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『オンバト+』10月5日放送感想文(登別)

■ウエストランド【465kb/2,789票】
11戦8勝、今期2勝目。漫才『寿司屋』。北海道収録なので、いつもとは違うウエストランドの漫才をお見せしたいという井口。しかし相方の河本は、いつものように漫才を始めようとする。そこに不満を感じた井口は、河本を制止して説教を始めるのだが……。ウエストランドの漫才は普段からメタに走りがちな傾向があるが、今回はそれを全面に押し出した漫才になっていた。普段のウエストランドの漫才を知らないと、ちょっと分かりにくい。とはいえ、「店ばっかり開きやがって!」からの「店の漫才しか出来ないんだから!」という井口の明確に矛盾している主張が、彼らの普段の漫才を知らなくても笑えるようになっている。また、自己批判のようでいて、凡百の漫才師に対する批判みたいにも思えて、そういう意味でも共感しやすいネタだったのではないかと。それにしても面白かった。メタもここまでやられると笑わざるを得ない。「ボケ、ツッコミ、店!」

■うしろシティ【465kb/3,486票】※投票1位
12戦11勝、今期2勝目。コント『娘さんをください』。恋人の父親に「娘さんと結婚させてください!」と迫る青年。しかし、仕事もせずに貯金を切り崩しながら俳優を目指しているという彼の要求は、当然の様に反対されてしまう。ところが、そんな彼の貯金額は……。『キングオブコント2013』決勝戦で披露されていたコント。当時、時間の都合でカットしたと思われる個所がしっかりと残っていて、その違いを確認しながら楽しめた。カットされた部分を見ると、どうもこのコントは本来「圧倒的な金持ちが俳優を目指すという嫌味さを描いたコント」として作られたようだ。しかし、細かくネタをカットした結果、まるで違う印象に。その意味では、非常に興味深いオンエアだった。ネタそのものに関しては、もうちょっとボケがあっても良かったような気がする。「なんで百億持ってるヤツがドブさらってるんだよ!」

■THE GEESE【473kb/3,362票】※投票2位
13戦全勝、今期2勝目。コント『スーパーの復讐』。スーパーの半額シールを勝手に貼り替えたことで、店員に説教を受けている一人の男。実は、男がそんな行動を取ってしまった背景には、ある事情があった。内容そのものは、単なるスーパーでの迷惑行為あるあるなのだが、それを一風変わった枠にハメこむことで独特の味わいがあるコントに昇華している。ありがちといえばありがちな手法ではあるのだが、細かいところまで丁寧に描かれていて、素直に大笑いした。中盤、男の復讐とはまるで関係の無いことで、店員が苛立ちを覚えるくだりが個人的には好み。ここで初めて、明確に店のルールを破ってしまったから、ちゃんと怒られるんだよなあ……。オチはメタな笑いでグッと。「……先月のラブレターズ!」

■パーマ大佐481kb/3,202票】※投票3位
2戦全勝、今期2勝目。漫談『テレビ番組ものまねダイジェスト』。パーマ大佐が好きだというテレビ番組のダイジェストを、モノマネでお送りする。ショートコント形式でモノマネを披露するという、作品性の低いフォーマットのネタ。モノマネはそれなりに見られるクオリティだが、その形式が故にちょっとアマチュア臭さも。しかし、そのアマチュア臭い芸が、観客のハードルを上手く引き下げていた様にも思う。あえての戦略なのか、それとも単なる偶然なのか。ネタの傾向に偏りが見られたが、着眼点は悪くない。“ミッキーマウスが痰が絡んで平泉成”は正直笑った。「バカ言え! この車は四駆だぞ!」

■トップリード【437kb/2,226票】
10戦7勝、今期2勝目。コント『サッカー観戦』。自宅でサッカーの試合を熱心に観戦している夫婦。特に妻は、このために仕事を早上がりするほどのサッカーファン。ところが、試合の最中で夫にあれこれと用事を頼まれて……。「日本チャチャチャ!」のリズムに合わせてストーリーが進行する、リズミカルで楽しいコント。細かく動き回って、舞台を飽きさせないのもいい。大事な場面をどうしても見逃してしまう妻が、可哀想だけれど面白い。一方の調子のいい夫も、また妙に愛嬌がある。キャラ作りが上手いよなあ、としみじみ。ワードセンスの弱さを練り上げられた構成できっちりまとめた秀作だ。こういうのを一時間くらい観てみたい。「ザックの黒いスーツに反射して映ってたわ!」

