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今年聴いた落語十選

2011年は、落語のエンターテインメント性を触れに触れた一年だった。本業(?)であるお笑いDVDそっちのけに落語のCDを買いあさり、現役の落語家の音源から、今は亡き落語家の音源まで、実に様々な落語を聴きまくった。実際に落語会へと足を運び、今の時代の落語も直に触れたつもりだ。もし、僕の人生の年表を作ったとしたら、2011年は間違いなく“落語元年”と呼べる年だっただろう。

そんな落語初心者の僕だが、生意気にも、今年一年で聴いた落語から十席をセレクションしようと思う。

どうしてそんなことをするのかというと、もうちょっと落語の面白さが知られてもいいと思うからだ。もうちょっと詳しくいうと、古き時代の古き演芸というイメージが根深く残っている落語は、決して過去の遺物ではなく、現在も確固として通用しうるエンターテインメントであるということが、もっと知られてもいいと思うからだ。それを、お笑いDVDレビューばっかりやってきた自分がやるというのも妙な話だが、このブログを読んでいるお笑いフリークの方々が、この記事をきっかけに落語を聴いてもらえるようなことに少しでもなってくれれば、割と嬉しい。

あと、余談ですが、毎年やってる「このお笑いDVDがスゴかった!」は、もうちょっとお待ちください……。
 
立川談志『芝浜』
落語CDムック立川談志 1 (Bamboo Mook)落語CDムック立川談志 1 (Bamboo Mook)
(2010/12/15)
不明

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【あらすじ】毎日毎日、酒ばかり飲んで仕事に行こうとしない魚屋の勝。ある朝、仕事に行かなくちゃ銭が無いと女房に乞われて、仕方なしに芝の魚市場へと仕入れに出掛ける。ところが、女房が起こす時間を間違えたらしく、市場がまだ開いていない。開くまでの時間潰しに芝の浜で顔を洗っていると、そこで財布を見つける。中を見ると、驚くほどの大金。慌てて家に飛び帰り、仲間を呼んでドンチャン騒ぎを始め……明けて翌日。再び女房に叩き起こされた勝は、財布の話を持ち出す。すると女房は呆れた顔で「それは夢だよ」……。

今年11月、立川談志が亡くなった。そのテレビでの立ち振る舞いや、例えばM-1グランプリなどにおいて披露された芸への造詣の深さについては知っている人も多いだろうが、落語家としての彼を知っている人は、若い人には少ないのではないかと思う。……というと、如何にも僕が家元について詳しいかのようだが、決してそんなことはない。まだまだビギナーである。そんなビギナーな僕でも、聴きながら「これは凄い!」と衝撃を受けたのが、この『芝浜』だ。こういう言い方をすると、家元ファンの人に窘められるかもしれないが、この『芝浜』を初めて聴いたとき、僕は思わず背筋がゾーッと凍るかのような感覚を得た。『芝浜』の冬の寒さが、身体に伝わってきたのだ。例えば、魚屋の勝が芝の浜で顔を洗って目を覚ます、その時の冷たさがピシーッ!と伝わってくる。また、夫婦が大晦日を迎える場面では、年末独特のゆったりとした緊張感が伝わってくる。五感を直に刺激する……とでもいうのだろうか。その後、様々な落語を聴いてみたが、ここまで季節感が伝わってくる口演には、まだ出会っていない。この凄さは、ビギナーでも分かる。

三遊亭小遊三『浮世床』
若い小遊三・爆笑落語集 浮世床/置泥/野球漫談若い小遊三・爆笑落語集 浮世床/置泥/野球漫談
(2010/06/23)
三遊亭小遊三

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【あらすじ】昔、銭のない町の若者たちは髪結床(今でいう床屋)のちょっとした座敷に集まって、下らない話をしたり、ちょっとした遊びをしたり、女の子の噂などをして、時間を潰していた。囲碁、将棋、本読み……様々な遊びに手を出している若者たちの風景を描く。

