケには相変わらず無駄が多い。ただ、その無駄に見えるところがあるからこそ、ここぞとばかりに繰り出される質の良いボケがよりいっそう引き立っているといえるのかもしれない。「一生吸えるぜヒャッホー!」

■ボーイフレンド【485kb/1,901票】
7戦4勝、今期4勝目。漫才『ヒゲそり』。ヒゲを剃るときにカミソリ負けをしてしまうという黒沼に、宮川がラップで正しいヒゲの剃り方をレクチャーする。彼らが得意とする自作ラップを用いた漫才。初オンエア時に披露していた『洗顔』のネタを焼き直した印象を与えるも、いちいち丸刈りになろうとするボケの乱暴さがネタの差別化を図っているように感じた。黒沼が木魚を叩き始めるくだりを、もうちょっと掘り下げてもらいたかったような気もする。後半は坊主頭になるというボケを足踏みし続けているだけに見えたから。「結局丸刈りかいっ! つるんっ!」

■BLUE RIVER【473kb/3,024票】※投票3位
7戦6勝、今期4勝目。漫才『娘』。最近生まれた姪っ子が可愛くて仕方ない川原。実の娘の誕生を想像するが、ちゃんと躾けることが出来るだろうか。「思春期の娘と父親」にありがちなシチュエーションを土台にした漫才。ネタの弱さを丁寧かつ骨太なやりとりでカバーするスタイルは相変わらずだが、今回はどことなくユルい印象を受けた。会話のテクニックで引き込む笑いに限界を感じ始めているのかもしれない。オチは少し唐突。あそこから、更にもう一回引き込まれる笑いが欲しかった。「ブラなしのパンあり!」

■風藤松原【493kb/5,438票】※投票1位
18戦16勝、今期4勝目。漫才『彼女とデート』。彼女とイチャイチャデートがしたいという風藤と、念願の風藤の彼女役が出来ると張り切っている松原。漫才コントという設定だが、デートならではの要素は少なく、彼らお得意の大喜利色の強い内容になっている。先のBLUE RIVERとあらゆる面において対極といえるだろう。密度の高さもさることながら、一つ一つのインパクトの強さが以前よりも格段に上がっている。THE MANZAIファイナリストとなったことが、彼らにイイ影響を与えたのかもしれない。眠れる獅子が完全に目を醒ましたか。彼ららしさを存分に盛り込んだ、素晴らしい漫才だった。「つまづいたって、いいじゃない。だって、お前そのくらいの能力の人間だもの!」

■今回のオフエア
457kb:ニッチェ
437kb:どんぴしゃ
373kb:オテンキ
369kb:ザンゼンジ
337kb:ボルトボルズ

8連勝中のニッチェがまさかのオフエア。既に4勝していた彼女たち、今期の合計キロバトル数を上げるための挑戦だったが、他の強豪に押し出される結果となった。ちなみに、457kbでのオフエアは、『オンバト+』史上最高記録とのこと。ただ、視聴者投票の点数が満点なので、何もしなくても出場できたんじゃないかという気も……。今期3勝目を狙ったどんぴしゃも、高得点ながらオフエアに。今期4勝目を狙っていたザンゼンジとボルトボルズもオフエア。ただ、ザンゼンジは今期最終戦に出場する予定なので、まだチャンピオン大会出場の可能性はある。

■次回
あばれる君(3)
アルコ&ピース(3)
学天即(3)
ジェラードン(4)
じゅんいちダビッドソン(1)
スマイル(4)
チキチキジョニー(3)
ツィンテル(3)
や団(2)
ラバーガール(3)

次回も愛知県春日井市収録。今期4勝目を狙う6組に加え、合計キロバトル数を伸ばすために今期5勝目を狙う2組が出場する。なんという高密度。こうなると、まったく大会に絡まないじゅんいちダビッドソンとや団の存在が面白くなってくる。彼らの存在が台風の目となるか、それとも全く無関係にオフエアとなるか。個人的には、じゅんいちダビッドソンがオンエアされるとちょっと面白い。

『コナン・ドイルの事件簿』

コナン・ドイルの事件簿 DVD-BOX シャーロック・ホームズ誕生秘史コナン・ドイルの事件簿 DVD-BOX シャーロック・ホームズ誕生秘史
(2005/10/28)
イアン・リチャードソン、ロビン・レイン 他

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世界で最も有名な私立探偵“シャーロック・ホームズ”を世に送り出した作家アーサー・コナン・ドイルが、かつて学生だった頃に師事した医学教授・ベル博士とともに数々の難事件を解き明かすミステリードラマ。どちらも実在の人物だが、無論フィクションである。ストーリーは基本的にオリジナル。ホームズの事件そのものを原作とはしていない。とはいえ、ところどころにホームズを思わせる要素が盛り込まれていて、ミステリードラマであると同時に、ホームズが生まれるまでのストーリーとしても楽しむことが出来る。映像全体から漂う陰惨でどんよりとした空気も、ホームズの世界そのもの。その素晴らしい出来に、『シャーロック・ホームズの冒険』『名探偵ポワロ』『ミス・マープル』などの古典的ミステリードラマ好きな僕は、完全にのめりこんでしまった。ただ、少し残念なことに、最後はイマイチ消化しきれていない。そもそも、このドラマは「ドイルがホームズを殺した」時期から当時を回想する形式で始まっているのだが、最終話にその設定が全く反映されていないのである。おかげで、話自体は楽しめるのに、なんとなく釈然としない後味になっている。てっきり第1話の冒頭でドイルが「潮時だよ……」と語った理由が明かされると思ったのだが……なんとも惜しい。

患者の眼 コナン・ドイルの事件簿 (文春文庫)患者の眼 コナン・ドイルの事件簿 (文春文庫)
(2005/07/08)
デイヴィッド・ピリー、日暮 雅通 他

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こちらはドラマ原作本。あまり売れなかったようで、これ以後のシリーズは翻訳されていない。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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