スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「立川志の輔独演会」(7月28日)

「立川志の輔独演会」に行ってきた。

と、いつもなら、長々と会場の様子などについて触れていくところなのだが、如何せん当時から日が経ってしまっているので、今回は簡単なレポートに留めておこうと思う。まあ、変に長々と書いたところで、読む人の数を減らすだけだろうし。

会場となったのは、毎度お馴染み岡山市民文化ホール。今年、ここを訪れるのは、二月に行われた「立川志らく独演会」、そして同じ七月の上旬に行われた「柳家花緑独演会」に続き、三度目となる。……落語家に好かれている場所なのだろうか。個人的には、微妙に交通の便が良くないので、あまり有難くないのだが(志らく師匠は今年、もう一度この会場で独演会をするらしい……どんだけ好きなんだよ)。

会場は大入りの満席。そういえば、花緑師匠の独演会に来たときに受け取ったパンフレットにこの独演会のことが紹介されていたんだけれど、そこに“完売御礼”と書かれていた。完売御礼ということは、客が入る予定の席は全て埋まっていると考えていいのだろう。驚くべき人気である。ちなみに今回、物販ブースはなかった。CDやDVD、手ぬぐいなどのグッズがある筈なのだが……ちょっと寂しい。ぐすん。

やがて出囃が流れ始めて、前座さんの登場。立川志の太郎さんという方。志の輔一門では一番の若手に当たる人らしい(落語ファン倶楽部掲載「東西落語家現勢図」参照)。挨拶もそこそこに『狸の札』を。罠にかかって子供に捕まってしまった子狸を通りがかりの親切な男が助けると、その日の夜に恩返しにやってくる。そこでせっかくなので、五円札に化けてもらって、それを借金の返済にあてがう……というネタ。可愛くて優しく、それでいて分かりやすい話の流れが実に前座向き。そこそこに楽しんだ。

さあ、次は志の輔師匠の番だ……と思っていたら、再び前座さんが登場。今回の独演会では、どうやら前座が二人登場することになっていたらしい。何故だ。出てきたのは立川志のぽんさん。……なんだよ、志のぽんって。朱の盆(妖怪。アニメ鬼太郎でぬらりひょんといつも一緒にいるアレ)みたいな名前だ。或いは熊本……くまぽーん……byラーメンズ……。ネタは『金明竹』。仕事もろくに出来ない与太郎が留守番をしていると、上方からの客がやってくる。べらべらと早口でまくしたてる客が何を言っているのか分からず、それを見て笑ってばっかし。これは任せておけないと奥から女将さんがやってくるのだが……。『寿限無』と同様に、とにかく言い立てが重要なネタなんだけれど、どうも個人的にコレはあんまり好きじゃない。というのも、言い立ての場面になるまでの行程が、ちょっと退屈なもので。あそこをもうちょっとどうにかすれば、もう少し好きなネタになりそうな気はするのだけれど。志のぽんさんの『金明竹』は、その前半部分が短くカットされていて、それなりに楽しむことが出来た。有難し。

志のぽんさんの退場後、遂に志の輔師匠が登場。待ってました。時事ネタを絡めたマクラに大笑いしながら始まったのは、創作落語『ハナコ』。ある三人の旅行客が訪れた旅館は、とにかくお客に気遣いをする人たちばっかり。何をやっても、どれをとっても「あらかじめ……」「あらかじめ……」「あらかじめ……」と、いちいち一言足してくる。志の輔師匠の創作落語といえば、どことなくほっこりするような話が多い印象があったが、この『ハナコ』はひたすらギャグに次ぐギャグの応酬。なんだか春風亭昇太師匠みたい……そういえば、二人は仲良しなんだっけ。少なからず影響を受けているんだろうか。

ここで仲入り。トイレに人が並んでいる。いつもの光景。

仲入り後、改めて登場した志の輔師匠が見せたネタは『新・八五郎出世』。お殿様に見初められた妹が子どもを産むことになったから城に顔を見せに来なさいと言われた大工の八五郎が、庶民の了見で城に乗り込み、お殿様と対面する……というネタ。本来は『妾馬』と呼ばれているネタだったのだが、これの後半部分を志の輔師匠が大胆にアレンジ。今や師匠の鉄板ネタとして、CD化もされている一品だ。僕もこの落語を何度も何度も何度も何度もCDで聴いていて、今では「ここでこの台詞が出るな」ということが、漠然と分かるほど。おかげで……居眠りをしてしまってですね……ええ……。後半の……一番泣ける場面でですね……グッスリと……してしまいましてね……ていうか、落語会ってなんか眠たくなりませんか。雰囲気が暖かいっていうか……言い訳がましいか……。

というわけで、反省の残る今回の落語会でした。来年にリベンジを……。

(てかフツーに寝るな)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

おー、ついに志の輔ですか。菅家さんが最初にハマった落語家ですよね…たぶん。チケット取るの大変だったんじゃないでしょうか。

まあ今回については、何でも失敗してみないと分からんもんだということで。うまい落語家っていうのは催眠をかけるようなものなので、疲れてると落ちちゃいますね。

前座で寝とけば良かったという説も(←失礼)

No title

チケットは仕事を抜け出して、発売直後に獲得しました!
それでも二階席という厳しさ。おっそろしい話ですよ、ホント。

うまい落語家は催眠…というのは、分かる気がします。
世界観を広げていく、世界に客を飲み込んでいく様って催眠セミナーっぽいですよね。
先日の柳家花緑独演会でも寝そうになったんですが…なるほど、そういうことか(自己正当化!)

前座さんは先物買い!むしろ見ておきたいのだすよ。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。