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『THE MANZAI 2014』感想文(全組終了)

■概要
“1980年代に漫才ブームを巻き起こしたバラエティ番組「THE MANZAI」を復活する”というテーマの元に開催された、年間最強漫才師決定トーナメント大会。今回は、「THE MANZAI 2011」「THE MANZAI 2012」「THE MANZAI 2013」に続く、第四回大会である。

■予選内容
2014年6月16日~8月6日まで全国五か所(東京・大阪・愛知・北海道・福岡)にて一回戦を行い、8月18日~30日まで大阪・東京にて二回戦を行う。二回戦の予選参加者から、10月12日~11月23日までに大阪・東京・京都にて行われる本戦サーキット(全5回)に出場できる50組の“認定漫才師”を選抜する。本戦サーキットは五人の審査員による100点満点方式で審査、その順位がポイントに反映される。認定漫才師はこの本戦サーキットに二度出場して、審査を受けなくてはならない。その結果、選ばれた上位11組が決勝戦に進出、12位以下の10組によるワイルドカード決定戦で、残る12組目の決勝進出者を決定する。

■開催期間
2014年6月16日(予選一回戦)~12月14日(決勝戦)

■司会
岡村隆史(ナインティナイン)
矢部浩之(ナインティナイン)
高島彩(フリーアナウンサー)
佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)

■決勝進出者紹介用プロジェクションマッピング
制作:村松亮太郎(株式会社ネイキッド 代表)
出演:三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)

■ロサンゼルス中継
テンダラー

■スペシャルサポーター
指原莉乃(HKT48)
ビートきよし

■審査員
西川きよし
志村けん
テリー伊藤
オール巨人
春風亭小朝
大竹まこと
渡辺正行
関根勤
ヒロミ
+国民ワラテン【視聴者投票】

■最高顧問
ビートたけし

■歴代大会
「THE MANZAI 2011」批評
「THE MANZAI 2012」感想文
『THE MANZAI 2013』感想文
 
【グループA】
■2丁拳銃【サーキット10位】
『お金持ちになったら』。「金持ちになったら、どういう生活をすればいいのか分からない」という小堀に、川谷が具体例を提示するも、いちいち「その○○が××なんや」とズレたリアクションをされ、その度にツッコミで処理される。個人的に、一定のやりとりを数珠繋ぎにするスタイルはあまり好みではない。だが、漫才のリズムを心得ている2丁拳銃のそれは、非常に心地良かった。似たようなやり取りなのに飽きさせないし、適切なタイミングで変化を加えていて、まさに「丁度ええ」。ただ、賞レースの一番手としては、場の空気を持っていくほどの勢いを感じさせず、良くも悪くもいぶし銀の芸であったように思う。それと、結婚記念日のプレゼントのくだりは、カットしても良かったのでは。全体を収束させる意味で必要だったのかもしれないが、盛り上がった状態で終わらせていた方が、少なくとも今大会に関しては印象に残ったのではないかと。「えび、ガッサー」

■エレファントジョン【サーキット9位】
『ダイエット』。最近ダイエットを始めたというトークをしている加藤に対し、テキトーな相槌を入れてジャマをする森枝の攻防。加藤のトークを軸にボケとツッコミが交差する、いわゆるしゃべくり漫才の形式を取っているが、森枝のボケが時折ツッコミに見逃されている点が興味深い。当初は、その違和感と内容の下らなさから、観客からもさほど相手にされない。しかし、漫才が進行するごとに、そのボケがボディブローの様に観客の笑いのツボを刺激し、最終的には大きな笑いへと繋がっていく。ツッコミには気付かないところでこっそりとボケる、ある種の共犯意識を持たせているのかもしれない。便座の動きを再現する「TOTOですね~」と爆発インタビューの天丼を終盤に持ってきて、堅実に盛り上がった状態で終わらせたことが、今大会では効果的に働いた。……と、私は思うのが、これでガッテンして頂けるだろうか?「チャンスターイム!」

■アキナ【サーキット7位】
『キャプテンをやりたい』。「野球部のキャプテンがやりたかった」という山名には本当にキャプテンが務まるのか、「野球部を辞めようとしている部員を説得する」コントで確認する。キャプテンをやりたいと言い出したにも関わらず、頓珍漢なことしか言えない山名(ボケ)に対し、どうにかキャプテンにしてあげようと的確に指導をするも常に予想の斜め上を行く言動を取られてしまう秋山(ツッコミ)という、とてもオーソドックスなスタイルの漫才である。序盤は「認める」「笑ってしまう」「同じことを言い続ける」というありがちなボケでしっかりと地盤を固め、だんだんと指導を間違えて捉えてしまうアホ重視のボケへと変わっていく、練り上げられた構成が魅力的だ。過剰に説明口調な秋山の懇切丁寧な指導が、山名のアホさをより強調していたようにも思う(初見時は、それが単なる棒読みに思え、私の観る気を失わせてしまったのだが……)。オーソドックスの強みを再認識させられた。「五連休♪」

