スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「松本人志」「太田光」とともに立川談志が評価した芸人は誰なのか?

先日、とある事情により、赤塚不二夫対談集『これでいいのだ』に目を通した。

赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2008/12/20)
赤塚不二夫、タモリ、北野武、松本人志、立川談志、荒木経惟、ダニエル・カール、柳美里

商品詳細を見る

“とある事情”などと書くと、なにやら意味深に受け止められるような気がするが、そこまで大した事情はない。隠す理由も無いのでズバリ書くと、この対談集に目を通したのは “テレビの話”があるのではないかと思ったからである。テレビに出る側の人間にとってテレビとは如何なる存在であり、また、どういう距離感で接しているものなのか……それについて少しでも語られているのではないかと思って、本書を手に取った次第である。もっとも、本書を手に入れたのは今よりもずっと以前のことで、その理由も古本屋で500円と安価で売られていたのでなんとなしに……なのだが(※amazonは文庫版を貼っているが、実際は単行本を購入した)。

さて、ここでまたも、疑問を抱かれる方が現れるのではないだろうか。赤塚不二夫はあくまでも漫画家であり、テレビタレントと呼ばれる代物ではなかった。そんな赤塚の対談集で、どうしてテレビの話を拾おうとしたのか……と。それについては、対談相手の名前を見てもらえれば、私の気持ちを理解していただけるのではないかと思う。本書で赤塚と対談しているのは、「タモリ」「柳美里」「立川談志」「北野武」「ダニエル・カール」「荒木経惟」「松本人志」……そう、その対談相手の多くは、テレビ界で笑いの巨人として知られている人物なのである。このメンバーが相手ならば、テレビに関する話も少しは目にすることが出来るのではないか、と踏んだ次第だ。結果、私の思惑は的中したわけだが、それよりも興味深い話があったので、少々、ブログで取り上げさせてもらうことにした。是非、読者の皆さんにも、一緒に考えてもらいたい話である。

私が興味を抱いたのは、赤塚不二夫と立川談志の対談におけるワンシーンだ。
 

談志「漫才って言えば、この間、NHKが若い漫才でバトルみたいなことをやってるんですよ。それの審査委員長を俺がやった。いいのがいますよ。例えば、二人の車をぶつけたっていうシチュエーションでね。普通、『やすし・きよし』だとそこで罵倒し合ってお仕舞いなんだけどね。彼らの場合は、そこでお互いに携帯電話を使って“待ち合わせ相手に遅れる”って喋る、お互い同じようなこと言ってるわけですよ」


ここで談志が話している“NHKが若い漫才でバトルみたいな”というのは、恐らく「爆笑オンエアバトル」のことだろう。事実、同番組の第一回チャンピオン大会および第二回チャンピオン大会の審査委員長は、談志が務めていた。となると、ここで談志が話しているのは、第一回チャンピオン大会でコントを披露したアンジャッシュに相違ない。当時、彼らは交通事故のコントを演じ、やはり談志に褒められていた。このくだりだけでも、「爆笑オンエアバトル」クラスタにはたまらないものがあるのだが、本題はこの後である。

談志「あと、名前は忘れたがいいのがいた。で、「こいつ、頭いいだろ」って訊いたら、関係者が「はい、いいです。でも偏屈です」って。『爆笑問題』の太田も同様か。あと最近、見直したのが松本人志。」


この、“名前は忘れたがいい”というのは、一体誰のことなんだろうか?

「爆笑オンエアバトル」第一回チャンピオン大会に出場していたのは、以下の十組。

DonDokoDon
テツandトモ
アンジャッシュ
ラーメンズ
北陽
バカリズム
OverDrive
アンタッチャブル
号泣
底ぬけAIR-LINE


先に書いてしまうと、私はこの答えをはっきりと定められていない。そこまで真剣に調べてもいないので、もしかしたら談志自身がどこかで答えを提示している可能性もある(情報求む)。なので、何もかもが分かっていない現状としては、とりあえず数少ない状況証拠から候補となり得るだろう芸人の名前を挙げてみるだけのことしかできない。今回、私は私なりの考えで、その候補を挙げてみた。宜しければ、皆さんもご一緒に、頭をひねっていただきたい。松本人志、太田光と同様に、芸人としてだけではなく評者としても類い稀なる才気を放っていた立川談志が「いい」と評価したのは、一体誰なのか?
 
本命:小林賢太郎(ラーメンズ)

「爆笑オンエアバトル」には第一回放送から出場。芸術的ともいえる不可思議な世界観のコントで人気を博し、現在は舞台を中心に活動している。第一回チャンピオン大会では特に談志からコメントを貰うことはなかったが、第二回チャンピオン大会では審査員特別賞を与えられている。人間が偏屈であるかどうかは定かではないが、コントの完成度の高さや松本・太田と同様に“天才”と評されがちなことを考慮すると、ここが本命といってしまっていいのではないかと思う。


対抗:古坂大魔王(底ぬけAIR-LINE)

「爆笑オンエアバトル」には第四回放送から出場。「ボキャブラ天国」に出演していたことでも知られており、同番組に出演していた爆笑問題やくりぃむしちゅーに高く評価されている。元々はトリオとして活動していたが、後にコンビとなり、現在はピン芸人として活動中。第一回チャンピオン大会では、その元気いっぱいな芸風が評価され(?)、審査員特別賞を与えられる。談志の大喜利本にも召集されており、芸人仲間からの評価も高い。やはり偏屈かどうかは不明。ただ、素人とよく揉める傾向があるとか。


大穴:升野英知(バカリズム)

「爆笑オンエアバトル」には第四回放送から出場。当時はコンビとして番組に出演、そのシュールな芸風はコアなファンに支持されていた。2005年にメンバーが脱退し、バカリズムは升野の個人ユニットに。第一回チャンピオン大会では特に触れられもせず、現在に至るまで(恐らく)談志が彼について言及したことはないが、かつて高田文夫が構成した「談志ごのみの芸人大全」に出演している。出演者を決めたのは高田だが、談志に近しい人物が好みだろうと判断して出演させたことと考えると……。ただ、彼に関しては、“偏屈”というキーワードのみで判断。


で、実際は誰だったんですか、家元。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

いつも興味深く拝読しております。

私の記憶のみで書くので、間違っているかもしれないのですが、
談志はラーメンズをすごく評価していたんですが、爆笑太田に「ラーメンズはお笑いではないと思う」と言われ、後にその評価を撤回してしまったという事があったようです。
太田は「そういう意味で言ったんじゃないのに、ラーメンズに悪い事をしてしまった」と、ずいぶん昔にラジオでしゃべってました。(…と記憶しています)

偏屈という言葉を「こだわりが強い」と広義で取ると、ラーメンズにもあてはまるかも…?

No title

情報ありがとうございます。
Twitterの方でも「ラーメンズじゃないか」とのご意見を多く頂きました。
太田さんとの話も耳にしたことはあるんですが、
具体的にどういう展開を見せていたのか知りませんでした。
興味深いですねえ。

No title

ネタの内容からしてアンジャッシュだと思います

No title

いや、アンジャッシュについては先に述べているので、
恐らく彼らではないと思いますよ。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。