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第27回「NHK新人演芸大賞」ざっと感想

■収録日
2012年10月20日

■司会
古賀一(NHKアナウンサー)、磯山さやか

■審査員
江川達也、大池晶、大森一樹、渡辺雅之、古谷太郎(NHK制作局)

■出演
ジャングルポケット、さらば青春の光、銀シャリ、タイムボム、うしろシティ、かまいたち、ビーフケーキ、オリエンタルラジオ
 
【本戦レビュー】
ジャングルポケット
漫才『プロボクサー・イジメを止める』。丁寧な自己紹介から始まるという営業っぽい雰囲気から、漫才本編へ。斉藤が他二人に引っかき回されるスタイルの漫才で、斉藤の熱気のこもった演技なのにツッコミが冷静というギャップがなんとも可笑しい。ただ、その熱量に観客の笑いが付いてきておらず、それに気付いたのか、途中で試合を放棄してしまったような粗雑な感じに。テレビで流れるんだから、そこは最後までちゃんとやってもらいたかったな。

■さらば青春の光
コント『ぼったくりバー』。「キングオブコント2012」決勝のステージで披露したヤツ。あっちではウケていた「ぼったくりやないかーい!」が、こちらではほぼウケず。やっぱり観ていた人が多いのか。で、このネタは、最初の一撃がかなり重要なコントなので、ここでウケないと……。とはいえ、ネタはきちんと丁寧に演じられていた。マジメなのは良いことだ。

■銀シャリ
漫才『テニス』。鰻のサラッとしたボケを、橋本がツッコミに一言加えて引き立てるスタイルの漫才。漫才自体のクオリティは高いのに、テーマとなっている『テニス』が微妙に万人受けしないためなのか、さほど客がノッてこなかった印象を受けた。終盤、鰻が橋本を説得する、テニスとは無関係の流れになってからウケ始めたので、この印象はたぶん間違っていない。「大人のポケットや!」「YouTubeでUpされるタイプの目立ち方やろが!」が印象的。

■タイムボム
漫才『日米漫才』。漫才の形式を借りて、日本のお笑い文化にアメリカ人が挑戦するというスタンスのネタ。ただ、彼らの漫才は、あまり日米間の国際的なギャップを武器にしておらず、むしろニコラス個人のダメな側面が取り入れられている感があるので、そういう意味では新しいといえるのかもしれない。現時点では、飛石連休のフォロワーになりそうな予感が少し。

■うしろシティ
コント『美容院』。横で起こっているドラマチックな状況を見届けたいがために、なかなかその場から離れられずにいる第三者の言動を描いたコント。テーマ自体はさほど斬新なものではないが、明らかに隣りで起こっていることを意識する二人の演技がいい肉付けになっている。ケンジが出て行った後の二人の挙動が、もう……。オチもストレートに決まっている。ただ、個人的には、もうちょっとボリューム感が欲しい。

■かまいたち
漫才『訪問販売』。漫才を前提にコントを繰り広げようとする濱家に対し、徹底的にコントをリアルにやろうとする山内のやり取りを描いた漫才。「M-1グランプリ」全盛期、こぞって漫才師たちがブラックマヨネーズやチュートリアルの様な“変なヤツによるしゃべくり漫才”を作ろうとしていた、あの時代の漫才を思い出す。とはいえ、途中からだんだんと混沌化していく流れは、なかなか個性的ではあったが。しかし、こちらはよりボリューム感が……。

■ビーフケーキ
コント『両替所』。ペペペドミヤ共和国という未知の国の文化に触れて、困惑し続ける日本人のコント。法律や遊びを創作したコントは過去に見覚えがあるが、金銭をテーマにしたコントはちょっと見たことが無い。斬新だといえるだろう。前半、両替所でのやりとりがピークかと思ったが、後半の自販機のくだりもえげつないくらいに面白い。異文化をギリギリ非現実的に描く、その塩梅が絶妙だ。「お釣り多いー!」のくだり、最高! このトーンで一時間くらい観ていたい……。