小遊三師匠というと、どうしても「笑点」での泥棒キャラないし悪口キャラのイメージが強いが、落語においてもそういう側面は失われていない。……といっても、別に客から財布を盗むとか、そういうことをしているわけではなくて、とにかく口が悪い。口調は乱暴だし、声もデカい。でも、だからこそ小遊三師匠が演じる江戸っ子は、本当に江戸っ子がいるかのように聞こえてくる。漠然とイメージとして存在する江戸ッ子が、そこに存在しているのである。それに加えて、小遊三師匠の口演は、とてつもなくテンポがいい。ポンポンポーンッ!と言葉が飛び出してくる。この威勢の良さが、とにかく気持ちいい。その二つの要素を最も堪能できるのが、この『浮世床』である。若者たちが集まって、何の意味もない会話をポーンポーンポーンポーン……何も考えずに楽しめる、内容のない一席だ。

柳家小三治『備前徳利』
柳家小三治II-4 ドリアン騒動~備前徳利-「朝日名人会」ライヴシリーズ45柳家小三治II-4 ドリアン騒動~備前徳利-「朝日名人会」ライヴシリーズ45
(2007/09/19)
柳家小三治

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【あらすじ】備前の殿様が大名を呼んで宴を開いた時のこと、ある酒豪の大名が自分と飲み比べが出来る相手を呼んでくれと言い始めた。探し回ってみると、やや身分の低い人間に片山清左衛門という酒好きがいたので、これに相手させることに。すると、見事に清左衛門は飲み比べに勝利し、相手の大名も機嫌よく帰っていった。喜んだ殿さまは、清左衛門の身分を上げる。しかし、身分を上げたことで、大好きな酒ばかりを飲むようになった清左衛門は、やがてそれにより身体を壊すことに。

現在、落語協会会長を務めている柳家小三治。小三治師匠といえば、とにかくマクラが面白いイメージがある。実際、師匠のマクラに対する評価は高く、それだけをまとめた本やCDなどもリリースされている。『備前徳利』にもまた、やたらと長いマクラがついていて、これが実に面白い。だが、個人的には、この長々としたマクラの後で、あっさりと披露されている古典落語『備前徳利』の方が好きだ。酒で出世した男が、その酒のせいで体調を崩す。なのに、そんな男が病床から息子に告げた言葉は……。酒に対する欲望を抑えもせず隠しもせずに末期を迎えた男の生き様が、なんともいえず美しい。……なのに、この話を単なる美談として終わらせないところが、また落語らしくていい。ちょっとした小ネタではあるが、好きな一席である。

桂枝雀『夏の医者』
枝雀落語大全(13)枝雀落語大全(13)
(2000/08/23)
桂枝雀

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【あらすじ】ある夏の暑い日。野良仕事をしている農民の男が、熱にやられたのかばったりと倒れてしまった。そこへやってきたのが男の息子。「とっつぁーまぁー!」と声をかけるが、反応が無い。父親をおじさんに任せ、急いで八里半向こうの医者のところへ行く。医者に事情を説明して、二人で八里半の道を急いでいると、どうも来た道とは雰囲気が違う……?

桂枝雀。上方の爆笑王と呼ばれたそうだが、僕はどうも彼のこってりとした落語が苦手だった。上方の口調がキツくて、とっつきにくいと思っていた。ところが、この『夏の医者』を聴いて、考えがぐるりと変わった。登場人物が全員田舎者だからなのか、上方の口調は控えめに成り、実に聴きやすい。いや、それどころか、田舎者のキャラクターを最大限まで誇張して、まるで漫画の登場人物であるかのように軽妙な味を滲ませている。それに加えて、枝雀流のギャグも飛び出し、もうたまらないのなんの。中盤から、もはや田舎者というよりも、カタコトの日本語をしゃべる外国人然とした口調になることの面白さたるや! あと、なんでそこで英単語が飛び出すの?!(笑)

