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SURFACEの歌詞を改めて考えてみる。

今、テレビでは『ショムニ』を放送しているらしい。らしい、というのは一度も見たことがないので、憶測で書いているからである。なんでも聞いたところによると、ベッキーがOLとして出演しているらしい。OLの制服に身を包んだベッキーは、ちょっと見てみたいような気がする。最近のベッキーは、かつてのバラエティ特有の泥臭さを薄める能力を身に付けたようで、時折見せるアダルトな表情はエロティックで宜しい。とはいえ、それを確認するためだけに見るというのは、あまりにも誠意が無さすぎるので、やっぱり見ることはないだろう。

『ショムニ』といえば、私には“SURFACEが主題歌を担当していたドラマ”というイメージが強い。彼らの軽妙でエネルギッシュな楽曲の数々は、気が強くて根性もある女性たちの姿を見事に体現していた。……が、きちんと資料をあたってみたところ、SURFACEが「ショムニ」の主題歌を担当していたのは、過去の全4シリーズ中、2回だけらしい。2回だけ主題歌を担当しているということは、つまり「ショムニ」で使われたSURFACEの楽曲は2曲だけなんだそうだ。その2曲とは、彼らのデビューシングルでもある『それじゃあバイバイ』と、8枚目のシングル『ゴーイングmy上へ』。てっきり『なあなあ』『なにしてんの』も『ショムニ』の主題歌だと思っていたのだが、前者は別のフジ系ドラマ『お水の花道』の主題歌で、後者は音楽番組『ポップ・ジャム』のエンディングテーマだったそうだ。相変わらず、当てにならない記憶力である。

椎名慶治と永谷喬夫による音楽ユニット“SURFACE”は、1993年に結成され、2010年に解散した。その活動期間、およそ17年。しかし、私が知っているSURFACEの活動は、デビューシングル『それじゃあバイバイ』がリリースされた1998年5月から、3枚目のオリジナルアルバム『ROOT』がリリースされた2001年6月までの、およそ3年間だけだ。恐らく、彼らを深く知っているファンではない多くの人たちにとって、SURFACEのイメージはその短い時期でのみ形成されているのではないかと思う。ただ、乱暴な書き方をすると、その3年という短い期間のうちに彼らが世間に発表した楽曲が、それだけ秀逸であったともいえる。私と同世代の人間であれば、『それじゃあバイバイ』『なにしてんの』『なあなあ』あたりの楽曲は、もはや必修科目といっても過言ではない。……いや、流石に言い過ぎだが。

SURFACESURFACE
(2001/12/19)
SURFACE

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今回は、そんなSURFACEの歌詞の良さについて、再評価してみようと思う。
 
歌詞そのものを読む前に、まずはタイトルに着目してもらいたい。さっきから何度か登場しているが、『それじゃあバイバイ』『さぁ』『なにしてんの』『なあなあ』……楽曲そのものが既に認知されているために分かりにくいかもしれないが、なかなか個性的なタイトルである。中でも、メジャーデビューシングル『それじゃあバイバイ』のインパクトは凄い。デビューでいきなり『それじゃあバイバイ』って。「ちょっとジャマするで~!」「ジャマするんやったら帰って~!」という、吉本新喜劇のギャグみたいだ。で、歌詞はどうなのかというと、これまた凄い。

虫も殺さぬ顔して キツイ事を平気で言う
自分じゃできもしないで 人に押し付けてばかり
まわりの顔を気にして となりに習い物を言う
ろくに話も聞かずに 相づち打って作り笑い

自分らしく生きてますか?
気持ちイイこと そこにありますか?

