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ハライチ『イチマル』(1,200字)

イチマル [DVD]イチマル [DVD]
(2011/12/21)
ハライチ

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ボケに対してツッコミを入れずに乗り続ける“ノリボケ漫才”で人気を博した漫才師、ハライチによる漫才DVD第三弾。第一弾『ハライチ』、第二弾『ウラハラ』、共に鑑賞している筈なのだが、内容を殆ど思い出せない。悪い印象は残っていないので、きっと面白かったのだろう。ただ、記憶にも残っていない。もしかしたら、僕がどこかしらかのタイミングで記憶を喪失している可能性も否定できないが、他者とのコミュニケーションに支障が生じたこともなければ、身体にチップを埋め込まれた跡もないし、頭に覚えのないコード番号が明記されているということもない。恐らく、単純に忘れてしまったのだろう。そもそも、彼らの漫才は、記憶に残りにくい。“ノリボケ漫才”という手法は、提示されたテーマを掘り下げず、ひたすら言葉遊びのボケとそれに乗り(※ボケを咀嚼して自己流に表現する。いわゆる“ノリツッコミ”の“ノリ”)続けるものだ。それ故に、展開が掴みにくく、結果、記憶にも残りにくい……と、自分に都合良く分析してみたが、単なる健忘症である可能性も否めない。病院行こうかな。

本作には“ノリボケ漫才”を含めた六本の漫才が収録されている。ノリボケ漫才は相変わらず面白く、それでいてやはり記憶に残らない。察するに、僕はそろそろノリボケ漫才のフォーマットに飽き始めているようだ。考えてもみれば、このノリボケ漫才というスタイルは、岩井のボケに澤部が無理矢理に乗っかる様が笑いに繋がっていることが多く、捉え方によっては澤部のリアクション芸を楽しんでいるともいえる。つまり、澤部のキャラクターに飽きが生じると、また漫才にも飽きてくるという……悪い循環だ。そんな状況を知ってか知らずか、本作ではノリボケ漫才のフォーマットに捉われない漫才も演じられている。『お化け屋敷』と『遺書』の二本だ。どちらも、テンポはノリボケ漫才のそれに似ているのだが、内容はきちんとオーソドックスな漫才として成立している。ノリボケ漫才ではスルーされがちだった岩井のボケも、ちゃんと面白い。特に『遺書』は、遺書を書いてきたという設定もさることながら、全体的に薄暗いボケが散りばめられていて、それまであまり見たことのなかった岩井のダウナーな部分を楽しむことが出来た。

だが、それらの漫才以上に強烈な印象を残したのが、幕間に収録されているVTR。それらのVTRには、二人が様々な場所でレポートを行っている姿が映し出されている。一見すると、テレビ番組のワンコーナーに見えなくもないくらい、リアルなレポートだ。ところが、そのレポートの最中、ちょっとした事件が発生して……実に後味の悪いオチへと着地する。これがもう、たまらなく後味が悪い。あまりの後味の悪さから、思わず詳細を確認したら、企画・構成を岩井が担当しているとのこと。……漫才以上に岩井のダウナーな部分が剥き出しになっている!


・本編(58分)
「ケイジ」「お化け屋敷」「コック」「~したて」「サブタイトル」「デート」「遺書」

・特典映像(39分)
「隠れ名店レポートクラブ」「頂戴!お宝ハンティング!」「Gメン24」「都道府県 絶品グルメを探せ!」
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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