■三遊亭圓歌『中沢家の人々』
中沢家の人々・完全版中沢家の人々・完全版
(2005/07/27)
三遊亭圓歌(三代目)

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【あらすじ】三遊亭圓歌、本名を中沢信夫。幼い頃に幼馴染のどもりを真似しているうちに、自分までどもりになってしまった中沢は、それを克服するために落語家へと入門する。その時、親に戸籍を外されてしまうが、落語家として人気を集めると同時に親が家へと押しかけて来る。その家に後に亡くなる嫁の両親が来て、更に二度目の結婚でまた嫁の両親が来て、計六人の老人と同居するハメに。かくして、中沢家の人々が出来たわけだが……。

落語をきちんと聴く前は、とにかく落語というのは老人の演芸であるという固定概念があった。そして、それがお笑い好きな僕の落語へと向かう足を止めていたわけだが……こちらの三遊亭圓歌、まごうことなき老人である。以上でもなければ以下でもない。そして、この『中沢家の人々』は、そんな老人が自身の人生を振り返っているだけのネタだ。とどのつまりが“おじいちゃんの思い出話”なわけだが、これがどうにもこうにも面白い! 考えてみれば、エッセイ本の類いを読んでも分かるように、他人の人生というのは妙に面白いものである。それを快活に、かつコミカルにアレンジして演っているんだから、そりゃ面白くて当然という話。そこにお涙頂戴な要素なんて、微塵もない。ここまで、自分の人生を突き放して、コメディにしてみせるというのは、並大抵の感覚では難しいに違いない。

■桂小金治『粗忽の使者』
桂小金治名演集 1 粗忽の使者、蛇眼草、饅頭怖い、大工調べ桂小金治名演集 1 粗忽の使者、蛇眼草、饅頭怖い、大工調べ
(2007/09/13)
桂小金治

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【あらすじ】大名屋敷にやってきた使者、治武田治武衛門。この男がどうにもこうにもならない粗忽者で、うっかり肝心の向上を忘れてしまう。口上を忘れてしまえば使者は切腹しなくてはならないので、その場で腹を切ろうとすると、止められる。「どうにか思い出せないか?」と尋ねてみたところ、「幼い頃から物忘れの度に父親に尻をつねられ、それで思い出せた。尻をつねってもらえれば思い出せる」と言い出して……。

小金治師匠は一時、落語家を休業して役者・タレントとして活躍した後に、改めて落語家としての活動を開始したという異色の経歴を持つ人物。そんな経歴から、落語の中に色んなバラエティの要素を盛り込んでいる……かと思いきや、そうではない。むしろ、何十年も前に教わった落語を、教わった通りにそのまま演じている……というのは当人の弁。で、確かに、そこに余計な演出は見受けられない。じゃあ、古臭い言葉を古臭いままにやっているのかというと、そうじゃない。古い時代の香りを残しながらも、きちんと現代に伝わる落語を語っている。この『粗忽の使者』は、先代の柳家小さん師匠から教わったのだという。大工の留っこが使者の尻をやっとこでグイーッ!とやるくだりの、何の捻りもない面白さは必聴。

■五街道雲助『電話の遊び』
五街道雲助2「朝日名人会」ライヴシリーズ50 「中村仲蔵」「電話の遊び」五街道雲助2「朝日名人会」ライヴシリーズ50 「中村仲蔵」「電話の遊び」
(2008/05/21)
五街道雲助

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【あらすじ】世の中に電話が出始めた頃のこと。区会議員に立候補した若旦那だが、なかなか事務所に現れない。番頭が家へ迎えに行くと、高齢なのに茶屋遊びが止められない父親が気になって仕方がないという。と、そこへ父親が帰宅。二人は父親をどうにか説得して、茶屋行きを遠慮してもらうように頼む。しかし、どうしても茶屋に行って、贔屓の芸者の歌が聴きたいとごねる。そこで番頭が妙案を思いつく。電話を使って、贔屓の芸者の歌を……。

