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LLR単独ライブ『ふざけているようですが真剣です。』(1,200字)

LLR単独ライブ『ふざけてるようですが真剣です。』 [DVD]LLR単独ライブ『ふざけてるようですが真剣です。』 [DVD]
(2011/08/03)
LLR

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あらびきな芸人がパフォーマンスを披露するコンセプトでありながら、だんだんとスタッフのあらびき編集が過剰になっていくという、ある種「エンタの神様」的な変換を見せていたにも関わらず、バラエティ番組愛好家に高く評価されていた番組「あらびき団」。その第一回放送において、ふとっちょ☆カウボーイ、ハリウッドザコシショウ、すっちーらとともに、何故か漫才を披露していたコンビ、それがLLRである。当時の私は、その第一回放送を偶然にも目撃してしまったのだが、こってりとした個性を剥き出しにした芸人たちの中において、彼らはゴマに含まれるという『セサミン』に対して異常なこだわりを見せるという、他の芸人たちに引けを取らないほどのアクの強い漫才を演じていた。そのため、LLRといえばセサミンの漫才をしていたコンビとして、私の中に強く印象に残っている。

本作には、そんなLLRが2011年4月に行った単独ライブ「これからもがんばっていきまっしょい」で披露された漫才・コントが収録されている。単独ライブという名義ではあるものの、先の『セサミン』などの既存ネタも収録されており、むしろベストネタライブとしての趣が強い。『セサミン』以外の漫才は殆ど初見だったのだが、彼らは基本的に最初のボケを軸にネタを展開していくことが多いようだ。例えば、最初の漫才『大豆』では、福田が好きだという好きな料理の中に大豆が含まれていると「だいずき!」と口にしてしまうという、実に他愛のないボケが序盤で提示されている。ところが、そのうちに大豆が含まれているのか含まれていないのかが曖昧な料理が登場、「だいずき!」などという純然たるダジャレの設定を守らなくてはならない福田は、その下らない設定によって少しずつ追い込まれていく。この行程が、実に面白い。

この他にも、家で飼っている豚が「豚を飼っていることが恥ずかしいの?」と福田に詰め寄るという話がどんどんヘンテコな方向へと膨らんでいく『豚』、与えられた単語からストーリーを作るという福田がゴリラを主人公にドラマチックな物語を展開する『記憶術』、福田の身体の中に封印されている悪霊が伊藤に漫才をやろうと持ちかける『悪霊』など、最初に提示した設定がじわじわと利いてくるネタばかり。一方のコントは、漫才ほど捻りはなく、むしろオーソドックス。しかし、本編の最後に披露されている長編コント『青春群像劇 最終章』は、売れ残り芸人が売れっ子に、売れっ子芸人が売れ残りになっているパラレルワールドに伊藤が迷い込むという、とてつもなく内輪向けでかつ悪意を感じる内容で、妙に印象に残っている。

特典映像には、祖父の故郷であるスイスに行きたいという伊藤の資金を集めるために、福田が平和島のボートレースで勝負に出るロケ企画と、伊藤のルーツを辿るドキュメンタリーを収録。特典映像の収録という名目の元、本気で賭け事に興じる福田の姿が実にダメダメで良い。


・本編(91分)
「漫才1:大豆」「漫才2:セサミン」「漫才3:豚」「コント:いいやつ」「漫才4:バレーボール」「伊藤ピンネタ」「漫才5:記憶術」「福田ピンネタ」「漫才6:怖い話」「コント:ナンの精」「漫才7:悪霊」「コント:青春群像劇 最終章」

・特典映像(58分)
・副音声
「楽屋裏での芸人の感想」
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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