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『富士山さんは思春期 1』(オジロマコト)

富士山さんは思春期(1) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(1) (アクションコミックス)
(2013/05/28)
オジロ マコト

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弱小男子バレー部に所属する中学二年生・上場は、クラスメートで女子バレー部のキャプテンを務める青田さんの着替えを覗こうとして、見事に失敗する。その代わりに彼が目にしたのは、身長181cmの長身を理由に、同級生の男子からは異質な存在として扱われているバレー部のエース・富士山牧央の裸体だった。上場も富士山のことを女子として意識しない男子の一人だったのだが、それからというもの、彼女の存在がどうしても気になってしまう。それからすぐに、ひょんなことから富士山と一緒に下校していた上場は、そこで彼女がとった“ある行動”に心を奪われて衝動的に告白、二人は付き合い始めることに。

“長身女子との恋愛”をテーマにした作品だが、本作で描かれているのは主に、中学生ならではの性に疎い女子のあどけないエロティシズムだ。体育館倉庫で背中に湿布を貼っている姿だとか、制服の中にセミの抜け殻を入れられて慌てて脱ぎ捨てる(下はスクール水着)姿だとか、金魚すくいに集中している時にチラリと胸元を覗かせる姿だとか、そういった日常的なエロスを匂わせるシーンが各エピソードごとにしっかりと描写されている。……ええ、大好物ですが何か?

しかし、それらのエロス描写は、決してあざとく描かれていない。それは、あくまでも二人の幼い恋愛の過程におけるちょっとしたスパイスの様なもので、作品全体に漂っているのは、むしろ青春特有のセンチメンタルな空気だ。距離が近付きそうで近付かない、しかし確実に惹かれあっている二人の姿は、なにやら見ていてやきもきしてしまう。でも、こういう男女の関係が、なんだか恥ずかしかった時期があったことを思い出して、気付けば「この二人はどうなっていくんだろう?」とついつい保護者の目線で読んでいる自分に気が付いてしまったり。未婚なのに。個人的に好きだったのが、上場と会話するために親に買ってもらったケータイが“お守りケータイ(両親以外とは会話もメールも出来ない仕様のケータイ)”だということを知って、意気消沈する富士山さんが膝に顎を置いて消沈しているところ。大きい人が小さくなってる! 大きい人が小さくなってる!(はしゃぐな)

まだまだ第一巻ということで、今後の展開がどうなっていくのかは見当もつかないけれど(※たまに富士山さんが自身の長身にコンプレックスを抱いているように思われるシーンが見受けられたので、今後はそこを掘り下げていく展開になっていくのかも?)、この空気感を壊すことなく、上手くやってくれれば嬉しい。なお、二巻が八月末に出版予定
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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