■磁石【サーキット4位】
『ラジオパーソナリティ』。ラジオのパーソナリティをやりたいという永沢による架空のラジオ番組に、佐々木がゲストとして出演する。漫才の中でコントを展開するという手法は、先のアキナに似ているといえなくもない。ただ、導入から内容に至るまで徹底的に丁寧に演じていたアキナに対し、磁石の漫才はひたすら散漫。まず、導入となる、結婚したいくだりが不必要。ある種のジョークとして関連性の無い話を始めたのかもしれないが、先のアキナの漫才の後だと、ただ単純に粗雑に感じられる。コントに入ってからも据わりが悪い。客観的に永沢のラジオを聴いていた筈の佐々木がゲストとしてコントに参加する流れが唐突で、それ故に「どうしよう~!」という佐々木のコントの設定を意識したリアクションに反応しづらい。また、ボケを過剰に詰め込み過ぎて、その面白さを観客が咀嚼する余地を与えなかったのも、勿体無い。とはいえ、一つ一つのボケはしっかりと面白かったので、きっちりしっかり漫才を演じたアキナの後でなければ、もう少し良い印象を残せたのかもしれない。「こぶいろクローバーZで!」

◆結果
2丁拳銃:0票
エレファントジョン:4票(ヒロミ、大竹まこと、渡辺正行、関根勤)
アキナ:5票(志村けん、オール巨人、春風亭小朝、テリー伊藤、西川きよし)
磁石:1票(国民ワラテン)

アキナが最終決戦に進出。

【審査員・評】

志村「かなり迷ったんですけどね。やっぱりね。アキナはね、非常に観ていて分かりやすいですね。テンポもゆっくりだしね、それは僕は良かったですね」
テリー「僕は実は、磁石と迷ったんですよ。最後の最後まで。まあ、アキナのそれこそ、肩に手を置くとかね。こういうのが、例えば子どもが喜びそうなネタだから、意外とずっとやっていくと、けっこう人気になっていくんじゃないかと思いました」
大竹「エレファントジョンね……分かり辛かったね。でもね、その分かり辛いところがね、めっちゃくちゃ面白かったね俺は」
たけし「やっぱ、こう……エレファントジョンとアキナあたりで上がってきたんだけど、やっぱ2丁拳銃にはハンデあげたほうがいいんじゃないかなあ。空気作るだけで終わっちまうからなあ。そん時に、だから、まず最初の人には一票を入れといてから、やった方がいいんじゃないかなあ。磁石も思ったよりいかなかったのどうしてなんだろう。(国民ワラテンでは1位だったと聞いて)会場と雰囲気がやっぱり違うのかねえ」


【グループB】
■トレンディエンジェル【サーキット11位】
『人気者になりたい』。人気者に憧れているという須藤に、斎藤が人気者になるためにはどうすればいいかをレクチャーする。片方がもう片方を指導する形式は先のアキナを彷彿とさせるが、アキナが「キャプテンになれる素質があるかを確認する」という目的のために一つの課題へ立ち向かっていたのに対し、トレンディエンジェルは「人気者になる」という大まかな目的を達成するための様々な選択肢を紹介する、いわゆるプレゼンテーションの形式を取っている。はっきり言ってしまうと、幾つかのショートネタを「人気者になりたい」というテーマで括ってしまったような漫才だ。通常、この形式は散漫とした印象を与えるが、彼らの場合、ショートネタのほぼ全てのオチに、その圧倒的な個性である“ハゲ”を絡めることによって、全体に統一性をもたらしている。また、ショートネタの集まりであるため、途中から鑑賞し始めても難なく楽しむことの出来る順応性にも長けている。当然、笑いどころも多い。だが、彼らの場合は、漫才よりも自己プロデュース能力の高さにこそ注目すべきなのかもしれない。清潔感のある衣装、“トレンディエンジェル”という的確なコンビ名、短くも印象的なツカミのギャグ、決して深みを目指さない大衆性の高さ、そして二人のビミョーに違ったハゲ具合……。なんというブレの無いエンタメ志向。「(S)斎藤(T)司の(A)頭が(P)ペッ!」

■馬鹿よ貴方は【サーキット3位】
『カレー屋をやりたい』。カレー屋を舞台としたシチュエーションコントをしようとしている新道に対し、不穏な雰囲気を漂わせている平井が切り込んだボケをぶつける、形式だけならばオーソドックスな漫才コント。オードリー春日を思わせる不敵な存在感、スリムクラブ真栄田を思わせるじっくりと取られた間、東京ダイナマイト松田を思わせる突飛でナンセンスなギャグと、既存の人気芸人たちの良いところをくっつけたような平井のボケは、ムチャクチャなのに安心感を与える(一応触れておくが、パクリと言いたいわけではない)。現代お笑い界の英知を結集させて誕生したキメラといえるのかもしれない。カレー屋のシステムをきちんとネタに取り入れていて、なかなかしっかりと作りこまれたネタだったが、終盤における一発ギャグのくだりは余計だったかもしれない。伏線の回収というよりも、時間稼ぎをしているように感じられた。「プラス800万でここ更地に出来ますけど」

