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『WOMAN RUSH HOUR SOLO LIVE DVD I love you』

WOMAN RUSH HOUR  SOLO LIVE DVD I love youWOMAN RUSH HOUR SOLO LIVE DVD I love you
(2012/11/21)
ウーマンラッシュアワー

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年末を彩る大規模な漫才大会『THE MANZAI』において、2年連続の決勝進出を果たした実力派漫才師・ウーマンラッシュアワー。本作は、彼らが2012年6月に全国5ヶ所で開催した単独ライブツアーから、選びに選んだネタを改めてDVD用に撮り下ろしたライブの模様を収めた作品である。なんでも、二人は全国ツアーに向けて50本の新ネタを用意、そのうち12本のネタを厳選しているのだという。ベストアルバムみたいなものか。また本編には、それぞれを主役としたロケ企画も収録。漫才やコントでは見ることの出来ない、いつもとはちょっと違った二人の姿を楽しめる内容になっている。

ウーマンラッシュアワーといえば『バイトリーダー』のイメージが強い漫才師である。中川パラダイス演じる使えない女性バイトのピンチに村本大輔演じるバイトリーダーが颯爽と駆け付ける『バイトリーダー』は、彼らの代表作であると同時に現時点での最高傑作と言っても過言ではないだろう。そのフォーマットは無限の可能性を秘めており、本作にも同様の形式で作られたネタが幾つか収録されている。例えば、『ファーストフード店のバイトリーダー』は、『バイトリーダー』フォーマットを正統に引き継いでいる漫才だ。舞台が居酒屋からマクドナルドに変わっているため、より広い客層に伝わりやすい内容になっている。もちろん、あのバイトリーダーの口上も健在だ。

中川「どうしたらいいのかわからないわぁ~!」
村本「しょうがないヤツだ、だいじょぶぅ?」
中川「この声は、まさか!」
村本「マクドのクルーの俺が商品片手にずっと探し続けているもの、それは犬でもなく愛する彼女でもない! 黄色い番号札をお持ちのお客様、バイトリーダーです!」
中川「バイトリーダー!」

(『ファーストフード店のバイトリーダー』より)


この他にも、修学旅行にやってきた女子高生がピンチに陥った時に助けにやってくる先生を描いた『女子高の教師 ムラセン』、困っている新人の海女さんの元へとかっこいい漁師が駆け付ける『かっこいい漁師』などのネタが、同様のフォーマットをとっている。個人的には、この『かっこいい漁師』がたまらなく好きだ。元々、福井県の水産高校出身だという村本が、漫才の中にさらりと海情報を放り込んでくるところに、彼のアイデンティティの片鱗が垣間見えるような気がして、なんだか妙に惹かれる。

村本「俺が飼ってるクロダイがてめぇの顔の肉を食いちぎってやろうか!!!」
中川「恐すぎるわねぇ!」
村本「クロダイは海藻しか食べないだろ!」
中川「いや、知らないわよ!」

(『かっこいい漁師』より)


ただ、彼ら自身は『バイトリーダー』のスタイルに囚われたくはないようで、本作では様々な新しいスタイルの漫才が演じられている。例えば、痴漢に襲われている女性がケータイで110番通報をすると音声ガイダンスによる案内が始まる『音声ガイダンス』、村本が女性とホニャララな関係になるために上手く終電を逃させる超強引なテクニックを披露する『終電を逃させる方法』、都会出身の男が田舎の女の子をナンパするために都会らしさを見せつける『都会と田舎』などなど。また、「THE MANZAI 2012」決勝の舞台で演じられた『ストレス発散』のプロトタイプも収録されている。

いずれの漫才も、50本のネタのうち12本に厳選されただけあって安定感はあるのだが……『バイトリーダー』に比べるとちょっとパンチに欠ける。『ストレス発散』も、他のネタと比べると存在感は大きいのだが、テーマがちょっと脆弱で全体的に散漫な印象を受けた。……これらの思考錯誤の果てに、村本が下らない言葉を一気にまくし立てるあの『バイトリーダー』のカタルシスを超えるネタが果たして誕生するのか、気になるところだ。個人的には『音声ガイダンス』がなかなか面白かったので、そっち方面で掘り下げていけばいいんじゃないかと思うが、どうだろう?

作品全体としては、なかなか悪くない出来だったように思う。漫才についてはいわずもがな、2本だけ披露されているコントも漫才でのキャラクターの延長線上という感じで、違和感無く楽しむことが出来た。ロケ企画もそれぞれ魅力的。ウーマンラッシュアワーの知名度を確かめるために村本を町中に解き放つロケも面白かったが、無感情の男・中川パラダイスにリアクションをさせるため24時間ドッキリを敢行するロケがとにかく凄かった。次から次へとえげつないドッキリを仕掛ける村本も然ることながら、それらの仕掛けに対して無表情を貫く中川がもはや壮絶と言っても過言ではない状態に。どういう人生を送って来たら、あそこまで冷静な素振りを貫けるんだ?

なお、特典映像には、『THE MANZAI』においてウーマンラッシュアワーの漫才を評価していた秋元康との対談を収録。秋元の嫁が福井県出身ということでより親交を深めようとしたり、秋元に『バイトリーダー』パターンのネタを見てもらったり、ウーマンラッシュアワーの良いところをストレートに尋ねてみたりと、マジメフマジメ入り混じったなかなかに見応えのある内容になっている。彼らの今後の動向が気になるのなら、一度はチェックしておいた方がいいかもしれない。


■本編(155分)
「女子高の教師 ムラセン」「音声ガイダンス」「終電を逃させる方法」「マッチョになりたい」「コント「教育実習生」」「ファーストフード店のバイトリーダー」「都会と田舎」「もしも携帯電話があれば」「コント「コンビニの店員」」「かっこいい漁師」「100点のお疲れ様でした」「ストレス発散」「村本ロケ企画」「パラダイスロケ企画」

■特典映像(22分)
「秋元康×ウーマンラッシュアワー スペシャル対談」
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中川さん、普段は何があっても怒らない(相方に五時間遅刻されても「本が読めたから」と返したり、後輩が怒らせようと焼き肉で高いメニューばかり注文するイタズラをしたところ、同席していた相方に「肉ばっかりで偏ってるから、野菜も頼んどいてあげて」と耳打ちしたり)そうですが、何かのはずみでキレると誰にも止められなくなる(番組中にキレた際に原因となった共演の某芸人を殴りつけ、反省会にまで発展したが、そこでもキレて騒動になった)そうです。

中二病の設定みたいですねw でも怖い・・・!

あんまり近くにおってほしくないタイプですねw
どこが怒りのツボなのかさえ知っていれば、なんとかなるんでしょうけど。
…しかし、殴っちゃいけない。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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