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「笑神降臨2011」第八回:古今亭菊之丞

きちんとした芸を持たないと出演できないというシビアな番組「笑神降臨」。今回の出演は、名人と謳われた古今亭志ん生の孫弟子にあたる未来の名人、古今亭菊之丞。オープニングで「初めて見る人にも落語がどんなものか少しでも感じてもらえれば幸いです」とコメントしていたように、落語初心者にも分かりやすい落語が演じられていた……ら、良かったのだが。

■『法事の茶』
 ◆「菊之丞 いち!?変化」(生着替え)
■『町内の若い衆』


今回、師匠が演じたのは二本の古典落語。「自分が落語家になったときにぜひやってみたいと思っていた落語」として演じられた『法事の茶』と、「とてもオチがいい」という『町内の若い衆』。『町内の若い衆』に関しては、やはり素晴らしい。何年か前、師匠が「笑いがいちばん」に出演されていた時にも演じられた演目だが、女性のしたたかさと艶っぽさ、また謎めいた雰囲気が醸し出されていて、実に良かった。師匠の落語を聴くのはそれ以来のことだが、女性の色気という意味では少し力が弱まったように思う。ただ、そのおかげで、『町内の若い衆』という落語自体の面白さが明確になった。しばらくぶりのうちに、幾らかの進化を遂げられたようだ。

ただ、もう一本の『法事の茶』。これはいただけない。マクラで幇間のことを話題にしている割には、幇間の良さが表れていない。通常の落語会ならばともかく、落語初見の人に向けて演じるのならば『愛宕山』の様なネタの方が良かったのでは。それはまだしも、湯気の中から出てくる“思った人”のチョイスが、どうにもこうにも分かりにくい。中村歌右衛門とか、林家正蔵(彦六)とか、番組視聴者のうち何人の人が分かるのか。続く立川談志は有名だけど、セリフのチョイスが分かりにくいし(似てないのは仕方ない)。段階を踏んで分かりやすくはしていたけれど、ちょっと初心者向けではなかったような。……せめて、正蔵師匠の前フリで「よくラーメンの人がやってる、あの人本当はラーメン好きじゃないらしいですよ、ムフフッ」くらい言っておけば、また印象も違ったんじゃないかと。

次回の出演は立川談笑。改作落語の名人に、どれだけの視聴者がついてこられるか!
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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