外で茶屋遊びをしてはいけないといわれた親父が、電話を使って遊ぶ……という、娯楽に対する人間の執念が滲み出ている一席。そんな親父を、深くて低い声が魅力の雲助師匠が演じているから、また余計に味が出ている。当時の電話事情を用いたオチも好きだ。正直、「こういうオチになるだろうな」と予想の出来るオチなのだが、そのオチを口にする親父の愛らしいこと! シンプルであっさりとした構成ながら、妙に惹かれるネタである。

■古今亭志ん朝『甲府い』
志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」
(2002/09/19)
古今亭志ん朝

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【あらすじ】豆腐屋の店先で卯の花を盗み食いしている青年。どうも様子がおかしいので話を伺ってみると、幼い頃に両親を失い、伯父夫婦に育てられていたのだが、いつまでも世話になっているのも悪いと考え、甲府を出て江戸にやってきたばかりのところでスリにあって全財産を失い、途方に暮れての犯行だという。気の毒に思った豆腐屋の主人は、青年を家に奉公させることに。

今年の初め、近所のレンタルショップで古今亭志ん朝師匠のCDを借りまくったのだが、その中でも強烈な印象を残したのがこの一席。とにかく、中身がない。豆腐屋で卯の花を盗み食いした青年が、そこで誠実に働いて、店を任されるようになって、主人の娘と結婚して……と、何の捻りもない展開を迎えている。日常風景をそのまま描いた落語は少なくないが、ここまでドラマ性の無い落語も珍しい。それでも、このネタが落語として存在しているのは、とてつもなく美しいオチがあるからだ。逆にいえば、このオチが無ければ、このネタは落語として成立しない。つまり、オチをいうためだけに作られた落語なのである。こんなにも落語じゃなければ成立しない落語って、他にないんじゃないかと思う。それを徹底的に洗練された志ん朝師匠が演るんだから、これはたまらない。……まあ、他の人の『甲府い』をあまり聴いたことがないので、比較は出来ないけれどもね。

■春風亭柳昇『南極探検』
NHK新落語名人選 五代目 春風亭柳昇NHK新落語名人選 五代目 春風亭柳昇
(2006/01/18)
春風亭柳昇(五代目)

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【あらすじ】ホラ吹きが過ぎて“ホラさん”と呼ばれている男が、御隠居の家にやってきた。しばらく顔を見せなかったが、どうしていたのかと尋ねてみると、「南極に行っていた」と早速ホラを吹く。どうしてそんなホラを吹くのかと聞くと、ホラじゃないと言い張って、南極での出来事を語り始める。

ホラ吹きと呼ばれる男が「南極に行った」ホラを吹く、ただそれだけの話。ホラだから、その内容はとてつもなくテキトー。それを見かねた御隠居がツッコミを入れるんだけれど、その度に絶妙の返しを見せるからたまらない。気が付くと笑っている。でも、聞き終わった途端、その内容を殆ど忘れてしまう。はっきりいってしまうと、中身が無いからだ。でも、その中身の無さこそが、この落語の良さ。そしてまた、柳昇師匠が新作落語で全国的人気を獲得した要因でもあるように思う。軽快に、無意味に、バカバカしく、楽しい。それでいて、今でも十二分に通用するっていうんだから、なんとも恐ろしい不変性である。

■三遊亭白鳥『青春残酷物語』
三遊亭白鳥1三遊亭白鳥1
(2006/08/25)
三遊亭白鳥

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【あらすじ】地方から東京へとやってきた二人の学生。彼らは東京という場所に夢と希望を抱いて、地元から逃げ出してきた。ところが、そこに待っていたのは、飢えと貧しさにまみれた日々。そこにやってきた中国人留学生の陳くん。三人の貧乏学生たちは、自分たちのことを裏切り続けてきた東京に復讐をしようと、憧れの場所である高級キャバクラでの飲み逃げを企てるのだが……。

