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行く道、行く日々

始まりがあれば終わりがあるという。形あるものは必ず崩れるという。

誰が言った言葉なのかは知らないが、なるほどその通りだ。と、考えているうちに、どうせ終わってしまうのであれば、どうせ崩れてしまうのであれば、とっとと終わらせてしまっても良いのではないか、という一つの結論に辿り着く。しかし……不思議なことに、とっとと終わらせてしまうための行為を実行するのは、なにやら憚られる。

思うに、そこには“未練”という壁がある。

生きていれば何か楽しいことがあるかもしれない、生きていれば素晴らしい出会いを経験するかもしれない、そんな“期待”に対する“未練”がある。だから、そう簡単には終わらせられない。

これは逆もまた然り。

予期せぬ事故や病気に見舞われ、何の前触れもなく亡くなってしまった人を前にして、私たちは彼らが体験したかもしれない“期待”への“未練”を覚える。そして、代わりに悔やむ。どうして、どうして……と。

その時、私たちはどうすべきか。

まず、弔いをしなくてはならないだろう。死者の身体を清め、一夜を共にし、周囲の人たちや生前の友人、恩師と呼べる人たちを招き、その別れをしめやかに執り行うだろう。それから火葬場へと移動し、巨大なオーブンを思わせる炉に死者の身体を入れ、そこで肉体との別れを惜しむだろう。数日後には、香典をかき集め、集計し、どんなお返しをしようかと考えているうちに、何かが空しくなるだろう。それから、どうすべきか。

告げよう。「さらば、生かねばならぬ」と。

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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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