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「週末よしもと『爆笑スーパーステージ in高知』」に行ってきた。

六月十八日、早朝。僕は高知県高知市で行われる「週末よしもと『爆笑ステージ in高知』」を鑑賞するために、高速道路を疾走していた。無論、法定速度は守っていたのだが、妙に焦らされている気持ちはあった。原因は恐らく雨のせいだろう。家を出たときにはまだ小雨だった筈なのだが、走行しているうちにだんだんと雨足が強くなり、気付けば豪雨の中を走っていた。雨が降る中で車を走らせるのは嫌いではなかったが、あまりに強い雨が降ると、サイドミラーに水滴が溜まって後ろが見辛くなるので良くない。張りつめた気持ちが、一刻も早くこの状況から抜け出したいのだと、アクセルの踏みを強くした。

ライブの会場となったのは、高知城のすぐそばにある高新RKCホールというところだ。付近には数多くの有料駐車場があり、駐車に困ることはない。僕は公園用の駐車場に車を停めて、すぐさま会場へと向かった。どうしてすぐさま向かったのかというと、実はその前に高知イオン内のタワーレコードに立ち寄って、何か落語のCDを買おうと迷っていたために、かなりの時間を食っていたためである。しかも、うっかり予定していた駐車場の出口とは反対側に出てしまい、しばらく迷子になっていた。なんとも幸先が悪いが、到着すればこっちのものである。さて、会場は何処だ……と、道沿いにふらふらと歩いていると、一見するとごく当たり前な建物の入口にちょっとした人だかりが出来ていることに気がついた。もしかしたら……と近付いてみると、予感は的中。そこはRKCホールの入口で、人だかりはライブ鑑賞を目的とした客によるものだった。

ライブ会場であるRKCホールは、高知新聞放送会館の六階にあった。そこへ行くためのエレベーターは一台のみと、実に効率が悪い。他の観客たちと共にエレベーターへと詰め込まれ、真っ直ぐ会場へと向かう。六階に着くと、すぐさまホールの入口だ。関係者の人にチケットをもぎってもらい、自分の席へ向かった(全席指定)。ホール内には沢山の人がいて、ほぼ満席といった様相。但し、会場自体がちょっと狭い(先日の岡山市民会館の半分以下か?)ので、当然ともいえる。僕の席は15列目、会場の右側にあった。椅子の幅はけっこう狭いが、苦しいほどではない。周囲を見ると、殆どが女性客だ。なにやら気まずい。しばらく待っていると、会場内の電気が消される。御案内の通り、ライブの幕開けとなった。

まず舞台に上がってきたのは、なにやら見たことのないがっちりとした男性。なんでも彼は、今よしもとがやっている企画“あなたの街に住みますプロジェクト”で現在は高知に住んでいる淀家萬月という落語家さんらしい。後で調べたところ、桂三枝師匠のお弟子さんにあたる方なのだという。やけにべしゃりが達者だとは思ったが、なるほど。萬月は今回のライブでMCを務めるとのこと。挨拶もそこそこに引き下がっていった。

以下、ライブの構成である。
 

銀シャリ『漫才:犬のおまわりさん』
ジャルジャル『コント:くしゃみとゲップとあくび』
 (MCと二組による中トーク)
チーモンチョーチュウ『漫才:校門で生徒を見張る先生・通販番組』
スリムクラブ『漫才:クイズミリオネア』
 (MCと二組による中トーク)
ハイキングウォーキング『コント:ステーキハウスの店員にやたらとツッコむ鬱陶しい客』
笑い飯『漫才:列に割り込む人を注意する・出掛けに母さんとケンカ』
 (MCと二組による中トーク)


