スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

tofubeatsと『ディスコの神様』、どうもありがとう

First Album(初回限定盤)First Album(初回限定盤)
(2014/10/02)
tofubeats

商品詳細を見る

何もない夜、これといって何をしているわけでもない時間、ついつい自分の現状について考えてしまって、なんだか落ち込んでしまうことがある。どんなに頭をフル回転させたところで変えられるわけがない状況を、そもそもそこまで追い詰められているわけでもないのに、ついつい余計な妄想を膨らませてしまって、泣きそうになってしまうことがある。そんな自分に必要なモノはなんだろう。それは、救いの手なんかじゃなくて、頼りになる友人の助言なんかでもなくて、お酒の相手をしてくれる先輩でもなくて、こんな哀しい夜を吹き飛ばしてくれるダンスミュージックだ! というわけで、孤独とランデブーしながら、tofubeatsの『ディスコの神様』を聴いている。

tofubeatsが奏でる音楽は、無責任に人々が踊り狂っていた80年代の匂いを微かに残した、90年代の始まりを思わせる。当時、私はまだ幼稚園児だったけれど、その時代の空気を肌で覚えている。あの空気がここにある。でも、90年代特有の、世紀末に向かっていくからこそ体験できた絶望的な高揚感は、彼の音楽には無い。90年代の匂いを振り撒きながらも、そこには2010年代の不安と孤独が付きまとっている。だからこそ、tofubeatsの音楽は単なる懐古で終わらない。それはまるで、90年代と10年代を繋ぎ止めるタイムラインだ。そんなtofubeatsの楽曲の中でも、一際目立つ名曲が『ディスコの神様』だ。


身体を動かさずにはいられないノリノリなリズムとメロディがたまらない本曲だが、その要はなんといっても、ゲストボーカルとして招かれている藤井隆の存在だろう。デビュー曲の『ナンダカンダ』以後、歌手として様々な楽曲を歌い上げてきた藤井だが、その歌声は決して変わることなく、常にJ-POPを愛する青年のままだ。プロのボーカリストには真似することの出来ない“洗練された非洗練”の歌声は、常に私たちの隣にいてくれる安心感を抱かせてくれる。「藤井が歌って踊っているんだから、私たちだって踊ろうぜ!」という気持ちにさせてくれる。藤井は「ディスコの神様よ 胸騒ぎをもっとちょうだい」と歌っているけれど、つまらない悩みを吹き飛ばしてくれる彼こそ、私たちにとってのディスコの神様だ。

tofubeatsとディスコの神様、どうもありがとう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。