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ふと、『日本妖怪大全』を読み返す。

最近、家の近所の本屋でこんなモノが売られ始めた。

隔週刊 ゲゲゲの鬼太郎 TVアニメDVDマガジン 2013年 6/11号 [分冊百科]隔週刊 ゲゲゲの鬼太郎 TVアニメDVDマガジン 2013年 6/11号 [分冊百科]
(2013/05/28)
不明

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妖怪漫画の大傑作『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ版を収録したDVDマガジンである。ネットでの情報によると、今回のマガジンに収められるのは第一期(68-69)と第二期(71-72)のみで、全27巻の刊行を予定しているという。アニメのDVDとしては1巻につき1,590円(税込)とかなり安い価格であるにも関わらず、名エピソードのみを抑えた傑作選ではなく全エピソードを収録するという思い切りが、なんとも消費者に有難い。幼少の頃から水木しげるファンである私が初めて本作を書店で目にしたときは、そのあまりの衝撃に体の震えが止まらなくなったものだが(オーゲサ!)、予算と鑑賞時間と置き場所という現実問題を目前に、恥ずかしながら購入を躊躇しているのが現状である。『妖怪反物』とか、好きなんだけどなあ。

その一方で、こんなモノも売られ始めた。

ゲゲゲの鬼太郎(1) (ゲゲゲの鬼太郎 (1))ゲゲゲの鬼太郎(1) (ゲゲゲの鬼太郎 (1))
(2013/06/03)
水木 しげる

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『水木しげる漫画大全集』である。小学館の『藤子・F・不二雄漫画大全集』にライバル心を燃やした講談社が、ならばこちらは水木しげるだと言わんがばかりに刊行を敢行したシリーズで(※全て憶測に過ぎません)、『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』などの人気少年漫画は勿論のこと、『妖怪博士の朝食』『猫楠』『神秘家列伝』などの近年の大人向け作品もしっかりと網羅されているという。これで監修が京極夏彦だというんだから、買わないわけには……と、財布のヒモを緩ませたいところではあるのだが、なにせ予算と時間と場所というウンニャラモンニャラが原因で、購入を躊躇している。まあ、既に文庫で所持している作品も多いので、ここは急がず焦らず選別していこうと思う。

……と、まあこのように最近、書店では水木しげるがやたらとプッシュされている。理由は知らない。とにかくプッシュされているという事実だけは認識している。で、こうも書店でプッシュされているのを見ていると、だんだん心の奥底に眠っていた筈の水木しげる欲が目覚め始めた……とどのつまりは書店の空気に呑まれたわけである。それで先日、とうとう気持ちがたまらなくなってしまって、押し入れから『日本妖怪大全』を引っ張り出してきてしまった。

日本妖怪大全 (KCデラックス (210))日本妖怪大全 (KCデラックス (210))
(1991/04)
水木 しげる

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『日本妖怪大全』は総計423匹の妖怪のイラストと解説文を収めた本だ。一応“講談社コミックス”扱いになっているが、そのサイズはかなり大きく、私が普段から四コマ漫画の単行本やムック本を入れている本棚に収納できないほど。値段も定価2,800円とけっこうな価格である。私がこれを手に入れたのは小学生の頃だったので、とてもじゃないが容易に買えるものではなかった筈だ。どうにかこうにかお小遣いを貯めたのか、親に強引にねだったのか、戸棚の家計からこっそり頂戴したのか……今となっては、その予算の出どころは覚えていない。

当時、小学生だった私にとって、『日本妖怪大全』は単なる妖怪イラストの本として以上の価値は見出せなかった。解説文をすっ飛ばしていたからだ。しかし、大人になって改めて文章に目を通してみると、なかなかにキョーレツな記述が少なくなくて面白い。無論、大半はきちんと妖怪そのものについて解説しているのだが、中にはどうしても文章を捻り出すことが出来なかったのか、まったく別の話を持ってきていることも。例えば、「狐者異(こわい)」という妖怪についての記述。食い意地の張った妖怪で、なんでもかんでも食い散らかしてしまうという説明から、こんな話を展開している。

死体を食べる妖怪というのはいくつかあるが、大正の末期には“好んで人糞を食べた男”というのがいたそうだ。呉の海兵団の二等機関兵であった綱島某という水兵がその人である。

この人は、なにがきっかけであったのか、十二、三歳の少年時代に一度人糞を口にして以来、その味が忘れられなくなってしまった。

それからというもの、人目を忍んできたないところから人糞をすくい出して食べていたが、後年、海軍軍人となった壮年に達したときも、これを断つことができなかった。

ところが、水兵生活に入ってからは、今までのように自由に人糞を食べることができず、それがかあえって身体に害をおよぼしたものか、体調をくずし、だんだん健康がおとろえていって、ついには発狂してしまったという。

(「狐者異」より)


いや、妖怪そのものよりパンチあるわ!

大人になってから、子どもの頃に触れたモノたちを改めて見てみると、新しい発見が得られるという素敵なお話でした♪(キレイにまとめたつもり)
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人糞食べた人の話すごくパンチがありますね!最初に食べたきっかけが気になります。

最初、なんとなしに読み始めてコレだったので、ちょっと目を疑いましたw
しかもコレ、妖怪の説明よりも長いんですよ!
食べたきっかけ…なんなんでしょう。
水木さんの漫画で「子供同士の戦争で捕虜にクソを食わせる」描写があったので、
そういうのがきっかけだったのかもしれません。…クソは食いたくないなあ…。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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