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やっくんの話。


桜塚やっくんが事故で亡くなったという。当然のことながら哀しいという感情もあるにはあるが、それよりも急死の驚きが大きい。結局のところ、私は彼のことをテレビでしか観たことが無く、また彼そのものに対してもさして深い興味を抱いてはいなかったからだろう。ただ、彼が竹内幸輔と共に結成したお笑いコンビ“あばれヌンチャク”は、今から10年近く前、高校生だった私が『爆笑オンエアバトル』を観始めた頃に目撃した、衝撃的な笑いの一つではあった。

あばれヌンチャクのネタは、竹内演じる“おにいさん”がスケッチブック片手に進行するブラックな授業に対して、斎藤恭央(※桜塚やっくんの本名)演じる“やっくん”がツッコミを入れるというスタイルを取っていた。そのスケッチブックに描かれたブラックなイラストもさることながら、淡々と授業を進めていく低音ボイスの竹内と、慌てふためきながら授業内容にツッコミを入れる斎藤のバランス感が素晴らしく、当時の私は彼らのネタを観ながら大笑いしていた記憶がある。事実、そのネタは非常に分かりやすく、子どもウケしやすい毒っぽさに満ちていた。ただ、版権ネタが多かったので、いわゆるお笑い通にウケるタイプではなかったと思う。

その後、コンビを解散したやっくんが、“桜塚やっくん”として『エンタの神様』のステージに上がる姿を目にしたときは、本当に驚いた。その女装姿や妙な口調にも驚いたが、なによりネタの内容が変わっていたことに驚いた。桜塚やっくんは、あばれヌンチャクの時にも頻繁に演じていた「おにいさんがやっくんに無茶ぶりをしてイジる」くだりを、観客に対して行っていたのである。これまでイジられる側だったやっくんが、イジる側に回ったのだ。そして、観客が出した珍妙な回答に対して、激しいリアクションで対応する。そこには、確かにあばれヌンチャク時代の名残があった。ただ、内容に関しては、ボケの部分を殆ど観客に投げっぱなしにしていて、観ていてさほど笑えるものではなかった。少なくとも、あばれヌンチャク時代のブラックな笑いは、そこにはなかった(Wikipediaによると、戦略的にやっていたことらしいが)。

今はただ、合掌。
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自分も彼の死を知った時、衝撃を受けました。

決して順風満帆とは言えなかった彼の芸人人生でしたが

爆笑オンエアバトルではコンビとして、エンタの神様ではピンとしてでも結果を残して来ただけに

その早すぎる死はまだ勿体無いと思います。

余談ですが、やっくんの死に関するヒロシのTwitterがすごく熱くて、自分の中ではヒロシの株が上がりました。

No title

最近また新しい何かを始めようとしていたようです。
それをきっかけに、また浮上していたかもしれません。
その無念を思うと、なにやら。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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