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「新潮落語倶楽部」の落語家たち。

“新潮落語倶楽部シリーズ”から、新作がリリースされるらしい。

新潮落語倶楽部シリーズとは、新潮社が運営する落語配信サイト“SSweb”で配信されていた落語音源をCD化した企画盤シリーズである。一度配信した音源を寄せ集めて、値段をつけてリリースするとは……会社にしてみれば、まさしく一粒で二度美味しい。純然たる消費者としては文句を言いたいところだが、そういう経緯があるからなのか落語CDとしては1,714円(税抜)と破格の値段なので、愚痴のひとつもこぼれない。むしろ、配信されていた音源を知らない消費者にしてみれば、ただただ嬉しい企画である。皆が笑顔になれる企画って、素敵やん?

そして、今回の記事では、新潮落語倶楽部シリーズの新作発売を記念して、第一弾で取り上げられていた落語家と、第二弾で取り上げられる予定の落語家のデータをまとめてみることにした。ここで取り上げられている落語家だけでもチェックしておけば、現在の落語ブームがおおよそ理解る……かも?
 
【第一弾】
■柳家喬太郎
新潮落語倶楽部その1 柳家喬太郎新潮落語倶楽部その1 柳家喬太郎
(2011/10/19)
柳家喬太郎

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1963年11月30日生まれ。89年柳家さん喬に入門、00年に真打。古典を専門とする落語家の多い柳家一門において、数少ない新作派。『夜の慣用句』『すみれ荘201号室』『寿司屋水滸伝』などの新作が知られている。一方、古典落語のテクニシャンとしても高く評価されており、将来の名人との呼び声も高い。本作には古典を二本・新作を二席収録。『寿司屋水滸伝』は完演バージョンじゃないのが残念。



■三遊亭白鳥
新潮落語倶楽部その2 三遊亭白鳥新潮落語倶楽部その2 三遊亭白鳥
(2011/10/19)
三遊亭白鳥

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1963年5月21日生まれ。86年三遊亭圓丈に入門、01年に真打。近年の新作落語に多大なる影響を与えたとされている圓丈の弟子である白鳥もまた、バリバリの新作派。落語家になるまで殆ど落語を聞いたことがなかったからなのか、『マキシム・ド・のん兵衛』『任侠流山動物園』『ギンギラボーイ』など、落語のセオリーを無視したような突飛な新作を次々と生み出している。本作には新作を二席収録。『地下鉄親子』は白鳥の魅力が詰め込まれた傑作!



■柳家花緑
新潮落語倶楽部その3 柳家花緑新潮落語倶楽部その3 柳家花緑
(2011/10/19)
柳家花緑

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1971年8月2日生まれ。87年五代目柳家小さんに入門、94年に真打。人間国宝として知られている五代目柳家小さんの孫であり、最後の内弟子でもある。NHKの子ども向け番組「にほんごであそぼ」に出演し、子どもたちの間で古典落語『じゅげむ』を流行らせた立役者。そして、現在もなお、落語と世間を繋ぐパイプとして奔走している。本作には古典を二席収録。一介の藍染め職人が花魁の中でもトップに位置する太夫職に恋焦がれる『紺屋高尾』が、美しく繊細に演じられている。



■瀧川鯉昇
新潮落語倶楽部その4 瀧川鯉昇新潮落語倶楽部その4 瀧川鯉昇
(2011/10/19)
滝川鯉昇

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1953年2月11日生まれ。75年八代目春風亭小柳枝に入門、後に春風亭柳昇門下へと移り、90年真打。柳昇はバリバリの新作派だったが、鯉昇はバリバリの古典派。しかし、その口演は力が抜けきったかのようにゆる~く、観客を不思議な世界へと誘ってくれる……らしい。実は、私はまだ鯉昇の良さが理解っていない。本作を含めて、過去に二枚のCDを聴いたことがあるが、まだ理解らない。いずれ理解る日が来るのだろうか。本作には古典を二席と漫談を一席収録。漫談『古新聞』は面白いのだが、もうちょっとボリュームが……。



