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『毎日新聞落語会 桃月庵白酒』

毎日新聞落語会 桃月庵白酒「火焔太鼓」「鰻の幇間」毎日新聞落語会 桃月庵白酒「火焔太鼓」「鰻の幇間」
(2012/02/29)
桃月庵白酒

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■『火焔太鼓』(2011年7月15日収録)
商売の才能がからっきしな道具屋の旦那が仕入れてきたオンボロ太鼓は、はたきをかけるだけで音が鳴り出す不思議な太鼓。その音色を耳にした殿様が興味を持って、太鼓を屋敷に持ってくるようにと命ずる。名人と呼ばれた古今亭志ん生・古今亭志ん朝が得意としていた古典。この二人の口演に比べると、白酒の『火焔太鼓』は些かテンポが甘い。しかし、これでもかと詰め込まれた白酒流ギャグの数々は、既存の『火焔太鼓』を念頭に入れた上で創作された非常に現代的なもので、未熟であるからこそ出せるエネルギーに満ち溢れている。ただ、終盤のあのアグレッシブな展開に、やや爆発力が足りない。ここをどう演出するか。

■『鰻の幇間』(2011年7月15日収録)
夏のある日。腹を空かせた幇間が街を歩いていると、見覚えはあるが名前も住処も思い出せない浴衣姿の男を見つける。これは渡りに船と、上手く男に取り計らって、鰻屋の二階へと連れて行ってもらう。ところが、ふとした時分に男は便所へと行ってしまい、そのまま帰ってこない……。八代目桂文楽の十八番で知られている古典。ここでも白酒は現代的なセンスを如何なく発揮。中でも、鰻屋で出された徳利とお猪口に文句をつけるくだりは、時事ネタの趣が強くて印象に残りやすい。男に逃げられてグチり始める幇間も、リアルな白酒師匠を重ねさせて、なにやら可笑しみがあってイイ。惜しむらくはオチ。少し急ぎ足で終わってしまったような印象を受けた。観客に余韻を与えるような、そんな間がもうちょっとでもあったら、よりステキな後味を残せたのでは。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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