銀シャリは鰻の天然エピソードから『犬のおまわりさん』へ。恐らく、未見のネタ。『犬のおまわりさん』の歌詞をモジッただけのシンプルな内容ながら、そのモジり具合がかなり可笑しかった。まったく無意味なようで、ところどころに繋がりが見えるところもポイントか。ちなみに銀シャリは、この後仕事がつかえていたので一番手になった模様。続くジャルジャルは、キングオブコントでも披露していた『くしゃみとゲップとあくび』。テレビで見ると、時間制限上ナンセンスが的確に積み重なっていく様子だけが映し出されるネタだが、ライブとなるとその自由さが如何なく発揮。流れを無視して、手当たり次第にくしゃみとゲップとあくびを繰り出していき、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。時間の制限もなく、自由に幾らでも展開することの出来るこのネタは営業向けなのかもしれない。また、設定を「会社の上司と部下」ではなく「大学の先輩と後輩」に変えていた点も注目。

チーモンチョーチュウは二人の知名度調査から自己紹介を経て、本ネタへ。先の二組と比べると、ちょっとネタのシュールさが全面に押し出され過ぎていて、骨子の弱さが露呈してしまっていた様に思う。ただ、そのブラックかつファンタジーな世界観のネタは、やはり他の芸人には無い何かを感じさせられた。スリムクラブは中盤まで『クイズミリオネア』のネタを続けるも、ある場面で真栄田がアドリブを放り込み、内間が放心してしまうという緊急事態が発生。その状況を打破するために、内間さんが一本締めでネタを終わらせるというとんでもないオチを迎えていた。ネタを真面目にやらないという意味では叱られるべきなのかもしれないが、ライブならではのスリリングな展開が見られて、妙に満足感はあった。トークでは、チーモン菊地が以前に営業で高知を訪れたときの話を。

ハイキングウォーキングは普通にコントを。ただ、途中でQ太郎がネタを一つ飛ばしてしまうハプニングが。ただ、相方の松田がそのミスを焦ることなく処理していたので、どうやらいつものことらしい。頑張れQちゃん。トリを飾る笑い飯は、M-1優勝おめでとうと言ってもらえないという自虐ネタから、そつなく本ネタへ。反抗期の息子が母親と喧嘩しながら家から出てくるネタは、個人的にかなり好きなネタなので満足。終盤のカオスな展開が実に良い。

MCの淀家萬月、ハイキングウォーキング、笑い飯のトークでライブは終了。時計を見ると、ライブが始まってから一時間半での終了。これはちょっと短い気がする。思えば、芸人の営業ライブではお馴染みの「最後に出演者全員で~」が、今回は無かった。なんとなく、以前に鑑賞した“よしもとデリバリー劇場”をイメージしていたので、些か拍子抜けた。隣の席に座っていた女性も、「えー、もう終わりー?」とボヤいていた。案外、そういうものなんだろうか。ライブ終了と同時に、ホールから観客が一斉に排出されていく。物販コーナーでフェイスタオルや生写真が売られているのが目に入ったが、後ろからどんどん続く観客の波に押され、何も買わずに飛び出すことに。……まあ、どのみち何も買わなかったとは思うけど。

外はまだ雨。予想よりも早くライブが終了したので、その足で近くにある“ひろめ市場”に向かった。ひろめ市場とは、高知の特産品売場や居酒屋・料理店がいっしょくたになった、なにやら屋台街の様な雰囲気のところである。チーモン菊地の話によると、ここで買った焼き鯖寿司の頭を食べられるかどうか芸人同士で談義していたところ、おもむろにしずちゃんがガブリと食って「美味い」と言ったとのこと。僕も以前に食べたことがあるが、確かに美味かった。頭は食べなかったけど。ここで精肉店の揚げ物と惣菜工房のカツオの巻き寿司を買って、今回の高知訪問を終えることにした。

行きの道中よりも激しい雨が降り注ぐ帰り道。相変わらず視界は悪く、アクセルの踏みも強い。車内では、高知イオンのタワーレコードで買った五街道雲助の『淀五郎』が響いている。人情話に空も泣き、涙の雨を降らしたか。高知へ出向いてお笑いライブを鑑賞した一連の出来事、長々と書いてまいりましたが、ここらでお開きとなります。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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