■囲碁将棋【サーキット2位】
『銭湯のタオル』。銭湯でタオルを湯船に入れたら、隣のおっさんに汚いと注意された文田。だが、タオルよりも汚いおっさんの肛門が湯船に浸かっているのに、どうしてタオルを入れただけで注意されなくてはならないのか……。理屈としては間違っていないが非常識な文田の主張に対し、常識的な立場から根建が反論する漫才。神経質なボケを常識的なツッコミが正しい道へと導こうとする流れは、ブラックマヨネーズのそれを思わせる。ただ、吉田の主張を考慮した上で代案を提示し続けたために矛盾へと陥ってしまう小杉の混迷する流れを描いたブラマヨに対し、囲碁将棋はいきなりフルスロットル。文田の主張を頑なに受け入れようとしない根建は、その常識的な立場を守り抜くために、すぐさま混迷の道に身を落とし、やがて狂気へと変貌を遂げる。その様子はサイコホラー映画を観ているようにスリリングだ。タオルと肛門の二択問題から、タオルへの肛門移動へと突入するシュールな流れもたまらない。ただ、文田に銭湯の開店を薦めるあたりから、狂気の世界に足を踏み入れていた筈の根建が急に正しいツッコミとしての役割に戻ってしまったために、それまでの勢いが相殺。中盤ならいざ知らず、終盤で急に役割を逆転することに、何の意味があったのか。私には分からない。「お前、ノー肛門ノーライフじゃん!」

■学天即【サーキット1位】
『かっこつける』。いちいちかっこつけたことを口にする四条に対し、逐一ツッコミを挟み込む奥田のしゃべくり漫才。かっこつけているが故の薄っぺらなボケに対して、過剰ともいえるほどに多種多様の言葉を用いて放たれるツッコミで笑いを取るスタイルである。具体的なテーマやシチュエーションを掲げず、ただただ四条がかっこつけている状態を主軸に展開しているため、そのボケは少し散漫としているが、それらを奥田の切れ味のいいツッコミが見事に包み込んでいる。自らのポテンシャルの高さを認識しているからこそ出来る技だろう。また、その散漫があったからこそ、ラスベガスのくだりで奥田が四条のかっこつけに巻き込まれるところが大きく映えたように思う。冒頭、スタートダッシュを決めようと目論んだのか、何の前置きもなく、いきなり四条がただかっこつけている状態で話し始め、また、それに奥田が通常通りにツッコミを入れたことで、観客を引き離してしまうという致命傷さえ負わなければ、トレンディエンジェルにも拮抗していたのではないだろうか。いや、“電子タバコ”という喫煙者じゃなければ分からない分野のかっこつけを序盤のくだりに持ってこなかっただけでも、まったく違った結果になっていたように思う。それでも、中盤辺りで盛り返してきたところは、流石と言わざるを得ない。「吾輩、ちょっとイジメられてるやんけ!」

◆結果
トレンディエンジェル:8票(ヒロミ、テリー伊藤、西川きよし、春風亭小朝、大竹まこと、渡辺正行、関根勤、志村けん)
馬鹿よ貴方は:0票
囲碁将棋:1票(国民ワラテン)
学天即:1票(オール巨人)

トレンディエンジェルが最終決戦に進出。

【審査員・評】

巨人「トレンディエンジェルは、凄いバラエティ番組を見ているような漫才やったと思うんですよね。非常に楽しく、本当に。学天即はね、きっちりまとまったドラマというか、きっちり細かいところまで作られた漫才やと思うんですよ。さあ、どっちでも本当に、どっちでもええって言うたら審査員としてはいかんねんけども。まあ、学天即、今までね。1票も取ったことがないんですよ。こうなること(※トレンディエンジェルの圧勝のこと)を分かっていたんですが、学天即、ちょっと1票、最初に俺が入れたいなと思って入れました」
小朝「普段の実力と、この大会の空気っていうのが違うんですよね。で、あのー……囲碁将棋さんと学天即さんは、馬鹿よ貴方はの影響をちょっと受けたなあっていうのは凄く感じましたよねえ。空気を掴み切れなかったのが残念で。普段の実力とは違うと思います」
たけし「(トレンディエンジェルは)飛び抜けてたね。ちょっと抜けてたね」
西川「いや、学天即さんは、もう本格的な、今までの皆さんも本当に素晴らしかったんですけど、家にお土産に誰持って帰るって言うたら、トレンディやね」「いや、もう本当にね、日本中に仕事に行って、まずツカミでいうたらトレンディに先出てもらう。そしてずーっと後、空気作ってもらって……。いや、そして次から次へと新しいネタがどんどん出来ていくと思うんですよ。楽しみやねえ~」


【ワイルドカード発表】

9位:ムニムニヤエバ(サーキット15位)
8位:三日月マンハッタン(サーキット20位)
7位:コマンダンテ(サーキット14位)
6位:三四郎(サーキット17位)
5位:流れ星(サーキット16位)
4位:POISON GIRL BAND(サーキット18位)
3位:チーモンチョーチュウ(サーキット19位)
2位:レイザーラモン(サーキット13位)
1位:三拍子(サーキット12位)