■今回のオフエア
413kb:鬼ヶ島
381kb:クマムシ
317kb:大村小町
309kb:タイムボム
189kb:やさしいズ

『キングオブコント2013』準優勝トリオ、鬼ヶ島がまさかのオフエア。とはいえ、前回の放送では優勝コンビのかもめんたるがオフエアになっているので、そこまでの衝撃は無し。聞いたところによると、『恐怖学園』に収録されている個人的に大好きなネタを披露したらしい。キロバトル数は低くないので、またリベンジを狙ってもらいたい。大村小町、クマムシ、タイムボムと、一回きりのオンエア経験組は軒並みオフエア。2勝目の壁は意外と高い。

■次回
GAG少年楽団(2)
ジェラードン(1)
ドリーマーズ
BLUE RIVER(2)
ぼーなすとらっく
ボルトボルズ(2)
メンソールライト(1)
ラブレターズ
ランチランチ
わらふぢなるお(1)

遂に今期3勝目を狙うユニットが登場。2回連続オーバー500と絶好調のBLUE RIVERは初の東京参加。これまでに地方収録で見せつけてきた剛腕は、果たして東京でも通用するのか。前回の出場でオーバー500を叩き出したGAG少年楽団も勢いづいているが、ネタのクセの強さが受け入れられるか? 個人的に気になっている松竹の新鋭ボルトボルズは、ここが勝負どころ。是が比でもチャンピオン大会出場権を獲得したい。注目は、結果がまったく安定しないランチランチ。8戦2勝という厳しい状況を、どうにかして打破してもらいたいのだが。
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ウエストランドは見る度に掘り下げ方が
凄いことになっていて、ずっと見続けている
自分からするとたまらなく面白かったです。
特に、河本さんが、井口さんのツッコミを
変な事と思っていたということ。
今までの漫才もそう思っていたんだと考えると
いつも必死な井口さんがすごく可哀想で滑稽で
余計に笑えました(笑)

あと、思うのですが、彼らのオンバトでの
漫才は毎回ベストピッチングが出来ている
ような気がします(ネタ飛ばしもありましたが)。
リズムも全然狂わないし、噛みも少ないし。
まあ偶然でしょうけども。

No title

ウエストランドはこのままだと神の領域に達しそうな気がします!
…どんな神なのかは分かりませんが。
河本さんが井口さんのモノマネを始めるところは最高ですよねえ。
そこまでは考えが至りませんでしたが。
そうか、なるほど…そこまで想像すると確かに…。

オンバト以外ではどうなんでしょうね。
少なくともオンバトでは、完璧に近い形で出せている様な。

No title

THE GEESEのネタ。
感想を拝見してそうか!と気がつきました。
牛乳を奥から取るのも輪ゴムや袋を大量に持って帰るのもルール違反ではないんですよね。
でもラップはお一人さま一本限り。
細かいところでよく考えられているなあ

No title

あれに気付いたときは、思わずにやっとしてしまいました。
細かいところまで考えられています、本当に。

THE GEESEのネタがここまで考えられていることにこの感想を見て気づきました。

それまで「半沢直樹のセリフ」といい、「先月のラブレターズ」といい、前回のネタの「阿佐ヶ谷姉妹、あいつら、侮れない」といい、こういうことを言って笑いをとるようなネタだと思っていたのですが、自分の考えの浅さに恥ずかしくなるばかりです。


パーマ大佐は個人的には好きでした。

見たことがあるようなネタやベタなネタが多かったあとのミッキーはかなり笑いました。


ウエストランドは今までで一番笑いました。

今回は河本さんがいつもより多く喋っていたこともあり新鮮でした。

No title

THE GEESEの場合、むしろネタがしっかりしているから、そういう遊びが出来るんじゃないかと思ってます。
上手いですよねえ、そういう小ネタを挟み込むのも。
いや、今回のウエストランドは本当に凄かった!
こうなると次がどうなるのか。非常に気になるところです。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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