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『東京ダイナマイト「グレートダイナマイトフロムヘル」』

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(2010/07/14)
東京ダイナマイト

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東京ダイナマイトが所属事務所を吉本興業に移籍したと聞いたときは、本当にどうしたんだと心底ビックリした。だって東京ダイナマイトといえば、養成所出身のクソがつくほど真面目な芸人たちがウジャウジャしている現在のお笑い界で“邪道”ともいえる生き方を見せていたコンビ。そんなコンビが、まさに現在のバラエティ番組の本道を司っていると言っても過言ではない吉本興業に所属するなんて、いくらハチミツ二郎がNSC出身だからってありえない、そんなのファンタジーの世界だと思っていた。いや、思ったことすらなかった。それが現実になっちゃった、斜め上の結果になっちゃうんだから、世の中って分からない。でも、彼らが吉本興業移籍後に初めて行った単独ライブ『グレートダイナマイトフロムヘル』を観て、その行動の意味が分かった気がする。

ここ最近の東京ダイナマイトは、はっきり言って退屈だった。自分たちの面白さを掘り下げるとか、どうすればもっと面白い笑いを生み出せるのかとか、そういうことを一切やらなくなっていた。彼らがオフィス北野所属だった頃にリリースした最後の作品『D-Generation X』を観たときは、本当に絶望したからね。「あれ?東京ダイナマイトって、こんなに保守的だったっけ?」って。だから、彼らもそういう状況をブッ壊すために、オフィス北野を飛び出して吉本興業に飛び込んだのかな、と今は思う。この移籍劇は、彼らにとって荒療治みたいなものだったんだろう。

『グレートダイナマイトフロムヘル』で、彼らは変わった。もちろん、基本的なところはまったく変わっちゃいないんだけれど、でも変わるべきところは変わった。コントは以前よりもナンセンスさ・不条理さを増していたし、技術も格段に上がった。特に間の使い方が印象的。ショートネタブームが盛り上がっている昨今、彼らはとことんじっくりと間を開いていた。もちろん、その“間”はその笑いに絶対的に必要な“間”だ。じわっと開いた間をピンポイントで埋めていくボケとツッコミは、まるで飛び石の様に水面を跳ねていった。東京ダイナマイトは吉本興業に移籍することで、間違いなくワンステップ上の段階へと進んだのだった。

個人的にメチャクチャ笑ったのは『英会話スクール』。ハチミツ二郎を含む複数の生徒たちの前で、松田が演じる外国人英会話教師が授業するという定番シチュエーションのコントなんだけど、とにかくもうヒドいのなんの。外国人の口調で不条理なボケを繰り広げる松田がたまらなく面白い!生徒に自己紹介をさせるくだりで腹を抱えて笑った。基本的に外国人ネタはツボなのもあるけれど、とっても面白かった。もちろん、他のコントも面白かったんだけどね、と妙なフォローを入れてみたり。

あと、今作には特典映像が収録されていないことを、最後に付け加えておく。実は前作『D-Generation X』もそうだった。それだけ単独ライブの出来に自信を持っているということなんだろうな。次回作も楽しみだ。


・本編(113分)
「オフィス」「松田P」「レストラン Part2」「フォークダンスDE成子坂カヴァー 刑務所 護送Mix」「さけるチーズ」「オフィス」「一休さん」「ふたりの大喜利ショー」「英会話スクール」「フーセンガム」「師匠」「フラワーアレンジメント」「マスクマン」「オフィス」
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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