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「北野演芸館」支配人、ビートたけし寸評トークマトメ

9月28日に放送された演芸番組「北野演芸館」。

サブタイトルに“たけしが本気で選んだ芸人大集結SP”とあるように、ビートたけしが選んだ芸人たち、今一番見たい芸人たちがネタを披露するコンセプトの番組である。本当にビートたけしが選んだのかどうかは分からない。もしかしたら、そういう体で制作されただけで、たけしは名前を貸しているだけかもしれない……と、放送前は思っていた。

しかし、実際に出演者を見てみると、これがなかなかのガチンコメンバー。まだテレビでは見る機会が少ない若手芸人から、たけしの先輩に当たる大御所芸人まで、ゴールデンタイムではあまり見ることの出来ない芸人たちが各々のネタを披露していた。お笑いブームが終焉を迎えたと言われている昨今、テレビ的な演出を加えることなく、芸人のネタをきちんと放送してくれる番組は希少だ(会場に笑い屋と思しき女性はいたし、ネタにもカットは入っていたのだろうけど)。我々の様なお笑いフリークには、実に有難い話である。

それに加えて、一組一組の芸人たちに対して、ビートたけしが寸評を述べていたのが印象的だった。思えば、近年のたけしは、ネタ番組で若手芸人と共演した際には、そういうコメントを残していることが多い様な気がする。間も無く芸歴四十年目を迎えるビートたけし、タレントとしてそういう立ち位置になってきているということなのだろうか。

今回、そんなたけしの芸人たちに対する寸評をまとめてみた。決してDVD化されないだろう、ただ過去へと流されていくだけの演芸番組のコメントを書き残すのは些か野暮かもしれないが……。
 
以下、“支配人”ビートたけし、“副支配人”ガダルカナルタカとして記載。

ナイツ『漫才:スピルバーグ』

支配人「ナイツは、要するにパターンは分かってるわけだよ。こっちがオトしてツッコんでくるって(二人を順に指差しながら)。それがね、心地良くなってくるんだよな。よくある、パターンが見えると笑えない時があるじゃない。「またそこでオトすな」っていうのが。違う、全然上がってくるんだよ」
副支配人「やっぱね、ツッコミが上手いタイミングで入ってくるじゃないですか」
支配人「うちのきよしさんもああだったらなあ」


TKO『コント:モロゾフ後藤』

支配人「TKOはなあ、なんか可笑しいなあ」
TKO「ありがとうございます」
支配人「なんかっていうかな、もうね、ああいうのやりたいって時あったよなあ」
副支配人「やってましたよね、似たようなネタを」


サンドウィッチマン『漫才:外国人に接客の練習』

支配人「あのネタねえ、本当のことをいうとね、難しいネタだよね。あの……外人が日本語を間違えて止めて、ネタはバラバラだからな。大体、わざとらしいやり方をすると、引くじゃない客。「ワタシは~」って言うと「もういいよ」ってなるけど、あれ上手いんだよ。」


笑い飯『漫才:タトゥー』

(ネタ前)
支配人「あの顔だからね、男好きする漫才だよね。ダフ屋とチカンみたいな顔してんじゃん」
副支配人「これから頑張ろうとしている若手に、表現としてもうちょっと良い表現してください!」
(ネタ後)
支配人「笑い飯はね、上手いとは思うんだけどね、もっとオカしいんだよ。だから上手いのを忘れちまうところがあるよね。凄い上手い」
副支配人「ヘタウマ的に、あえてそっちに持っていってるところがありますよね」


東京03『コント:家族会議』

支配人「東京03はアレだな。真ん中で「お父さん、お父さん」だけでも笑えるのは面白いなあ」
東京03「有難うございます!」
支配人「普通、セリフあれってもうちょっと足しちゃうけどな。だから、二人の喧嘩で、リズムでいいんだな。「父さん、父さん」ってのはな」


ダイノジ『漫才:通販番組』

支配人「ダイノジはね、器用だよな」
副支配人「上手いですねえ」
支配人「頭の、通販のネタはねえ、なんか出てきただけでも面白いんだよ」
副支配人「大谷くんは芸人になるきっかけが……」
大谷「僕はもう、支配人ですね。」
副支配人「この世代?」
大谷「もう、完璧にその世代です。大学も明治大学行って……たけしさんが行ってたってとこなんで。『ソナチネ』とかは舞台挨拶一番前で見てて。その日、日記に「今日初めてビートたけしと出会った」みたいな、長ーい文章を書いてて」
副支配人「大地くんはどうなの?」
大地「僕はとんねるずさんに憧れてるんで、僕は特に無いですねえ」
(会場爆笑)
副支配人「(支配人に)そりゃまあ、こういう世代もいますからね」
支配人「お前、ウソでもオレだって言えよ!」
大地「僕が大好きなとんねるずさんを見出した人ですから、まぁ凄いんでしょうね」
(会場爆笑)

今回、トークで一番結果を残したのは、ダイノジだったのではないだろうか。

インパルス『コント:就職面接』

(ネタ前)
支配人「インパルスは、あの……堤下の相方のアレが根性悪くていいんだよな」
副支配人「板倉そんな根性悪そうですか!?」
支配人「アイツ、捻じれてんじゃない。あれがいいんだよ、アイツの感覚が。本を読んでも、けっこう捻くれてて面白いんだよ」
副支配人「なるほど……えっ、若手の本も読むんですか!?」
支配人「読むよぉ……だってくれるんだもん」
(ネタ後)
支配人「やっぱり面白いな。前の職業、まさかあそこ行くとは、「宇宙飛行士」が出てくるとは思わなかったな。前の方が凄いって絶対言わないと思って、いきなり引っ繰り返ったんで、スゲェこれって思って」
副支配人「本当に支配人の言う通り、底意地の悪そうな感じを出してましたよね」
板倉「底意地は……一応、小学校の時は、通知表に先生に「思いやりのある子」と書いてもらってましたね」


