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雨の日は陽水の絶望を


井上陽水の曲が聴きたくなったので、アルバム『カシス』を借りる。それほどファンというわけでもなければ、特に好きな曲があるというわけでもないのだが、どういうわけか彼の歌が聴きたくなる時期が、たびたびやってくる。そして、実際に聴いてみて、何かを納得する。ああ、やっぱり井上陽水は、微妙に僕と合わないなあ、ということを。それでもたまに彼の歌を聴きたくなるのは、いつか彼の歌が僕の心根にヒットする日が来るのではないかと期待しているからなのだろう。

そんな陽水の曲で、唯一僕が口ずさむことのある曲が、『夕立』だ。とある番組で、この曲を山崎まさよしが陽水当人の前で歌っていたのを見て以来、豪雨の日には自然に口にしている。以前は、その動画をネットでも観ることが出来たのだが、今では削除されているらしい。なかなかいい歌いぶりだったのだが、仕方がない。

この曲の何が凄いかというと、とにかく歌詞が凄い。

洗濯物がぬれるから 女はひきつった顔で
わめきまわる ころびまわる
男はどうした事かと 立ちつくすだけ
空の水が全部落ちてる


単なる豪雨の風景にも関わらず、まるで世界の終わりが訪れたのではないかと思わせるほどに緊迫している。客観的に見ればコメディの様でもあるが、そのことが逆に、この歌詞のシリアスさを物語っている。その、あまりにもシリアスで救いようのない歌詞に、不思議と惹きつけられてしまうのかもしれない。

ところで『カシス』だが、個人的にはそれほどいいアルバムとは感じられなかった。でも、やっぱり陽水は、相も変わらず陽水だった。考えてもみれば、当然のことなのだが。
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No title

僕は井上陽水が大好きなんですけど、
井上陽水の中では「ビルの最上階」という歌が一番大好きです。
もし、聴けるお時間があれば、聴いてみてください。

YouTubeにあったので、早速聴いてみました。
なかなかええ塩梅の曲ですね。
全体に漂う憂鬱な空気と、陽水ならではの言葉選びが素晴らしい。
今度、ちょっとアルバムを借りてみようと思います。『九段』ね。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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