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ツッコミ高の時代を象徴する二組の漫才師

『一億総ツッコミ時代』という本が人気を集めている。

一億総ツッコミ時代 (星海社新書)一億総ツッコミ時代 (星海社新書)
(2012/09/26)
槙田 雄司

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著者の槙田雄司氏は、芸人“マキタスポーツ”として知られている人物。そのこともあって、お笑いクラスタ界隈では、特に読まれているらしい。で、好評であると聞いている。そこで早急に購入し、早々に読み始めてみたのだが……これが遅々として進まない。ただ、これは決して本書が不出来だからではなく、単純に私が評価されているものをなかなか受け入れられないザ・天の邪鬼であるが故のことだ。なんとも、どうしようもない。ただ、最初の方をザッと読んでみたり、既に購読された方々の感想に目を通してみたりしたところによると、どうやら本書は世にはびこるツッコミたちに警鐘を鳴らしている本のようだ。

自分はツッコまれないように、つまりボケをやらないように気をつけながら、ツッコミを入れるわけです。ツッコミだけを入れていれば、安全な場所から他人を攻撃できます。そのことで自分の価値を高めようと考えている。(略)私は「ツッコミ高ボケ低」の気圧配置は居心地が悪いと感じています。失敗に対して容赦なく非難を浴びせる。ツッコんでいれば楽だけれど、何も生まれない。空気は悪くなる一方なのです。

『一億総ツッコミ時代』より


これを読んだ数週間後、私はふと思い立ち、ツッコミについて考えていた。







参考:アインシュタイン 稲田のブログ「恐レテミ~ヨ」




そして、私の思考はオードリーの“ズレ漫才”へと辿り着く。

オードリー DVDオードリー DVD
(2009/07/22)
オードリー(春日)、オードリー(若林) 他

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オードリーのズレ漫才が誕生したのは、まだ若林がボケで春日がツッコミだった頃、春日があまりにもポンコツでズレたツッコミばかりしていたのを受けて、そのツッコミのズレにツッコミを入れるという逆転の発想に辿り着いたからだといわれている。つまり、オードリーの漫才は、そもそもヘタクソなツッコミをボケへと転換し、そこへ更にツッコミを入れることで成立しているのである。そんなオードリーの漫才は、見方によっては、世の中にはびこっている、簡単だと思って安易に放たれるどうしようもないツッコミたちに対する批判とも受け取れないだろうか。つまり、ツッコミを入れるという立場を獲得するためだけに放たれた、安直で面白味の欠片もないツッコミたち、それらを春日という存在に置き換えて、若林のプロフェッショナルなツッコミで批判しているとも……恐らくは偶然も偶然、言ってしまえば単なるコジツケでしかないんだろうが、こう考えてみると、なかなかに興味深い。

……このテキストがボケなのかツッコミなのか、決めるのはあなた次第だす。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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