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「このお笑いDVDがスゴかった!」2010

気が付けば、2010年が終わろうとしている。

大学を卒業してからおよそ四年の月日が経ってしまったが、時の流れは学生時代のそれに比べて明らかに早く感じられる。大学卒業後、特に変化のない日常を過ごしているため、なのだろうか。新しい人たちに出会う機会も無ければ、新しい発見に遭遇する機会も無い。ただ、漠然と過ぎていく時間の中で、とりあえずの新年を迎えるのだ。このまま、最期の瞬間まで生きていくのだろうか。ただ、ただただ、漠然と。

それでも、お笑いのDVDを集めるという趣味だけは、学生時代から変わらず続いている。毎年、年始には「今年は購入を少し控えよう」と考えるのだが、年末になるといつも「こんなに買ったのか!」と愕然としてしまう。今年も結局、91枚ばかりお笑い芸人ネタDVDを購入していた。なお、これはテレビ番組のDVDを外した枚数なので、実際はもっと買っている。きっと2011年も、似たような生活を送ることだろう。ここ最近、お笑いブームが終焉を迎えると言われているので、多少の状況変化が生じる可能性もあるが。

何はともかく、2010年が終わる。一年が終わる。新しい年を迎えることになる。ならば、当ブログでは、年に一度の恒例企画をやらざるを得ない。というわけで、「このお笑いDVDがスゴかった!2010」開催である。

「このお笑いDVDがスゴかった!」とは、年末の時期になると当ブログで開催されるお笑いDVDの年間ランキング発表企画である。ランキングと言っても、統計データを元にしているわけでもなければ、ブログ読者からの支持率を計測して叩き出すわけでもない。ブログ管理人である僕が、独断と偏見を元に一方的にランキング付けするのである。ちなみに、2008年は東京03単独ライブ『スモール』が、2009年は吹越満『タイトル未定』が一位という結果に終わった。それ以前のランキングもあるが、いずれも一位は関東系のお笑いとなっている。如何せん、僕がお笑いDVDを買い始めるきっかけとなった芸人が、ラーメンズやさまぁ~ずやバナナマンといった関東系事務所の面々であるため、どうしてもそっち方面の芸風に弱い傾向があるようだ。

果たして、今年こそ関西系事務所の芸人が一位を獲るのか。それとも、やはり例年通り、関東系事務所の芸人が一位を獲るのか。特に誰もが興味を持っているわけではないだろう企画が、当ブログにおける今年最後の更新だ。お年玉の使い道の参考にでもなったら、これ幸い。

ところで、昨年は上位二十位から発表したが、今年は上位十位から発表させていただく。これは決して、今年の作品が去年の作品に比べて劣っているということではなく、むしろ逆で、今年は二十位以上が妥当であると思えるような作品があまりにも多く、選び切れないが故の結果である。それほど、今年は秀作と呼べる作品が多かった。しかし、それでも上位十位に当たる作品は、それらの作品に比べて圧倒的に面白かった。中でも三位以上は、何処に出しても恥ずかしくない作品を選抜したつもりである。良ければ、実際に手を取って、楽しんでもらいたい。
 
■10位『第10回東京03単独ライブ「自分、自分、自分。」』(09月22日)
常に完成度の高いコントを作り続けている東京03だが、ライブ全体の完成度となると話が違ってくる。特に、彼らのコントは人間関係のいざこざが主題となることが多いため、ちょっとでも油断すると観ている人間が不快になってしまいかねない。その意味で、今回の公演は非常に上手いバランスの上で成り立っていた。加え、アルファルファ時代を彷彿とする不条理コントも。今後の更なる深化が期待できる一品だ。

■9位『ギンギラ銀にシャリげなく』(12月28日)
M-1グランプリ2010ファイナリスト、銀シャリの漫才を収録している作品。決勝戦で披露していた『アルファベット』のネタを筆頭に、鰻のセンスが光る『森のくまさん』『ことわざ』、漫才コントのフォーマットが当然になっているからこそ成立する『万引きGメン』など、いずれも安心して楽しめる。それらの幕間映像では、鰻の天然エピソードを披露。銀シャリというコンビの面白さを凝縮した、お手本の様な作品である。

■8位『バカリズム案 2』(12月22日)
R-1ぐらんぷり決勝の舞台で披露したネタ『トツギーノ』から評価されるようになったピン芸人、バカリズム。その影響なのか、元来はコント師であるにも関わらず、一般的にはスケッチブックネタを得意とする芸人というイメージが浸透している。「バカリズム案」は、そんなバカリズムのスケッチブック芸を巨大モニターに置き換えたようなライブだ。日常に必要のない案、思いつきもしなかった案が、次から次へと繰り出されていく。完全なる無意味な時間が、何故だか面白い。バカリズムの剥き出しになったセンスを体感せよ!