三拍子がワイルドカードに決定。

【グループC】
■和牛【サーキット8位】
『頑張っていきましょう』。漫才を始めるときに、川西が口にした「頑張っていきましょうって言うてるんですけども」という言い回しに疑問を覚えた水田が、そのことについて徹底的に追及する。ブラックマヨネーズを思わせる、過剰に偏った性格のボケがツッコミを巻き込んでいくスタイルのしゃべくり漫才である。完成度は非常に高い。川西がどんなに話をはぐらかそうとしても、決して誤魔化されることなく食らいついていく水田のおぞましいほどにハングリーなしつこさには、笑わざるを得ない。ただ、その設定に固執し過ぎるあまり、漫才の幅を狭めてしまっているようにも思う。追い詰める水田と追い詰められる川西の攻防は確かに面白いのだが、その着眼点は表現の粗さに終始しており、それ以上の広がりを見せない。そこに物足りなさを覚える。より異常で繊細な問題をテーマにしていた囲碁将棋、ツッコミのバリエーションで場を引っ張り上げた学天即の後だと、余計に。無論、それぞれに言い回しは工夫していたし、それが後半のある場面へのフリにもなっていたのだが……もう少しエンターテインメント性が欲しかった。「今の瞬間はお前ホンマにパニックになってるかもしれへん」

■博多華丸・大吉【サーキット6位】
『YouTuberになりたい』。「YouTuberになりたい」という華丸のことを、大吉がカメラを回しながら指導を重ねていく。土台はトレンディエンジェルがやっていた漫才に似ている。大まかなテーマを掲げ、その中でショートコントを展開する。とはいえ、少しずつ軌道を修正しようとして、それでもままならない様子は、アキナのそれにも似ている。両者の混合系といったところで落ち着きたい。トレンディエンジェルはショートコントのオチを“ハゲ”でまとめてしまうことで一貫性を見出していたが、博多華丸・大吉のオチは博多華丸の存在そのものだ。どのショートコント(撮影風景)においても、博多生まれの陽気な中年オヤジを具現化したような華丸は、その見た目通りのおっさん丸出しなテーマを堂々と掲げ、大吉にツッコまれるまできっちりとやり切る。あえて笑わせようとしていないところが重要だ。とはいえ、カメラが回っているという設定なので、多少はレンズの存在を意識している程度におどけている。この微妙なニュアンスだからこそ、大吉の冷静で客観的なツッコミがきっちりハマる。キュートでコミカルな華丸の人間力(芸人力?)を存分に引き出した漫才だといえるだろう。正直、彼らがこれまで築いてきた知名度を、ここぞとばかりに利用している点は否定できない。冒頭での華丸の坊主頭イジりに自身もレギュラーとして出演している『ヒルナンデス!』を持ってきて、素早く手堅く漫才の地盤を固めていたところに、多少のイヤらしさは感じた。だが、本編でこれだけのモノを見せつけられては、文句の言いようがない。「どうも、ホークスの松坂大輔です!」

■ダイアン【サーキット5位】
『職務質問』。西澤演じる警察官が、夜に自転車に乗っていた津田へ職務質問を行う。ちょっと変わった警察官の言動に一般人が翻弄される、非常にオーソドックスな漫才コントだ。そのシンプルなスタイルから表出されるのは、独創的な西澤の発想である。「小学生?」「準新作」「見た目から判断」などのベタなボケの流れで、さらりと繰り出される「歯ぁ多い!」「原付の免許だけ?」の絶妙さ(「歯ぁ多い!」は本当に秀逸!)。決して非日常的ではないけれど、そこはかとなく不穏な空気を生み出すワードを引き出すセンスが素晴らしい。また、これらのボケを、とても自然な語り口で出してくるからたまらない。油断しているところに、見事に切り込んでくる。ただ、こういうセンスを感じさせるボケが、非常に少なかったことが残念。勿論、ベタなボケも面白かったし、ベタなボケでも笑わせられる技量を持ったコンビではあるのだが、もう一山欲しかった。それとオチが急過ぎ。オチにこだわれとは言わないが、やや構成を無視したタイミングで終わったので、面食らってしまった。「パーティグッズ?」

■三拍子【サーキット12位/ワイルドカード】
『早押しクイズ』。久保の出す早押しクイズがマニアックだと文句をいう高倉が、「絶対に答えられるクイズ」を出題する。途中まで提示された問題に対して久保が出した答えを、問題を無理矢理に捻じ曲げてまで正解にしてしまう高倉の強引さだけで構成されている漫才である。高倉の熱量の高さが故に、まるで無秩序に展開されているように見えるが、その実、非常に練り上げられている。例えば、本編へと突入する前に、久保が出題する側・高倉が回答する側になって早押しクイズをやることで、そのシステムを観客に理解させている上手さ。何の意味もないように見えて、必要なくだりなのである。本編の流れも絶妙。最初は問題と久保の答えを上手く繋げていた高倉が、じわじわと壊れていき、最終的にはナンセンスへと辿り着いてしまうまでのプロセス。とても適切だ。久保のツッコミも上手い。中尾彬のくだりの「フォルムがまんま残っちゃってんだよ!」という言葉のチョイスが非常に良かった。シンプルで、よく伝わる。……個人的に思い入れの強いコンビなので、ちょっと贔屓目に見ているところはあるかもしれない。が、後で観てもちゃんと笑うことの出来る、よく出来た構成である。ワイルドカードから勝ち上がってきたという勢いだけじゃない、確かな実力を見せてくれたと思う。「世界一高い山はエベレストですが、世界一堅い物質は何?」

