スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東京へ行く。初日。

8月13日火曜日、午後8時前に地元の駅より高速バスに乗って出発する。乗客は私だけ。一番初めの停車駅だからだろう。そして案の定、バスが各停車駅に停まるたびに、どんどん人が乗車して来て、気が付くと満員状態になっていた。しかし、客と客の間に広くスペースが設けられている三列シートのため、不快感を覚えることはない。バスは一路、東京へ向かう。途中、淡路島と足柄で休憩となった。足柄というのは、『金太郎』の歌詞にある「足柄山」のことだろうか。気にはなったが、調べはしない。

明けて8月14日水曜日。午前9時前に東京駅で降車する。今日は上野の鈴本演芸場で落語を聴く予定になっていたので、上野駅へと移動する。東京駅から上野駅までは山手線で移動した。東京は何処へ行くにも交通機関が充実しているから便利だ。上野に到着後、16日まで宿泊することになっているカプセルホテルにチェックイン、荷物を預ける。この時点で、時刻は9時半を回るところ。鈴本演芸場の昼席が始まるのは午後12時半なので、3時間も余っている。仕方が無いので、アメ横あたりをぐるぐるを散策していると、謎の黒人に呼びとめられて、キャップを3,000円で買うことになった。生で見る黒人はハクリョクがあって、実に恐ろしかった。これも一つの経験として捉えることにした。……ただ、キャップじゃなくて開襟シャツの方が良かったかな、としばらく後悔する。その後、ブックオフやTSUTAYAでさんざん時間を潰す。気になった作品もあったが、普段の生活の上でなら兎も角として、旅行先で本・CD・DVDを買おうという気持ちにはどうもなれない。12時前、偶然に鈴本演芸場の前を横切ったら、行列が出来ている。なんだろうかと覗いてみると、これから観ようと思っている昼席のチケットを販売していた。え? チケット販売って、12時からじゃないの? なかなかに長い列が出来上がっていたので、慌てて並ぶ。このユルさが寄席というものか……と、しみじみ思う。そうして無事にチケットを購入、12時半に鈴本演芸場昼席を鑑賞する運びとなった。以下、香盤。

翁家 和楽社中『太神楽曲芸』
柳亭市馬『子ほめ』
鈴々舎馬風『カラオケ漫談』
三遊亭小圓歌『三味線漫談』
入船亭扇遊『お菊の皿(?)』
古今亭志ん輔『紙入れ』
江戸家猫八『ものまね』
三遊亭歌武蔵『相撲漫談』
三遊亭歌之介『爆笑龍馬伝』
  【仲入り】
ロケット団『漫才:時事ネタ→秋田では…』
古今亭菊之丞『替り目』
室井琴調『講談:徂徠豆腐』
林家正楽『紙切り』
三遊亭圓歌『中沢家の人々』


旅の疲れもあってか、市馬師匠の時点で既にコックリコックリ船を漕ぎ出していたものの、馬風師匠の漫談でなんとか持ちこたえたが、小圓歌師匠の唄声にまたも船が出航し、扇遊師匠の時点ですっかり眠りこけてしまった。なので、実質は志ん輔師匠からしか記憶にない。ダメだね、どうも。

志ん輔師匠の『紙入れ』は、本来のスケベったらしい部分を少年漫画レベルにまで引き下げた、全年齢バージョン。あのエロスがあってこそのネタの様な気もするが、これはこれで味わい深い。猫八先生は流石の出来。ものまねとものまねの間のトークでじんわりと笑わせていて、楽しかった。アフリカ旅行で耳にしたという虫の音色は、また日本と違ったワールドワイドな赴きがあったな。歌武蔵・歌之介の圓歌一門ラインは、とにかく凄まじいの一言。爆笑と爆笑の間に爆笑を詰めたような、とにかく笑いしかない時間だった。私はやはり、この一門が好きである。

仲入りを挟んで登場したロケット団の漫才は、ツッコミの倉本が三浦のボケを受け入れるというかフォローするスタイルになっていて(以前からその傾向はあったか? あんまり覚えていない)、更に面白くなっていた。正しい路線を進んでいると思う。菊之丞師匠はけっこう楽しみにしていたのだが、ここでまたも、うっかり船が出港してしまう。もしかしたら、いわゆる本寸法の芸が苦手なんだろうか? 疑似江戸っ子への道は遠い。紙切りの正楽師匠、「秋田スーパーこまち」をリクエストされて一瞬だけ戸惑う姿にニヤリ。今回の旅の目的でトリの圓歌師匠は『中沢家の人々』を。師匠が心筋梗塞で倒れたとき、他所から掛かってきた電話で「師匠は何の御病気で倒れられたのですか?」と聞かれ、エラいことを言ってしまったのは小圓歌師匠だと言っていたので、ここにメモ。色気と艶と愛嬌のある小圓歌師匠がアレを言ったかと思うと、ちょっとドキドキ。

口演後、一度ホテルに戻って、少しだけ増えた荷物をロッカーにまとめる。このまま休んでも良かったのだが、時刻は午後5時を回ったところで、寝てしまうにはまだ日が高いと思い、浅草へと足を延ばしてみることに。上野から浅草へと銀座線で移動。黄金のウ○コビルスカイツリー雷門の存在をチェックしたら、なんとなく満足したので、先程とは逆の手順でホテルに戻る。途中、スーツの男に思いっきり肩をぶつけられ、倒れそうになる。○クザか何かだろうか。そうじゃなければ、他人のことを省みないロクデナシである。黒人で始まり、ロクデナシで終わる。なんとも悲惨な初日であった。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。