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スギちゃんの事故と周辺について

『R-1ぐらんぷり2012』準優勝者・スギちゃんが、テレビの収録中に全治三ヶ月の重傷を負ったらしい。自分が見た記事によると、高さ10メートルの飛び込み台からプールへと飛び込んだ直後、腰に痛みを訴えたのだという。高さ10メートルの飛び込み台から落下するバラエティ番組といえば、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』のことを思い出すが、スギちゃんが出演する予定だった番組は明かされていない。収録が行われていたのは“千葉県国際総合水泳場”という、きちんとした施設で、番組が独自に創作したアトラクションではない。ちゃんとしたプロセスを踏めば、一般の人でも利用可能な場所だ。とどのつまりは事故だったのだろう。

が、本件を持ち出して、バラエティ番組全般を批判している人が何人か出てきた。はっきりいって不快である。現行のバラエティ番組が完璧だとはいわないし、むしろ批判されるべき点は多数存在しているだろうと思うが、少なくとも本件をバラエティ批判の土台にするのは間違っている。

あるコラムニストによると、「21世紀のバラエティにおいて最も確実に笑いが取れるのは、人が心底おびえている姿を大勢で笑っているシチュエーション(要約)」だそうだ。そういうバラエティ番組もあるのかもしれない(※寡聞にして存じ上げない)が、これを本件に対していっているのであれば、それは断固として間違っている。仮に、あくまでも仮に、本件が『Qさま!!』の収録における事故であったとするならば、そこにあるのは安直な“おびえ”ではなく“葛藤”だ。10メートルの飛び込み台から飛び降りることを要求されている絶対安全(今回は不幸にも事故が起きてしまったが)の状況下、10メートルという高さに対する“恐怖心”と、それを飛び降りることで全てが終わるという安堵への“羨望”、そして半ばそんな生々しい“葛藤”を剥き出しにしている芸人への“共感”“諦観”、これらが複雑に混じり合っているからこそ面白いのだ。それを、こともあろうに、そのコラムニストは「低俗な番組が好きな人は、つまりそういう人(要約)」などといっていた。そもそもの前提を間違えているというのに、どうしてそういうことがいえるのか……。

と、ここまで書いたところで、自分よりも秀逸な反論を目にしたので、そちらへのリンクを貼りつける。もとい、自分の範疇では、この程度が関の山なのである。これまでにも何度か書いたが、自分にはバラエティの歴史がスコーンと抜けている。そこんところにきちんと追求されておられるので、是非ともご拝読を。……なにやら責任を放り投げているようで、申し訳ない。ただ、どうもスギちゃんと彼を心配する人たちを、バラエティ批判のための踏み台にしているように見えたもので……。

「また出た凡庸バラエティ批判」(ふぬけ共和国blog)
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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