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くるり埠頭から旅に出るんだ、今すぐに。

THE PIER (通常盤)THE PIER (通常盤)
(2014/09/17)
くるり

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旅行に出かけるとき、何が楽しいって日程をきちんと計画することほど楽しいことはない。あそこに行って、こっちにも行って、それが済んだら今度はこっち……と考えているうちに、頭の中では当日のシチュエーションが少しずつ出来上がっていく。でも、実際に日程をこなしてみると、想像していたほどは楽しくなかったりして。頭の中で思い描いていた頭の中の自分が頭の中の街を楽しむ姿は、想像だからこそ楽しく、都合が良いから楽しいのだと気付かされる瞬間である。勿論、予定外のことが起きる楽しさ、ハプニングが旅の一番の思い出になるっていうこともあるんだけど。

くるりのニューアルバム『THE PIER』を聴いた。実のところ、私はこれまでくるりのオリジナルアルバムを購入したことは無かったのだが(とはいえ少しは興味があったのでベスト盤はチェックしていたのだが、その程度である)、事前に公開されていたアルバムの収録曲『Liberty&Gravity』がとにかく凄かった(カトキチさんのブログで知った。ああ、有難い。)ので、衝動的に買ってしまったのである。で、まあ、実際に素晴らしかった。これまた事前の情報で伺っていたように、多国籍的な味わいで。とはいえ、それは現実の世界をイメージしているというより、各国の雰囲気にくるりの独特の味付けが加えられて、馴染みがあるんだけれど見たことがないとでもいうような、なんだか不思議な食感で。こんな音楽が流れている国って、どんな国なんだろう……と想像している脳味噌のそれは、まさしく旅行計画の楽しさのそれに似ていた。見たことないから、行ったことないから、どんどん拡張される空想の可能性。本作は、そんな空想の国へと連れて行ってくれる船が停泊する、文字通り埠頭(PIER)だった。再生ボタンが出航の合図だ!


それにしても、多国籍的な印象を与える個性豊かな楽曲たちが揃っている本作において、それでも『Liberty&Gravity』の存在感はタダゴトではない。ちなみに、タイトルを翻訳すると「手に入れた自由と重み」という意味になるみたい。初めて手に入れた自由と覚えた重み。そして「いくとこまでいく」という宣言。それはなんだか意思表示の様で。
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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