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『bananaman live emerald music』

bananaman live emerald music [DVD]bananaman live emerald music [DVD]
(2011/12/14)
バナナマン

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「俺たち、これから凄いことになるぜ!」と日村が口にしてから、もうすぐ二十年。いよいよ本当に凄いことになってきたコント師、バナナマン。ほんの十年前まで、アンダーグラウンドで活躍しているコント師として名を馳せていた彼らが、ここまでテレビ・雑誌などで取り上げられるような芸人になるなんて、一体誰が想像できただろうか。無表情でシュールな世界を演じていた日村は現役最強のイジられキャラとなり、アウトローなコントを作り続けていた設楽は朝の情報番組の司会を務めるようになった。更に、コンビとして、時代に名を残す数々の芸人たちが出演した「笑っていいとも!」のレギュラーにもなった。お笑いブームの終焉に猛ダッシュをかけた彼らは、早くもその安定期に突入しようとしている。本作は、そんなバナナマンが2011年8月に行った単独ライブの模様を収録した作品だ。

アングラ時代のアウトローな空気が抜けて、コンビのパブリックイメージがコントにも取り入れられるようになった、近年のバナナマンライブ。それがマイナスになっていた時期も確かにあったのだが、2008年に開催された単独ライブ「疾風の乱痴気」以降、彼らのコントは高い水準を保ち続けている。他に類を見ないシチュエーションに、さりげない言葉遊びのセンス、そして二人の圧倒的な演技力。何処に出しても恥ずかしくない代物だ(下ネタは多いけれど)。ただ、そんな自分たちの実力に二人が胡坐をかいている……とまではいわないにしても、少しリラックスし過ぎている様な印象を受けた。手を抜いているわけではないし、出来が良くないわけでもない。良い雰囲気のライブになっているという見方も出来るかもしれない。ただ、以前のライブに比べて、満足感は弱かった。

ここで改めて書くが、なにもコントの出来が悪かったわけではない。ちょっとした行き違いから口論に発展するサラリーマンのやり取りを描いた『ぬるぬる』の会話の節々に見られる言葉選びのセンスはとにかく素晴らしかったし、バナナマンが正義の味方に扮する『Emerald lizard & salamander』はクールな見た目の二人が超のつくほど下らない話題を掘り下げていく様子がとにかくバカバカしかった。中でも強烈だったのは、新聞紙で女性を作り上げた男が祭囃子の中で性欲を爆発させる『Ashame』。これは某番組でも披露され、出演者の度肝を抜いていた。

ただ、ライブの最後を飾るロングコント『Irritating man』は、正直いってイマイチ。毎回、ほのかな哀愁を約束しているバナナマンのロングコントだが、今回は日村のコメディアンとしての力量に頼り過ぎていて、脚本がおざなりになっていたように思う。また、聞いたところによると、今回のライブでは披露される予定だったコントが覚えられず、泣く泣くカットされているとのこと。この辺りが物足りなさの原因になっているのかもしれない。なんとも、惜しい。


・本編(106分)
「Disappointed」「ぬるぬる」「ラジオ体操 ヒム1」「Emerald lizarb & salamander」「地域性」「Ashamed」「日村流メシ詞」「赤えんぴつ」「ドレミの歌ゲーム」「Irritating man」
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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