■春風亭一朝
新潮落語倶楽部その5 春風亭一朝新潮落語倶楽部その5 春風亭一朝
(2011/10/19)
春風亭一朝

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1950年12月10日生まれ。68年五代目春風亭柳朝に入門、82年に真打。志ん朝・談志・圓楽と並んで「落語四天王」と称されていた柳朝を師匠に持つ一朝の口演は、師匠譲りの威勢の良さが魅力。江戸っ子の口調で紡ぎだされる落語の世界は、まるで竹を割ったかのようにスパーッとしていて気持ちがいい。本作には古典を三席収録。いずれも魅力的だが、中でも芝居の客席で巻き起こる騒動の様子を描いた『芝居の喧嘩』は、真骨頂と呼ぶに相応しい一席だ。ちなみに、2012年3月に真打となった春風亭一之輔は、一朝門下である。



■五街道雲助
新潮落語倶楽部その6 五街道雲助新潮落語倶楽部その6 五街道雲助
(2011/10/19)
五街道雲助

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1948年3月2日生まれ。68年十代目金原亭馬生に入門、81年に真打。耳に馴染みのない名前だが、古今亭一門である。低い声で語られる落語は重厚感溢れるが、肩肘を張るような堅苦しさはない。人情噺・芝居噺・怪談噺など、長大な口演が多くCD化されているが本作には比較的軽めな三席を収録。重厚感を漂わせながら語られる下ネタ落語の傑作『禁酒番屋』は、色んな意味でスゴい。ちなみに、あの立川談志が「落語に江戸の風が吹いている」と評価した、数少ない落語家の一人である。



【第二弾】
■桂歌丸
新潮落語倶楽部 その7 桂歌丸 「おすわどん」「つる」「お化け長屋」新潮落語倶楽部 その7 桂歌丸 「おすわどん」「つる」「お化け長屋」
(2012/10/17)
桂歌丸

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1936年8月14日生まれ。51年五代目古今亭今輔に入門、後に桂米丸門下へと移り、68年真打。言わずと知れた「笑点」の司会者であり、落語芸術協会会長。怪談噺に定評があり、『真景累ヶ淵』『牡丹灯籠』などの口演がCD-BOXとして発売されている。が、今回収録される予定の演目は、いずれも滑稽噺。ところで、三席のうち二席が、以前にリリースされた「NHK新落語名人選 桂歌丸」と被ってるのはどうなんだ。こういうの、なんだか気になる。



■柳家さん喬
新潮落語倶楽部 その8 柳家さん喬 「そば清」「締め込み」「ねずみ」新潮落語倶楽部 その8 柳家さん喬 「そば清」「締め込み」「ねずみ」
(2012/10/17)
柳家さん喬

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1948年8月4日生まれ。67年五代目柳家小さんに入門、81年に真打。先に登場した柳家喬太郎の師匠である。大ネタの名手として知られているが、滑稽噺にも定評がある。本作には滑稽噺を二席・人情噺を一席と、非常にバランスの取れた内容で収録する予定。ちなみに、同門の柳家権太楼とは大変に仲が良いことでも知られている。“寄席の爆笑王”との異名を持つ彼のシリーズへの登場も楽しみにしたいところ。



■古今亭寿輔
新潮落語倶楽部 その9 古今亭寿輔 「英会話」「猫と金魚」「地獄巡り」新潮落語倶楽部 その9 古今亭寿輔 「英会話」「猫と金魚」「地獄巡り」
(2012/10/17)
古今亭寿輔

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1944年5月5日生まれ。68年三代目三遊亭圓右に入門、83年に真打。戦後の新作派として知られる五代目古今亭今輔の孫弟子に当たる。派手な着物と口ひげが特徴で、古い時代の新作落語を得意としている。寄席の高座に上がる回数が尋常じゃなく多いことでも知られ、客を楽しませることを何よりも重視している。本作に収録を予定している『英会話』は三遊亭圓右、『猫と金魚』は田河水泡の作。『地獄巡り』は上方落語『地獄八景亡者戯』の江戸バージョンだが、寿輔の『地獄巡り』は一味違うらしい……?



■春風亭小柳枝
新潮落語倶楽部 その10 春風亭小柳枝 「時そば」「干物箱」「青菜」新潮落語倶楽部 その10 春風亭小柳枝 「時そば」「干物箱」「青菜」
(2012/10/17)
春風亭小柳枝

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1936年1月18日生まれ。65年四代目春風亭柳好に入門、後に柳昇門下へと移り、78年に真打昇進。手元に資料が無いので詳細は確認できないが、四代目柳好師の弟子ということは、その与太郎的エッセンスを少なからず引き継いでいるのだろう。滑稽噺を三席収録する予定(※当初は『甲府い』を収録する予定だったが、変更になった模様)。

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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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