◆結果
和牛:0票
博多華丸・大吉:6票(国民ワラテン、志村けん、テリー伊藤、ヒロミ、関根勤、西川きよし)
ダイアン:0票
三拍子:4票(オール巨人、春風亭小朝、大竹まこと、渡辺正行)

博多華丸・大吉が最終決戦に進出。

【審査員・評】

たけし「我々……ねえ。まだやれるって感じあるよなあ。若手のスピードじゃなくても、十分耐えられるっていうか。その雰囲気、いいなあコレ!っていう。新しい雰囲気……かつて忘れられた雰囲気なんだけど、今の若手を見たら、こっちゆったりとして面白いなあ~と思うな~。で、年寄りもね、これで自信持つね。これだけ笑わせてくれるってんなら」
渡辺「博多華丸・大吉、本当にやっぱり上手いです。もう、ここはもう、抜けるなと思ってましたねえ。でもやっぱり、この若手の中で、伸びてきてほしいと……三拍子に。素晴らしかったです。いい漫才でした。ありがとうございます」
関根「もう、華丸さんと大吉さんはね、もう本当にお上手で。もう、腹から笑えたし、で、この年齢でも、まだ漫才にこだわって、やってるっていう姿勢がね、本当、頭が下がります。素晴らしかったですね」
ヒロミ「華丸・大吉はもう本当に、いい意味で頑張ってないというかね。もう抜けてる感じが、力抜けてやってるっていうのが……もう本当に三拍子と悩んだんですけど、入れさせてもらいました」
巨人「(三拍子に票を投じたことについて聞かれ)今、勢いもあったし、面白かったしね。まあ、あの点数にすると、ダイアンは別として……(笑) ええ勝負やったよね。いやもう、非常に難しいんですが、もう皆さんが高得点で。もう誰か選ばないかんというのは、まあ、勢いでちょっと三拍子。良かったと思いますよ、はい」


【最終決戦】
■アキナ【グループA勝者】
『遭難』。雪山で遭難してしまったときも冷静に対処したら大丈夫じゃないかと思っている山名が、本当に無事に対処できるのかをコントで確かめる。一本目と同様、秋山が山名を細かく指導する漫才である。ここでも山名のアホさが強調されているが、それを受ける秋山のツッコミにも柔軟性が見受けられ、それが妙に可笑しい。「ごちそうさまでした」に対する「丁寧にいらないです」の、なんともいえない優しさよ。とはいえ、一本目のネタの様に、二人で掛け合いを展開するくだりが少ないため(キャプテンと野球部を辞めようとしている部員という考えの異なる二人を演じていた『キャプテンになりたい』とは違い、ここではどちらも同じ状況にあるので、どうしてもぶつかり合う場面が減ってしまうからだ)、やや後半の畳み掛けの場面で勢いに欠ける。いっそ、山名のアホさに優しく付き合うツッコミとしてのポジションを維持していた方が、一本目との差別化を図るという意味で、効果的だったのかもしれない。ところで、彼らのネタがゲイ蔑視なのではないかという意見があるが、あの場面は「ゲイやで?」「キショい! もー! 恐いからー! このタイミングでそんなん言われたらー!」という言い回しを見ても分かるように、秋山は山名がゲイであるために否定的な言葉を口にしたのではなく、二人で雪山を登山している最中に遭難して山小屋に避難している状態でカミングアウトをするという行為に対して向けられた言葉だ。不用意な発言だったことには変わりないが、その真意を無視して騒ぎ立てないように各自配慮してもらいたい。それより、審査する立場ではないとはいえ、これからネタをするコンビが続いて登場するにも関わらず、最高顧問であるたけしにコメントをさせる無神経さこそが気になるところではあるのだが……ねえ。「サティやー」

■トレンディエンジェル【グループB勝者】
『歌が上手くなる秘訣』。歌が上手い人に憧れているという須藤が、歌が上手い斎藤から秘訣を教わる。一本目のネタと同様、ショート漫才を繋げて一本のネタに仕上げているスタイル。ただ、今回はより具体的なテーマが提示されている(テーマが絞られているため内容が散漫にならない)ためか、ハゲネタに固執せず、様々な笑いが練り込まれている。耳がいい、絶対音感がある、腹式呼吸が出来ていない、歌が上手い人は十字架を背負わされる……と、勢いで誤魔化そうとせずに、非常に的確にテーマに沿ったやりとりを展開している点も見逃せない。とはいえ、トレンディエンジェルの最大の武器といえば、やはりハゲネタ。そのハゲネタに固執した漫才で盛り上がった後に、こういうちゃんとした漫才(という表現は些か不穏当だが)を見せられると、ちょっと物足りない。……凄く理不尽なことを言っている気がしてきたぞ。芸能人に毒づくくだりがあまりハマらなかったのも残念。慣れないことはするもんじゃない。「神様調整足りてませーん!」

