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「水谷千重子 演歌ひとすじ40周年記念リサイタルツアー」(松山)

人生かぞえ歌人生かぞえ歌
(2012/05/16)
水谷千重子

「水谷千重子 演歌ひとすじ40周年記念リサイタルツアー」を鑑賞した。

念のために説明しておくと、“水谷千重子”というのは実在の人物ではない。女性ピン芸人・友近が演じるキャラクターの一人である。ただ、彼女が演じる他のキャラクターに比べて、その知名度は格段に高いと思われる。何故ならば、“水谷千重子”は友近ではなく水谷千重子本人として、数々のバラエティ番組に出演していたからだ。友近が熱心に出場し続けている「R-1ぐらんぷり」2012大会にも、彼女は本人として姿を現していた。今回のツアーは、そんな水谷千重子というキャラクターの一つの集大成といえるだろう。

今回、私が訪れた会場は、松山市道後にある「ひめぎんホール」。松山は友近の生まれ故郷であり、六都市を回る全国ツアーの最終地でもある。私が会場前に辿り着いたのは丁度開場時刻(開演30分前)のことだったのだが、既に客は行列を成していた。全席指定なのだから、そんなに慌てて並ぶ必要はない筈なのだが。一刻も早く水谷千重子の世界に浸りたい、という強固な思いがあったのだろうか。私はそこまで強い思いが無かったので、行列が途切れるまで近辺を適当にブラブラして回って、時間を潰した。よく見ると、あちらこちらの壁に、よしもと芸人の公演を伝えるポスターが貼られている。しずる、トータルテンボス、ジャルジャル、そして愛媛住みます芸人のモストデンジャラストリオのトークライブ……客が入ればいいのだが(ちなみに、ジャルジャルのライブには行く予定)。

開演10分前に会場入り。会場ロビーには沢山のグッズが売られていた。後で確認したら、パンフレット、千社札シール、ハンドタオル、ポスター、あぶら取り紙、うちわ、手鏡、千重子の彩(白だし)が売られていたそうだ。また、実際に“水谷千重子”名義でリリースされたCD『人生かぞえ歌』と、9月に発売が予定されているDVDの予約用紙が置かれていた。私はパンフレットだけを購入。CDも気になったのだが、最終的に買わなかった。だが、買っても良かったかもしれないと、今となっては少し後悔している。公演中に収録曲を歌っている姿を見せつけられたのだが、なかなか良い曲だったからである。そこはガチ。

午後3時、開演。DVD化が予定されているために細かい説明は省くが、公演は三部構成になっていた。

第一部は、水谷千重子による歌唱、即興による作詞作曲コーナー、ゲスト歌手(という設定の芸人仲間)とのトーク&歌唱が披露された。松山公演のゲストは“倉たけし”……もとい、ロバート秋山竜次。地方でCMソングを歌って生計を立てている、千重子の同期として出演していた。この辺りの様子は、どれだけ収録されるのだろう? 全体的に友近色の強い本公演だったが、ここだけは秋山の世界に満ちていた。ところどころでご当地CMネタも披露されたらしいが、香川県民の私には何が何だか分からず。ちょっと残念。

第一部終了後は、15分の休憩。休憩時間中、これまた友近の名物キャラクターとして知られる“西尾一男”が、途切れることなく延々とアナウンスし続けるという演出に大笑い。この休憩時間はDVD化されるのだろうか? かなり面白い話をしていたので、是非とも残してもらいたいところなのだが。

第二部は千重子一座特別公演「ゲノゲの女房」。水谷千重子、中村繁之、山田まりや、倉たけし、ゲストの女性芸人(この日は渡辺直美)らによる、ちょこざいな時代劇が披露された。……本当にちょこざいである。また、住みます芸人として、モストデンジャラストリオもしれっと出演。噂にだけ聞いたことのある彼らの姿を確認することが出来て、ちょっとだけ嬉しく思う。第二部終了後、舞台に巨大モニターが設置され、そこに有名人たちからのコメント映像が映し出された。演歌界の面々が登場する中、ビートたけしの登場にビックリ。映像ではなく静止画像だったが、いかにもそれらしいコメントでニヤニヤさせられた(これはそのままパンフレットにも掲載)。ちなみに、“ツービート ビートたけし”名義だった。

第三部はゲスト歌手とのトーク&歌唱コーナー。今度のゲストはガチの歌手である。ここでのゲストはピーター。場馴れしたピーターのトークに対し、“水谷千重子”というキャラクターでがっちりとかじりついていく友近。ガチとフェイクのガチンコ対決といっても過言ではなかった。コーナーの最後には、ピーターが名曲『夜と朝のあいだに』を熱唱。その素晴らしい歌唱力に、心底感動させられた。やはりプロは凄い。

ライブの最後には、豆腐を真っ二つに割ることでお馴染み「越後前舞踏」……の、スペシャルバージョンを披露! ただでさえバカバカしい越後前舞踏が、更にバカバカしいことに! これは是非とも映像に残してもらいたいところだが、果たして……!

こうして、2時間半にも及ぶリサイタルは終了。「R-1ぐらんぷり2012」で披露していた水谷千重子のコントを、その濃度を高めた上で2時間半に引き伸ばしたかのような公演だった。全体的に見ると、大笑いをするというよりも、終始ニヤニヤさせられていたように思う。いわゆる芸人の単独ライブとは大分違っていたけれども、実に下らなく、実に面白いライブであった。50周年記念リサイタルツアーはやるのだろうか。やるとしたら、是非ともまた参加したい。それだけの価値はあった。DVDも楽しみだなあ……。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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