アッカンベーしてさよなら かるいノリで行きましょう
さんざん悩んでみても 本当なんにもなりゃしないよ
今が楽しいから あなたがたもぜひ
一度試してみたらどう? それじゃあバイバイバイ


軽快なメロディで見失ってしまいがちだが、慎重に追っかけてみると、なかなかドッキリな歌詞である。なにせ、ネガティブな生き方について懇切丁寧に説明して、【自分らしく生きてますか?】とリスナーへのコミュニケーションを図ってきたかと思わせた途端に、【それじゃあバイバイバイ】とくるのだから。なんという悪ふざけ。しかし、この悪ふざけ感こそが、SURFACEの個性であり良さなのである。

同じくタイトルが秀逸な楽曲として、『なにしてんの』がある。この『なにしてんの』は、いわゆる「一歩踏み出せない人の背中を押す人生の応援歌」だ。聞いたところによると、かの博多大吉がこの曲を聞いて博多から上京することを決意したのだという。それほどに強いメッセージが込められているこの曲の肝は、やはり【なにしてんの】のくだりだろう。

何もかも捨てちゃって 身軽も悪くないか なんて
逃げ道つくっちゃって 情けないったらありゃしない
だらだら時間過ぎて ここまで来ちゃいました
振り返っても知れた思い出だけ

“今さら”じゃない まだ間に合う yesh
このままずっと今のままで いいはずないんだったら
ホラ なにしてんの

動き出さなけりゃ そう 始まらない
悪い事だけ浮かんできちゃって暗いや イヤ イヤ
“これだ”って思えるものがあるならば
人の目ばっかり気にしちゃ損でしょう?


自主的な行動を薦める楽曲の多くは、「頑張れ」「自分らしくいこう」などに代表される心地のいい歌詞で構成されている。しかし、『なにしてんの』は、あえて対象となるリスナーの聞き手であり続ける。一歩先へ進めないリスナーの意見を伺い、全てを飲み込んだ上で、更に【このままずっと今のままでいいはずないんだったら】と確認し、【なにしてんの】と現状の打破を促している。リスナーに非常に親身になっているのである。デビューシングルで『それじゃあバイバイ』と言っていた人と同一人物とは思えない!後に、『なにしてんの』と同様のメッセージは『なあなあ』でも示されるが、こちらは歌詞の世界が丁寧に描かれており、リスナーそのもに対するメッセージにはなっていない。それ故、全体的にちょっとソフトな口当たりになっているが、一方でノリノリ全開のエネルギッシュにもなっている。この『なあなあ』というタイトルも凄い……のだが、その辺はまたいつか。

最後に、個人的に大好きな曲『ヌイテル?』を紹介して、本文を終わらせることにする。

がんばりやさんで真面目な君の イロイロ背負い込んじゃう 悪い癖
仕事恋愛勉強将来や夢 etcのこともなんもかんも
胸の真ん中ピコンピコンさせても“辛いよ”って言えないんでしょう?
しかもそういう時に限って 何をやってもダメだったりする

あれもこれもちゃんとしなきゃで どれもこれもうまくいかないなら
じゃあとりあえず僕と バカらしい話でもして笑おう!!

たまにゃ抜くとこ抜いてみたり 気張んの止めてさ(止めてさ)
君の弱さ預けてほしい僕がここに居るんだよ?
頑張る君はすごく良い 泣いちゃう君もさ(大好き)
お互いに適度に甘えられればいいね?


ありがちな「肩の力を抜いて行こうよ」というメッセージが込められた歌だが、そのタイトルが『ヌイテル?』というのは、かなり攻めているように思う。というか、ぶっちゃけた話、2番では【だから僕のことは君の手で抜いてちょうだい!!】とかイッちゃって……じゃない、言っちゃってるんだけども。しかし、このあからさまな下ネタも、リスナーの肩の力を抜くためのちょっとしたジョークなんじゃないかという気がしないでもない。あと、さりげに【胸の真ん中ピコンピコン】という表現が面白い。ウルトラマンだ!

実は、この2013年はSURFACE結成20周年の年になる。これをきっかけに、彼らのことを思い出してみて、ついでにCDなんかも買ってみればいいんじゃないかと一方的に思う。

なお、これは完全に余談だが、『ショムニ』は原作が至高である。

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異論は認めない。以上!
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非公開コメント

それじゃあバイバイは2番の

こんな僕は嫌いですか? こんな生き方は許せませんか?

の歌詞が今、強く共感できるんですよね
なんか、また聞きたくなってきました

あそこ、いいですよね。
こちらの様子を伺っているというか、コミュニケーション図ってる感じが。
でも、最後はやっぱり「それじゃあバイバイ」なんですよねえ。

いいですよ。リンク貼ってるベスト盤は本当にオススメです。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
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https://twitter.com/Sugaya03

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