中川家『漫才:通販番組』

(ネタ前)
支配人「兄貴の方、面白いよね。あの、神経質で」
副支配人「あんまり仕事してないように見えるけど、やっぱり兄貴がいないとダメなんですよね」
支配人「兄貴に弟がつくんだけど、いいツッコミするよな」
(ネタ後)
支配人「相変わらず上手いよなあ」
中川家「有難うございます」
支配人「オレもお兄ちゃんの方がわかんないんだよ。やる気があるのかないのか全然わかんないんだよ」
礼二「それ、僕も分からないです」
支配人「弟と同じ様な歯切れの良さをやったら、この漫才はつまんないのかもわかんないな。パッパパッパやり合っちゃって」


友近『コント:大河ドラマ風ファミレス』

(ネタ前)
支配人「友近は、だって……」
副支配人「友近は上手いですもんね」
支配人「あの……よく、学校やなんかで器用なヤツっているだろ? 先生のマネとか、凄い細かいことを知ってるヤツ。それのね、プロだもんな」
(ネタ後)
支配人「友近のは、今日は物凄い反則だよな」
副支配人「あの長台詞を全部コントの中に入れ込んできますからね、一人で」
友近「大河ドラマ風なしゃべり方がしたかったんです」


オードリー『漫才:春日に弟子入り』

支配人「(春日を指差して)かなり能動的になってきたな。一人で笑い取ってたもんな」
副支配人「そうですねえ……昔は、ただ胸はってるだけでしたもんね」
春日「そうですねえ……春日もここまで来たか、と」
若林「もうちょい早く来てもらいたかったですけどね」


矢野・兵動『漫才:大阪嫌い』

支配人「矢野・兵動は噂で聞いて……この二人がやすきよさんをやるとそっくりだって噂で聞いて。じゃあ、呼んでやろうって言ったら、本人たちは「ネタやりたい」って言って。そりゃそうだなって思って」
(そして二人によるやすきよ完コピ漫才)
副支配人「見直しましたね、矢野のことを」
矢野「見損なってたんですか、僕のことを!」
副支配人「ごめんごめん、ずっと見損なってたのよ」
兵動「初めて会うのに見損なってた」
矢野「見損なうの早いでしょ!」


からくりドール『奇術』

(ネタ前)
支配人「これはもう殴りたくなるような、イライラするんだけど、つい笑っちゃうという」
副支配人「新しいマジックですよね」
支配人「家庭に不幸があったら殴ってるなっていう。でも、やっぱり笑っちゃうんだよな、最後には」


風船太郎『大道芸』

(ネタ前)
支配人「風船太郎さんはね、東野の番組あんじゃん。TBSだっけか」
副支配人「『あらびき団』ですか!?」
支配人「『あらびき団』見てて、おっかしくておっかしくて。純愛映画でFUJIWARAと風船太郎さんを使おうと思ったら、その前の『アウトレイジ2』ってのが震災で延びたから、全部一年分先送りになっちゃった」


トリオロスアキオ『コント:エマニエル坊や』
マキタスポーツ『作曲モノマネ』

(ネタ前)
支配人「これはね、あの、バーター!」
堤下「バーターとか言っちゃダメですよ!」
支配人「これはだって、俺は出す気無いのにウチの事務所が「吉本とか松竹ばっかじゃねーか」つって、「入れろ!」っつーから入れたんだよ」
副支配人「確かに」
支配人「マキタスポーツは、芸あるよ」
副支配人「音曲のね、安定したのでいけますので。大丈夫です」
支配人「トリオロスアキオ! これは危険だよ! ウケなかったら最低だよ! でも笑ったら、ハマッてしまう。あの、サッカリンみたいな感じかな」


ダチョウ倶楽部『コント:ゲームセンターの様な帽子屋さん・おでん屋さん』

支配人「あの、「どじょうがニュルッ」ってのは、あれ……」
副支配人「新しいヤツだろ?」
肥後「本当あの、(上島が)野田総理に似てるってことで。ここ二日ぐらいに、一生懸命に野田さんのネタをずーっと考えてて」
寺門「だからさ、リアクション芸でどじょうを使ってやろう」
上島「どじょう使ってね……ちょ、ちょっと黙っててくれるか」


ケーシー高峰『医療漫談』

副支配人「支配人がやっぱりね、「この芸はたまにテレビで見せなきゃダメだ!」って言うんですよ」
支配人「香盤作る時に、ダチョウがバラしちゃうとどうなるんだって。師匠の前でばったんばったんやると、お客混ぜちゃうなって思ったんだけど、雰囲気あるから、出てきたらもう、その感じになっちゃうんだなあ」
副支配人「世界観が出来上がってますもんね」


「これはさ、恒例になるかもしれないな。春夏秋冬」と口にしていた支配人、ビートたけし。「関根・優香の笑う○休み!」の対抗馬として、今後の展開にも期待できる……かも?
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エアレビュー

ダイノジの件最高です
本当に爪痕残したなという
素晴らしい
たけしのコメントも偽りなく愛情に満ちてる。

No title

ビートたけしを相手に凄いことやってのけたもんです。
恐らく大谷さんの指示なんでしょうが…たけし氏に対する愛情が漏れてますね。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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