■博多華丸・大吉【グループC勝者】
『飲み会をフェードアウト』。飲み会で先に帰るとはなかなか言い出せないという大吉が、華丸に宴会中の上司になってもらって、飲み会をフェードアウトする練習を始めようとするのだが……。とりあえず、「本日二度目の劇場出番じゃないから」の一言で客の気持ちをしっかりと掴み取る、このイヤらしさについて触れておこう。ここでも自らの知名度を理解した上でのツカミである。実にイヤらしい。肝心のネタは、一本目よりも自分たちのスタンスに寄せたテーマで勝負。『YouTuberになりたい』の様なギャップによる笑いは起こらないが、途中で退室するのは有り得ないシチュエーションにして、オチでそのことを明かすという構成力で魅せる。また、オチが明かされるまでの、華丸の演技が素晴らしい。同じような状況なのに違うシチュエーションを見事に演じ分けている。一本目と同様、ここでも華丸という芸人の魅力が最大限に引き出されている。その上で魅せる構成、更には「酒のちゃんぽんと親の意見は後から利いてくる」などのキラーフレーズをさりげなく放り込んでくるのだから、面白くならないわけがない。これだけ充実した内容にしたうえで、最後に一本目でも使われた「シメでサンドイッチ」を持ってくる余裕まで見せつけるのだから……。「腰痛持ちと女の一人旅、足を伸ばしたがるねェ」

◆結果
アキナ:0票
トレンディエンジェル:1票(大竹まこと)
博多華丸・大吉:9票(国民ワラテン、志村けん、テリー伊藤、オール巨人、春風亭小朝、ヒロミ、渡辺正行、関根勤、西川きよし)

『THE MANZAI 2014』日本一の漫才師は博多華丸・大吉に決定!

【審査員・評】

たけし「俺はもうね、(博多華丸・大吉の)ファンだもんなあ」「でも、若手は物凄い計算良くて、凄いスイッチの切り替えが早いけど、こういう風に芸を見せられると、やっぱり速いばかりじゃないっていうか。芸はゆっくり、誰にも分かるようなやり方で、これだけいい間でお笑いがドカドカ出るっていうのは、やっぱり力が違うなあって」「馬鹿よ貴方はの最初の黙りが長すぎたっていうのがね。ちょっと心配になったな。「おい、こいつ本当にしゃべんねえなあ!」と思ったときは、ちょっと不安になって、盛り返すまでにちょっと間があったよな。長ぇよアイツ!って」
志村「流石、もう安定していますね。素晴らしいです。面白かった」
テリー「160キロ出せるピッチャーが、140キロぐらいで投げてる感じがするんですよ。だからもう、凄い実力ですよね。他の漫才を観てみたいという風に思うから。これね、スタジオじゃなくて劇場にいるみたい。凄い入り込みました」
ヒロミ「いや、もう面白かったです。あの、あと、YouTuberになってもらいたいです(笑)」
大竹「俺はね、トレンディエンジェルにゲイになってもらいたいです」


【個人的総評】
リアルタイムで観ているときは、Twitterでフォロワーの様子を確認しながら鑑賞していたんだけれど、博多華丸・大吉の優勝が決まったときはけっこうタイムラインがザワついていて。つまり、若手の漫才師が中心となっている賞レースで、博多華丸・大吉という既に評価を受けているコンビが優勝することは正しいのか?と。自分もそれに似たようなことは感じていて、「確かに博多華丸・大吉の漫才は面白かったけれど、ここを優勝させることに、あまり未来を感じないよなあ」とは思っていた。

ただ、改めて全組の漫才を観返してみると、博多華丸・大吉の優勝はしょうがないというか、むしろ他の若手たちがちょっと不甲斐無かったな。ウーマンラッシュアワーと千鳥という、いわばTHE MANZAIを引っ張って来た二組が出場していない状況で、それはチャンスでもあるし、プレッシャーにもなったと思うんだけど。普段通りに漫才をやっていれば、勝ち上がっていたように感じたコンビがけっこういた。まあ、はっきり言ってしまうと、磁石と学天即なんだけど。この二組は、過去にやってきた漫才のトーンで演じていれば、綺麗に勝ち上がっていたのでは。特に学天即は、番組の中でも言われていたような、芸を持っているコンビだと思うので。まあ、そう思うのも、結局は結果論に過ぎないんだけどね。でも、リアルタイムで観ているときも、なんだかしっくりこない感じはあった。

