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『ニッチェ初単独ライブ「ポテトサラダ」』

ニッチェ初単独ライブ「ポテトサラダ」 [DVD]ニッチェ初単独ライブ「ポテトサラダ」 [DVD]
(2012/10/24)
ニッチェ

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『ニッチェ初単独ライブ「ポテトサラダ」』を観る。

ニッチェは日本映画学校出身の江上敬子と近藤くみこによって、2005年に結成された。コンビ名の由来は、日本映画学校の略称“ニチエイ”から。当初、二人は女優を目指していたが、卒業間際に講師から「お前らに女優は無理だ、お笑いに行け」と言われ、芸人として活動するようになる。2009年にフジテレビ制作のオーディション番組『新しい波16』に出演、『ふくらむスクラム!!』『1ばんスクラム!!』のレギュラーとして活躍する。2011年にNHK新人演芸大賞を受賞。本作には、そんなニッチェが2012年6月から7月にかけて開催した、初めての単独ライブの模様が収録されている。

都会に対して強い憧れを抱いている学生のやりとりが、地方民になんともいえない共感を覚えさせる『都会部』、お遊戯会で演技をするのは恥ずかしいという園児が、いざ演技を始めると……『お遊戯会』、貧しい母と子のワンシーンをセツなオモシロく描いた結果、あのいとうあさこが号泣したという『母ひとり子ひとり~ハートフルショートコント~』など、強烈なキャラクターとシンプルなシチュエーションが混ざり合った、味わい深いコントが目白押し。一般的には、アンパンマンショーを観に来た子どもがアンパンマンに対して強すぎる思いを見せつける『アンパンマンショー』が有名か。実際、面白いネタだ。子どもならではの過剰なテンションと、子どもにしては異様に深い思慮のバランスが絶妙。一方、かつてディスコがあったという図書館で当時の様に踊り狂う女を描いた『図書館の女』の様に、混沌としたネタもあったりして、なかなか良いバランスの作品といえるのでは。

個人的に気に入っているのは、『涙の再会スペシャル』というコント。幼い頃に家を出ていってしまった母親(江上)の捜索を番組に依頼していた娘(近藤)が、スタジオ収録の休憩中にトイレに行ったところ、そこで当の母親と遭遇してしまう。娘の方はその再会に感動するが、母親の方はなんだかよそよそしい。その理由は、「十五分早いわ……十五分後にスタジオで再会じゃん……」。探す方と探される方のテンションの差を、更に“テレビに出演する”というイベントで大きく開いているコント。テレビ出演のために、どんどん娘に薄情になっていく母親の言動がとにかくヒドい。ヒドいけど、なんだか共感してしまう。だって、テレビ出たいもんねぇ……。そんな二人の立場が中盤で大逆転する展開もたまらない!

ただ、本作最大の見どころは、ひょっとしたら特典映像の『ニッチェの反省会』かもしれない。この特典映像、ニッチェの二人が居酒屋で繰り広げる反省会の模様が収録されている(マネージャー撮影)のだが、とにかく本音が漏れまくり。ライブで披露された『母ひとり子ひとり』『涙の再会スペシャル』『アンパンマンショー』などのコントに関する話や、近藤の意外とディープな恋愛トーク、江上の告白してないのに某若手芸人からフラれた話など、短いのに密度濃厚。最終的に、涙ながらに感謝し合う二人の姿には、思わずこちらの涙腺もうるうる。うーん……コンビって、素敵やん?


■本編(65分)
「都会部」「銀行強盗」「ニッチェのコンビネーションメイク」「お遊戯会」「漫才「合コン」」「漫才「友達の誕生日」」「母ひとり子ひとり~ハートフルショートコント~」「アンパンマンショー」「ニッチェ江上の4コマ劇場」「涙の再会スペシャル」「ニッチェ近藤の4コマ劇場」「図書館の女」

■特典映像(10分)
「ニッチェの反省会」
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マセキラバーズ

ニッチェ、ストロングスタイルの女性コンビですよね。そもそも、ネタが面白い女性コンビがあまりいない。ピンだと結構いるけど。あ、でも日本エレキテル連合は素晴らしいです。スパイクは…達者だけど笑えないです。
日本映画学校、無くなったんですよね。漫才の授業をキッカケに誕生した、お笑いコンビが沢山いる訳で、その功績に感謝です。意外な所では、古坂大魔王さん(底抜けAIRーLINE)も日本映画学校出身です。
ちなみに、ニッチェは「スクラム」に出演してた時、マセキでは無い事務所に所属していました。何か原因があったんでしょうか。底抜

No title

自分は割とスパイク好きなんですけどねえ…達者というのは分かります。これからだっ。あ、そうそう。日本映画学校無くなったんですよねえ。惜しいような…。ニッチェが以前に所属していた事務所のホームページを見たんですが、まだ彼女たちの名前がありますねえ。籍は残ってるのかな?
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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