■7位『兵動大樹のおしゃべり大好き。4』(05月19日)
自身が見かけた人たちのことを面白おかしく語ることの多い「人志松本のすべらない話」において、常に誰も傷つかないエピソードトークを展開している兵動大樹。今回は身内に関するエピソード、特に娘の愛寧に関わる話が印象的。日常でごく当たり前に起こり得る状況を、とてつもない事件であるように盛り上げる話術には感嘆の声を漏らさずにはいられない。その滑らかなる舌から繰り出されるエピソードの波状攻撃、是非とも体感して頂きたい。

■6位『鳥居みゆき 狂宴封鎖的世界「再生」』(11月24日)
R-1ぐらんぷりでは二度の決勝進出を果たしておきながら、未だにカルト芸人としてのイメージが強い鳥居みゆき。ことバラエティ番組においては、ある種のカンフル剤として彼女が起用されることも多い。しかし、本来の彼女は、テレビ番組における彼女よりもずっと狂気に満ちている。今作では、一人の女性の結婚式を舞台に、彼女の狂気に満ちた笑いが発散されている。笑えるかどうかは分からないが、一貫して狂っているこの世界観は一見の価値あり。

■5位『オリエンタルラジオ漫才ツアー 我』(06月23日)
オリエンタルラジオのノンストップ漫才ライブを収録している今作。彼らが漫才ライブをDVD化するのは、2008年8月にリリースした『才』以来のことだが、当時に比べて彼らの漫才師としての実力は格段に上がっている。今作は彼らが本気でM-1グランプリ決勝進出を目指した、軌跡と言っても過言ではない。結果、彼らはM-1決勝の舞台に上がることはなかったが、このライブが彼らの漫才人生において重要なライブであることは違いないだろう。特典映像に収録されている、ブラックマヨネーズとの漫才対談も必見!

■4位『シティボーイズミックス PRESENTS そこで黄金のキッス』(03月24日)
ラーメンズ、バカリズム、エレキコミックなどの在関東系コント師に多大なる影響を与えているコントユニット、シティボーイズ。常に新しい笑いを追い求めている彼らだが、寄る年波には勝てないのか、ここ数年はかつての刺激性を含んだ笑いは生み出せなくなっていた。しかし今回、新しいスタッフを迎えたためなのか、彼らの笑いは格段に過激さとナンセンスさを増した。共産主義を謳う中小企業、年寄りを川に投げる田舎の祭り、行方不明になった息子を想う気持ちを見せないドライな友人たち……現代的な空気を掴み取った笑いは、間違いなく彼らの復活を表していたと言えるだろう。



ここまで、10位から4位までを一気に取り上げた。いずれ劣らぬ傑作揃いである。ここで一旦、惜しくも10位以内に入らなかった作品を取り上げてみよう。どの作品も、個人的にはかなり面白く感じたのだが、あと一歩及ばなかった作品である。レンタルで見かけたら、手に取ってみてね。

ハライチ』(02月24日)
爆笑オンエアバトル パンクブーブー』(03月24日)
コサジ一杯の鳥の中身』(04月07日)
夙川アトム 第1回単独ライブ ‘FANTASIA’』(05月19日)
THE GEESE ALTERNATE GREEN』(06月30日)
東京ダイナマイト グレートダイナマイトフロムヘル』(07月14日)
U-1グランプリ CASE03『職員室』』(09月15日)
平成ノブシコブシ 初・単独ライブDVD 御コント ~今宵の主役はどっちだ~』(10月20日)
bananaman live DIAMOND SNAP』(12月15日)
ナイツ独演会』(12月29日)

それでは、上位3位をどうぞ。


■3位
キュートン風呂キュートン風呂
(2010/07/14)
キュートン

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椿鬼奴、増谷キートン、アホマイルド、くまだまさし、しんじから成る六人ユニット、キュートンの映像作品集。とにかくオシャレ、とにかくカッコイイ、それでいてきちんと面白い。キュートンが「ポージング」で見せているような世界観の映像から、彼らそれぞれのセンスが光るオリジナルドラマまで、非常にバリエーションに富んだ映像が堪能できる。桜並木をスーツ姿の六人が横一列になって闊歩する映像は、カッコよすぎて悶絶するかと思った。

■2位
NON STYLE LIVE 2009~M-1優勝できました。感謝感謝の1万人動員ツアー~NON STYLE LIVE 2009~M-1優勝できました。感謝感謝の1万人動員ツアー~
(2010/02/24)
NON STYLE

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M-1グランプリ2008の覇者、NON STYLE。オードリーの活躍に隠れて、今一つパッとしない印象の残る彼らだが、そのライブは常にオーソドックスな笑いに満ちている。石田が「(2009年の)M-1グランプリに出るか出ないかは、このライブの出来次第」という旨のことを公言していたが、確かにそれだけのクオリティはある。漫才もコントも決して外さない。しかも特典映像の破壊力も、半端ではない。M-1王者は伊達じゃない!

■1位
エレ片コントライブ ~コントの人3~エレ片コントライブ ~コントの人3~
(2010/01/29)
片桐仁、エレキコミック 他

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エレ片コントライブ ~コントの人4~エレ片コントライブ ~コントの人4~
(2010/12/15)
エレキコミック、片桐仁 他

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今年、最も純粋にバカバカしい笑いを生み出していたのは、間違いなく彼らである。そのバカバカしさは、もはや芸術的と言っても過言ではない。混浴で女性のおっぱいを見るための計画を綿密に立てている男たち、片桐仁をマイケル・ジャクソンだと勘違いし続ける修学旅行生たち、人気を博した子どもの頃のまま大人になった卓球プレイヤー、博士の言うことを聞かないロボット、その全てが愛おしい。充実した特典映像に、盛り上がり続ける副音声も、完璧にバカ。問答無用のWランクインだ!

今年はこんな感じになった。来年もこういう感じになる。呆れず、お付き合いください。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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