もう一つ、博多華丸・大吉の優勝について言われているのが、「ルールが結成年数無制限なんだから、こういう結果だって想定されていただろう」という意見。これも分かるんだけど、自分の中ではあまりしっくりとこない。正論ではあるけれども、そんなのM-1グランプリで評価されなかった若手漫才師の救済という意味以上のモノはないだろうし、それでベテラン勢がどんどん参入してくるっていう流れも困るというか。まあ、その意味では、博多華丸・大吉の優勝はギリギリのボーダーラインだった。中堅とベテランの真ん中あたり。ギリギリ出場しても違和感のないレベル。とはいえ、決勝戦でザ・ぼんちの漫才が観たかった気がしないでもないけれど。ワガママだよなあ、我ながら。まあ、完璧なんて不可能なんだから、言いたいこと言わせてくれ。

今大会ではエレファントジョンと三拍子が評価されてくれたことが、けっこう自分の中では嬉しかったな。特に三拍子は惜しかった。優勝コンビにこれだけ接戦を展開したんだから、他のグループに入っていたら、最終決戦に行ってたんじゃないかな。……ということを前提に、来年の審査員にはどうか彼らを決勝戦に上げる技量を見せてほしいと思うんだけどね。どうだろう。昨年大会で結果を残していた東京ダイナマイトや風藤松原が認定漫才師にすら選ばれていないっていう状況があるから、ひょっとしたらあっさり見捨てられるかもしれない。まあ、その程度の大会だったら、こっちから見捨ててやれば……というわけにはいかないのが売れない若手なんだから、困ったもんだねどうも。しかし、日本一の漫才師を決める大会という割には、なにやら扇動的なコメントが多かったねどうも。ところどころで『M-1グランプリ』を否定するようなスタンスが見られたけれど、極端にその逆を持ち上げるというのも、それはそれで……というか、M-1で手数論が語られたのも割と末期のことなんだから、それこそがM-1みたいに言うのも……我ながら何を言っているのか分からなくなってきた。

とにかくこれだけは言えます。芸を見せてくれる漫才を評価してくれるのなら、そういった漫才師を出してくれるバラエティ番組を作ってください。テレビが絶対とは言いませんが、テレビを見て育ってきただろう若手芸人にとって、番組へのレギュラー出演は一つの夢と言っても過言ではありません。そんな若手たちが求めていた優勝賞品を既に名の知られた中堅コンビに譲ってまで漫才師の芸を評価するのであれば、その芸の受け皿を作って然るべきだと思います。それが出来ないのなら、止めちまえ! ……とは言いませんが、一つご検討のほどを宜しくお願い致します。
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No title

まさかトレンディエンジェルが勝つとはね。

No title

せやな。

博多華丸・大吉の漫才は仙人の様な印象ですね。

力を抜いてる様に見せて、1番の力を発揮する所と言いますか。

また、相手の力を利用するかのごとくハイテンポの漫才ばかりの周囲なのでまたスローテンポの漫才が新鮮に見えたのかなあと僕は思いました。

誰にでも入り込みやすいフレーズと展開だけで、予想もつかない漫才をするのはまた才能ですよね。

長文失礼しました。

三拍子、惜しかったですねぇ
ただ確実に爪痕は残したと思うので今後に期待できそうですね

No title

こんにちは
まだまだ見れていないのでチラ見した程度でこんなことをいうのもなんなのですが、ワイルドカードの感想も書いてほしいと思っております

No title

紹介が遅れました。私は、東京03やラバーガールのコントを好む(東京03単独公演岡山公演も去年から観に行ってます。)岡山在住のお笑い好きの1人です。さて、今年のthe manzai。bグループの学天即は、トレンディエンジェルが大ウケした後にスローテンポの馬鹿よ貴方はと下ネタが会場になかなかハマらなかった囲碁将棋の後で、なんと言うか場が亜空間になってしまって、空気をのまれちゃったような気もしました。cグループは、ワイルドカードから勝ち上がった三拍子にボケを詰め込んでて勢いがあったて、ワラテンはとれると思ったけど惜しかったですね。優勝は華丸大吉で全く異論はありませんが、言い方悪いんですけど若手に希望があんまり無い結果になっちゃったなと思いました。後、どうでもいいことですけどアキナの秋山は声とかツッコミとかノンスタ井上にすごい似てると思います。長文失礼しました

若手の実力不足

自分も、若手の不甲斐なさを感じてしまいましたね。
数少ない爪痕を残したコンビが三拍子ですが、その三拍子にしても、若手というより中堅といっていいコンビだと思うので。

華丸・大吉ですが、大会翌週の「たまむすび(大吉がアシスタントをやっているTBSのラジオ番組)」で、大吉が少し感想を言っていました。
たけしが、出場を促したというふうに言われていますが、ことの詳細としては、たけしが、2人にではなく、華丸に対して「なんで、あんちゃんたち、出ないの?」と言われて、華丸が「ですよねえ(^^)」と答えた(答えてしまった?)ことが切っ掛けみたいで(もちろん、本人たちも、漫才コンテストでやり残したことがあるという気持ちは少なからずあったと思いますが)。