昨年、春風亭昇太と立川志の輔の新作落語を耳にして衝撃を受けた僕は、今年に入ってからも様々な新作落語を積極的に聴いてきた。柳家喬太郎や林家彦いちなどの現代を代表する新作落語家も聴いたし、三遊亭圓丈、先に挙げた三遊亭圓歌や春風亭柳昇も聴いた。その中でも、特に衝撃を受けたのが、この三遊亭白鳥の『青春残酷物語』。正直、白鳥師匠の落語には、当たり外れが多い。率直に面白いと思えるネタもあれば、「これなんだ?」と首を傾げざるを得ないネタもある。でも、これの面白さは凄まじかった。三人の貧乏学生が愚かな作戦を実行しようとする下らない状況に、さりげなく仕組まれているロジックの数々は、圧巻の一言だ。。しかし、後になって聴き直すと、それらロジック以上に、彼らの東京での貧困生活のリアリティに目を見張る。東京の片隅でスポーツ新聞にくるまりながらチビチビと鬱屈を酌み合う二人の姿は、僕には華やかな東京という都会の薄暗い部分を笑いで切り取っているかのように見えた。

■まとめ
この一年の間、色々な落語家の口演を耳にしたつもりだったが、こうして振り返ってみると、その多くは昭和に活躍した落語家であることに気付かされた。既に鬼籍に入っている人も多い。昭和の名人というと、なんとなく古臭くて聴きとりにくい口演が多いイメージがあったのだが、それもどうやら固定概念に過ぎなかったようだ。事実、枝雀も、柳昇も、志ん朝も、どれもこれも実に面白かった。中でも、志ん朝の落語は印象的だ。余計な演出を加えずに、落語本来の良さを引き出している……と思わせるだけの説得力がある。それを判断できるほどの耳を僕は持ち合わせていないが、それでも、そう感じさせるのだから物凄い。それにしても、ここまで昭和寄りになるとは、思ってもみなかった。実際は、桂文珍『星野屋』林家たい平『不動坊』金原亭馬生『佃祭』なども入れる予定だったのだが……うっかりあぶれてしまった。

ところで、談志師匠については修正がある。実は、僕が立川談志の『芝浜』を聴いたのは、今年ではなかったのが。作品の発売日を見れば分かるように、僕が家元の『芝浜』を初めて耳にしたのは昨年末なのである。そのことを、まるまるレビューを書き終えたところで、気付いてしまった……なんとも迂闊だ。しかし、『芝浜』の舞台も考えて、これはこのままでいいだろうと思うことにした。実際、家元の『芝浜』は、たまらない出来なのである。泣けるのである。沁みるのである。ただ、ここにきて、正確性を求めている僕がいるのも事実。

……で、追悼盤だ。キントトレコードというインディーズレーベルからリリースされた、立川談志の公式追悼盤、しかも自薦ベストという素晴らしいコンセプト。いや、素晴らしいのはコンセプトだけじゃない、内容も……見事だ。乱暴者が心を入れ替えさせられるまでを描いた『天災』もイイが、なにより『やかん』。僕はこの音源で家元の『やかん』を初めて耳にしたのだが、一言、ぶったまげた。古典落語のシチュエーションを利用して、次々に繰り出されていく談志のイズム。いや、むしろ談志のイズムことが、この『やかん』に集約されているのか? ……足りない頭で考えてもしょうがない、なにせケッ作であるからして、聴いてもらいたい。なんなら、正月から聴いてみてもいいかもしれない。正月特有の下らないバラエティ番組が全部フッ飛ぶ程の破壊力があるぞ。……僕は志ん朝師匠の『御慶』を聴く予定だけどね。

それでは皆さん、よいお年を。来年も、愉快に楽しく呑気に、ね。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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