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『うしろシティ単独ライブ「うれしい人間」(完全生産限定盤)』

うしろシティ単独ライブ「うれしい人間」(完全生産限定盤) [DVD]うしろシティ単独ライブ「うれしい人間」(完全生産限定盤) [DVD]
(2013/11/27)
金子 学、阿諏訪 泰義 他

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松竹芸能所属のコント師、うしろシティが2013年8月から9月にかけて行われた単独ライブの模様を収録。当時、ライブは東京・大阪・名古屋の三都市で開催されており、本作には8月1日・東京(座・高円寺2)での公演が収められている。なお、うしろシティが2014年に行った単独ライブを収めたDVD『うしろシティ単独ライブ「それにしてもへんな花」』が既にリリースされている。確認はしていないが、なんでも二人による副音声も収録されているらしい。

彼らが大敗を期した『キングオブコント2013』決勝戦直前の単独ライブだが、コントのクオリティは決して低くない(まあ、そもそも『キングオブコント2013』でも、ドン滑りしていたわけではないのだが)。部員数が足りなくて廃部寸前の野球部に入部しそうな雰囲気を醸し出している不良少年の振る舞いを皆でついつい見つめてしまう『野球部の危機』、下校途中に絡んできた不良少年の顔に貼りついた“2”の意味とは?『喧嘩のやりかた』、新しく入ったバイトは会話の途中でいきなりギターを弾き語る『バイトの新人』など、どのネタも安定して面白い。大当たりはせずとも堅実に笑いを取る絶妙な塩梅。それでいて満足感がしっかりと残るのだから、なんとも丁度良い。

その中でも印象に残っているコントが『病院』。

深夜。車にはねられ、病院で緊急手術を受けているケンジの元に、いつもの仲間たちが集まった。もちろん、彼らは手術室には入れないので、待合室で無事を祈るばかりである。そこに慌ててやってきた金子。家で寝ようとしているところに、阿諏訪からの連絡を受けて、慌てて終電に飛び乗って病院までやって来たのだという。ケンジの事故に対して苛立ちを隠せない金子に、阿諏訪は話しかけようとする……が、その手に持っているモノを見て、絶句する。なんと、金子の手には、買ったばかりのスターバックスのコーヒーがあったのだ。そして思わず尋ねる。「金子……ちゃんと急いだ?」

友達の緊急時にスタバに寄って来た金子を問い詰める阿諏訪と、その理由についてきちんと説明する金子のギャップを描いているコントだが、話はそこで終わらない。実は金子がそういう性格になってしまったのには、阿諏訪たちのグループに原因があったことが発覚するのである。それがどのような理由だったのか、そしてケンジは助かるのか、それは実際に確認してもらいたい。もう、本当にたまらないオチなので、どうか観てほしい。それだけでも一見の価値あり。


■『うれしい人間』本編【約83分】
「少年」「野球部の危機」「張り込み」「バンドやろうぜ」「喧嘩のやりかた」「バイトの新人」「病院」「娘さんを下さい」「監禁」

■『うれしい人間』特典映像【約25分】
幕間映像:「寿司」「岡崎大陸」「心霊」「祭り」
撮り下ろし映像:『うれしい人間』名古屋・大阪公演バックステージ


なお、この完全生産限定盤には、『うしろシティ単独ライブ「走ってるのかと思った」』を収録したDVDが特典としてついてくる。同ライブは2012年6月に新宿角座で開催されており、本作には16日の模様が収められている。この直後、彼らはNHK新人演芸大賞を受賞し、『キングオブコント2012』で初の決勝進出を果たす。そう考えると、本作は夜明け前の貴重な単独ライブを収録しているといえるのかもしれない。……この頃はまだ、さらば青春の光が松竹にいたんだよなあ……。

『うれしい人間』を観た直後ということもあってか、鑑賞中は全体的にやや粗削りな印象を受けた。とはいえ、その粗さは単独ライブという芸人が自由にネタを演じられる場によるところが大きく、世間にお披露目するようなネタのクオリティはこの時点で既に高い。例えば、美容室の隣の隣で起きている事件を目撃する二人を演じた新人演芸大賞受賞作品『美容室』、大将が家族のことを語れば語るほど美味しくなる寿司の法則に気付いた客は……『寿司』などは、色々なネタ番組で目にした。『寿司』なんて、それこそ去年の『オンバト+』で観たけどなあ……けっこう古いネタだったんだなあ。

これら以外のコントでは、クラスの様々なグループに顔を出している感じが上手くコントに応用されている『ばんそうこう』、他の学校に行ってしまう先生の元へ別れの挨拶にやってきた不良生徒たちのエピソードに小さなズレが……『先生との別れ』、ファミレスでケンカをしている恋人たちと相席になってしまうも平気な顔してメシを食う男はこういう状況も『大丈夫』などが印象に残っている。特に『ばんそうこう』は、ケガした指を舐めている金子の顔が良かったなあ。ちょっとかわいいな、とか思ってしまった。うーん。


■『走ってるのかと思った』本編【約53分】
「食い逃げ」「マンガ」「上京」「ばんそうこう」「立つレッサーパンダ」「先生との別れ」「美容室」「大丈夫」「寿司」「修学旅行」
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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