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徒然なるままに『失踪日記』の話

吾妻ひでお『失踪日記』の2巻が出るという。

失踪日記失踪日記
(2005/03/01)
吾妻 ひでお

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吾妻ひでおといえば、一昔前の漫画フリークにとっては「ロリータ漫画の先駆け」的な存在なのだろうが、85年生まれの私にとっての氏は『失踪日記』の人以外の何者でもない。それほどに、この作品はよく売れたし、話題にもなった。関連書も数多く出版され、そのうちの幾つかを私も購入した。中には便乗本以上の価値を見出せない作品もあったが、純粋に漫画として面白く読ませていただいたものも少なくなかった。例えば、『うつうつひでお日記』がそれに当たる。

うつうつひでお日記 DX (角川文庫 あ 9-2)うつうつひでお日記 DX (角川文庫 あ 9-2)
(2008/08/23)
吾妻 ひでお

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『うつうつひでお日記』は、2004年7月7日から2005年2月16日にかけて、作者が送った日常を漫画化した作品である。これが非常に面白かった。といっても、これといって刺激的な事件が起きているわけではないし、何処か非現実的な生活が描かれているわけでもない。基本的には、メシを食ったり漫画や小説を読んだりお笑いの話をしたり、しているだけの漫画である。それでも、なんだか面白い。多分、恐らく、いけないことなのだろうが、こういう日常に憧れを抱いているのだろう。その意味では、私はどうも漫画家をナメているきらいがある。ろくでもない。この『うつうつひでお日記』が、それなりに好評を得たのか、類似系統の作品が二冊ばかり出版されている。

うつうつひでお日記 その後 (単行本コミックス)うつうつひでお日記 その後 (単行本コミックス)
(2008/09/30)
吾妻 ひでお

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ぶらぶらひでお絵日記 (単行本コミックス)ぶらぶらひでお絵日記 (単行本コミックス)
(2012/02/25)
吾妻 ひでお

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但し、この二冊は『うつうつひでお日記』の様に、漫画の形式を取っていない。氏が書いた文章にイラストが添えられているだけだ。個人的に、淡々としているだけに見える氏の文章の中に含まれている独特の味わいがたまらなく好きなので、この形式でも気にすることはなかったのだが。あくまでも漫画を求めている人は注意すべきだろう。そういえば、この二冊は未だに文庫化されていないようだが、売れなかったのだろう。『うつうつひでお日記 その後』よりも後に出版されている、氏の青春時代の出来事をフィクションに満ちた世界観で展開した『地を這う魚』は文庫化されているし。

地を這う魚 ひでおの青春日記 (角川文庫 あ 9-3)地を這う魚 ひでおの青春日記 (角川文庫 あ 9-3)
(2011/05/25)
吾妻 ひでお

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個人的な話をすると、『失踪日記』よりも『地を這う魚』の方が好きである。華やかさも美しさもない青春時代の物語をフィクションで味付けすることで、異世界の日常を垣間見ている様な気分になれるのが実にいい。アニメ映画化に向いている作品だと思うのだが……集客は望めなさそうだ。

失踪日記2 アル中病棟失踪日記2 アル中病棟
(2013/10/06)
吾妻ひでお

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なにはともあれ第2巻の出版、ひとまずめでたいっ。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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