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『タンバリン芸人 ゴンゾー』

タンバリン芸人 ゴンゾータンバリン芸人 ゴンゾー
(2010/08/27)
ゴンゾー

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西暦20XX年。世界は笑いの炎に包まれた。消費され、荒野と化したテレビに生き残った芸人たちは、再びネタに支配された。一回のテレビ出演さえも奪い合う時代が到来し、弱者は虐げられるだけの過酷な運命を負わされた。そんな、ある日。一人の芸人がタンバリンを片手に赤絨毯を歩いてきた。

彼こそは、タンバリンに散在する経絡秘孔を突き、ありとあらゆるメロディを巧みに奏でて観客の腹筋を破壊するという、一子相伝の秘拳の使い手、ゴンゾーだった。……この作品は、ゴンゾーの芸人としての生き様を映し出した一つの歴史であり、今もなお続いている伝説の記録だ。

今作に収められている映像をおおまかに区分すると、「ゴンゾーのタンバリン芸」「ゴンゾーのプライベートインタビュー」「ゴンゾーのタンバリン講座」「ゴンゾーお気に入りのタンバリンランキング」の四種に分けられる。いずれもゴンゾーの伝説を語る上では欠かすことの出来ない重要なファクターだ。中でも興味深いのは「ゴンゾーお気に入りのタンバリンランキング」……ではなく、「ゴンゾーのプライベートインタビュー」である。

テレビでは殆ど声を漏らしたことのない、人呼んで“お笑い界のゴルゴ13”として知られているゴンゾーが、言葉巧みに自身の人生を物語っている。……もとい、タンバリン巧みに自身の人生を打ち鳴らしている。つまり、今作においてもゴンゾーはやはり喋らない。しかし彼は、それでいいのだ。“沈黙は金 雄弁は銀”ということわざが示す様に、黙っているからこそ彼という芸人は美しく輝く。

インタビュアーの女性によると、ゴンゾーは幼少の頃、とある事件によって心に傷を負ったという。その心の傷はあまりにも深く、その日からゴンゾー少年の顔から笑いが消えた。だからこそ、彼はお笑い芸人を目指した。笑いを失った自分の様な人間をこれ以上増やしてはならない、世界はもっと笑顔で満ち溢れるべきなのだ……という意志の元に。……そんな感情が芽生えていたかどうかは知らないが、とにもかくにもゴンゾーは名古屋NSCに入学。お笑い芸人としての道を歩み始める。

ところが、またも彼に辛い現実が圧し掛かる。自虐ネタ芸人として注目され始めていたヒロシと、当時の芸風がもろに被ってしまったのだ。まったくウケない日々が続き、芸人として生きることも諦めた。そんな、ある日。ゴンゾーは、タンバリンと運命的な出逢いを果たすのであった。タンバリンの魅力にとりつかれたゴンゾーは、それを相棒に再びお笑い芸人としての道を歩み始める。奇抜な衣装とポーカーフェイス、そしてなにより徹底的に研ぎ澄まされたそのタンバリン芸は、数多くの人々を魅了した。

言葉巧みに人々を惑わす芸人が増えている中、ゴンゾーは徹底的にタンバリン芸にこだわり続けてきた。芸人として苦汁を舐め続けてきた男には、もはやタンバリン以外に為す術はない。だからこそ、彼にはタンバリンと心中する覚悟が見える。タンバリンがこの世から消滅する日、また芸人としてのゴンゾーも消滅するのである。

目を閉じろ。耳をすませ。今日も彼は、真顔でタンバリンを鳴らしている。誰かを笑わせるために。


・本編(60分)
01.タンバリンダンス
「フレンズ」「CHA-CHA-CHA」「天城越え」「キューティーハニー」「剣の舞」
02.トークコーナー「弾め♪タンバリントーク」
「トーク1」「トーク2」「トーク3」
03.ゴンゾー タンバリン講座
「前編」「後編」
04.ゴンゾー お気に入りタンバリン Best5

・特典映像(約5分)
「秘蔵予告」「妙技!ダブルタンバリン」「「タンバリン芸人 ゴンゾー」DVD予告」
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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