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「柳家三三 GO!GO! 47都道府県」(高松)

『柳家三三 GO!GO! 47都道府県』香川公演を観に行く。

 18:30開演
『真田小僧』
『転宅』
 仲入り
『井戸の茶碗』
 20:44終演


今回の会場は“サンポートホール高松 第2小ホール”。入り口の天井には、三三師匠の名前が入った提灯がぶらり。ちょっと味のある演出だ。チケットをもぎってもらって、中に入る。通路脇の物販では、先日リリースされた『三三独演 「一」ノ巻 ―柳家三三 二十周年DVD集「月例 三三独演」より―』(税込6,500円)が売られていた。気軽に手を出すことの出来るCDや書籍を出していない落語家は、こういう時ちょっと難儀だ。しばし購入を考えるが、予算の都合で見送ることに。ホールの中に入ると、ほどほどの狭さ。なんとなく、昨年訪れた鈴本演芸場を思い出す。後で調べてみると、第2小ホールは基本308席、鈴本演芸場は285席とのこと。ニアピンだ。全席自由ということだったので、舞台に向かって左側のテキトーな席に座る。観客は真ん中の席に集中していて、およそ80人ばかりといったところか。ステージ上には真っ赤で四角い高座がドーンと居座っている。照明で赤色が映えていて、なんだかちょっと眩しい。会場内では、延々とお囃子が流れていた。曲名がパッと出るようになれば、私もちょっとは落語フリークぶれるのだろうか。

開演時間になると、出囃子が流れ始めて、いきなり今回の主役・柳家三三師匠が登場。前座無し・演芸無しの、まさに独演会というわけだ。前日に訪れた境港での出来事をマクラに、じわりじわりと観客の意識をたぐり寄せていく。ネタは『真田小僧』の完演版。悪ガキが母親の秘密を元手に父親から小遣いをせびろうとする滑稽噺だ。途中で切り上げる印象の強いネタだが、今回は最後まで聴くことが出来た。が、ここで噺は終わらない。そのまま泥棒に関するマクラを始め、『転宅』へ。お妾さんの家に入った泥棒が何故か結婚を迫られるという、ちょっと不思議な展開が魅力の滑稽噺である。フリからオチまで、壊すことなく丁寧に演じていた。

仲入りを挟んで、「正直過ぎるというのも困りもので……」というマクラから『井戸の茶碗』。さる浪人から仏像を買った正直者の屑屋・清兵衛さん、しかしその仏像には秘密が……。何処で演じてもウケるという、古典落語のテッパン中のテッパンネタだ。一応は、人情噺のカテゴリーに含まれているが、ストーリーがしっかりしている割に自由度が高いので、くすぐりを幾らでも放り込めるのが魅力でもある。事実、三三師匠も、かなり笑いどころを作っていた。ただ、数多くの落語家が手を出している演目なだけに、もうちょっと独自の色が欲しかった気もする。清兵衛さんが浪人を説得するシーンに力を入れていたが、あれが三三流オリジナリティだったのかな。最後は三三師匠が観客席をカメラで撮影して、終演。ちなみに、ステージには緞帳が無かったので、「せーので流れ解散で」ということになった。

今回の口演を通じて、噂に聞いた三三師匠の良さを理解できるかと思っていたのだが、私には正直ピンとこなかった。寝不足でこちらの観るコンディションが整っていなかったことも大きいのだろうが、それにしても。あまりにピンとこなかったので、帰宅して早々に落語家解説本『噺家のはなし』(広瀬和生)を引っ張り出して、読んでみた。すると、こんな一文が。

端正な三三の語り口は、とりわけ人情噺や怪談噺など、高度な話芸のテクニックを必要とする演目において真価を発揮する。

(広瀬和生『噺家のはなし』より)


次こそは、観れるといいな、真骨頂。
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以前、オジオズ高松さんは関東(千葉)出身だとお伝えしました。ちなみに、活動初期の髭男爵ひぐち君(福岡出身)、Wエンジンえとうさん(大分出身)は関西弁を話していました。二組とも当初は、しゃべくり漫才を演じていました(DVDにて視聴)。同じ九州出身の、とろサーモン、天竺鼠は、大阪で揉まれた芸人なので、関西弁ですね。南キャン山里さん(千葉出身)は、前のコンビ時代は関西弁を話していました。のろしけいちさん(静岡出身)は標準語混じりの関西弁でしたね。結論、関東出身で関西弁を話す芸人は高松さんぐらいしかいない。珍しい存

あ、それはわざわざどうもです。
…コメント、切れてますよ。

三三師匠、自分も昨年に独演会へ行って青菜等を拝見したのですが、とても上手くすごい人物描写なのは分かるのですが、いかんせん印象が薄かったです。面白かったのですが・・・。
でもDVD一ノ巻を購入して拝見しましたが、個人的には非常に楽しかったです。
特に「不幸者」という噺が初めて聞いた演目でしたがとても面白かったです。
ほかのDVDよりは高いですがAmazonでなら5000円以下で三枚組なのでオススメですよ。

DVDでは表情もよくわかるので、こんなに眉毛動いてたんだという点でも見所満載です。
もし、このDVDラッシュ中でほんと余裕があれば是非!

そんなに良いですか、三三師匠のDVDボックス!
それは気になる…うー…でも、私の手元には志の輔ボックスが!
しばし放置の方向で。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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