昨年、自分のブログ記事で、「THE MANZAI」の決勝・ワイルドカードに残った40人のうち、20代が二人だけということを書いたのですが、若手の実力不足というのは、明らかに進行していると思います。
具体名を出して申し訳ないですが、S×Lあたりが、若手のトップグループというのはいかにも役不足な感じがしますし、見る側のお笑いを見る眼も厳しくなってきたなかで、先輩芸人のパターンのマネが目立つのと、ネタを自然に見せる技量を持つコンビ(トリオ)が圧倒的に少なくなっていると感じます。

M-1だ、THE MANZAIだ、という前に、この部分をなんとかテコ入れしていかないと、この先、先細りになっていくように思いますね。
個人的には、今年、いろいろな意味で悔しい思いを味わったウエストランドあたりに期待していますが。

今回は残念な結果でしたが、磁石、囲碁将棋、学天即
どれも高いポテンシャルのあるコンビだと思うので、今後のthe manzaiを引っ張っていく存在になってくれればと思います
結果として博多華丸大吉やトレエンが目立ちましたが
この三組は今回も実際面白かったと思います

No title

ワイドナショーで松本が「和牛、ダイアンもよかった」「客に置きに行くネタは飽きられる」「審査員が客の笑いに流された」と、三拍子のこと言ってました
トレンディエンジェルの2本目はなんと初めて客前で披露した新作なのだそう

No title

えー、よく来たなァ。

>甚平者水鳥さん
若手ほど切羽詰ってないから、そういう余裕が出せたともいえるのかもしれんね。…意地悪だなァ、我ながら。とはいえ、実力者ではある。あの観客を軽く受け入れてくれる懐の広さな。

>名無しのゴンスケ
惜しかった! いやー、惜しかった! だからこそ、バラエティとかに引っ張り出してもらいたいと思うんだが、流れ星ほどのアピールポイントが無いような気もするんだなァ。ここはひとつ、視聴者として頭でも下げてみるかネ。

>どらさん
あー…こっちで放送無かったンだよォ。ン。まあ、今から観ようっても、集中が切れちまってるからさァ、多分書かない…いや、書けないと思うねェ。

>サンカンシオンさん
こりゃまたエラく長文で来たなァおい。学天即なァ…どうなんだろうな。普段はもっと話術で魅せているイメージがあるんだが、今回だけはどうも…いや、それでいやァ、前回だってそうなンだが…。それ以外はまァ、本文で書いてあるから分かるな? そういうことさね。

>もみあげ魔神さん
若手の実力不足ってぇと、ちょっと年寄の説教臭くなっちまってイヤなんだよなァ。実際、若手でも好きな漫才師はけっこういて、それこそ名前を挙げてもらってるウエストランド、あとワイルドカード敗退となった三四郎、ハライチなんかも若手だよな。この辺りはM-1やショートネタブームの煽りを食らってるから、余裕のある芸ってのはなかなか出せんだろう。『爆笑オンエアバトル』みたいに、定期的に全国の目に晒される番組も無い今じゃ、いよいよ厳しい。まあ、それを踏まえた上で、今大会では話芸云々の話になったのかもねェ。

>タスクさん
感想は本文で書いたから、まあ細かいことは言わない。ただ、どのコンビもポテンシャルは高いと思うし、囲碁将棋に関しては私も感心したネ。いーじゃん、攻めるじゃん。面白いじゃん。

>名無しのゴンスケ2
それ三拍子のこと言ってるのかァ? 松ちゃんに言及されるようになるたァ、三拍子も売れたねェ。私は別に三拍子のネタ、客に置きに行ったとは思わないけどな。トレンディエンジェルはそうらしいなァ。見た目に寄らず、なかなかチャレンジャーなことをするねェ。実際、よく練られたネタだった。

ダメ押しでコメント失礼します。

松ちゃんがワイドナショーで言及していたことは非常に興味深くて、すなわち賞レース審査における「得点を付けること」の重要さを言ってたわけですね。

採点方式は漫才師にとってだけでなく、審査員にも緊張感を与えます。つまり審査員も審査されるということです。

笑いの歴史を作り上げてきた名だたる先人たちが、各々の評価軸を持って、新たな歴史を刻むべくこの舞台に賭けてきた漫才師たちに評価を下す。

そんな緊張感が、あの番組にはもう少しあってもいいと思います。

なので松ちゃんの意見には大賛成なのですが、ではなぜKOCがあのような改変を行ったのか、不可解さは残ります。

No title

おわー、そうなんすかー
すみません

No title

>ゆうとさん
どうだろうねえ。M-1グランプリへのアンチテーゼ的なモノを意識した大会だと思うんで(そういう意味では、岡村さんが「詰め込み教育のゆとり漫才、ゆとり教育の詰め込み漫才」とか言っているのも的を射ているというか、元よりそういう大会なんだなあと)、松ちゃんが期待するような緊張感はむしろそこには必要無いのかなあとも。あと、キングオブコントに関しては、まったくその通りで。逆転の白熱も薄まっちゃったよなァ…。

>どらさん
イイヨイイヨーキニシナイデー
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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