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『新宿末廣亭深夜寄席 ~百花繚乱編~』

新宿末廣亭深夜寄席 ~百花繚乱編~新宿末廣亭深夜寄席 ~百花繚乱編~
(2012/07/25)
柳家わさび・古今亭菊六・笑福亭里光・瀧川鯉八

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■「深夜寄席」とは
毎週土曜日午後9時30分から「新宿末廣亭」で行われている落語会の名称。毎回、二つ目(※“前座”という修行段階を終えて、一人前の落語家として認められた落語家を指す。更に、その実力が認められると“真打”になる)の落語家が四名出演している。木戸銭は500円ととってもリーズナブルなので、何かのついでに立ち寄るのも面白いかもしれない。なお、出演者は「新宿末廣亭」ホームページにて随時公開中。

■柳家わさび『権助提灯』(18分41秒/2012年2月25日収録)
柳家さん生門下。嫁と愛人のお互いを思いやる気持ちに翻弄されてしまう主人と、そのお供に付いていった田舎者の権助を描く。ふわーっとしたマクラがなんともいえない不安へと誘うが、落語本編はそのふわーっとした感じが味になっていて、きちんと面白い。ただ、終盤の畳み掛ける場面では、もう一押し欲しかったような気も。

■古今亭菊六『壷算』(23分57秒/2012年4月7日収録)
古今亭円菊門下。水がめを買いに行くように言われた男が、買い物上手だという兄貴分と一緒にお店に出向くのだが、彼は何故か頼まれた水がめよりも少ない容量の水がめに手を出し……。語り口の上手さに唸る。初めて柳家喬太郎の口演を聴いたときにも感じた、ザ・落語家の雰囲気。ネタも達者で実に宜しいが、ちょっと喋り過ぎなきらいが。観客を見てアレンジを加えたのかもしれないが、そうじゃないのならば修正点だろう。……と、こちらが違和感の理由を考えてしまうくらいに達者。2012年9月に真打、“古今亭文菊”に改名予定。

■笑福亭里光『十徳』(8分00秒/2012年3月31日収録)
笑福亭鶴光門下。前後で見え方が違う御隠居の着物、これは「前から見れば羽織の如く、後ろから見れば衣の如く、ゴトクとゴトクで合わせて“十徳”」というのだそう。この言い回しを気に入った男が、着物を借りて他所で披露しようとするも……。初めて聴いた小噺なので、演者の上手さ云々よりも、ネタの面白さに感心してしまった。冷静に考えてみると実になんとも下らないが、しかし現代人でもすぐさま理解できるだろう分かりやすさがあるのはイイ。……「如く」が分からないってことはないよなあ? 2012年5月に真打。

■瀧川鯉八『やぶのなか』(16分29秒/2012年4月14日収録)
瀧川鯉昇門下。嫁、旦那、嫁の弟、弟の彼女の四人が集まった夜、それぞれが思い描いていた心情が独白で語られていく新作落語。四人の人間が繰り広げるズレにズレた探り合いは、割と現実に起こり得るテーマなので、バカバカしくも現実味があって面白い。アンジャッシュのコントっぽいというか。それを、どっかで空気が抜けているとしか思えないゆるーい語り口で演じるものだから、また余計に笑ってしまう。惜しむらくは、オチが物足りない。展開で笑わせるタイプのネタだというのは分かるけれど……うーん……。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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