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真心を弾倉に込めて

LOVE ME LIVE~MB’s Best Live 06-07~(初回生産限定盤)LOVE ME LIVE~MB’s Best Live 06-07~(初回生産限定盤)
(2008/07/02)
真心ブラザーズ

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 先々週、真心ブラザーズのライブアルバムを買った。特典のトーク集には興味が無かったけれど、初回限定盤を購入した。別に通常盤でも良いのに、“限定”という言葉に釣られてしまったのだ。どうも貧乏性というか、庶民的というか。

 CDを再生する。YO-KINGの底抜けに元気な歌声が聞こえる。たまにテレビ番組で、彼らの昔の映像を見かけることがあるけれど、YO-KINGの声はまったく変わっていないように思う。日本的な湿り気を寄せ付けない、アメリカの砂漠みたいにドライな歌声。その歌声が、ストレートなメッセージをリスナー(つまり僕)の心臓へと、ドカンドカンと打ち込んでくる。ああ、カッコいいなあ……と思っているうちに、次の曲が始まる。彼らの代表曲の一つである『どか~ん』は、そのタイトル通りに僕の凝り固まった脳細胞を爆発させる。「どか~んと一発やってみようよ」という歌詞には、この年齢になるとそれほど共感を覚えないけれど、それでも僕の脳細胞は爆発する。一分四十一秒の名曲は、あっという間に終わってしまった。

 その後もYO-KINGの歌声は止まらない。夏の爽快感を大瀧詠一的に駆け抜ける『ENDLESS SUMMER NUDE』、大人な片思いを歌った珠玉の名曲『この愛は始まってもいない』、世の中に対する絶望と希望を詰め込んだ『人間はもう終わりだ!』……数々の骨太な名曲たちが、次から次へと目の前を通り過ぎていく。

 しかし、十曲目『あれあれ、あの、あれ』で、空気が一変する。歌い手が変わったのだ。ドライなYO-KINGから、ウェットな桜井秀俊へ。歌の内容も、青年の様な青々しさから、中年の余裕へ。「頑張って! オレの前頭葉」という歌詞のコミカルさに笑いつつ、なんだかペーソス的な味わいが滲み出る。やがて『空にまいあがれ』『拝啓、ジョンレノン』を経由して、辿り着いた終点は『きみとぼく』。歌詞の表面的なところだけを見ると、なんだかとっても青臭くて見えるのだけれど、これがメロディと一緒になると、不思議と大人っぽさを感じる。大人がはしゃいでいるような、そんなイメージ。あ、それって真心ブラザーズのイメージそのままじゃないか。

 僕が愛するはしゃぎまわった大人たちは、一時期の活動休止も何処へやら、コンクリートの海を泳ぎながら、今もまだはしゃぎまわっている。良いことだ。このまま老人になるまで、はしゃぎ続けていてもらいたいものである。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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