■オリエンタルラジオ
漫才『舞台への登場』。オリエンタルラジオの漫才ライブは過去に何度かDVD化されていて、その度にチェックさせてもらっているけれど、なんだこの薄味な漫才は。藤森の良さを引き出そうとした漫才だと思うのだが、それにしてもインパクトに欠けるし、なにより手数が少な過ぎる。なんていうか、予定調和な漫才だ。もっと濃いい世界観があることを知っているだけど、この漫才はちょっと残念だった。

【結果と総評】
うしろシティが大賞を受賞。納得の結果。個人的にはビーフケーキだったのだが、分かりやすさやアクの無さを考慮すると、うしろシティだろう。もとい、他のユニットがちょっと不甲斐無かった。慣れない空気の中でネタをやったことを考慮しても、もうちょっと頑張れたところはあったように思う。銀シャリもなあ……もっと分かりやすいテーマの漫才だったら、結果は変わっていたかもしれないよなあ……何故に『テニス』なのか……それならむしろ『ゴルフ』の方が競技人口も多いし……。まあ、NHKらしい、ちょっとクセのあるメンツのネタが楽しめたので、なんだかんだで楽しかった。とりあえずビーフケーキ、売れろーっ!
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No title

あら、私は銀シャリ面白いと思ったんですけどね~。
テニスの方が色々ボケれるし。
ゴルフは動きが地味な分、手数も限られそうな気が…。 

「にしこりこり選手」←「歯ごたえすごいな」 
「コートえぐり過ぎてるやろ」
「前日オープン」←「関係者だけ集めてボトルキープさすだけ」

もうこれだけで、私的に満足でした。

今回の演芸大賞は、銀シャリとビーフケーキばかり
リピートしてます。

ビーフケーキは、もっとゴールデンタイムのネタみせ番組に 
出てほしいですね。

No title

ビーフケーキはどうやらタイムオーバーでひっそり失格になっていたようですね。
後で知って爆笑しました。なぜきちんとした大会でそんなヘマを……w

No title

>まさこさん
ボケ自体には文句無いんですよ。
ただ、テーマがあんまり身近じゃないぶん、ちょっと伝わりにくいかなあ…と。
ゴルフはまあ、例えみたいなもんです。サッカーでもバスケでも可。
ビーフケーキ、本当に面白かった!
レッドカーペットとかで拾ってもらえないもんですかねえ。

>名無しさん
らしいですねえ。ああ、やらかした!
しかしタイムオーバーで失格というのも、なかなか厳しい采配ですよねえ。
もし失格じゃなかったら、結果も変わっていたのかしらん…。

No title

 ビーフケーキタイムオーバーですか、自分も今大会では1番面白いと思っていたんですが…
ともあれ、おそらくさらばとの「大金対決」は制したように思います。
余談ですけど、いつかのABCのさらばvsジグザグの大金対決も見ごたえありました。

No title

ジグザグジギーとの大金勝負w
彼らは「オークション」やったんですよね、確か。
そして今回はビーフケーキと…金が絡みますね、どうもw

ビーフケーキは今年のKOCもこのネタで準決勝でウケていたみたいですね。いけるかなと思ったのですが。
彼らの単独、おすすめですよ。
大阪の5up劇場はジャルジャルから上がごっそり卒業するので、若いメンバーに期待です。

No title

いや、ちょっとビーフケーキ気になります。
全国的人気を得るまで待てないかもしれません。
行ってみようかしら、単独…。

No title

うしろシティを応援しながら見ていたのですが、
ビーフケーキにやられました。
うしろシティはKOC準決勝でやったネタでもあるので
ウケてはいましたけど、爆発力でいうとビーフケーキの
方が上だったと思います。

しかし、審査基準の将来性、演技力の点ではうしろシティが
勝っていたということで優勝になったのでしょうか。
納得の結果ではありますが、
ビーフケーキには特別賞か何かあげて欲しかったです。
うしろシティの優勝発表後、ビーフケーキの二人は
納得がいってないようで、すごく不満そうでした。





No title

どうでしょうねえ、その辺り。
いわゆるタレント性という意味では、うしろシティの方が華がありましたし。
まあ、どちらにしても、今回はうしろシティという結果になったので。
ビーフケーキの来年の活躍に期待しましょう。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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