スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『2DK』(竹内佐千子)

2DK 2013 WINTER (KCデラックス モーニング)2DK 2013 WINTER (KCデラックス モーニング)
(2013/12/20)
竹内 佐千子

商品詳細を見る

2DK 2014 SUMMER (KCデラックス モーニング)2DK 2014 SUMMER (KCデラックス モーニング)
(2014/07/23)
竹内 佐千子

商品詳細を見る

性格は正反対だけど“若手俳優が大好き!”という共通点を持つ二人のアラサー女性が、テレビに舞台にDVDに明け暮れるルームシェア生活を描いた3ページ漫画。Webコミックサイト『モアイ』で現在も連載されている作品である。当初は別の作品が気になってアクセスしていたのだが、なんとなく読み始めてみたところ、一話が3ページで終わってしまう読みやすさに加えて、シャープでポップなタッチで描かれたキャラクターたちがかわいくて、すっかりハマってしまった。ジャンルは違えども、同じエンターテインメントの世界に魅了されている人間が描かれているという点に、ただならぬ共感を覚えたことも大きいように思う。お隣さんが韓流アイドル好きで、不動産屋さんがハロプロ好きという幅の広さもいい。お笑い好き担当がいとこの小学生ってのはちょっと引っ掛かるが。

とはいえ、読み始めた頃は、主人公たちの恵まれた環境に発狂しそうなほど嫉妬したものである。東京の三軒茶屋という劇場・握手会などに適した場所に住み、好きなモノを追いかけ続けていることに対してまったく咎められず(考えてみれば当たり前のことなのだが、案外世の中には他人の楽しみにケチをつける人間が少なくない)、アラサーで独身なのに家族は結婚を急かそうとしないし、そしてなにより、自分が愛して止まないモノを共に追いかけている仲間がいる……この世界は夢かマボロシか、さてはここが“理想郷”ガンダーラなのか……。流石に私も大人なので一週間くらいで狂気は収まったが(けっこう長いじゃねーか)、こうして文章にしてみると、改めて羨ましい。地方者としては、本当にどうにかしてもらえんもんじゃろかいのう。何を。

別ジャンルの人たちがどのような態度で好きな人たちのことを考えているのか、思っているのか、その紆余曲折、喜怒哀楽、右往左往を覗き見気分で楽しめる一作である。若手俳優が好きなのに、彼らが出ている作品がクソだった時のフクザツな気持ちとかもストレートに描かれていて、「好きな役者が出ていても、それで全肯定というわけではないんだなあ」とごく当たり前のことに気付かされたりもするので、そういった偏見を抱いている人は読んだ方が良いのかもしれない。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。