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『写真集 おあとがよろしいようで―東京寄席往来』(橘蓮二)

写真集 おあとがよろしいようで―東京寄席往来 (ちくま文庫)写真集 おあとがよろしいようで―東京寄席往来 (ちくま文庫)
(1996/10)
橘 蓮二

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若手落語家たちに“カメラを下げた前座さん”と言わしめたフリーカメラマン、橘蓮二の楽屋写真集。高座では見られない芸人さんの素の写真見たさに購入したのだが、掲載されている写真がどれも一昔前のものばかりで(あとがきによると1995年~1996年にかけて撮影されたものらしい)、気が付くと頭の中は「若い!」という感想ばかりに。なにせ、金髪がトレードマークな春風亭小朝の頭は黒々としているし、でっぷりとしたお腹がファンに心配の種を植え付けている柳家喬太郎はスラッとしているし、小さな巨人と名高い三遊亭圓歌は現役のギラギラしたオーラが全身にみなぎっている! それ故に、むしろ見た目にまるで変化が見られない桂歌丸の存在がとにかく異質に映る。いつからあの顔してるんだ。故人も多い。五代目柳家小さん、十代目桂文治、二代目古今亭圓菊、五代目三遊亭圓楽、立川談志……。その写真に残された瞬間がなんとも味わい深い。

読後(写真集を「読む」と表現していいのかは分からないが、他に適切な表現が見当たらないのでコレでいく)、こういう写真集が、若手芸人の方にもあればいいのに、などと思った。若手芸人の写真といえば、どうも純然たる若者のエネルギーを隠さずに無闇にはっちゃけたものや、カメラマンから指示を受けていることがバレバレな妙にオシャレを気取った写真や、サービス精神を前面に出した“プロ”としての写真が多い印象があるのだが(それらが悪いというわけではない。念のため)、こういう表裏の狭間を切り取った写真集がもっとあっていいんじゃないか。私が知らないだけで、実はあるのかもしれないけれど。こういうのいいなあ、なんてミーハー。とりあえず『MANZAI-1~M-1グランプリ2004写真集~』みたいなの、誰がよろしく頼むよ。誰に頼んでんだ。まったく。うん。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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